嘉手納町子ども・子育て支援事業計画 【概要版】 平成27年3月 嘉手納町子ども家庭課 すべの子どもたちが、 笑顔で成長していくために。 すべての家庭が安心して子育てでき、 育てる喜びを感じられるために。 「子ども・子育て支援新制度」が 平成 27 年4月からスタートします。 利用できる主な支援 仕事や介護な どで子どもを みられない日 が多い 0~2歳 3~5歳 ・保育所 ・保育所 ・認定こども園 ・認定こども園 ・小規模保育 など ・家庭的保育 など ふだん家にい て子どもと 一緒に過ごす 日が多い 0~2歳 3~5歳 ・一時預かり ・幼稚園 ・地域子育て支援拠点 ・認定こども園 など など 3 歳以上も利用可能です ●保護者が昼間家庭にいない小学生の通う「放課後児童クラブ」や子どもが 病気のときに預けられる「病児保育」等の支援も増やします。 新制度で増える教育・保育の場 小学校以降の教育の基礎をつくるための 幼児期の教育を行なう学校 幼稚園 3~5 さい 利 用 時 間 利用できる保護者 昼過ぎごろまでの教育時間のほか、園により教育時間前後 や園の休業中の教育活動(預かり保育)などを実施。 制限なし。 教育と保育を一体的に行う施設 認定こども園 0~5 さい ●幼稚園と保育所の機能や特長をあわせ持ち、地域の子育て支援も行う施設で す(平成 18 年に導入) 。 ●新制度では、認可手続きの簡素化などにより、新たな設置や幼稚園・保育所 からの移行をしやすくし、さらに普及を図っていきます。 ① 3つの ポイント ② ③ 保育所 0~5 さい 保護者の働いている状況に関わりなく、3~5 歳のどのお子さんも、教育・保育 を一緒に受けます。 保護者が働かなくなったなど、就労状況が変わった場合も、通い慣れた園を継続 して利用できます。 子育て支援の場が用意されていて、園に通っていない子どものご家族も、子育て 相談や親子の交流の場などに参加できます。 就労などのため家庭で保育のできない保護者に代わって 保育する施設 利 用 時 間 利用できる保護者 地域型保育 0~2 さい 夕方までの保育のほか、園により延長保育を実施。 共働き世帯など、家庭で保育のできない保護者。 施設(原則 20 人以上)より少人数の単位で、 0-2 歳の子どもを預かる事業 ●新制度では、新たに市町村の認可事業とし、待機児童の多い 0-2 歳児を対 象とする事業を増やします。 ●保育施設を新設する場所のない都市部に加えて、子どもが減少している地方 など、地域の様々な状況に合わせて保育の場を確保します。 4つの ポイント ① 家庭的保育(保育ママ) 家庭的な雰囲気のもとで、少人数(定員 5 人以下)を対象にきめ細かな保育を 行います。 ② 小規模保育 少人数(定員 6~19 人)を対象に、家庭的保育に近い雰囲気のもと、きめ細か な保育を行います。 ③ 事業所内保育 会社の事業所の保育施設などで、従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育し ます。 ④ 居宅訪問型保育 障害・疾患などで個別のケアが必要な場合や、施設が無くなった地域で保育を維 持する必要がある場合などに、保護者の自宅で 1 対 1 で保育を行います。 地域の子育て支援の充実 ■時間外保育事業(延長保育事業) ●保育認定を受けた子どもについて、通常の利用日及び利用時間以外の日及び時間において、認定こ ども園、保育所等で保育を実施する事業です。 ■放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業) ●保護者が昼間家庭にいない児童(小学生)が、放課後に小学校の余裕教室、児童館等で過ごすこと ができるようにしている取組みです。 ■子育て短期支援(ショートステイ)事業 ●保護者の病気などにより、家庭において子どもを養育することが一時的に困難となった場合等にお いて、一定期間養育を行う事業です。 ■地域子育て支援拠点事業 ●地域の身近なところで、気軽に親子の交流や子育て相談ができる場所です。 ■一時預かり事業 ●家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児について、幼稚園、保育所などで一 時的に預かりを行う事業です。 ■病児保育事業 ●病気や病後の子どもを、保護者が家庭で保育できない場合に、病院・保育所などに付設されたスペ ースで預かります。 ■ファミリー・サポート・センター事業 ●乳幼児や小学生等の子育て中の保護者を会員として、子どもの預かり等の援助を受けることを希望 する方と、援助を行うことを希望する方との相互に助け合う活動に関する連絡、調整を行います。 ■利用者支援事業 ●子育て家庭がニーズに合わせて、幼稚園・保育所などの施設や、地域の子育て支援事業などから必 要な支援を選択して利用できるように、情報の提供や相談・援助などを行います。 ■乳児家庭全戸訪問事業 ●生後 4 か月までの乳児のいる全てのご家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や養育環境等の 把握を行います。 ■養育支援訪問事業 ●養育支援が特に必要なご家庭を訪問し、養育に関する指導・助言等を行うことにより、ご家庭の適 切な養育の実施を確保します。 ■妊婦健康診査 ●妊婦の健康保持及び増進を図るため、妊婦に対する健康診査として、①健康状態の把握、②検査計 測、③保健指導を実施するとともに、妊娠期間中の適時に必要に応じた医学的検査を実施します。 平和で、希望にあふれる子どもの健やかな成長を育むまち かでな ▶基本目標1◀ 質の高い幼児期の学校教育・保育の総合的な提供について 本町では総合計画及び次世代育成支援行動計画等に基づき、具体的な教育、保育の提供、また 保育所や幼稚園等の利用の有無に関わらない、全ての児童を対象とした子育て支援に取り組んで きたところです。 幼児期の教育については、歴史的な経緯から戦後、小学校との併設による公立幼稚園の普及が 急速に進み 5 歳児を受け入れました。県外では 3 歳から 5 歳の子どもたちを対象に幼児教育が提 供されていますが、沖縄県では公立の幼稚園数は急速に増えたものの対象児童年齢がひろがって いません。平成 25 年度の学校基本調査において幼稚園数は、公立が 87.2%、私立が 12.8%、利 用児童数は公立が 76.2%、私立が 23.8%と公立の占める割合が高く、今だ 55.6%の公立が5歳 児のみの受け入れとなっています。 嘉手納町だけでなく全県的にこのような特殊事情を抱えていますが、乳幼児期が生涯にわたる 人格形成の基礎をつくる上で極めて重要であることをしっかりと認識し、幼児期の学校教育・保 育の質の向上並びに保幼小との連携強化に取り組んでいきます。また、情報交換の場として、私 立保育園、私立幼稚園、認可外保育施設、地域型保育事業者等を含めた情報交換会を実施します。 またニーズ調査等から子育てに関する情報を求めていることが伺えるため、教育・保育施設並 びに子育て支援に関する情報を集約し、町民が分かりやすい情報提供を進めていきます。 ▶基本目標2◀ 保育の量的拡充・確保、教育・保育の質的改善について 0~11 歳人口は平成2年以降一貫して減少で推移しています。ただし女性の年齢別就業率は、 ここ 10 年で子育て期(25~34 歳)に重なる女性の就業率が上昇し、日頃親族等に子どもみても らえる環境にない家庭割合が 8.9%みられるなど、環境変化に伴う利用ニーズを踏まえた支援が 求められます。 既存基盤の利活用という視点を第一に、不足する教育・保育基盤の確保方策に取り組んでいき ます。また「量的拡充」と「質の改善」については、両者を切り離せるものではなく、車の両輪 として同時に取り組む必要があります。町に立地する施設等の情報交換等を図るととともに、発 達段階に応じた教育・保育の質の向上に努めていきます。 ▶基本目標3◀ 子どもと子育てを支える体制について 子育ては、家庭内だけなく、保護者が地域の人々とのつながりを持ちながら、地域の中で子ど もを育むという意識、子育て家庭が孤立しない支援体制が必要になると考えます。 不安等を抱える保護者への情報提供や相談対応、必要とする家庭が地域の教育・保育、子育て 支援事業等を円滑に利用できるための支援など、地域子ども・子育て支援事業の充実を図ります。 また保育所等の保育・教育施設を地域における子ども・子育て支援の中核とし、子どもの育ち や子育て中の保護者への理解を深め、気持ちを受け止め、保護者が子育てに喜びや生きがいを感 じる、子育てを楽しむ環境づくりに取り組みます。 量の見込み及び確保方策 1号 認定 量の見込み 個所数 確保方策 人 数 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 162 - 163 3 箇所 161 人 168 3 箇所 168 人 172 3 箇所 172 人 170 3 箇所 170 人 170 3 箇所 170 人 確保の考え方》》 》公立幼稚園及び私立幼稚園において量の見込みに対して確保を進めます。 幼稚園型認定子ども園等への移行による定員増を目指します。 2号 認定 量の見込み 確保方策 個所数 人 数 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 124 - 253 6 箇所 160 人 261 6 箇所 203 人 266 7 箇所 266 人 264 7 箇所 268 人 264 7 箇所 268 人 確保の考え方》》》幼稚園型認定こども園への段階的移行、認可外施設の認可化及び新たな施設整備等に より、量の見込みに対する確保を進めます。 3号 認定 (0 歳) 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 31 - 55 5 箇所 37 人 55 6 箇所 40 人 55 7 箇所 55 人 55 7 箇所 55 人 55 7 箇所 55 人 量の見込み 確保方策 個所数 人 数 確保の考え方》》 》地域型保育の実施により確保を検討します。 不足分については、認可外施設の認可化及び新たな施設整備等による確保を進めます。 3号 認定 (1・2 歳) 量の見込み 確保方策 個所数 人 数 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 111 - 187 5 箇所 129 人 187 6 箇所 145 人 188 7 箇所 188 人 187 7 箇所 188 人 186 7 箇所 188 人 確保の考え方》》 》地域型保育及び認可外施設の認可化並びに新たな施設整備等による確保を進めます。 時間外保育事業 (延長保育事業) 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 298 620 303 620 307 620 304 620 304 620 確保の考え方》》 》今後も利用者のニーズに応じた事業を実施します。 放課後児童クラブ 【低学年】 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 100 100 98 98 95 95 96 96 99 99 確保の考え方》》 》既存の基盤を活用し、今後も利用者のニーズに応じた事業を実施します。 放課後児童クラブ 【高学年】 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 17 17 17 17 18 18 18 18 18 18 確保の考え方》》 》既存の基盤を活用し、今後も利用者のニーズに応じた事業を実施します。 子育て短期支援 (ショートステイ)事業 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 212 1 215 1 218 1 216 1 216 1 確保の考え方》》》近隣の施設等並びにファミリーサポートセンター等の広域的事業の活用等を含め、量 の見込みに対する確保を進めます。 地域子育て 支援拠点事業 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 848 1,520 848 1,520 848 1,520 844 1,520 842 1,520 確保の考え方》》 》現状の子育て支援センターにおいて事業の充実を図ります。 一時預かり事業 【1 号認定】 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 124 124 128 128 130 130 129 129 129 129 確保の考え方》》 》現状の預かり保育及び移行後幼稚園型認定こども園において事業を実施します。 一時預かり事業 【2号認定】 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 18,397 18,397 18,998 18,998 19,359 19,359 19,199 19,199 19,199 19,199 確保の考え方》》》現状の預かり保育において事業を実施します。ただし今後幼稚園型認定こども園に移 行した場合には、2号認定の通常時間としての対応となります。 一時預かり事業 【幼稚園在園児以外】 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 547 547 554 554 559 559 555 555 555 555 確保の考え方》》》保育所及び幼稚園における預かり保育及び幼稚園型認定こども園等において事業を実 施します。 病児保育事業 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 132 132 134 134 136 136 135 135 135 135 確保の考え方》》 》現状のサービス基盤において、量の見込みを確保していきます。 ファミリー・ サポート・センター事業 【小学生】 確保の考え方》 》 》ニーズが把握された場合には、現状のサービス基盤において 対応します。 利用者支援事業 確保の考え方》 》 》子育て支援センターを活用して、平成 27 年度からの事業実施 を行います。 乳児家庭全戸訪問事業 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 156 156 156 156 156 156 156 156 156 156 確保の考え方》》 》今後も全ての0歳児を対象に事業実施を行います。 養育支援訪問事業 妊婦健康診査 確保の考え方》 》 》乳幼児家庭全戸訪問事業を通じて、対象者が認められる場合 には、事業実施に努めます。 量の見込み 確保方策 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 207 207 207 207 207 207 207 207 207 207 確保の考え方》》 》今後も全ての妊婦を対象に事業実施を行います。 嘉手納町子ども・子育て支援事業計画【概要版】 嘉手納町役場 子ども家庭課 TEL 098-956-1111 FAX 098-956-8094
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