主な内容 ・平成 27 年度当初予算 ・国の緊急経済対策を利用した事業 ・菰野町ため池ハザードマップを作成 ・郷土史・風俗 ・写真で振り返るこもの 三重県三重郡菰野町「広報こもの」平成 27 年(2015 年)4 月号 (№ 656) 菰野町ホームページアドレス(URL)http://www.town.komono.mie.jp/ 菰野町電子メールアドレス [email protected] *インターネットの菰野町ホームページでは、広報こものを当紙と同じ体裁でご覧いただけます。 * 当紙の内容を当町の許可なく、無断で転載することを禁止します。 *当紙は、再生紙を用いて印刷しています。 菰野町の行事を紹介 13 /春季卓球大会 撮影/熊沢清志さん(町芸術文化協会写真部会会員 大羽根園) 春季卓球大会の模様です。今年は4月 19 日にB&G海洋センターで開催されます。 総額241億円 一般会計122億円 平成 年度当初予算 平成 年度当初予算として、総額約241億円が3月定例会に提 案されました。一般会計の予算は約122億円となり、前年度の予 算と比較して7・6%の増となっています。 ﹃世代間の格差﹄の問題です。年金、 医療、介護等の受益と負担の格差は、 これからの世代ほど大きくなる一方 です。無論、社会保障制度の再考が 必要となってきますが、例えば、町 で も 起 債 や 基 金 の 活 用 方 法 に よ り、 世代間の受益と負担の平準化を図る ということも検討の余地があるので ていく必要があると考えます。次に、 た料金設定等で修正を重ねて対応し も、各種保険制度等での所得に応じ 見極め、これからも小さな変化の積 ながらも、現状と現実をしっかりと 基礎自治体レベルでの限界を認識し する考え方をもって予算編成に臨み、 農業集落排水事業 1億 9,500 万円 (2.4% 減 ) 得 の 格 差 ﹄ を 解 消 を するための根幹 約されると考えています。まず、 ﹃所 間の格差﹄の3つの格差の問題に集 得の格差﹄ 、 ﹃地域間の格差﹄ 、 ﹃世代 つつあります。これらの影響は﹃所 礎 自 治 体 に ま で も 深 刻な事態を招き や土地利用等に関し、地域の皆さん の発想﹂によらない適正規模の開発 や自然環境を守りつつ﹁右肩上がり 開始は大きな意味を持ち、優良農地 道路の町内インターチェンジの供用 観点から、平成 していくかに関わってきます。この 億9000万円を計上 た。地方交付税では、前年度に対し 増の 億1620万円を計上しまし 前年度に対し2850万円、0・5% 価替え等による減額を見込んだ結果、 対し増額を見込み、固定資産税で評 企業の収益改善等により、前年度に 町税では、個人町民税で納税義務 者数の増加等により、法人町民税で ギー等導入推進事業費補助金、多面 施設等整備補助金、再生可能エネル 計上しました。県支出金では、介護 円、9・8%減の 億1796万円を 込み、前年度に対し1億2212万 帯臨時特例給付金への補助金等を見 交付金、臨時福祉給付金と子育て世 改修事業に充てる学校施設環境改善 11 30 小中学校の屋内運動場非構造部材等 は富の再分配︵税制︶をどのように と共に考えるのは、今、このタイミ 1億円減の 11 52 年度の新名神高速 するかです。当然、国レベルでの取 ングであると考えています。最後に、 しました。国庫支出金では、マイナ 241億2256万円 6 ( ・6%増︶ 特別会計 7億 800 万円 (3.4%増 ) 後期高齢者医療 はないかと考えています。どの問題 も一朝一夕に解決できるものではな く、国を挙げて取り組むべきもので ありますが、人口減少と超高齢社会 の到来や世界規模での経済活動とい ﹃地域間の格差﹄の問題ですが、これ み重ねを不断に行うことにより﹃安 う社会的潮流からの3つの格差に対 は自治体間の競争によって解消され 全安心で未来を創造する予算﹄とし 28 億 6,400 万円 (2.6%増 ) 介護保険 今年度は、人と自然を活かした持続可能なまちづくりのため、現 状と現実をしっかりと見極め、これからも小さな変化の積み重ねを 不断に行うことで﹃安全安心で未来を創造する﹄予算として編成し ました。ここでは町予算の中心を占める一般会計予算約122億円 について、石原町長が議会で行った提案説明と、その中で取り上げ た主要事業を詳しくご紹介します。 人 口 減 少 と 超 高 齢 社会の到来や世 界規模での経済活動は、我が国の社 るものではなく、むしろ連携であり、 て編成しました。 町長提案説明︵抜粋︶ 会 生 活 に 消 費 の 低 迷 や投資による富 自治体の創意工夫により、どのよう 国民健康保険 45 億 9,600 万円 (10.4%増 ) ン バ ー 制 度 の シ ス テ ム 改 修 補 助 金、 ●各会計の予算規模 ( ) 内は前年度との比較 り組みが重要ですが、基礎自治体で 予算編成の基本的な考え方 の集中、安価な労働力の確保といっ に地域活性化に取り組み、情報発信 21 億円 (16.6% 増 ) 公共下水道 27 た大きな影響を及ぼし、 ﹁地方﹂の基 75 万円 (0.7%減 ) 土地取得 27 歳入 14 億 4,880 万円 (12.5% 減) 水道事業会計 122 億 1,000 万円 (7.6%増 ) 一般会計 予算総額 平成 27 年度一般会計予算 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 (2) 平成 27 年度一般会計予算 増の 億582万円を計上しました。 度に対し3億2308万円、 ・3% 的機能支払交付金等を見込み、前年 繰入金4億5000万円を計上しま する財源を補うため、財政調整基金 目的基金から繰り入れを行い、不足 9000万円を繰り入れるなど、各 修 事 業 の た め、 教 育 基 金 か ら 中学校の屋内運動場非構造部材等改 助費の増加等により、前年度に対し 加と障害者自立支援給付費に係る扶 び保育士の職員増による人件費の増 が減少していますが、消防職員およ 補てん債の償還終了等により公債費 的経費では、平成7年度借入の減税 っています。性質別にみると、義務 診業務委託を計上しました。 めの固定資産評価事務委託、がん検 務委託、平成 理を行うための計画策定の支援等業 公共施設等の総合的かつ計画的な管 しました。債務負担行為については、 に関し2カ年の継続事業として計上 改修事業や小学校エアコン整備事業 億1960万円を に充てるためのほか、不足する財源 中学校の非構造部材等改修事業など 消防指令センター等の整備事業、小 業 な ど に よ り、 前 年 度 に 対 し 事業と再生可能エネルギー等導入事 投資的経費では、清掃センター整備 億 6 6 8 8万 円 を 計 上 し ま し た。 を補うために、 19 4 億 6 7 9 万 円、 ・7%増の 26 予備費 前年度比較 増減率 歳出の内訳 0.2% 14,946 9.0 災害復旧費 議会費 公債費 1.5% 57,190 4.3 4.0% 239,480 5.9 総務費 502,393 41.7 教育費 11.4% 80,013 19.7 13.6% ▲ 1,027 ▲ 1.1 消防費 ▲ 136,504 ▲ 10.9 6.1% 歳 出 189,745 34.0 122億円 土木費 ▲ 29,561 ▲ 1.8 民生費 9.2% 35.2% 0 ± 0.0 商工費 ▲ 50,675 ▲ 9.4 0.8% 衛生費 0 ± 0.0 農林水産業費 14.0% 4.0% 866,000 7.6 単位:千円、増減率:% (3) 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 47 年度の評価替えのた 181,931 1,396,844 4,293,733 1,705,911 487,193 95,771 1,121,231 747,012 1,659,325 4,000 487,049 30,000 12,210,000 計上しました。 予算額 議 会 費 総 務 費 民 生 費 衛 生 費 農林水産業費 商 工 費 土 木 費 消 防 費 教 育 費 災害復旧費 公 債 費 予 備 費 計 億 3 2 8 9万 円 を 計 上 し ま し た。 平成 27 年 1 月 1 日現在の住民基本台帳人口で計算 その他の経費では、マイナンバー制 衛生費費 41,117 円 度のシステム改修や消防指令センタ 教育費 39,994 円 ー整備負担金、国民健康保険と後期 総務費 33,668 円 高齢者医療特別会計への繰出金等に 民生費 103,491 円 より増加しています。なお、継続費 町民 一人あたり 歳出額 294,295 円 については、菰野、千種の両小学校 消防費 18,005 円 土木費 27,025 円 10 47 予備費 723 円 と菰野中学校の校舎の非構造部材等 商工費 議会費 2,309 円 公債費 4,385 円 災害復旧費 11,739 円 96 円 農林水産業費 11,743 円 歳出 町民一人当たりの項目別歳出額 限られた財源の中で事業の選択と 集中を徹底し、重点化、効率化を図 単位:千円、増減率:% 基金繰入金では、菰野小学校のプー した。町債では、上水道の第6次拡 5 2 6 6 万 円、 1・ 1 % 増 の ル改修事業、菰野小学校および八風 張 事 業、 清 掃 セ ン タ ー の 整 備 事 業、 繰入金 予算額 前年度比較 増減率 歳入の内訳 5,216,202 28,500 0.5 町税 240,255 13,413 5.9 町債 自 分担金及び負担金 使用料及び手数料 172,880 ▲ 103 ▲ 0.1 主 県支出金 依 ①財産収入 14,305 377 2.7 自 財 存 ②寄附金 402 ▲ 999 ▲ 71.3 主 源 繰入金 歳 出 557,850 155 微増 国庫支出金 町税 財 122 億円 財 ③繰越金 190,000 0 ± 0.0 ⑪ 源 ④諸収入 153,713 ▲ 1,605 ▲ 1.0 源 53.6% 166,001 ▲ 4,000 ▲ 2.4 地方交付税 ⑧ 地方譲与税 ⑤ ⑨ 16,000 ▲ 2,000 ▲ 11.1 ① ⑤利子割交付金 ⑥ ⑩ ② ⑥配当割交付金 29,000 9,000 45.0 依 ③ 分担金及び負担金 ⑦ ④ ⑦株式等譲渡所得割交付金 10,000 7,000 233.3 地方消費税 地方消費税交付金 590,000 201,000 51.7 交付金 地方譲与税 使用料及び手数料 存 ⑧ゴルフ場利用税交付金 50,000 0 ± 0.0 ⑨自動車取得税交付金 34,001 4,000 13.3 30,000 0 ± 0.0 財 ⑩地方特例交付金 地方交付税 1,190,000 ▲ 100,000 ▲ 7.8 ⑪交通安全対策特別交付金 6,000 ▲ 1,000 ▲ 14.3 源 国庫支出金 1,117,965 ▲ 122,122 ▲ 9.8 県支出金 1,005,826 323,084 47.3 町債 1,419,600 511,300 56.3 14 計 12,210,000 866,000 7.6 30 平成 年度の主要事業 ★印は新規 ◆印は一部新規 ●印は拡充 ○印は前年度から継続 27 ○小学校、中学校屋内運動場非構造 部材等改修事業 2億8455万円 小 学 校 お よ び 中 学 校における体育 館等の天井や照明器具等の落下防 止対策等の改修工事を行います。 ★小学校、中学校校舎非構造部材等 3300万円 改修事業 非構造部材の耐震化等により、校 舎 の 安 全 性 を 確 保 す る と と も に、 災害時の収容避難所としての機能 確保を図るため、調査設計を行い ます。 ○再生可能エネルギー等導入事業 1億1420万円 防 災 拠 点 と な る 庁 舎や収容避難所 に太陽光発電設備および蓄電池等 を設置し、災害時における電源を 確保するとともに、自立分散型の エネルギー供給体制の構築と低炭 素な地域づくりに寄与します。 ○消防救急無線デジタル化、新消防 指令センター整備事業 2億1107万2千円 消 防 救 急 無 線 デ ジ タル化の平成 年度からの運用開始に向けて、四 日市市および桑名市消防本部とと もに、活動波無線と消防指令セン 防災減災 安全安心 平成 27 年度一般会計予算 ターの整備を進めます。 ●消防団装備等の充実 634万1千円 消防団員の安全確保のため、防火 衣および防火ヘルメットを追加配 備するとともに、菰野町消防団の 団旗を更新します。 ★高規格救急車の更新 3670万円 ○救急業務高度化事業 327万5千円 高度救命処置ができる救急救命士 の養成等を行い、重篤な状態の傷 病者の悪化を防ぎ、救命につなげ ます。 ○ため池の耐震調査およびハザード マップの作成 3800万円 ため池の耐震性点検調査等を実施 し、震災等での被害の拡大範囲お よび被害程度の予測を行うととも に、迅速な避難行動など災害対応 を行うことができるよう、ため池 ハザードマップを作成します。 5056万8千円 ○防災対策事業 木造住宅の耐震化を促進するとと もに、要援護者宅の家具転倒防止 対策を行います。 社会的セーフティネット ○途切れのない支援事業︵発達支援 395万8千円 事業︶ 支援が必要である子どもと子ども の成長に不安を感じる保護者に対 して、相談事業や療育事業を実施 し、乳幼児期から途切れのない支 28 援を行います。 ●児童虐待対策事業 186万5千円 児童虐待予防啓発のための講演会 の開催や要支援家庭への育児や家 事支援のための訪問事業の実施に より、親の育児不安の軽減を図り、 要保護児童対策地域協議会のネッ トワークの活用などにより、地域 全体で児童虐待の未然防止、早期 発見、早期対応を行います。 ★私立幼稚園就園に対する助成 135万円 私立幼稚園に通園する子どもの家 庭における保育料等の経済的負担 について、保護者の所得等に応じ て軽減し、幼児教育の振興を図り ます。 ◆いじめ問題、不登校対策事業 545万1千円 いじめや不登校等の課題解決の支 援、スクール相談ネットワーカー などの配置や、ふれあい教室 適 ( 応指導教室 の ) 開設により不登校 児童生徒への指導および援助を行 うとともに、いじめ問題対策調査 委員会を設置し、いじめ防止のた めの対策に関する調査研究を行い、 児童生徒の健やかな成長を図りま す。 ◆健康づくり、予防推進事業 2億2228万3千円 各種検診、健康教室、健康相談等 を進める中で、全住民の生涯を通 じた系統的な健康づくりを促進す るとともに、温泉等の地域資源を 活用した健康づくりについて検討 を行います。また、高齢者や児童 の発病および重症化を予防するた めの予防接種事業の推進や、女性 特有のがんの早期発見と正しい健 康意識の普及啓発を行います。 ○高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用 万円 の助成 平成 年度に定期接種対象でない 歳以上の方を対象に任意予防接 種事業として接種費用を一部助成 します。 ○高齢者福祉、障がい者福祉施策の 億6419万5千円 実施 国、県の補助制度等を活用しなが ら、高齢者福祉と障がい者福祉に おける諸施策の維持に努めます。 ★介護施設等整備に対する助成 1億5294万円 小規模な特別養護老人ホームであ る﹁地域密着型介護老人福祉施設﹂ と、日中・夜間を通じて訪問介護 と訪問看護を一体的または連携し て定期の巡回と随時の対応を行う ﹁定期巡回・随時対応型訪問介護看 護﹂の2つのサービスを提供する 施設の整備に対して助成します。 ○病院救急医療体制強化事業 2251万8千円 公的病院である菰野厚生病院の救 急医療体制整備に対して支援等を 行います。 75 27 17 40 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 (4) (5) 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 未来を創造 ●公共施設へのAEDの設置 国指定天然記念物である 田光の ○夢の教室開催事業 地域づくり、産業振興 「 ○地域活動支援事業 332万7千円 シデコブシ及び湿地植物群落 を 150万円 」 安定的に良好な環境で保存継承し 7654万9千円 「 先生 」 民間事業所等へのAED設置の啓 日 本 サ ッ カ ー 協 会 か ら 夢 の派遣を受け、町内全小学校の5 ていくため、境界立会や測量等を 行政を補完する機能を有する町内 発と緊急時での協力依頼等を行う 年生を対象に、体を動かすゲーム ﹁AEDの設置促進事業﹂を推進す 実施し、群落指定地の外周の境界 各区における区長や区用務員の業 とスポーツを通じたトークを行う を確定します。 務、区の自主的、主体的な住民自 るとともに、町民が安心して公共 ★シデコブシ指定地内森林環境教育 夢「の教室 を 治 活 動 に 対 し て 支 援 を 行 い ま す。 施設を利用できるよう、AEDを 」 開催します。 万9千円 ○学びのサポート学力向上事業 事業 また、各区における防災施設等整 設置します。 万円 子どもたちが、樹木医の指導の下、 備に対して支援します。 ﹁田光のシデコブシ及び湿地植物群 ○地域コミュニティ支援事業 菰野町出身の高校生や大学生等の 次世代育成 落 」指定地内の環境について学習 地域のマンパワーで、夏休み期間 万円 ◆子育て支援事業 863万9千円 しながら、樹木に案内板を取り付 中に中学生の学力向上をサポート 地域の課題解決に取り組んでいる 子 育 て 支 援 セ ン タ ーやファミリー け、今後の自然環境教育につなげ することにより、地域の絆を深め 地域活動団体に対して支援員の派 サポートセンターの運営、保育園 ていきます。 るとともに、菰野町の将来を担う 遣を行い、地域活動団体の活性化 および幼稚園での﹁わくわく広場﹂ ★樹木に関する調査と後継者の育成 人材を育成します。 を図ります。 の実施、地域の子育てサロン等へ ★大羽根運動公園東野球場の改修等 250万円 万4千円 事業 ○地区公園整備事業 の支援など、子育て支援を継続し 2214万9千円 樹木医の指導の下、後世に伝えて 地区が所有する空地や広場等での て展開します。また、0歳児親子 利用者の利便性を高め、安全かつ 公園施設の設置等を支援し、地域 いくべき樹木を調査し、地域や学 交流会や就学前の児童と父親を対 安心してスポーツを楽しめるよう、 住民の憩いや交流の場、災害時に 校での自然環境教育に活用する報 象とした講座などを開催します。 大羽根運動公園東野球場の改修の おける一時避難場所となる公園の 告書として取りまとめるとともに、 ●地域子育て支援施設の環境整備 ための設計や西多目的広場の土の 整備を図ります。 町内樹木に関する専門的な知識を 308万円 入替え、トイレの改修を行うとと ○住民参加型イベント助成事業 有する後継者を育成します。 保育園等の園庭開放において、地 ★電気自動車の導入 100万2千円 もに、大羽根サッカー場に避雷針 130万円 域 の 子 育 て 世 帯 が 集 ま り や す く、 の設置等の安全対策を講じます。 公用車の更新等に際し、リース方 地域住民参加型のスポーツや文化 子どもたちが安全に遊ぶことがで 式により電気自動車を導入し、環 ○スポーツ教室、スポーツ大会開催 イベントの開催を支援します。 きるよう、園庭への植樹や築山の 522万円 境負荷の低減と地球温暖化防止に 事業 ○湯の山温泉サイン整備事業 整備、改良工事等を行います。 対する意識向上の啓発を行い、低 120万円 スポーツを通した住民全体の健康 ★小学校エアコン整備事業 増進や地域間、世代間の交流を図 炭素な地域づくりに寄与します。 湯の山温泉街全体で統一したデザ 1200万円 ★南部公民館敷地内トイレの改修等 るため、各種スポーツ教室を開催 インの外国語表記も取り入れた行 小 学 校 の 特 別 支 援 教室を含む普通 859万5千円 するとともに、スポーツ大会の開 き先案内板を計画的に整備します。 教室へのエアコン設置に関する調 南部公民館敷地内のトイレをユニ 催を支援します。 ○観光名所づくり桜植栽事業 査設計を行います。 ★田光のシデコブシ及び湿地植物群 バーサルデザインに配慮したトイ 700万円 ★菰野小学校、菰野中学校プール改 落保存整備事業 902万円 レに改修します。 菰野富士で桜の苗木の植樹イベン 修事業 1億2307万8千円 平成 27 年度一般会計予算 12 18 24 40 トや歩道整備に向けた調査等を実 施します。 ★空気中ラドンによる健康感向上調 万2千円 査の実施 全 国 の 平 均 値 に 比 べて空気中ラド ン濃度が高い湯の山温泉地域にお けるウォーキングの実施等による 健康感向上に関する調査を実施し ます。 ★森林資源の地域内循環モデルの実 証実験 500万円 町 内 の 森 林 か ら 搬 出した間伐材等 で製造した木質チップを使って木 質バイオマスボイラーによる燃焼 実験を行い、森林資源を活用した エネルギーの地域内循環システム の構築に向けた実証実験を行いま す。 ●有害鳥獣対策 1306万9千円 有害鳥獣の駆除および捕獲、パト ロールの実施、大量捕獲おり、わな、 地域ぐるみの電気柵設置に助成を 行うなど、地域住民の安全を確保 しつつ、有害鳥獣対策を強力に推 し進めます。 ◆仲間と共に頑張る農家支援事業 200万円 農家等による自発的・創造的な農 村資源を生かした元気な地域づく り事業を支援するため、事業に要 する経費の一部を助成し、6次産 業化を広く推進します。 ★多面的機能支払交付金事業 73 2250万円 揚水機場、農業用用排水施設等の 長寿命化を図り、効率的な保全に 努めるため、施設の機能診断と調 査に基づき、継続して施設の補修 および更新を実施します。 1500万円 町有資産情報の整備により公共施 設等の全体の状況を把握し、保有 する公共施設等の総合的かつ計画 的な管理を行うための計画を策定 します。 ○基幹農業水利施設の長寿命化事業 2050万円 老朽化した大羽根町営住宅の長寿 命化を図ります。 ★公共施設等総合管理計画の策定等 います。 7883万6千円 ○橋りょう長寿命化修繕事業 農業、農村が有する水源涵養、自 然環境保全、景観形成等の多面的 5200万円 機能を維持発揮するための地域活 災害に備えた防災対策機能を強化 動や営農活動を支援するとともに、 するため、耐震補強を含めた橋り 規模拡大に取組む担い手の負担を ょうの長寿命化を図り、道路環境 軽減します。 の維持および向上を図ります。 ★中山間地域等直接支払交付金事業 ○清掃センター整備事業 152万7千円 6億1150万円 耕作放棄地の増加等が懸念される 老朽化した廃棄物処理施設の延命 中山間地域において、農業生産の 化手法による基幹的設備の改良や 維 持 を 図 り、 中 山 間 地 域 の 農 業、 二酸化炭素排出量の削減を図る工 農村の有する多面的機能の確保の 事等を行い、廃棄物を適正かつ安 ための活動を支援し、新たな耕作 定的に処理します。 放棄地の発生を防ぎます。 ○大羽根町営住宅長寿命化改善事業 社会資本整備 ○町単独道路整備事業・社会資本整 備総合 交 付 金 事 業 2億4942万8千円 生活道路を中心とした道路改良工 事、舗装新設工事、交通安全対策 工事などの町単独道路整備、国の 社会資本整備総合交付金を活用し た町道本町停車場線、三滝園中央 線外 路線、東町5号線、吉沢潤 田線等の整備を行い、地域におけ る道路交通の利便性および安全性 の向上を図ります。 ○高規格道路関連事業 3843万円 平成 年度の供用開始が予定され る 新 名 神 高 速 道 路 の 建 設 に 伴 う、 道路や水路等の周辺環境整備を行 13 30 ドストエフスキーと 愛に生きる 3月 日、町民センターホールで ドストエフスキーの5大作品を母語 た。 協定に基づく事業として実施しまし 外国語大学との包括的連携に関する した。この事業は、菰野町と名古屋 くつも質問が出るなどの盛況ぶりで 画の解説を行いました。会場は、い 学長の杉山寛行さんと対談形式で映 注目点を説明し、上映後に同大学副 語大学学長の亀山郁夫さんが映画の エフスキー研究者である名古屋外国 の解説がありました。まず、ドスト フスキーと愛に生きる﹂の上映とそ たドキュメンタリー映画﹁ドストエ ウクライナ出身の女性の半生を追っ のロシア語からドイツ語に翻訳した 7 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 (6) 助成対象 年 月1日以降に対象と センター利用助成券を配付します。 中学生以下の児童を養育する低所 得世帯を対象にファミリーサポート ファミリーサポートセ ンター利用促進事業 ︵例 ︶ 平成 年2月に出生した場合 は2月、3月分の2枚になります。 を給付し ま す 。 年3月までの残り月を計算した枚数 なる児童が出生した場合は、平成 し、平成 のおむつ給付券、6枚を配付。ただ 国の緊急経済対策を利用した事業 国 の 緊 急 経 済 対 策 を利用した消費 喚 起 や 生 活 支 援 を 目 的とする町の単 年 度 事 業 を 紹 介 し ま す。 紙おむつ購入費用給 付金 低 所 得 世 帯 お よ び 多子世帯家庭を 対象に0歳から3歳未満︵平成 年 4月2日∼平成 年2月 日の間に 出 生 し た 児 童 ︶ の 子 どもの紙おむつ 購 入 費 用 を 給 付 し ま す。 給付対象 対 象 と な る 児 童 の 保護者の住民票 が、平成 年4月1日時点で菰野町 に あ り 、 以 下 の 子 ど もを持つ世帯が 双子の場合は子どもが、2人であっ ○第3子以降の3歳未満児。ただし、 ○町民税非課税世帯の3歳未満児 申請方法 児童を養育する町民税非課税世帯 ○平成 年4月2日以降に生まれた になりま す 。 対象となる児童の保護者の住民票 が、菰野町にある以下の世帯が対象 ても3歳未満児が対象となります。 対象になります。 11 28 申請方法 課および社会福祉協議会で申請受付 ○4月1日から役場本庁子ども家庭 を開始 ○4月1日から役場本庁子ども家庭 課で申請受付を開始 た り、 月 額 子ども一人当 ○対象となる 給付内容 ※ファミリーサポートセンターの 配付 サポートセンター利用助成券を 枚 半額分となる350円のファミリー ○児童一人当たり、一時間利用料の 給付内容 7 5 0 0円 分 登 録 や 利 用 方 法 に つ い て は、 菰 野 394︲ 394︲3422︶ま 町 社 会 福 祉 協 議 会︵ 1294、 でお問い合わせください。 問い合わせ 子ども家庭課 391︲1124 394︲3423 町商工会がスーパー プレミアム商品券を 発行します 町商工会がプレミアム付き商品券 を発行します。 プレミアム率 %︵1万円で1万2000円分 の商品券を購入できます︶ 販売形式 1000円券 枚綴り1冊を1万 円で販売する予定です。 詳細が決まりましたら、町広報紙 等でもお知らせします。 391︲1144 観光産業課観光商工推進室 問い合わせ 人権擁護委員に 南川 篤さん 篤さん︵千草︶が、4月1 南川 日付けで法務大臣から新しい人権 擁護委員に任命されました。前委 員の内田 主さ んが任期満了 により退任さ れたことによ るものです。 第 回クリーン大作戦 、町 3月 日︵ 湯 の 山 区 は 日 ︶ 区長会が主催して、町内各区で恒例 た。 減少し、総量は過去最少となりまし 力 に よ り、 不法投棄された不燃物は たものの、 。これまでの皆さんの協 ま し た。 今年は可燃物は増加しまし の菰野町クリーン大作戦が実施され 16 24 ℡ 391︲1193 (7) 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 18 15 不燃物 不燃物処理場(78 台 8.8㌧) 【内訳】 ・金物類 3.6㌧ (自転車7台含む) ・電化類 0.2㌧(家電5品目 以外) ・ビン・がれき 1.3㌧ ・プラスチック類 1.9㌧ ・その他 2.3㌧ (タイヤ 166 本、バッテリー 7個含む) 可燃物 清掃センター(39 台 3.5㌧) 28 ℡ 12 ℡ 28 27 12 28 20 20 27 菰野町ため池ハザードマップを作成 ため池ハザードマップの情報提供 際 に は 、 洪 水 を 防 ぐ 調整池としての た め 池 は 、 農 業 用 水の貯水池とし て 必 要 な も の で あ り 、同時に大雨の 対象のため池がある区の世帯につ ●浸水想定区域に入っていない方で 世帯については各戸配布します。 ため池ハザードマップ 機 能 も 有 し て い ま す 。しかし、ため いては回覧にて周知します。 ●住居が浸水想定区域に入っている 池 に は 大 地 震 に よ り 決壊すると洪水 ●菰野町役場ホームページに掲載し 新溜 小島 大井沢溜 小島 片倉溜 菰野第一区 を 引 き 起 こ す 危 険 性 もあります。町 ます。 田口 で は 、 大 地 震 で た め 池が決壊した場 ●役場観光産業課および役場各支所 馬菖溜 合 の 浸 水 想 定 と 、 避 難対策等の情報 に配架 し ま す 。 田光 を 分 か り や す く 住 民 の皆さんに提供 ※想定を超える災害によりハザード 勘四郎溜 することを目的にため池ハザード 田口 災害時に備えて ●日頃から家族やご近所で災害への 対応について話し合い、家から避 難所までの経路や、家族の連絡先 などを確認しておきましょう。 ● マ ッ プ を 目 に 付 く 場 所 に 置 い て、 いつでも確認できるようにしてお きましょう。 ●浸水が発生しやすい場所を日頃か ら把握し、危険を感じたら自主的 に避難するよう心がけましょう。 ●皆さんが災害について関心を持 ち、いざという時に落ち着いて行 動ができるよう、日頃から災害に 丸池溜 菰野第一区 酒屋溜 田口新田 里之内溜 竹成 上溜 田光 庄左エ門溜 杉谷 中溜 田光 お駒溜 田光 高塚溜 田光 赤溜 田口新田 小溜 田口 木貝戸溜 杉谷 新溜 田口 関する正しい知識を身に着けてお くことが大切です。 があり非常に危険です。 流されたり、転倒や転落すること し ょ う。 車 や バ イ ク で の 移 動 は、 ●避難はできるだけ歩いて行いま しましょう。 け合って、家族やグループで行動 ●単独で行動せず、ご近所と声をか しょう。 に固定ができる運動靴で避難しま ●素足、長靴は危険です。紐で十分 を念頭に置きましょう。 ども等は避難に時間がかかること ●高齢の方、身体の不自由な方、子 を待ちましょう。 ら無理に避難をせず、高所で救助 ●浸水の深さがひざまであるような う。 で見えなくなるので注意しましょ ンホールも洪水のときには泥水等 ● 普 段 は 見 え て い た 水 路、 溝 や マ 避難時の注意点 ため池ハザードマップの内容例 問い合わせ 観光産業課 391︲1144 391︲1193 ℡ マップの想定外の区域で浸水する 弁天溜 マ ッ プ を 作 成 し て い ます。 田口新田 新溜(村溜) 田口新田 区 名称 区 名称 可能性 は あ り ま す 。 村溜 現 在 の た め 池 ハ ザ ードマップの作 成 状 況 は 左 の 表 の と おりです。 (表)町のため池ハザードマップ 平成 26 年度に作成した 平成 27 年度に作成する ハザードマップ 予定のハザードマップ 広報こもの 平成 27 年 4 月号 № 656 (8) 第 88 回 地域ぐるみでの有害鳥獣対策 ー日常生活へも影響していますー かねてから山際に近い集落の皆さんとお話をする 生しています。 と、必ずと言っていいほど話題に上り、「何とかし このようなことから、有害鳥獣対策関連予算を、 て欲しい!」と強く要望をお受けするのが、ニホン 460 万円(平成 24 年度)→ 480 万円(平成 25 年度) ザル、イノシシやニホンジカなどの有害鳥獣による → 605 万円(平成 26 年度)と拡充して来ており、 平成 27 年度の当初予算では、1,307 万円と対前 農林産物の被害に関することでした。 農林業に直接携わっていなければ、有害鳥獣と言 年比2倍以上の予算を措置しました。有害鳥獣に対 われても、実感を持つことは難しいかも知れません しては、その捕獲力を向上させることも重要ですが、 が、キャンプやバーベキュー、登山などで山の近く 一方で地域での追い払いの実施や侵入防止施設の設 に足を運んだ際に、ニホンザルの群れやニホンジカ 置など、地域ぐるみの獣害対策が有効な手段と考え の一団を目撃された皆さんは多いのではないかと思 ています。行政としても被害低減を目指して参りま すので、町民皆さんのご理解ご協力をよろしくお願 います。 平成 25 年度中の菰野町における有害鳥獣による い申し上げます。 農林産物の被害額は、2,145 万円に上ります。こ (注1):平成 25 年のコシヒカリ出荷契約米概算金 12,000 円 / 60㎏より算出 の額を仮にお米の生産価格に換算してみると、約 (注 2):農林水産省公表の平成 25 年度食料需給表に基づいて 107,250kg(注1)となり、エネルギー量として 算出(玄米と白米については加味せず) は、年間 447 人分(注2)になります(ちなみに、 (注3)平成 25 年度町内全小学校の学校給食米の消費量 菰野町の小学生の給食のお米は年間 28,940㎏(注 3)です)。 農林産物の被害の増加も忌々しき事態ではありま すが、最近では、一般住宅地にも出現し、ニホンザ ルによる屋根瓦を破壊、糞などによる樋詰まりや宅 内など建物への侵入、イノシシによる庭の掘り起こ しや突進による倉庫の破壊など、我々の日常生活に も被害を及ぼしています。また、通学路付近にニホ ンザルが出没するなど、身の危険を感ずる事案も発 捕獲されたイノシシ 三重県警察官募集 ①受付期間 3月 24 日(火)∼4月 21 日(火) ②受験資格(警察官A) ○平成 27 年 10 月採用 昭和 57 年4月2日以降に生まれた人で、 *学校教育法に定める大学を卒業した人 *平成 27 年9月 30 日までに学校教育法に定 める大学を卒業見込みの人 ○平成 28 年4月採用 昭和 58 年4月2日以降に生まれた人で、 *学校教育法に定める大学を卒業した人 *平成 28 年3月 31 日までに学校教育法に定 める大学を卒業見込みの人 (9) 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 ③試験日 ○第1次試験:5月 10 日(日) ○第2次試験 *平成 27 年 10 月採用 6月中旬から6月下旬 *平成 28 年4月採用 6月中旬から7月下旬 ※7月にも警察官A・B(Bは警察官Aの学歴以外)、 警察事務の募集受付があります。 ○受付期間 7月 24 日(金)∼8月 25 日(火) ○試験日 *警察官A・B 9月 20 日(日) *警察事務 9月 27 日(日) 採用試験に関するお問い合わせは、 三重県警察本部警務課採用係 ℡ 059−222 ‐ 0110 問い合わせ 四日市西警察署 ℡・ 394 ‐ 0110 新年度も図書館をご利用ください。 「本は キラキラ 万華鏡」 (2015 年・第 57 回標語) 4 月 23 日から 5 月 12 日は「こどもの読書週間」です。幼少のときから書物に親しむことで読書の喜びや楽しみ を知り、物事を正しく判断する力が身につきます。本を読み、読んで考え、行動する子どもたちが育つために、ぜひ、 ご家族で図書館をご利用下さい。 展示コーナー 4月のおはなしルーム 4月 26 日 ( 日 ) まで 4月9日 ( 木 )16:00 ∼ 英語のおはなし会 新生活のスタートにこの一冊 4月 11・25 日 ( 土 )14:30 ∼ 楽しいおはなし会 4月から進学、就職などで新生活を始められたみ 図書館カレンダー なさんを応援します。新社会人となられた方には社 会学、経済学が学べる本、また人事異動、転職、開 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 業など慣れない環境でお悩みの方には、一助となる 5 6 7 8 9 10 11 本もあります。ひとり暮らしをはじめた方の家事ガ 12 13 14 15 16 17 18 イドブックもあります。 19 20 21 22 23 24 25 まず、図書館のホームページから検索してみては 26 27 28 29 30 いかがでしょうか。 印はお休みです。 お気に入りの一冊が見つかるといいですね。 開館/9時 30 分∼ 18 時 4月 新着図書から 児 童 書『 お い し い“ つ 一般書『なぜ日本人は、こ ぶつぶ”穀物 ( こくも んなに働いているのにお金 つ ) の 知 恵 』 盛 口 満 / 持ちになれないのか?』 渡 文・絵 少年写真新聞社 邉賢太郎 / 著 いろは出版 (616/ モ) (337.1/ ワ) ご飯もパンもうどんも リーマンショックを機に、 ラーメンも、みんなおい 大手証券会社を退職し、お しい“つぶつぶ”からで 金について学ぶために世界 きています。おいしいつ を旅した著者は気付きます。 「日本人は、世界一、お金のことを知らない」 と。 「お ぶ つ ぶ と は 穀 物 の こ と。 金の仕組みを学び、お金の扱い方を変えるだけで、 自然の中で生き残るための植物の知恵とそれを食 お金持ちに近づくきっかけを得られることを伝え 料とする人間の知恵。理科の先生による繊細で緻 たい」という本書は若い世代にもおすすめの旅行 密な絵本です。大人でも新発見があるかも知れま せん。 記となっています。 問い合わせ 図書館 ℡ 391 ‐ 1400 394 ‐ 4433 http://www.town.komono.mie.jp/library/ 春めくやヨガでしなやか曲線美 舘千恵子 ︻評︼暖かくなると動きも活発になる。 ヨガをやっている人の曲線もしなや かだ。季語をよく生かし、句全体に 春の喜びが溢れている。ヨガという 句材も新しくてよい。 谷崎みち 身を捩ぢて乾き始める干大根 施設守万能職や雛飾る 芳岡ゆう 白波立つ大河に鴨の浮寝かな 増田 栄 畑の土凍てて細粒乾きをり 内田絹代 待てば益す汁溢れ出す焼栄螺 福田とおる 若布刈る船の行く先青光る 水野悦子 不揃ひの背丈のままに麦青む 秦とし子 黒御髪面輪引き立つ内裏雛 宇佐美ちゑ子 恋猫の火の声闇に跳び上がる 選者吟 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 (10) 機織り や葛、繭や綿の繊維をもと 昔は麻 に し て 衣 服 を 作 り ま した。菰野あた り で も 明 治 以 前 は 畑 に綿を作り、そ れ か ら 木 綿 糸 を 紡 い で、その糸を藍 や草木で染めあげ、機にかけて織り ま し た 。 明 治 の 初 め 四日市に紡績が 正月に親代わりの兄亡くなりて すずみを作る姿浮かべり 平井光子 まぎれなき老人三人ひさびさに 会へばたちまち子供にかへる 名倉あい子 さ緑の蕗のとう二つ顔出ずる うつろなるる間に季はすすみゆく 増田陽出美 猫の子が次第しだいに重くなる これを月日と呼ぶのか人は 尾崎久美子 神木に添ひ遂げて咲く梅一樹 にほひ芳し老木なれども 奥村秋男 めがねケース落とす瞬間名を呼びて 注意くれたる君の名出ず 内田すえの ソーシャルメディアにやさしい町 糸を紡ぐ様子 で き る と 、 木 綿 糸 を 四日市や桑名の 糸 屋 で 買 い 求 め 、 そ の糸を村の紺 屋 菰野町は平成 年5月1日にソー シャルメディアにやさしい町を宣言 しています。現在、その一環として 町 で は、 イ ン タ ー ネ ッ ト の ホ ー ム ペ ー ジ の 他、 フ ェ イ ス ブ ッ ク や ツ イッターで情報発信を行っていま す。インターネットのホームページ では、広報紙の紙面の都合で掲載で きない内容や広報紙より詳しい内容 を、フェイスブックやツイッターで は、タイムリーな情報をお届けして います。下に掲載したQRコードを 読 み 込 ん で 頂 く こ と に よ り、 町 の ホームページ、フェイスブックペー ジ、ツイッターページを見ることが できます。広報紙とともにこれらの フェイスブックページ https://www.facebook. com/komonosns に 染 め て も ら い 、 普 段着や仕事着は 巻き、その糸を経るには、家の中の 24 情報もぜひご活用ください。 (11) 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 ホームページ http://www.town. komono.mie.jp ツイッターページ https://twitter.com/ town_komono 戸障子を開け放して長い糸を張りま 一人前の仕事といわれていました。 て一日に一反の布を織るのが女性の がかかり根気のいる仕事です。そし 織りました。機織はずいぶんと手間 な梭を走らせ、手足の調子を合せて を上下に開けて、その間を舟のよう けました。足で綜絖を動かし、経糸 綜絖に透して千切に巻いて、機にか した。その細い糸を一本一本、筬と ㈱創元社発行『手織り』29 ページ 「図1高機の構造」より お お か た 自 家 製 で し た。機織は女性 の仕事で、夜業に糸車を回して糸を 第 13 回 広報菰野 月号 平成 年 このコーナーでは菰野町が保管する明治から昭和ま でを記録した写真で、菰野町の懐しい風景を紹介しま す。今月号では下村区の掲示板、消毒作業の様子を紹 介します。 4 27 月1日発行 №656 三重県三重郡菰野町大字潤田1250番地 菰野町役場 059︵391︶1105 ▼企画編集 企画情報課 ▼印刷 博愛印刷㈱ 4 福祉のために★杉谷の小川洋二さん から 20 万円 社会福祉のために★(財)吉田福祉 基金から衝撃緩和マット2枚★昭和 30 年度菰野中学校3年D組卒業生 一同から 3 万 4,037 円★田光の諸 岡慎一郎さんから 10 万円★菰野町 消費生活くらしの会から 6,000 円 ★ユニー㈱”小さな善意で大きな愛 の輪”運動 ピアゴ菰野店から2万 8,886 円★菰野初若の郷の森さんか ら3万円★匿名で 30 万円 わかば作業所へ★あゆみの会から 10 万円 第 37 回 下村区の掲示板、消毒作業撮影場所 2月のデータ ■火災発生 2件 ( 3) ■救急車出動 112 件 (245) 交通事故 11 件 (17) /急病 75 件 (172) /一般負傷 16 件 (38) /そ の他 10 件 (18) ■救助出動 2件 ( 3) ■交通事故 102 件 (201) 物損事故 89 件 (180) /人身事故 13 件 (21) うち死者0人 ( 0) /傷 者 16 人 (33) ( ) は1月からの累計 面積/ 107.28 平方㌔㍍ 総人口/ 41,462 人 ( − 19 人、男 20,391 人・女 21,071 人) 世帯数/ 15,646 戸 下水道/総人口に対する割合 60.0% 接続率 接続人口 24,886 人 2月末現在 昭和 30 年8月に撮影された下村区の掲示板。区の共同作業 の「降雨休日」を伝えたもの。区の共同作業で「降雨休日」を 伝える内容は珍しいことだったようです。 昭和 33 年に下村区で撮影された婦人会による消毒作業の様 子 広報こもの 平成 27 年4月号 № 656 (12)
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