校長だより第 41 号 平成 28 年 9 月 27 日 それぞれの一人一畑 1 「農業と環境」の授業 本校の生物生産科、環境土木科のように農業を中心に学ぶ生 徒は「農業と環境」という科目を必ず履修しなければなりませ ん。この科目は農業生物の育成と環境保全について体験的、探 究的な学習を通して、農業や環境に関する学習に興味・関心を 高め、基礎的な知識・技術を習得し、農業の各分野で活用する 能力と態度を育てることを目標としています。 体験的に学び、体験的に理解することがこの科目の特徴です ので、実際に自分で栽培し、除草、施肥やかん水などの栽培環 境に関する基礎的な知識と技術を習得します。 同じ「農業と環境」という科目で、秋野菜の栽培を行ってい ますが、畑の様子がそれぞれの学科で少しずつ違っていたので 面白いなと思い紹介します。 栽培しているのはハクサイ、ダイコン、キャベツなどの野菜 なのですが、栽培方法や生育の状況が学科によってまちまちで す。環境土木科は黒、白、シルバーの 3 種類のマルチを用いて ハクサイを栽培しています。 きれいに 3 色並べられていたので、 マルチの色の違いによる効果でも検証するプロジェクト学習を やっているのかな?と思ったので、そのことを環境土木科の教 員に確認したところ。たまたま残っていたマルチを使ったらこ うなった・・・、と少し残念な答えが返ってきました。 総合学科 1 年生は「農業と環境」を希望して履修している生 徒が栽培しています。これも一人一畑自己管理栽培でハクサイ が順調に育っています。生物生産科は定植時期が遅かったのか、 他の学科より生育が遅い状況でした。大丈夫なのか心配です。 これから収穫まで栽培環境に関する学習として、雑草対策、 害虫対策が重要となってくるのでしょう。 1 学期のトウモロコシに続き、栽培奮闘記第 2 弾です。体験 的な学習を通して、科学的な見方と実践力を身につけてほしい と願っています。 2 生物生産科 環境土木科 総合学科 「体育」の授業 体育の授業では現在ロードレース大会に向けた授業が行われています。男子は 1 時間の授業で約 4km、女子は約 3km を走ります。これをロードレース大会までに 8 回実施する計画ですので、男 子が 32km、 女子が 24km 走ることになります。 ロードレース大会は 10 月 20 日 (木) 男子が 14.8km、 女子が 12.6km で行われます。体育の授業で走りきる体力をつけ、全員が完走することを目標にし ています。運動に親しみつつ体力を向上させることがねらいの一つです。そして、自分のことだけ でなく、一緒に走る仲間のことも思いやること、運営にあたる生徒は走者が気持ちよく走ることが できるような準備と運営を心がけることなどが次の目的です。 時々校地内を走っている生徒を見かけますが、何だか今年は真面目に走っている生徒が多いよう な気がします。
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