議事録 - 伊豆の国市

広域一般廃棄物処理施設のあり方市民検討会(第2回)
議事録
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日 時
平成 25 年 5 月 16 日(木)
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場 所
伊豆の国市四日町 772 番地 韮山文化センター(韮山時代劇場
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出席者
委
員
15 時 00 分~17 時 10 分
映像ホール)
鈴木好晴会長、小森泰信副会長、萩原敏幸委員、福澤麗子委員、三原純委員、
関野勇委員、関野光宏委員、河野眞人委員、杉村武委員、海瀨俊子委員、
三須照枝委員、土屋龍太郎委員
(欠席)
佐藤諭委員、相磯和男委員
傍 聴
14 名
事務局
(広域廃棄物処理対策室)
天野室長・大澤係長・山口主査
(一財)日本環境衛生センター(JESC)速水技術審議役、増淵課長
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内 容
○伊豆の国市長挨拶、会長挨拶
○報 告
(1)第1回市民検討会の要旨
(2)これまでの取組み ①ごみ処理広域化の経緯 ②候補地選定の考え方
③候補地に関する経過 ④基本構想の概要
(3)施設建設の全体工程
(4)他都市における取組事例
○議 題
(1)ごみ焼却施設の課題等
①ごみ焼却施設建設の課題
②ごみ焼却施設の環境対策に係る法規制等
(2)その他 ①視察案の提示
○ 開 会
②検討会の開催スケジュール
開始 15 時 00 分
(1) 第 1 回市民検討会の要旨(資料 2-1)
事務局より、資料 2-1 第 1 回市民検討会の要旨を説明。
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(2) これまでの取組み(①ごみ処理広域化の経緯:資料 2-2②候補地選定の考え
方:資料 2-3③候補地に関する経過:資料 2-4④基本構想の概要:資料 2-5)
事務局より、これまでの取組みについて説明。
(A 委 員)
ただ今、事務局より、候補地に関する経過の中でスポーツワールド跡地の説明
がありましたが、私達が反対している理由を簡単に説明したいと思います。なぜ
反対をしているかと言いますと、私達は、焼却場建設について反対しているので
はなく、スポーツワールド跡地に建設する事に対して反対しております。反対理
由1.住民生活環境に近接している。2.色々な被害があったが、50 年我慢して
いる。3.伊豆市と伊豆の国市で建設するのでもっと中央へ持っていって頂きた
い。4.観光につきましても、伊豆半島はジオパークに認定され、伊豆半島の入
口であり、観光地「伊豆」のイメージダウンとなる。5.いちご狩センターなど
近隣農業地域への影響、長岡中学校にも近接し、子供達の健康に対する影響も心
配である。6.安全だと言う行政側を信じて、建設された施設から、10 年後にダ
イオキシンを出し、又、すぐ近くの貯水池の水を使い田畑を耕作しているので非
常に問題。7.広域化による影響では、我々の地区ではがんの患者が多いと思わ
れる事と搬入車両の増加で、渋滞が心配である。8.半世紀協力してきたが、あ
と何十年我慢して生活していかなくてはならないなどの地元住民の感情、その他、
平成 24 年に実施した生活環境影響調査で花坂地区での逆転層が認められ、その影
響があると考えられますので我々は絶対あの地域に建設はさせたくないと思って
おります。
(会
長)
事務局の報告説明について、初めて知ったという方も多いのではないかと思い
ます。私も一市民ではありますが、ここまで細かい事は初めて知ったという所が
あります。反省ではございますけど、事務局に注文させて頂きまして、やはり重
要な事業と言うものについては市民の方に積極的に情報発信していくと言う事が
必要ではないかと思います。我々の方もこの検討会については、逐一市民の方に
開示発信していきたいと思っております、その過程の中で、又、委員以外の市民
の方からの意見等も取り入れていきたいと思っております。
(3) 施設建設の全体行程(資料 2-6)
事務局より、施設建設の全体行程を説明。
(会
長)
先ほど関野勇委員から反対の立場からお話がありましたけど、このフロー図を
見て頂きますと生活環境影響調査というのは、用地が決定されてから行うという
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ことなのですね。そうするともう用地が決まってしまっているのかとそれは地元
の人とするとかなり動揺したと思います。今我々がいる位置はですね、左から三
つ目にあるのだと、まず認識して頂いて、これから作業を進めていくと、最終ゴ
ール迄はまだまだ大変な時間が要するという事をご理解頂きたいと思います。
(4) 他都市における取組事例(資料 2-7)
事務局より、他都市における取組事例を説明。
(B 委 員)
事例の⑧-2は近隣の市町村でしょうか。
(事 務 局 )
県内の事例になります。
(C 委 員)
余熱利用について紹介頂いたのですが、造られた年代もばらばらですし、焼却
型式によっての問題点の有無も聞いております、その辺についても教えて頂きた
いと思います。
(事 務 局 )
平成 18 年度作成の施設基本構想による暫定案としては、焼却炉に灰の溶融施設
をプラスしたもの、それからガス化溶融施設と言うことでしたが、この検討会で
処理方式のご説明が必要であれば、用意させて頂きますが、どういう意図による
ものかお教え願いますか。
(C 委 員)
これから検討会が進んでいきますと、良い事があれば受入れを考えるという地
区が出て来るかも知れませんが、実際は関野委員がご指摘なさったように、ダイ
オキシン類やガスが発生するなど色々な問題があり、心配があります。こういっ
た施設は反対運動があり、それが収束した後に施設が建設される事がほとんどで
ありますが、すばらしい施設ができるというだけで、収束したのか、環境対策や
事故の可能性がより少ない方式を採用する施設建設の話を聞いて納得したのか、
その中には、溶融炉など含めた設備、型式、建設する会社、その辺も強く反映し
てくるのではないかと思い、質問を致しました。
(事 務 局 )
頂いたご意見は、次回までに検討致しまして、報告させて頂くという事でよろ
しいでしょうか。
(C 委 員)
はい、分かりました。
(会
焼却方式については、方式によって、余熱利用、発電など若干の違いはあるし、
長)
共通的のものもあると思うけど、そこら辺を踏まえて検討するので参考までに教
えてほしいと言う事だと思う。どんな施設でも、地元住民の同意なくしても出来
ない訳ですから、必ず不安を持っている人や反対の人はいる訳です。建設した所
はそれなりに合意をして来ている訳ですけど、合意の過程というのは色々工夫し
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てきたと思うのですよね、その辺についても参考になるのではないのかなと思い
ます。次回までに提出をお願いします。
(事 務 局 )
分かりました。
○議題
(1) ごみ焼却施設の課題等(①ごみ処理施設の課題等:資料 2-8②ごみ処理施設の
環境対策に係る法規制等:資料 2-9)
事務局より、ごみ焼却施設建設の課題等を説明。
(C 委 員)
長岡清掃センターの基準を超えるダイオキシン類の発生があって、それを緊急
対策工事によって、対応策したと言う事でしたが、どのような工事をしたのか、
分かりやすく教えて下さい。
(事 務 局 )
次回に詳細を調べて報告させて頂きますが、主に排ガス処理装置の改修工事を
したと聞いております。具体的にはバグフィルターと言う高度にダイオキシン類
等の捕集が出来る装置への改良工事と言う事で聞いております。
(会
長)
今後進めて行くにあたり、課題をさらに掘り下げて、改善案、振興策とこうい
うようなものに繋げていきたいという事ですけど、何か皆さん方の立場からして、
課題、事務局から列挙したもの以外に、こんなような課題というものがあれば、
お願いしたいのですが、何かございますか。
(D 委 員)
新たな課題と言う事ではないのですが、先程の関野さんに反対の理由を述べて
頂いたのですけど、例えば7番の地元住民の感情と言うような事については十分
に分かるんですが、他のものについては、課題を詰めていけば、解消出来るであ
ろうと思います。或は現状の焼却施設をイメージして、心配だと言う様な事もあ
ろうかと思います。基本的に私達がこれから造ろうとする焼却施設は、迷惑施設
と呼ばれないような、外部への影響が極力低減されるような施設を造ろうとして
いるんだよと言う事は、合意事項として進めるべきではないかと思うんですけど、
いかがでしょうか。
(会
長)
第 1 回目の時にも、そういう話が出まして、皆さん方から色々地域振興に資す
るものとか地域に貢献するもの、或は住民と、或はコミュニティと共生するよう
な施設にする為にどうしたらいいのか、それについて色々提案を頂くと、それに
よれば、事によると地域の中には、そういう施設ならばうちの地区に是非と言う
事もあるかも知れません。魅力あるごみ焼却施設にするにはどうしたらいいのか、
そんな事を皆さんの方から、これから第 3 回、第 4 回の中で、提案をして頂きた
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いと思います、課題の裏返しが、改善案、振興策になろうかと思います。課題を
解消する為の策について、色々知恵を絞っていきたいと思います。無ければ、今
まで説明があったものが無作為に事務局の方で並べてある訳ですが、これをもう
少し体系立てて、キーワードごとにまとめて、次回皆さん方の意見、提案、提言
が出しやすいようにしてもらいたいと思います。
(2) その他
①視察案の提示(資料 2-10)
視察案1、2、3についての説明
(会
長)
視察については、実施すると言う事でよろしいでしょうか。
-各委員の了解を得る-
(会
長)
ここが良いという案はございますか、特になければ、委員の方から、事務局の
推薦する案と言う意見が出ましたがどうですか。
(事 務 局 )
事務局としましては、第 3 案(豊川市清掃工場他)を推薦したい。又、準備会委
員の同行をお認め願いたい。
-各委員の了解を得る-
(E 委 員)
附帯施設も含めて、施設の見学と言うのは良いことで、参考になると思うので
すが、出来ればその施設の地域の住民の方と懇談会というか話し合いが出来れば
なと言う意向がございます。もし、調整がつけばお願いします。
(会
長)
当日可能であればそうして頂いて、出来なければ、事務局の方で、ヒアリング
して、どういう苦労があったか、どういうプロセスで決まったか、そういう事を
聞き取りすると言う事で、ご了解頂きたいと思います。
(会
長)
(事 務 局 )
日程はどうですか。
日程につきましては、委員の出席可能性が高い木曜、7 月 4 日にお願いしたい。
-各委員の了解を得る-
(事 務 局 )
今日決めて頂いた施設へ、連絡したいと思います。
(会
先方の都合もあると思いますので、決まったら、出来るだけ早く、欠席の委員
長)
も含めて連絡をお願いします。
(事 務 局 )
改めまして、視察につきましては、各委員に連絡を取らせて頂きます。
②検討会の開催スケジュール(資料2-11)
今後の開催スケジュールの説明
(事 務 局 )
市長の挨拶にもありましたが、検討会をスピードアップして頂きたいという事
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で開催スケジュールを早め、年内に提言としたい。又、専門家の方や委員の提言
をきちっと受け止める為に責任ある職員も増員していきたい。増員については、
次回の開催日迄に提案をさせて頂きたい。
-各委員の了解を得る-
次回開催日程について説明。
(事 務 局 )
第 3 回の開催日案ですが7月 25 日(木)18 時 30 分からこの会場(時代劇場映
像ホール)でご賛同が得られればしたいと思います。
-各委員の了解を得る-
(会
長)
(C 委 員)
その他、何かございませんか。
この会の大前提としては、候補地は決めないという事でしたけども、資料の
2-3 にですね、候補地選定の考え方がありまして、それを見てみますと、一次選
定では 12 ゾーン、二次選定で最終的に 4 箇所を選んだと書いてあります、これか
ら最終的に出来るまでは、環境アセスをやったり、建設して 7 年かかるそういう
事を考えますと場所の選定をかなり早急にしていかなければならない。もし、造
るとしたらですね、そういう事になりますので、絞っていったという事はそれな
りに適当な場所という事ではあったでしょうから、そういう所の方をオブザーバ
ーという形でも結構ですし、それから委員を増やすいう事も出ましたので、そう
いうような方に入って頂いても結構だと思いますので、もし、出来ましたらばそ
ういう事も検討して頂けたらと思います。それからもう一つ、色々なごみに対す
る考え方で、徹底的にごみを減らせば、焼却炉がいらないという人も中には確か
におりますので、そういう方の意見も聞いておかないと、将来我々としても判断、
こういう考え方もあったんだというような事になると思いますので、もし、意見
を聞けたらなと思います。
(F 委 員)
今の話にちょっと関連するかもわかりませんけど、昨年度から伊豆の国市は雑
紙を出してくれという事で、その結果、可燃ごみの焼却量が削減されたと、そし
て又、農土香が稼動していますので、剪定枝等の可燃ごみも削減されていると思
いますけど、今の所分る所で良いですけど、何パーセントというかどのくらい削
減されているのかお答え願いたい。
(事 務 局 )
資料がなく、お答えが本日はできません。次回の視察等の折に配布させて頂く
なり、ご報告をさせて頂きます。
(G 委 員)
今まで、一回目、二回目を通しまして、準備会のごみに対する色々な取り組み
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や状況、歴史的背景を一市民として理解する事が出来ました。この検討会の主な
目的であります具体的にどんなごみ焼却場を造るかとかという事で、次回本題に
入るかと思うのですけども、例えばその際に時間も開催期間も限られている訳で
すから、具体的にどういう案を私たち出して行ければいいのか、宿題と言う訳で
は無いんですけどね、次回の大まかな議題に関した提言をする上での課題といい
ますか、例えばデザインはどうするですとか、どういう所から私どもはどう言っ
た提言をしていけば良いのか、ちょっとご示唆を頂ければありがたいと思ってい
ます。今日の結果を伺った時の感想です。
(事 務 局 )
先ほど会長の方からも、前回のお話、今日のお話を受ける中で、キーワード等
を整理して、3 回目、4 回目にあり方の中で検討を頂く内容について、整理をして
下さいと言う話がありまして、我々が受け止めているのは、今日は正直言いまし
て前回よりもあり方についての話、検討テーマに対する話が少なかったと思って
おりますが、前回の 1 回目の会議の時を振り返りますと、施設の環境面とか安全
面に関するあり方、又、地域貢献等を考えますと、余熱の利用した形の中で、ど
ういう複合的な施設を地域へ造っていったら良いのか言うようなものが主な内容
になるのかなと考えております。幾つかの事例を紹介させて頂いておりますので、
そんな形で検討していって頂ければなと事務局では考えておりますが、これはあ
くまでも 1 回目の検討会を受けての話でございます。現時点では、そんなふうに
考えておりますが、整理をさせて頂きまして、視察が間に入りまして、それから
第 3 回目の検討会と言う事になりますので、視察の時あたりに、出来るだけ早く
3 回目の検討会テーマはこのような形になりそうですと出していければと考えて
おります。
(H 委 員)
すいません、今までの流れとちょっと違くなってしまいますが、取り組み事例
の中でこの一ヶ月以内だと思いますが、テレビでごみ処理施設の事をやっていま
して、プールも温浴施設も要らないんだと、なるべく少ない方がいい、施設がで
きて、搬入車輌の影響で交通渋滞になってしまうのも嫌だと言ったような住民の
方がいて、ごみ処理施設については我慢しましょうとその代わりものすごく高い
煙突を造って公害等についてはなるべく少なく、道路状況についてもなるべく少
なくといったような施設もあると聞いておりますので、なんでも造って、だから
これで良いだろうという事ではない事例も一つ、二つありましたら比べる事にも
なるでしょうし、何でもあれば良いという事でもないと思いますので、そんな事
例もありましたら次回ご紹介頂ければと思います。
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(事 務 局 )
事務局の方で探してみます。
(会
そのような意見もあるかも知れませんね。市街地だと地域との共生を考えなく
長)
てはならないかと思いますが、山の中では、逆にコンパクトにやらなくてはなら
ないというのもあるかも知れませんし、そういう意見も含めて次回に出して頂け
ればと思います。傍聴されてる方はこの問題に対し、非常に熱心に関心を持って
参加されたと思います。本来であれば皆さん方からもご意見を聞きたいと思いま
すが、今日のやりとり等をみてお気付きの点があれば、遠慮なく事務局までご意
見をお寄せ頂きたいと思います。よろしくお願いします。他になければ以上で検
討会を閉会と致します。ご苦労様でした。
○閉 会
終了 17 時 10 分
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