水道メーター修理仕様書(PDF:168.1KB)

水道メーター修理仕様書
平成24年7月
堺市上下水道局
1.適用範囲
この仕様書は、堺市上下水道局(以下、「局」という。)が使用する水道メーター(以下、「メ
ーター」という。
)の修理加工に適用する。
2.承認
修理加工を行うものは、局の承認を受けたものでなければならない。
3.検定証印または基準適合証印
メーターは、計量法第 72 条に規定する検定証印が付されたもの、または計量法第 96 条に規
定する基準適合証印が付されたものでなければならない。指定製造事業者の指定等に関する省
令第 8 条第 4 項に基き認められた基準適合証(シール)は不可とする。また、納入日前 1 ヶ月
以内に計量法第 71 条の検定に合格したもの、または計量法第 95 条の規定に適合することを確
認したものでなければならない。これら検定に要する費用は、すべて本件を受注した者(以下、
「受注者」という。
)の負担とする。
4.遠隔表示メーターの合番号
遠隔表示式及び電子式メーターは、特定計量器検定検査規則第 12 条第 1 項の規定にあたる合
番号を上蓋の裏面に貼付すること。また、それと対になる合番号を表記し、貼付可能なものを
メーターと同時に納品すること。
5.修理加工業務
① 受注者は契約後すみやかに修理加工するメーター及び指定番号表を引き取るものとする。
② 修理加工においては、上ケース及び下ケースのみを使用し、その他の部品はすべて新品に
交換する。その際、修理不能のメーターは局に返却し、その同数分を追加引取りするものと
する。
③ 引き取ったメーターには、他社製品も混在しているが、修理加工を行ったメーターの目盛
盤及び上蓋には、修理加工を行ったものの商標もしくは社名を明記しなければならない。
④ 修理加工に際しては、上ケースの番号を削り上蓋及び上ケースに指定番号を打刻するとと
もに上蓋の裏面にもメーターの有効期間ラベルを容易にはがれないように貼付しなければ
ならない。
⑤ JIS H 5120(5121 を含む)の CAC406 を材料とするメーターケース(φ50mm 以上のメ
ーターについては、補足管及びビクトリックジョイントを含む)の内部は、鉛の浸出対策と
して表面処理を行うこと。
⑥ 表面処理は施されたメーターは処理方法(表面処理、表面改質)を文章にて提出すること。
⑦ 修理されたメーター取付部ネジは、規定するネジ外径の通しネジゲージがスムースに通る
か否かの検査を、全数について行うこと。
⑧ その他の事項について、
「水道メーター仕様書」を準用する。また、ダクタイル鋳鉄製の
口径 50mm から 100mm の R 値についても、はん用型を準用する。
⑨ 口径が 40mm以下の鉛レス銅合金メーターの修理加工に際して、上ケースと下ケースは
「水道メーター仕様書」8.
(2)に記載している材質表示記号が同じ組み合わせのもので
修理すること。また、修理加工後は、上蓋及び上ケースの指定番号の末尾に一桝あけて修理
回数を丸で囲った数字を打刻すること。
(例)R80001 ① (①~③)
6.中間検査
局が必要と認めたときは、中間検査を行うことができる。
7.納品
(1)納品は局が指定する期限内に局が指定する場所において行うこと。
(2)納品は局職員と受注者の社員立会いの下に行うこと。この時、局職員は外観、形状、寸
法、指定番号,数量等に関する検査を行う。この検査に不合格の場合,受注者は所定の
期日までに受注者の負担において交換しなければならない。
(3)受注者は局職員による検査を受けた後、次の要領で局に引き渡すこと。
① φ40mm 以下の水道メーターは、修理加工品の引き取りに使用した箱に入れて納品
すること。
② 1 箱あたりの納入数は以下のとおりとする。
φ13mm
20個
φ20mm
10個
φ25mm
8個
φ30mm
6個
φ40mm
5個
③ カードホルダーには以下の使用による納入カードを装着して納入すること。
(ア)記載内容
製造社名、口径、箱番号、その箱に収められているメーター番号。
(イ)紙質
紙質は上質とし、紙厚は 180g/㎡以上とする。
(4)ケースが鋳鉄製、ダクタイル鋳鉄製以外のメーターを納入する際、受注者は次表に定め
る書類をそれぞれ2部ずつ提出すること。
名称
内容
塗料・改質処理液成分表
公的第三者機関が証明した塗料または改質処理に使用した
薬品の成分表。
浸出性能試験報告書
「塗料・改質処理液成分表」で検出された成分等について、
公的第三者が証明した浸出性能試験(JIS B 3200-7)の報告
書。
「給水装置の構造及び材質基準に関する省令(平成 9 年厚
生省令第 14 号)第 2 条」に定める浸出等に関する基準に該
当する項目によること。
8.検査試験費用
検査に要する費用は、すべて受注者の負担とする。
9.かし担保
局がメーターを設置してから 1 年以内に受注者の原因による異常が生じたときは、速やかに受
注者の負担において当該メーターの取替を行うこと。
10.疑義
この仕様書に定めのない事項または解釈に疑義が生じた場合は、局と受注者の協議により定め
る。