シラバス - 都市工学専攻

2015 年度 夏学期 東京大学まちづくり大学院 ランドスケープデザイン・八王子スタジオ II
新しい里地里山暮らしをつくるランドスケープデザイン - 八王子市小津町を対象に - 飯田晶子(都市工学専攻環境デザイン研究室助教) 三島由樹(特別講師)
TA 坂本真理(都市工学専攻修士1年) 中島悠輔(都市工学専攻修士1年)
東京都心から約 40km に位置する八王子市は、約 58 万人が暮らす東京西部最大の都市であり、2015
年 4 月に中核市に指定された。その一方、市西部には、多摩川水系の源流域を形成する高尾山や陣馬
山など関東山地の山々が連なり、市域の 46%は森林が占める。そして、それらの山々の裾野には、古
くから林業・農業を生業とする集落と里地里山が広がっている。
昨今、都市居住者のライフスタイルの変化や居住志向の変化により、自然の豊かな郊外・田園地域
に移住する者が増加傾向にある。そして、これまで人口減少と高齢化が進む一方であった市西部の集
落において、都市からの移住者の受入れ先としてのポテンシャルが見直され始めている。このような
背景を受け、八王子市は、2014 年度より、市街化調整区域内のモデル地区を事例に、住民参加で地
区計画をたて、里地里山の景観、ゆとりある居住環境、住民同士のつながりなど、その魅力を損なわ
ないかたちで、新たなまちづくりを行う試みを開始した。
本演習では、八王子市の小津町を対象として、当地域におけるまちづくりの動きをふまえながら、
都市近郊の里地里山における新しい暮らし方を考え、それを実現させるためのランドスケープデザイ
ン提案を行う。
【スケジュール概要】 5/30(第1回) 自己紹介、課題説明、前年度の課題紹介、次回の説明
6/06(第2回) 対象地視察
6/13(第3回) 課題とポテンシャルの整理、計画の方針
6/20(第4回) 計画の方針の決定、図面・模型の作成開始
6/27(第5回) 中間発表(ゲスト講評)
7/04(第6回) 対象地のデザイン、図面・模型・パネルの作成
7/11(第7回) 発表準備、図面・模型・パネル完成
7/18(第8回) 最終発表&ディスカッション(東京大学)
未定 (第9回) 現地発表会(八王子市)
連絡先:飯田晶子 [email protected]
参考:2014 年度 八王子スタジオ HP:https://www.facebook.com/hachioji2014
2013 年度 川崎スタジオ HP:https://www.facebook.com/studio2013kawasaki
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【演習の対象範囲】 ランドスケープデザインの対象地は、八王子市の小津町とする。
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