遺伝子解析装置 i-densy を用いた JAK2V617F 変異の検出に関する検討 慢性骨髄増殖性疾患の真性赤血球増加症、本態性血小板血症、慢性特発性骨 髄繊維症の一部の方ではチロシンキナーゼ JAK2 蛋白質の 617 番目のアミノ酸 のバリンがフェニルアラニンに置換された点突然変異(JAK2V617F)が認めら れます。今回の検討は血液から全自動で前処理、増幅、検出を行う遺伝子解析 装置を用いてこの変異を検出します。十分な検討を行ってから使用する必要が あるため、その研究を行います。 【対象】 2008 年 6 月から 2015 年 3 月の期間中に、金沢大学附属病院で上記慢性骨髄増 殖性疾患の疑いにより JAK2V617F の検査を受けられた(受けられる)方が対 象です。 【研究期間】 金沢大学医学倫理審査委員会の承認日から 2015 年 3 月 31 日までです。 【方法】 対象となられる方の、診療・検査後の残余検体を用いて今回検討する機器試薬 による測定を行い、結果の解析を行います。 ○この研究は、検査終了後の残余検体を使用して行うものであり、この結果を診療に用 いる事はありません。したがって、対象となる方が費用を負担する事は無く、謝礼も 有りません。 ○この研究のために特別に血液の採取をさせて頂く事は無く、この研究に伴う健康被害 が生じる事も有りません。 ○この研究にあたり、対象の方には個人情報漏洩の危険性が不利益として考えられます が、対象の方の個人情報はすべて匿名化して解析を行い、情報の管理および保護につ いては十分注意をはらって漏洩を防止します。 ○研究の結果は検査医学の発展のために学会や医学雑誌に発表されることがあります が、その際は個人の情報について一切公表されることはありません。 ○この研究にご協力いただけない場合でも診療の不利益をうけることはありません。こ の研究への参加を希望されない方は下記実施責任者までご連絡下さい。 ●この研究の内容について,疑問に思う点や不明な点がございましたらいつで も下記連絡先までお問い合わせ下さい。 金沢大学附属病院検査部 電話 研究実施責任者 主任臨床検査技師 前河晶子 076-265-2000 内線 7161(染色体・遺伝子検査室)
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