様式3 様式3-4 教育課程研究指定校事業実施計画書(平成25年度) ― 研究課題4 高等学校― 都道府県・指定都市番号 1 都道府県・指定都市名 北海道 公立 ・ 私立 ・ 国立 (○で囲む) 1 研究指定校の概要 ほっかいどうおびひろのうぎょうこうとうがっこう ふりがな 所 在 地 設置する課程 (H25.4.1 見込) ふ り が な 北海道帯広 農 業 高等学校 学 校 名 校長氏名 こめだ としや 米田 敏也 〒080-0834 北海道帯広市稲田町西1線9 電話 0155-48-3051 FAX0155-48-3052 e-mail [email protected] (H25.4.1 見込み。臨時的任用の者は常勤の者のみ含む) 全日制 教員数 62名 生 徒 数(H25.4.1) 学 科 名 農業科学科 酪農科学科 食品科学科 農業土木工学科 森林科学科 1年 40 40 40 40 40 2年 40 39 40 39 39 3年 40 40 40 36 40 4年 計 120 119 120 115 119 [調査研究にかかわる教科等の教員数] 11名 (農業科学科、酪農科学科) 593 2 研究主題 教科等名 学校におけ る研究主題 研究主題 設定の理 由 研究の内 容や方法 等 成果の検 証方法等 農業 教科課題番号等 4 将来の地域農業を支える国際感覚を身に付けた農業経営者育成に関する研究 ~座学と実験・実習を密接に関連付けた指導方法の工夫と改善~ 本校は、農業科学科・酪農科学科・食品科学科・農業土木工学科・森林科学科の5学科を設置 している。農業科学科と酪農科学科においては、農業経営者養成を目標に実践的な農業教育を実 施し、高校卒業後もしくは大学等への進学後に農業自営に就く生徒が約60%となっている。しか し、生徒個々の適性や能力に応じた主体的な学習活動を推進することや、生徒の学習状況を適切 に評価し、指導と評価の一体化を図ることが本校の課題となっている。 そのため、本研究では、社会の変化に柔軟に対応できる農業経営者として必要な基礎的・基本 的な知識・技術の習得や思考力・判断力・表現力を養う言語活動、主体的に学習に取り組む意欲 などの定着を図る授業改善を目的とした。 具体的な内容は、1年次「農業と環境」において、農業学習のガイダンスとなるプロジェクト 学習をクラス単位で展開し、農業学習におけるコアを習得させる。また、国際化を意識させるた めに国際交流講話や JICA 研修生との技術交流会を実施する。 2年次「作物」 、 「畜産」 、 「総合実習」等において、生徒が将来目指すべき農業経営に対応した 課題を設定したプロジェクト学習をグループ単位で展開し、問題発見と課題解決能力を育成する。 3年次「課題研究」等において、生徒個別の課題を設定したプロジェクト学習を展開し、経営 改善を図る能力の育成を目指す。また、ネットワーク会議(農業生産者・大学や専門機関の研究 者・保護者など)を組織するとともに、生徒によるプロジェクト学習成果発表会や先進的な取組 を行っている農業生産者による事例報告会、農業経営者に必要な能力等をテーマとしたパネルデ ィスカッションを開催する。 (1) 公開授業・研究授業及び校内研修会における内部評価による検証 (2) 教員及び生徒における授業評価及び自己評価による検証 (3) ネットワーク会議における外部評価による検証 3 研究体制等 研究担当者(研究主任は、氏名に○印を付すこと) 氏 名 所 属 楊井 愼司 教頭 重堂 法人 教諭・農場長 伊賀 啓 教務部長 ○飛谷 淳一 教諭 堀川 裕信 教諭・農業科学科主任 織井 恒 教諭・酪農科学科主任 菊池 直樹 教諭・食品科学科主任 農業・酪農科学科教諭 担当教科(科目) 農業(野菜) 理科 農業(作物) 農業(野菜) 農業(畜産) 農業(食品製造) 4 研究計画 実施時期 前期 1 2 3 4 5 6 研究内容,研究方法,成果の公開等 本事業の到達目標の設定と現状把握 「農業と環境」のシラバスと記録簿の作成 効果的な座学と実験・実習に関する研修会の実施 評価規準・方法の検討・作成 公開授業や研究授業の実施 JICA研修生との技術交流会や海外実習報告会の開催 期待される成果等 ・生徒がわかりやすく活用しやすい シラバスの作成を行う。 ・1 年間の農業学習の記録がわかり、 自己評価(観点別)を入れた記録簿 の作成を行う。 ・思考力・判断力・表現力を養う授 業を行う。 ・世界の農業情勢に興味・関心をも ち、国際化を見据えた経営改善を図 る能力を養う。 後期 1 作成した評価規準・方法の実施 2 記録簿や設定した評価規準・方法の検証 3 ネットワーク会議やパネルディスカッションによる外部 評価の実施 4 研究内容の検証及び研究協議 5 調査研究のまとめ(報告書の作成) 6 Web ページ等による、研究機関、地域、保護者等への研究 成果の公表 ・指導と評価の一体化を図り、授業 の改善を図る。 ・地域と連携した教育内容の充実を 図る。 ・研究成果を北海道の農業高校に、 情報発信して共有化を図る。 5 研究のまとめや成果の普及方法等の見通し 研究のまとめ ・ 科目「農業と環境」の生徒がわかりやすく活用しやすいシラバスと自己評価(観点別)を入れた記録簿 を作成する。 ・ 生徒個別の課題を設定したプロジェクト学習を展開し、農業に関する知識・技術を習得するともに、農 業経営の改善を図る能力を育成する。なお、1 学年はクラス単位、2 学年はグループ単位、3 学年は個別(農 業自営予定者)にプロジェクト学習を展開し、成果発表会等で発表する。 ・ 科目指導においてプロジェクト学習を展開し、実習ほ場での調査や観察などをとおして、座学と実験・ 実習を密接に関連付けた指導方法の工夫・改善を図る。 ・ 農業生産者、関係機関等との連携を強化し、将来の地域農業を支える国際感覚を身に付けた農業経営者 を育成し、地域から信頼される農業高校を目指す。 成果の普及方法 ・ 成果発表会や Web ページによる研究成果を公表するとともに報告書を作成し、北海道の農業高校に送付 することによって、各校の教育内容の改善・充実に活用してもらう。 ※ここまでをA4判用紙,縦長,両面で1~2枚程度に収めて作成してください。
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