1 - 北海道作業療法士会道北支部

社団法人北海道作業療法士会 道北支部
Douhoku branch
Occupational Therapy
Association News
2015年 2月 第79号
巻頭言
「最近の学生」は最近の学生か?
「最近の若い者はよくわからん.昔は…」というのは,よく聞くセリフで,自分たちの時代を
美化しているか,自分たちが分らない,理解できないことを正当化している,とよく言われま
す.いつの時代でも言われてきたセリフですから,今,そう言われている「若い者」も年月が
過ぎれば更に若い人たちに「今の若者は…」と言う時が来るということでしょう.OTの実習
生の例で言えば,「今の学生は変わっている,昔は…」ということがよく言われてきました.
自分たちが「最近の学生は…」と言われていた「最近の学生」だったことを忘れて,「今の学
生」に「最近の学生は…」と言っているわけです.
しかしながら,「最近の学生」は本当に「最近の学生」ではないのだろうか?と「最近の実
習生」をみていて思うようになりました.臨床実習指導者会議でも言われ始めているとも思
います.では,今まで言われてきた「最近の学生は…」と何が違うのでしょう?それは「子育
ての仕方」と「学校教育」(その背景にある社会情勢も)が変わってきている,のでないで
しょうか?この事について分析しだすと,一つの研究分野になってしまいますから,皆さん
がそれぞれ関心に応じて勉強してもらえればと思います.それでも,個人的に感じているこ
とを話させてもらうと,「最近の学生」あるいは「最近の若いOT」が「昔」と違う点に,「悩み
抜く力」(あるいは「悩み続ける力」)があると思います.いつの時代も「若者」は悩んできた
ものです.「最近の学生」や「若いOT」も色々悩んでいると主張するでしょう.ですが「悩む」
ことと「悩み抜く(続ける)力」があることは違います.僕が普段,実習生に期待することは
「悩み抜く力」をつけることです.では,何について「悩み続ける力」をつけて欲しいでしょう
か?それは「作業療法とは?」そして「自分とは?」,「世界とは?」という問いに対してです.
知っているかもしれませんが,80年代後半にOT学会で「作業療法の核を問う」ことが取り
上げられていました(学生時代の僕は,「自分のOTとしてのアイデンティティ」にゆらぎを感
じたものです).昨年の日本臨床OT学会でもこのテーマは取り上げられました.専門職が
自身の専門性についてこれだけ「悩んでいる」職種は珍しいのではないでしょうか?しかし
ながら,OTとしてのアイデンティティのゆらぎに不安感を感じながらも,「作業療法の深奥」
を楽しく「悩み続ける」ことはOTの醍醐味とも言えるのではないでしょうか?
「最近」,「最近の若者」に限らず,「最近の社会情勢とそう遠くない将来」に「OTの存在意
義と職域の存亡」に「悩み」,トップダン的にその答えと方策を打ち出している昔,「最近の
学生は…」と言われていた人たちが,「OTの核」の「模範解答」を提示してきているように感
じています.僕としては,学生時代に感じた「ゆらぎ」をそのまま「悩み続けたい」と思います
し,そのためには「ひとでもやる,ひとりでもやめる」ことが何より大事だと思っている「最近」
です.
【巻頭言】
名寄市立総合病院 窪田博文先生 ・・・・・・・・・・1
駅伝OTin 道北・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
新年会報告・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
広報部長の○○記・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ 4
SIG研修会お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
道北支部役員会議議事録・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・6
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道北支部ニュース 2015.2.第79号
『思い出』
森山メモリアル病院
宮本侑佳
はじめまして。森山メモリアル病院の宮本侑佳です。去年の3月に実家のある旭川に
戻ってきました。今回は私の小学生の頃にあったお話をしたいと思います。
私はよく、両親の知人宅がある東川に遊びに行っていました。知人宅は東川の郊外で
山の中にありました。外遊びをしているときにふと父親を見ると、空を眺めていました。私
も視線を追ってみると、空を見たことのない綺麗で鮮やかな鳥が飛んでいました。写真や
動物園などで綺麗な鳥をみたことはありましたが、野生の鳥の迫力にとても感動したこと
を覚えています。当時はポケモンがはやっており、ホウオウのようなレアな鳥を見たような
気持になりました。その後、コウライキジというキジの雄であり、北海道ではよく目撃され
ているとわかりました、それから10年以上経ち何度も東川へ行きますが、一度も見たこと
はありません。またいつか見られたらいいなと思います。少しマニアックになってしまいま
したが、私の忘れられない思い出です。
次のバトンは
森山病院
広地優希さん
『今年度を振り返って』
一条通病院 小松 夕希子
道北支部会員になって早6年.今回これまで一度も書いていなかった駅伝を書かせてい
ただく事になりました.
今年度は振り返ると引越し、異動、海外旅行(初のヨーロッパ!)など色々な事があった
ように思います。特に旅行では10時間を越えるフライト、綺麗な町並み、息を呑むような
素晴らしい世界遺産の数々など思い出深い体験でした.今回はドイツとフランスに行って
きたのですが、特にノイシュヴァンシュタイン城とヴェルサイユ宮殿では絢爛豪華な装飾
に見蕩れ、モンサンミシェルでは夜景の素晴らしさにうっとりし満喫していました。しかし最
終日に飛行機が遅れ乗継がギリギリとなり、ロストバゲージも体験、フランスから旭川ま
で約17時間の移動時間と息も絶え絶えになりながら帰国しました.そして職場に戻ると健
康診断での再検査が待ち受けており踏んだり蹴ったり…。
来年度は職場の建て直しが完了し新しいリハビリ室で仕事ができることですし、今年度
より落ち着いて患者さんとリハビリして過ごせるようにしていきたいと思います。
次のバトンは
一条通病院
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西田直美さん
道北支部ニュース 2015.2.第79号
新年会の報告
2015年1月30日に道北支部新年会が開催されました!30名以上の会員が参加され賑や
かな会になったようです。
今回は参加者である谷内さんにご感想を聞いてみました。
新年会を終えて
旭川三愛病院 谷内綾香
年が明けてから1ヶ月以上経ちますが、皆々様 本年も宜しくお願い致します。
近頃は、道東各地では荒れた天気も続いていたようでしたが、旭川は今までに
ないくらい雪が少ないようですね。
さて、先月の1月30日(金)に、旭川市内の北の酔り処にて道北支部新年会が
行われました。当日は30名以上の方が集まりました。本澤支部長の乾杯の挨拶
で始まり、そこから皆さんそれぞれのテーブルで様々な会話が繰り広げられ、お
料理やお酒も進み、盛り上がっていました。
私と同じテーブルには、当院の職員の他に、実習でお世話になった病院の先生
方がいらっしゃったので少し緊張もしました。バイザーである釣り好きの先生はい
らっしゃらなかったので残念でしたが、右隣の席だった道東出身の剣道家の先生
や、同時期に実習を共にしたボクサーくんと、近況報告や実習中のエピソードなど
を語り、懐かしい気持ちにもなりました。当時はまだ学生だったので、現在こうして
同じ作業療法士として働いていることが、不思議な感じもしますが、とても嬉しく思
います。
また、気になるお料理のほうは、お通しの手造り豆腐から始まり、サラダ、お刺身、
鍋、牡蠣のグラタン、牛ステーキ、鶏の唐揚げ、にぎり寿司、デザートの大福アイス
と、とっても豪華でした。
この度は、本澤支部長を始め、小笠原幹事・役員の皆様方、また各施設の皆様
のご協力の下、今年も新年の宴を楽しく迎えることができ、感謝申し上げます。
ありがとうございました(^0^)
皆さん楽しい時間を過ごせたみたいで何
よりです.
来年度も多くの参加者をお待ちしており
ます!
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道北支部ニュース 2015.2.第79号
広報部長の○○記
其の弐:平成26年度POS合同研修会記
さぁ10月号に続き、早くも第二回目の○○記です。記念すべき第一回を見逃しちゃった人は広
報誌Doの2014年10月号を読んでね♪(CM)このコーナーでは主に臨床以外で体験したこと
、感じたことについて紹介していきます。(テンプレ)
今回は2015年1月31日に札幌で行われましたPOS合同研修会の模様をレポートしたいと思
います。・・・その前に皆さん、突然ですが新聞は読みますか?これを執筆している2月15日の
某新聞の朝刊にこんな記事が掲載されました。見出しは「作業療法士 地域に派遣 -新年
度から道内関係団体」といった具合です。(ここで言う関係団体とは作業療法士会のことです)
この記事を見たOTの皆様はどのように感じたでしょうか?「ふーん。ま、でもあんま私には関
係ないかな。頑張ってねー」という感じの方!(いないとは思いますが)危機感を持ちましょう。
これは遠い国のできごとではありません。我々の所属している職能団体が「OTを地域に送り
込めます」と言っちゃったわけですから、極端なハナシ、明日の朝一番で職場長に「今日10時
から地域ケア会議があるから、利用者の生活機能に関するアドヴァイザーとして参加するのと、
地域課題について議論してきて。」と丸投げされる可能性があるということです。遂行できます
か?難しいかもしれませんが、どうやら、これからの作業療法士はこういった地域での活動を
遂行できる能力が必須科目になりつつある現状なのです。
前置きが長くなりましたが、そういった地域でのリハ職の活動に関する現状や今後の展望に
ついて学習を深めるのが本研修会でした。内容は講演、グループワーク、地域実状の報告で、
講演では清水会長による「社会情勢を踏まえた地域リハの課題と今後の展望」や、はるばる
大分県からお越し下さった佐藤孝臣先生による「大分での地域リハの実践報告」、我らが久世
先生の「下川町の実践報告」、札幌医大、古名丈人教授による「日本・北海道における地域包
括ケアシステム」といった盛りだくさんの内容でした。どの講演も非常に興味深く拝聴させて頂
きました。グループワークでは模擬地域ケア会議を実践し、模擬症例に関してどのような評
価・介入を進めるべきかを討議しました。実状報告では、カリスマ小岩先生を筆頭にPT菊池先
生・ST大澤先生の3名より各地域における先進的な取り組みを聞かせて頂き大きな刺激とな
りました。全体を通して、研修内容の全てが地域で活動するために必要な情報の塊で非常に
有意義でした。5時起きで札幌入りした私でしたが、鬼気迫るオーラを察知してか、睡魔は一
切寄ってきませんでした。(笑)
まじ、もうぶっちゃけた話、行けなかった人は資料を読むだけでも価値があると思います。自
分たちの置かれている現状を知って、早目に準備することは損ないですよ。もう、ちゃちゃっと
リハやって帰ってくって時代じゃなくて、「この人、この先どやって生きてくんだろう?」って疑問
を解決していくのがおれらの役割になってくるんじゃないっすかね。予想っていうか危惧ですけ
ど、2025年までにOTがそういう役割を全うできる集団になってなかったら・・・怖いですよね。
でも、もしそれが確立できてたら・・・やばいっすね。まじで映画化までありますよ。輝かしい未
来のために、皆で真剣に取り組んでいきたいですね。
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道北支部ニュース 2015.2.第79号
お知らせ
道北OTSIG研修会の案内
今年度の道北地区作業療法研究会主催の研修会は、文屋内科消化器科医院
訪問リハ部門の浅野友佳子先生をお呼びし、地域における作業療法(仮)をテー
マに講演をしていただきます。今後、地域における作業療法士の役割が問われ
るなかで、地域作業療法のイメージがより膨らむ大変重要な講演になりますので、
ぜひ多くの方に参加していただきたく思います。
なお、当日は「生涯教育手帳」を必ずご持参ください。1ポイントの押印となりま
す。
記
開催日 : 平成25年5月16日(土) 15:00~16:30
会 場 : 旭川勤労者福祉会館 中会議室(旭川市6条通9丁目)
参加費 : 会員500円
研修会運営:道北地区作業療法研究会
問い合せ先:高木陽出(北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター)
E‐mail:[email protected]
TEL:0166-51-2126
事務局より
勤務先の変更や転出する際は必ず事務局へご連絡をお願い
します。電話連絡でも結構です。
職場の連絡先・メーリングリストへ登録されているメールアドレ
スの変更も同様にご連絡頂けると幸いです。
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道北支部ニュース 2015.2.第79号
議事録
公益社団法人北海道作業療法士協会 道北支部 第4回役員会議(抜粋)
日時:平成27年1月28日(水)18:30~20:30
場所:CoCoDe(旭川市宮前通東)
出席:本澤(支部長)、武田(教育部長)、小笠原(事
業部長)、山本(広報部長)、三好(教育副部長)、
江川(教育副部長)、久世(事業副部長)、藤井 (事業
副部長)、森(広報副部長)、松本(広報副部長)、与坂
(事務局長)、畑(事務局)、草野(事務局)
【報告事項】
1.支部長より
(1)旭川市高齢者福祉分科会参加(12/4)
(2)平成26年度新年交礼会および北海道作業療法
士会45周年式典参加(1/9)
(3)支部連絡協議会・支部部局協議会参加(1/10)
事務局:カード移行について、道士会カードの講習会
受付時の活用について報告
教育部:27年度研修会は12テーマを各支部で調整中
保険部:平成27年度介護報酬改定研修会について
→日時:平成27年3月8日13時~ テーマ:「これだけ
は知っておきたい!介護報酬改定平成27年」
場所:札幌佐藤病院
市民公開講座について、道外講師の招聘は認められ
ず会員が啓発していくようなやり方に変更して実施し
てほしいと意見あり。
第4回全道研修会について
→開催日時:平成27年8月29日13時~
テーマ「認知症支援」 参加見込み150名
(4)地域作業療法推進事業について
26年度2町と委託契約にてOT派遣事業実施中
稚内地区幌延町にて地域ケア会議参加(11/11)
富良野地区占冠村より講和・訪問評価の依頼あり
(5)外部団体派遣役員について(6)渉外活動について
2.教育部より
次年度支部企画研修会のテーマは「精神(就労支援)」
講師、日程を検討し、岸上教育部長に報告する。
3.事業部より
2/13~15⇒『まなびピアあさひかわ』へ参加予定
3/8⇒道士会保険部主催研修会の運営。同日、午前中に道
士会保険部と各支部保険部長における全体会議開催予定
4.広報部より
広報誌「Do」編集・発行報告.また,平成27年度より、通常
広報誌「Do」は会員MLにて送付予定
5.事務局より
事務局渡邉氏の辞任に伴い、HP・ML業務の申し送りを実
施。今後は事務局草野氏が担当しMLの確認・整備をする
6.地区代表より
富良野:占冠村包括より来年度事業の依頼あり、支部長確
認のうえ、ふらの西病院との委託契約の運びとなった
稚内:医療介護推進事業は今年度で終了。宗谷地域リハ
ビリテーション推進会議の活動は継続し、研修会企画、講
師派遣事業を行う。
【検討事項】
1.支部長より
(1)上川中部地域リハビリテーション推進会議委員の交代
(2)道北支部会則の変更について
2.事務局より
意見交換会に向けてのスケジュール(文書関係)について
⇒例年通り3月3週目まで(3/20)としたい(承認)
活動報告・事業計画書(旧議案書)の配布方法について
⇒例年印刷製本したものを郵送しているが、27年度はML
でのメール添付及びFAXでの受け渡しを検討中。出欠確認
施設調査票は個人情報を含むため従来通り郵送を予定。
3.その他
次年度支部役員の改選(互選)について
→新役員候補を検討中。決まり次第支部長が打診していく
支部長の交代について→支部長より候補者へ打診中
【確認事項】
1. 平成27年度道北支部拡大役員会、SIG研修会、道北支
部事業報告会および意見交換会について
日時:平成27年5月16日 場所:ときわ市民ホール
13時00分~拡大役員会 15時00分~SIG研修会
16時50分~事業部報告会・意見交換会
以上
編集後記 4月から広報誌はメール配信になります。乞うご期待!
T地
「Do」 年7回発行
本澤 征二 (旭川リハビリテーション病院)
旭川リハビリテーション病院
〒078-8801
旭川市緑ヶ丘東1条1丁目1番1号 TEL:0166-65-0101
FAX:0166-65-1211
E–mail:[email protected]
編集(広報部) 旭川赤十字病院 OT
道北支部会員数 268名 (2月17日現在)
印 刷 地域共同作業所「ふれあい」
〒078-8345 旭川市東光5条2丁目1-6
TEL:0166-24-4986
FAX:0166-24-4971
E–mail:[email protected]
発行人
事務局
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