仕様書

仕
1
様
書
目的
・この仕様書は、平成27年度犬捕獲抑留等業務委託契約に基づき受託者が行う業務の実施 に必
要な事項を定める。
2
委託業務を行う場所
・壱岐保健所の管轄区域内(以下「委託区域」という。)とする。
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使用施設
・受託者が行う本業務に使用する施設は次のとおりとする。
施設名
壱岐保健所
犬抑留所
4
所在地
壱岐市郷ノ浦町庄触字平
瀬501−4
主要施設
抑留処分棟
備考(設備等)
殺処分設備、焼却設備、
抑留施設、飼養管理に要す
る設備、備品等
委託業務の内容
(1)犬の捕獲抑留業務
・委託区域における狂犬病予防法違反犬を、県からの指示に基づき、捕獲抑留(狂犬病予防
法第6条に該当するもの)すること。
・県からの指示に基づき、徘徊犬等を保護すること。
(2)所有者からの犬及び猫の出張引取り業務
・犬及び猫を、県からの指示に基づき、犬及び猫の所有者宅等へ出張して引き取ること。
(3)負傷動物の収容業務
・委託区域内において疾病にかかり若しくは負傷した犬又は猫等の動物を、県からの指示に
基づき、保護すること。
(4)動物の搬送業務
・上記(1)から(3)に係る動物及び壱岐保健所にて引き取られた動物を、壱岐保健所犬
抑留所へ搬送すること。
(5)動物の返還業務
・犬抑留所において、壱岐保健所で返還手続きが終わった所有者へ、壱岐保健所狂犬病予防
員の立会いのもと、動物を返還すること。
(6)動物の譲渡業務
・犬抑留所において、壱岐保健所狂犬病予防員の立会いのもと、譲受を希望する者に動物を
引き渡すこと。
(7)動物の飼養管理業務
・各施設で飼養する動物は、処分するまで適正な飼養管理を行うこと。(土・日・祝祭日も
含む。)
・所有者不明の動物は、原則として7日以上飼養管理すること。
・咬傷犬は、原則として咬傷の日から起算して16日以上飼養管理すること。
・譲渡を目的とする動物は、原則として譲渡されるまでの期間飼養管理すること。
・所有者不明の動物は、マイクロチップリーダーをあてて、飼養者の明示の有無を確認する
こと。
(8)動物の殺処分及び焼却業務
・殺処分設備及び焼却設備を使用し動物を殺処分及び焼却すること。
・焼却灰は、適正に処理すること。
(9)関連施設の清掃及び焼却業務
・施設の清掃及び消毒を行うこと。
・施設周辺の除草作業を行うこと。
(10)上記(1)から(9)に掲げる業務に関連した業務
・上記(1)から(9)に掲げる業務に関連及び付随した業務を行うこと。
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業務実施区分
・委託業務に係る県と受託者の業務の実施区分は、別表1のとおりとする。
【別表1】
実施区分
業
務
備
県
受託者
(1)犬の捕獲抑留業務
県民からの通報受付
○
受託者へ捕獲指示
○
捕獲対応
○
報告
○
公示
○
(2)所有者からの犬及びねこの出張引取り
県民からの引取り申請受付
○
受託者へ出張引取り指示
○
出張及び引取り
○
報告
○
(3)負傷動物の収容
県民からの通報受付
○
受託者へ収容指示
○
収容対応
○
報告
○
公示
○
(4)動物の搬送業務
捕獲車を使用した動物の運搬
○
(5)動物の返還業務
返還申請受付
○
受託業者へ返還指示
○
返還
○
報告
○
考
(6)動物の譲渡業務
県民からの譲渡受付
○
動物の譲渡
○
報告
○
(7)動物の飼養管理業務
全ての動物の飼養管理
○
(8)動物の殺処分及び焼却業務
殺処分、焼却、焼却灰の管理
○
(9)関連施設の清掃及び消毒
清掃及び消毒
○
(10)上記(1)∼(9)の業務に関連した業務
上記(1)∼(9)の業務に関連及び付随した業務
6
○
業務の管理
・犬抑留所に常駐する必要はないが、県から緊急の対応を要する指示があった場合でも、対応できる体
制を整えること。
・受託者は、業務従事の状況を明確にするため、委託業務日誌(様式ア)を記録しなければならない。
(1)捕獲収容等の業務(上記4(1)、(3)の業務)
・犬の捕獲業務については、犬の逸走防止及び犬からの咬傷事故等を防止するよう努めること。
・狂犬病予防員が狂犬病予防法に定める抑留対象犬であることを確認した後に、捕獲すること。
(2)出張引取り業務(上記4(2)の業務)
・県からの指示に基づき、原則として業務時間内に対応すること。
・受け取った引取り申請書又は依頼書は壱岐保健所へ引き渡すまで責任をもって厳重に保 管す
ること。
(3)動物の運搬業務(上記4(4)の業務)
・犬抑留所に運搬すること。
(4)犬抑留所での返還等の業務(上記4(5)∼(6)の業務)
・犬抑留所において業務時間内は、対応すること。
(5)動物の飼養管理業務(上記4(7)の業務)
・動物の飼養管理は、原則として毎日(土・日・祝祭日を含む。)行うこと。
(6)動物の殺処分及び焼却業務(上記4(8)の業務)
・殺処分及び焼却は、壱岐保健所狂犬病予防員立会いにより行い、その勤務時間内に作業を終了するこ
と。
(7)関連施設の清掃及び消毒業務(上記4(9)の業務)
・犬抑留所の清掃は、原則として毎日行うこと。ただし、犬が抑留されておらず清掃の必要を認めない
場合は除く。
・犬抑留所の消毒は、原則として業務を要する日は、毎日行うこと。
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業務を要する日及び業務対応時間
(1)業務を要する日
・毎週月曜日から金曜日までとし、土・日曜日及び休日(国民の祝日に関する法律に規定されている休
日、年末年始(12月29日から翌年1月3日まで))は、除くものとする。なお、飼養管理は、毎日行
うこと。
(2)業務対応時間
・1週間あたり5日勤務(全日勤務3日、半日勤務2日)
(3)緊急時対応
・県から緊急の対応を要する捕獲等の指示があった場合は、上記(1)、(2)以外においても対応す
ること。
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業務報告
・別に定める報告様式に従い、業務を要した日は毎日、壱岐保健所衛生環境課に業務の報告を行うこと。
9
天災地変等による契約の不履行
・天災地変等により契約の履行ができない場合は、次に掲げるものとし、その場合の契約の変更につい
て協議することができる。
(1)積雪、土砂崩壊等により、犬抑留所への交通が途絶したとき。
(2)雷雨、火災及び土砂崩壊等により、犬抑留所が使用不能となったとき。
(3)犬抑留所の主要設備が継続して故障したとき。
(4)その他、前各号に類する事由によるとき
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施設等の利用
・受託者は委託業務を実施するために必要な施設及び機械器具(焼却炉、炭酸ガス処分機等(以下「施
設等」という。))について、県の指示する施設等を無償で利用できるものとする。ただし、次の(1)
から(3)をその条件とする。
(1)施設等の使用については、十分注意して使用すること。
(2)施設等を委託業務以外の用途に使用してはならないこと。
(3)施設等を滅失し又は棄損した時は、速やかに県に報告すること。
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捕獲車の使用
・受託者は、県が所有する捕獲車を使用できるものとする。
・捕獲車を使用する場合は、使用前に点検し、その運行状況について捕獲車運行記録表(様式イ)に記
録しなければならない。また、異常を認めたときは、壱岐保健所担当者に至急報告すること。
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経費の負担
・委託業務の遂行に必要な次の経費については、県が負担するものとする。
(1)犬及び猫の飼養管理費
(2)譲渡、殺処分及び焼却に要する経費
(3)その他県が必要と認める経費
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その他
(1)住民に対し親切丁寧に対応すること。
(2)捕獲をしようとして追跡中の犬がその所有者又は第三者の土地又は建物(住民を除く。)
等に入った場合は、その場所の所有者又はこれに代わるべき者の同意を得たうえでそ の
場所に立ち入ること。
(3)交通事故、捕獲作業中の咬傷事故、捕獲犬等の事故防止については、特に留意し、事故
が発生したときは、受託者は直ちに壱岐保健所に報告し、その指示を受け、詳細につ い
ては、事故報告書(様式ウ)により、壱岐保健所長に報告するものとする。
(4)犬抑留施設の内外、機械器具等は常に清掃し、そ族こん虫、雑草悪臭等の発生防止に努
めること。
(5)物品の盗難、火災等の発生防止に努めること。
(6)施設の破損及び機械器具の故障並びに異常を発見したときは、受託者は、直ちに壱 岐保
健所狂犬病予防員に報告すること。
(7)犬の抑留業務を実施する場合は、犬が逃亡しないよう十分留意すること。
(8)従事者の出勤表を作成すること。
様式第ア
犬捕獲抑留等業務日誌
平成 年 月 日 ∼ 月 日
日付
前日繰り越
し頭数
犬
/
/
/
/
/
猫
抑留施設内作業内容
捕獲業務
(頭数・場所等)
引取り・回収業務
(犬猫頭数・場所等)
その他業務・特記事項
(内容記載)
返還 譲渡頭数
殺処分頭数
頭数
犬
猫
犬
猫
焼却数
清掃
給餌
収容頭数
犬
猫
報告者 確認者
(様式イ)
捕獲車運行記録表(車両番号: )
運行日
使用時間
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
∼
使用者
目的地
業務内容
使用距離
総走行距離 運行前点検
給油量
給油額
(様式ウ)
平成 年 月 日
○○保健所長 様
氏名:
事故報告書
委託業務中における事故について、下記のとおり報告します。
記
1 発生日時
2 発生場所
3 事故の状況
4 事後措置
5 備考
印