の簡易懸濁法試験結 - Sun Pharma

Ver.1
2015 年 3 月作成
サンファーマ株式会社
レボフロキサシン錠 250mg「SUN」の簡易懸濁法試験結果
1. 試験目的
薬剤が経管栄養チューブから投与されることを想定し、
「簡易懸濁法」について試験を行った。
2. 試験方法
2.1 崩壊懸濁試験
シリンジのピストン部を抜き取り、シリンジ内に本品1錠を入れてピストンを戻し、シリンジに
55℃の温湯 20mL を吸い取り、5 分間自然放置する。5 分後にシリンジを 90 度で 15 往復横倒し、
崩壊懸濁の状況を観察する。5 分後に崩壊しない場合、さらに 5 分間、同様に操作を行う。10 分
間放置しても崩壊・懸濁しない場合、錠剤を粉砕してから同様の方法で試験を行う。
2.2 通過性試験
崩壊懸濁試験で得られた懸濁液を経管栄養チューブ(サイズ: 8 フレンチ)の注入端より 2~3mL
/秒の速度で注入し、通過性を観察する。詰まりがある場合は、詰まりのないチューブのサイズ
を確認するまで、試験を繰り返す。
2.3 55℃の温湯での安定性
本品 1 錠を 55℃の温湯 20mL に懸濁させ、20 分間放置後、含量を測定する。
3. 試験結果
3.1 崩壊懸濁試験
本品は、シリンジ内で 55℃の温湯 20mL 中に 10 分間自然放置しても崩壊しなかった。
3.2 通過性試験
本品を粉砕してから 55℃の温湯 20mL 中に懸濁させ、懸濁液を経管栄養チューブ(サイズ: 8 フレ
ンチ)に注入したところ、特に詰まることなく通過した。
3.3 55℃の温湯での安定性
本品を懸濁液中に 20 分間放置してから含量を測定した結果、試験開始時を 100 とした残存率は、
101.2%であった。
簡易懸濁法による投与方法は承認外使用であり、また、簡易懸濁法により投与した場合の温湯 55℃
での安定性、有効性、安全性、体内動態等の確認は行っておりませんので、本データのご提供は
簡易懸濁法による投与方法を推奨するものではございません。