平成27年度茨城県診療放射線技師会 [ 講 演 会 ] X線画像の画質評価・解析法の変遷 講師: 阿部慎司 教授 茨城県立医療大学 保健医療学部 放射線技術科学科 X線画像に与える主な因子として、コントラスト、解像力、粒 状性が挙げられるが、解像力と粒状性の物理的評価につい 状性が挙げられるが、解像力と粒状性の物理的評価に い ては、定量性や解析性に優れることから変調伝達関数(MTF) やウィナースペクトル(WS)による評価・解析が多く用いられて いる。しかし、X線画像の画質はこれらの因子すべてに依存す るため、3つの因子を考慮した総合画像評価と呼ばれる雑音 等価量子数(NEQ)や量子検出効率(DQE)による評価法 さ 等価量子数(NEQ)や量子検出効率(DQE)による評価法、さ らに撮影系も考慮したeffective DQE(eDQE)が提案されてい る。また、受信者操作特性(ROC)は画像の視覚評価として広 く用いられているが、信号検出能の物理的評価の一つである 信 号 対 雑 音 比 (SNR) と の 重 要 性 も 指 摘 さ れ て い る 。 今回は 特にX線画像の物理的特性と評価法を中心に画質 今回は、特にX線画像の物理的特性と評価法を中心に画質 評価・解析法の変遷について述べる。 日時: 平成27年5月24日(日) 10:30~11:30 場所 場所: 茨城県総合福祉会館 4F 大研修室 問い合わせ先:茨城県診療放射線技師会事務所
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