基礎物理学A(建築1)2015 年度シラバス

基礎物理学 A(建築 1)2015 年度 シラバス 注意 1) 各回の内容は予定で,少しずれる可能性があります。
2) *印の項目は参考事項です。理解度確認試験(定期試験)には出題しません。
URL:http://www.opt.phys.waseda.ac.jp/komatsu/PhysicsA/
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第1回 (10 April 2015)
・基礎物理学の目的,授業のすすめ方,講義予定,小演習,定期試験,成績評価
・物理学の基礎理論の中での位置づけ
・参考書・読物の紹介
○運動学(運動の記述・表現)
・直線運動
位置,速度,加速度 微分,積分; 微分方程式,一般解,初期条件
・空間運動
3次元ユークリッド空間 直交座標,右手系,極座標,円柱座標
いろいろな運動の例 等速円運動,サイクロイド運動,らせん運動
高 校 数 学 の 確 認 テ ス ト
第2回 (17 April 2015)
・一般のベクトルについて(ベクトル算法)
絶対値,成分,方向余弦
ベクトルの伸縮(スカラー倍)
単位ベクトル 基本ベクトル ・ベクトルの和
平行四辺形の方法,交換法則,結合法則
成分による表現
任意方向への正射影
・ベクトルの差
変位ベクトル
・ベクトルの微分
定義 成分表示
和の微分
スカラー倍の微分
・速度ベクトル,加速度ベクトル, 軌道,曲率中心,曲率半径,
接線成分,(主)法線成分
・等速円運動
・加速度の計算
接線成分,法線成分,合成加速度
第3回 (24 April 2015)
○質点の力学
・質点の定義 質量中心
・ニュートンの運動の法則
第1法則(慣性の法則)
第2法則(力の定義,運動方程式)
慣性系
第3法則(作用反作用の法則)
・力の独立の法則
・一様重力場での落下運動 速度に比例する抵抗がある場合
第4回 (1 May 2015)
・単振動 微分方程式の解法 (解法1) (解法2)(エネルギー積分)
・一様重力場で鉛直につるした力学的振動系(鉛直ばね振り子)
・複素数と複素(数)平面
実部と虚部,実軸と虚軸,絶対値,偏角
複素共役,2つの複素数の積
第5回 (15 May 2015)
・単振動(解法3)複素指数関数を用いる解法
・オイラーの公式 実指数関数のマクローリン級数展開,
複素数への拡張, 演算子法,線形結合
・減衰振動
減衰振動の周期,対数減衰率 ,初期条件,臨界制動
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第6回 (22 May 2015)
・強制振動
2階の非同次線形微分方程式,一般解,定常解,過渡解
振幅と位相遅れの周波数特性,共振(共鳴)
・床上の防振台*
第7回 (29 May 2015)
・内積と外積
定義(幾何学的定義)大きさ,方向,向き
交換法則 スカラー倍 分配法則 ゼロになる条件
基本ベクトル間の積 成分による表現 行列式による表現 微分
・力のモーメント,運動量のモーメント(角運動量)
・外積による表現 ローレンツ力,ビオサバールの法則,回転にともなう速度
・内積による表現 力のする仕事,座標系の回転
・いくつかの重要な関係
ベクトル3重積,スカラー3重積
第8回 (5 June 2015)
○力学的エネルギーとその保存則
・仕事とエネルギー
・保存力とポテンシャル
一様重力,万有引力,ばねの弾性力
・エネルギー積分の応用
単振子,楕円積分,完全楕円積分,単振子の周期
・ポテンシャル曲線と質点の可動範囲 振動,
第9回 (12 June 2015) 教 場 試 験 ( 中 間 テ ス ト ) と解説
・第1回から第8回で学習した内容から出題する
第10回 (19 June 2015)
○質点系の力学
・連続体と質点系
・ニュートンの運動の第3法則(作用反作用の法則)
・2つの質点からなる質点系(2質点系)
・一般の質点系(N質点系)
・質点系の運動量 時間変化の割合 運動量保存則
・ロケットの運動
・質量中心(重心)の運動
第11回 (26 June 2015)
・質点系の角運動量,時間変化の割合,質点系の角運動量保存則
・軸対称な物体の角運動量ベクトル
・質量中心(重心)のまわりの角運動量,時間変化
第12回 (3 July 2015)
・質点系のエネルギー
運動エネルギー
力学的エネルギーの保存
・球の衝突
弾性衝突 非弾性衝突 完全非弾性衝突 はねかえり係数
第13回 (10 July 2015)
○剛体の力学
・剛体の定義
・剛体のつりあい
自由度,重心に働く力
つりあいの条件(平衡条件)
・外力のする仕事
・剛体の回転運動
剛体上の任意の点のまわりの角速度ベクトル
慣性モーメント,慣性乗積,慣性テンソル
第14回 (17 July 2015) まとめと補足
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・固定軸のまわりの剛体運動
剛体振子(物理振子)
・単振子の周期(第8回の補足) 振幅が小さくない場合 ・円板の角運動量 偶力のモーメント
・2体問題
惑星の運動,換算質量,面積速度一定の法則
・一様な重力場で速さの2乗に比例する抵抗がはたらく場合(第3回の補足)
運動方程式
鉛直方向にのみ運動する場合の解
・力学的振動系と電気的振動系とのアナロジー
・質問に対する回答,学生授業アンケート(7/10 または 7/17)
・基礎物理学 B(建築1)の簡単な紹介
力学(剛体の回転運動〜力学的波動)と電磁気学を1対2の割合で学習
第15回(23 July 2015) 理 解 度 確 認 試 験 ( 期 末 テ ス ト ) と解説(15:00 開始,56-102)
出題範囲は春学期全部の授業の内容。ただし,*印の参考事項は除く。配付資料の演習
問題もしっかり復習しておくこと。
教科書
基礎物理学 A(建築1):とくに指定しない
基礎物理学 B(建築1):電磁気学の考え方(砂川重信,岩波書店)
参考書 ◎「力学」
○「力学の考え方」
△「力学」
○「理工系の標準力学」
原島 鮮
砂川重信
原 康夫
大場 一郎・中村 純
裳華房
岩波書店
東京教学社
培風館 ほか
読み物
「物理学とは何だろうか」 (岩波新書)
朝永振一郎
「人物で語る物理入門」
(岩波新書)
米沢富美子
"The Character of Physical Law" (PENGUIN) Richard P. Feynman など
ホームページ: http://www.opt.phys.waseda.ac.jp/komatsu/PhysicsA/
配布資料の最新版,演習とその解答例,授業 PPT の抜粋,定期試験の過去問,連絡事項な
どが掲載されます。必ず毎週確認してください。
・メールでの質問は,Course N@vi または [email protected] まで。試験直前は回答が間
に合わないかもしれません。
成績評価:毎回出席することを前提条件として,主に理解度確認試験(期末テスト)と教
場試験(中間テスト)の得点で評価します(出席簿のほか出席票提出が数回あ
り,その回の演習答案評価を平常点として加算します)。
・期末試験後の追試やレポート提出はありません。
・日頃から予習・復習を欠かさず,授業に毎回出席し,自分で考えながら演習問題を解
いていれば,自ずと試験の得点も高くなるはずです。(2 単位の科目:学習時間 90 時間)
・各回の授業内容は密接に関連しています。欠席してかまわない回はありません。やむ
をえず欠席した場合は,次回までに必ず自習を済ませておいてください。
・他人の演習答案を写して提出するのは不正行為の一種です。理解を深めるための良い
機会を自ら放棄していることにもなり,単位取得が困難になります。
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