北鎌倉駅沿いの岩塊・トンネルの緊急安全対策を求める 陳情

北鎌倉駅沿いの岩塊・トンネルの緊急安全対策を求める
陳情
陳情の要旨
標記岩塊・トンネルは、過去に保全のための手入れをほとんど行って来なかったため、樹木が生
い茂り、表土、樹根の影響が出てきていると思われます。また、風化の影響からの剥離落石も懸念
されるところです。これらに対して当会では、昨年来、市当局(都市整備部)に対策の要望を重ねて
います。
具体的には、樹木樹根の手入れによるひび割れ防止対策、(はく落による)落石防止対策、表面
ケアによるはく離防止対策の3点です。いずれも比較的安価に早急に実施できるものと考えます。
市議会におかれましては、市民の安全をはかるべき行政が岩塊・トンネルの劣化を防ぎ、通行人
に被害を出さないため、これら緊急安全対策を実施すべく、ご指導いただくよう陳情いたします。
陳情の理由
1.標記岩塊・トンネルにつき、樹木の繁茂による表土の増加、樹根の影響(ひび割れに樹
根が入り込む)が徐々に進行していると思われます
2.経年変化による風化・表面剥離も、徐々に進行していると思われます。
3.しかし、樹木および樹根の手入れ(「生殺し」と呼ばれる手法)、(他のトンネルで行わ
れているような)落石ネットの設置などがなされていません
4.従ってこれらに対し、①樹木・樹根の手入れによる岩盤への悪影響防止対策、②(はく
落による)落石防止対策、③表面はく離防止対策を行うことが必要です。
5.上記4.であげた対策は、いずれも開削のような大がかりな工事を必要とせず、予算的
にも安価に実施できると思われます。
6.トンネル山側の樹木については円覚寺が、また線路側については JR 東日本が、地権者である
ものの、トンネル部分については上部岩塊を含み鎌倉市が道路管理者としての責任を負っている
と思われます。従って、鎌倉市当局が責任をもって緊急の安全対策を実施するとともに、トンネルに
対して影響が及ぶ樹木については、市が手入れについて助言・勧告を行う等も必要と思われます。
以上
2015年4月24日
(提出者)鎌倉市山ノ内904-201
出口 茂 北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会) 代表
鎌倉市議会議長 中村聡一郎 様