町復興のシンボル まもなく待望の完成 災害公営住宅 プレオープンは ∼ UR のノウハウ生かし地元業者が活躍∼ 震災により住まいを失われた方、原子力災害により避難を余儀なくされている方のための 災害公営住宅。UR 都市機構のノウハウと地元業者の力を活かし、早期完成をめざして すすめてきた住宅が、まもなく完成します! 桑折町が、独立行政法人都市再生機構(以下「UR 都 市機構」)と基本協定を締結し、昨年3月から基盤整備、 建築工事を進めてきた災害公営住宅 47 戸が、いよいよ 5月末に完成を迎えます。 また、UR 都市機構では、基盤整備設計から建築工事 5月31日 子どもたちが安心して伸び伸びと体を動かせること、また一般町民の皆さんはじめ多くの方々の 体力づくり・文化活動や集会の場としてなど、様々な目的に利用できる施設として、 復興のシンボルである「屋内温水プール・多目的スタジオ」もまもなく完成です。 平成 27 年3月 30 日現在の屋内プール 01 まで一括して事業を進める中で、様々な地元業者の方々 にも携わっていただけるよう事業を進めています。 そして入居を心待ちにしている被災者のため、一日で も早い完成をめざし、UR 都市機構と、地元業者の方々 の昼夜を問わぬ努力により進められています。 完成引渡式は 5月3日 屋内温水プール・ 多目的スタジオ 02 03 (予定) 01・02_ キッチン。住 宅のタイプによって 違っています 03_ 関係者で内覧した 際の写真。現場ではこ のほかにたくさんの方 が作業されていました オープンが楽しみな「屋内温水プール・多目的スタジオ」 ですが、駐車場や進入路等の整備を今後進めることから、 5月にプレオープンとして施設が利用できるようになりま す。 また、震災以降、桑折公民館で業務を行っていた「生涯 学習課」が、こちらの施設に移動します。現在選考中の施 設の愛称などもあわせ、 随時広報でお知らせしていきます。 ∼工事の現場から∼ 施工者 ㈱安藤組 【今回完成の内容】 現場での事故や、気象災 害に見舞われることもな く、順調に進めることがで きました。これも、現場の 皆さんに頑張ってもらえた ▶住宅 47 戸 木造2階建・3LDK(75.35㎡)※間取りは2タイプ ▶集会所1棟 木造平屋建(107.65㎡)。良好な日当たりを活かし、 屋根にはソーラーパネルを設置して再生エネルギーを 活用。また、 集会所の前には子ども用の遊具が設置され、 周辺住民との一層の地域間・世代間交流が期待される。 ▶広場 地下に埋設された大規模雨水貯留槽の地表スペース を生かした広場は、敷地の南西の角に位置し、広々と して視界も良く、憩いの場として様々な活用が期待で きる。 3 広報こおり 平成 27 年4月号 <施設の一部をちょっとだけご紹介> 01 UR 都市機構 宮城・福島震災復興支 援局住宅計画チーム 主査 佐藤景洋さん からこそと思っています。 4月中頃までには外構工事 まで終え、末には入居され る方に内覧会という形で披 露したいと考えています。 齋藤哲也 現場代理人 被災各地で復興工事があり、作業員不足の想定はし ていましたが、現実はそれ以上でした。この建物は鉄 筋コンクリート造なのですが、その躯体工事*で型枠・ 鉄筋作業員がなかなか確保できなかったことが工程に 響きました。しかしその後の工程の中で、各作業員に 努力していただき、工事は順調に進みました。 今回の工事には、体育施設、プールなど様々な工種 があり、非常にやりがいがありました。町民の皆さま 同様に完成を楽しみにしていますが、まずは何より、 無事にすべての工事が完了できることを第一に、最後 まで気を抜かず取り組んで行きます。 *建物の主要な構造体を作る工事のこと。 02 01_ 多目的プレイルーム(15 m × 22 m) かまぼこ型の天井に黄緑色のトラスが目を引きます 02_ キッズランニングコース(40 m × 6.5 m) 図面で見るより広々、床には緩衝材が入り、走りや すく仕上がっています 広報こおり 平成 27 年4月号 2
© Copyright 2024 ExpyDoc