【資料3】 平成25年度版 第2期産業振興計画 産業成長戦略【水産業分野】 <重点施策ポンチ絵> (案) 平成25年1月10日 高知県水産振興部 目次 餌料用カタクチイワシの安定供給システムの開発・・・・・・・・・・・1 漁業の担い手の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 沿岸・沖合漁業振興対策事業 ~資源の有効利用による底びき網漁業の振興~・・・・・・・・・・・3 高知県漁協による定置網漁業経営への支援・・・・・・・・・・・・・・4 高知県漁協の買取販売の取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 水産物消費拡大関係事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 魚食・食育授業実施業務委託料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 県水産物の統一ブランドの構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 養殖産地認知度向上促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 マグロ養殖の振興・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 シラスの高知新港への水揚集約へ向けた今後の取組方向・・・・・・・11 滞在型・体験型観光の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 資源豊かで賑わいのある河川づくりの推進・・・・・・・・・・・・・13 餌料用カタクチイワシの安定供給システムの開発 現 状 佐賀地区の活餌供給は一定定着したが、活餌の確保が不安定 ・県外活餌業者の廃業が増加 県外活餌業者の廃業が増加 ・県内での活餌採捕がほとんどない 活餌の安定確保が最重要課題! 活餌用稚魚の確保 養成活餌:小型まき網漁業で漁獲したカタクチ イワシ稚魚 養殖活餌:カタクチイワシの親魚養成、種苗 生産による稚魚 活餌用稚魚の飼育 活餌サイズまで小割筏で育成 出荷時期を調整する技術開発 飼育・種苗生産コストの低減 養成・養殖活餌の評価 か お漁船に積込み 実操業で活餌を評価 かつお漁船に積込み、実操業で活餌を評価 活餌の供給及び価格の安定 かつお船の操業効率アップ 小型まき網漁業の収入増加 県内水揚げの増加 水産振興部 漁業振興課 漁 業 の 担 い 手 の 確 保 情報発信 情報収集 県庁のホームページ 漁師になりませんか?(漁業振興課) 高知で暮らす。(地域づくり支援課) 高知仕事ネット(雇用労働政策課) その他のホームページ 漁師jp(全国漁業就業確保育成センター) 漁業体験研修事業 相談体制 体験研修 長期研修 技術習得 短期間(3~7日)漁村に滞 在し、漁業、漁村生活を体験 高校等との連携 ・海洋高校生の漁業体験 学習 ・漁業者等による高校出 前授業 漁業就業支援アドバイザー 新規漁業就業者確保対策事業(委託料) ・就職相談会での支援内容の紹介と勧誘活動 ・県内外の就職相談会で事業のPR、勧誘活動 ・県内漁業関係企業等の求人情報の随時把握 ・研修生、修了生のフォローアップ (新)漁業就業支援 プログラム 推進事業 ・漁業士等による座学・実習 ・漁業就業ガイダンス(半日) ・漁業就業セミナー(一日) 相談窓口 漁業就業支援フェア (国事業) 漁業振興課 各漁業指導所 市町村 漁協と希望者のマッチング ↓ 実践研修 新規漁業就業者支援事業 対 象 者:自営等の沿岸漁業者として自立しようとする者 支援内容:研修・生活費を支援(15万円/月=3年間) 新規漁業就業者漁船リース事業 対 象 者:新規漁業就業者支援事業修了者に限る 支援内容:漁協を通じて中古漁船をリ ス 支援内容:漁協を通じて中古漁船をリース 自己負担の80%まで漁業近代化資金の融資を受けることが可能 漁船取得 漁業就業者漁船リース事業 対 象 者:雇用型漁業従事者や親子船からの自立をしようとする者 支援内容:漁協を通じて中古漁船をリース 自己負担の80%まで漁業近代化資金の融資を受けることが可能 金融支援制度(水産政策課) 機器・漁具 整備 ○沿岸漁業改善資金(無利子貸付) ・経営等改善資金(近代的な漁業技術や安全確保のために必要な経費) ・青年漁業者等養成確保資金(沿岸漁業の経営を開始するするために必要な経費) ○高知県漁業近代化資金(利子補給) ・1~5号資金(漁業経営の近代化に必要な漁船建造、機関換装、漁具等の設備資金) ○高知県沿岸漁業等経営育成資金(利子補給) ・経営安定資金(漁船や機器の修繕等に必要な運転資金) ・経営維持資金(中古船・中古機器の購入、点検費用等に必要な設備資金) 沿岸漁業者として自立 魚価向上や流通販売の支援による漁業者所得の向上 ・県漁協が実施する浜値向上の取組を支援 ・県漁協による様々なチャネルでの有利販売の取組を支援 雇用の場づくりの推進による漁家族の所得を確保 ・地域加工に対する支援 ・前処理加工に対する支援 ・滞在型、体験型観光の推進に対する支援 沿岸・沖合漁業振興対策事業 漁業振興課 ~資源の有効利用による底びき網漁業の振興~ 現状 【小型底びき】(高知沖) ・魚価の良いエビ資源の減少 ・厳しい経営、就業者減、高齢化 ・都市型漁業の魅力、新規参入(研修生) 【小型底びき】(幡東沖) ・近年新たな許可漁業として操業開始 近年新たな許可漁業として操業開始 ・漁獲量の低迷 ・漁具改良(H23~)により上向き ・六次産業化による新商品開発 陸棚外縁 【沖合底びき】 ・経営体の減少、漁船の老朽化 ・漁労コストの増大 ・陸棚外縁に未利用資源の可能性 H25~ 高知沖 漁具改良、鮮度保持 (漁業指導所) 幡東沖 鮮度保持 生産性 の向上 陸棚外縁の未利用資源を活用した 新ビジネスモデルの検討(開発調査センター)) 新ビジネスモデルの検討(開発調査センタ 沖合底びき網 沖合 沖合底魚漁場調査(水産試験場) 減トンによるコスト削減(もうかる漁業) 従来型小底 新たな 底びき網漁業 のモデル構築 改良型小底 生産性 の向上 19トン型沖底 底びき網漁獲物の加工原料としての供給の拡大、販路開拓、付加価値の向上 持続的な有効利用 土佐湾底魚資源の 小型底びき網 沿岸 高知県漁協による定置網漁業経営への支援 目的 的 年々減少する県内の水揚高を一定維持するため、比較的水揚高が安定している定置網漁業の継続を支援することで、 漁村の雇用の場を確保するとともに、地域産業に寄与することを目的とする。 支援内容 背景 ◆土佐清水市足摺岬にある伊佐共同大敷 組合は、(株)マルハニチロ水産との共同 経営により定置網漁業を操業 ◆(株)マルハニチロ水産は、来年度共同 経営から撤退することを決定し、定置網 漁業の存続の危機が表面化 ◆従業員16名の雇用の場が失われ、地域 産業の衰退を懸念 ◆定置網漁業の操業が途絶えてしまうと、 後継者に技術の承継が行われず、定置 網漁業の再開は困難 清水位置図 効果 高知県漁協による定置網漁業の経営開 始に必要な、漁具 始に必要な 漁具・漁船等の購入や 漁船等の購入や、資金 資金 の調達を支援 ◆漁業就労確保支援事業費補助金 漁具・漁船等の購入経費に対する補助 ◆漁業就労確保支援資金利子補給金 定置網を経営するにあたり借入れる 資金に対する利子補給 ◆漁業就労確保支援資金保証料補給金 定置網を経営するにあたり借入れる 資金に対する保証料補給 清水統括支所 支援スキーム 県 補助金 補給金 足摺岬出張所 (伊佐共同大敷組合) 伊佐共同大敷組合の過去5年間の水揚量及び水揚高 水揚量(トン) 水揚高(百万円) 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 386 507 611 361 544 98 169 127 92 95 補給金 高知県漁協 基金協会 保証 融資 信漁連 ◆水揚高を確保し、沿岸漁業を振興 ◆漁村の雇用の場を確保 ◆後継者への技術の承継 ◆地域産業の振興に寄与 ◆高知県漁協が策定した経営改善計画の 実現を支援 ◆高知県漁協が高鮮度物流による直接販 売に着手 高知県漁協の買取販売の取組 1.これまでの取り組み 販売子会社 平成 3.H25年度の取り組み 販売子会社の円滑な運営 ★販売子会社を設立し、直販事業を移管 ★県内の仕入・物流を横浜店に集約化 ★県内の仕入 物流を横浜店に集約化 子会社の運営と円滑な業務の移行を担うアドバイザー を継続して配置 23 年度 22 年度 年度 年度 21 平成 平成 平成 20 2.H24年度の取り組み 販売事業の展開と物流体制の構築 ★ 便による 首都圏業務筋 新たな物流 試行 ★エア便による、首都圏業務筋への新たな物流の試行 県東部 保冷車の活用 高知市横浜 集約 高知市横浜へ集約 エア便 県の消費拡大や外商機会拡大の取り組みと連動し、 エア便の活用等による首都圏・関西圏の業務筋への エア便の活用等による首都圏 関西圏の業務筋への 販路拡大の支援 首都圏業務筋へ 高知県漁協 ・ 買取販売事業中期計画を策定 ・県外消費地市場送りに着手 ・県内量販店との直接取引に着手 ・県外業務筋等との取引に着手 ・ 買取販売事業に着手( 直販店の運営) 県西部 ★県内量販店 業務筋との直接取引の拡大 ★県内量販店、業務筋との直接取引の拡大 ★地産外商加速化品目の販売強化 ・ MEL認証魚種のフェア開催(東京) ・ 消費地市場送りの継続 ・ 県外業務筋等との取引拡大 ☆エア便を活用した販売事業の展開 ○首都圏 :継続的な出荷と、新たな顧客の獲得 新たな物流の試行と顧客の獲得 ○関西圏 :新たな物流の試行と顧客の獲得 ☆地産外商加速化品目を中心とする販売強化 人材育成 ★専門講習の受講等による人材の育成 専門講習の受講等による、販売事業を担う人材の育 成を引き続き支援 H25予算資料 水産振興部合併・流通支援課 平成25年度 水産物消費拡大関係事業 背景 【高知市中央卸売市場での水産物の 取扱高が大幅に減少】 【子どもに魚を食べさせる機会を増や したいと考える母親が多い】 83.7%の母親が「そう思う」又は「まあ そう思う」と回答 <大日本水産会:H19水産物を中心と した消費に関する調査> 3年連続「地元ならではのおいしい食 べ物が多かった」都道府県第1位 <じゃらん宿泊旅行調査> 【水産物PRパンフレット等の作成】 魚食・食育授業実施業務委託料【新規】 ■内容:県内小学校において、県産魚への関心を高め、魚食普及につながる授業(座学、調理実習等)を実施 ■実施目標:延べ25校以上 ■派遣予定講師:漁協職員、地域の女性グループ、市場関係者、調理師、料理学校、大学等 ■委託先:(財)高知県学校給食会 たたき料理を提供する飲食店を紹介するガイドブックをを作成し、県内のホテル・道の駅・観光施設等で配布 ■紹介店舗数:150店舗程度 ■作成部数:55,000部(配布期間を半年から通年に延長) ■たたきフェア:ガイドブック掲載店舗利用者に抽選で高知県特産品をプレゼント ■配布場所:ホテル、道の駅、サービスエリア、観光施設、県外事務所、各種イベント等 ■実績: H23:63店舗参加・15,000部作成 H24:145店舗参加・43,000部作成 ホテルや道の駅等の各方面からガイドブックが欲しいとの声が多い(観光客のニーズが高い) ○ガイドブックの配布期間を半年から通年に延長し、配布部数を増大 ○観光部門等との連携を強化しガイドブックの配布機会を拡大 ○ガイドブック掲載素材を観光プロモーション活動に積極的に活用 (H23高知市におけ る生鮮魚介類の1世 帯当たりの購入量 は、全国51都市中 21位) 高知市中央卸 売市場における 本県産取扱い シェアが向上す る。 (H22高知市中央卸 売市場における高知 県産鮮魚の取扱量 のシェアは40.7%) 水産物プロモーション事業委託料【組替新規】 まるごと高知での県 産水産物のPR (漁協・市場・量販店・鮮魚店・宿 泊業・消費者代表で構成) ■内容:量販店や鮮魚店に食育や魚食普及に関わる専門家を派遣し、店頭での魚食普及活動を展開(旬の魚やMEL認証 魚の紹介、料理方法の紹介、レシピの配布、試食提供等) ■実施回数:48回程度(4回×12月) ■場所:県産魚介類を積極的に取扱い、本事業の主旨に沿った取組ができる小売店 ■内容:県産水産物をPRするパンフレットの作成、高知フェアやイベント等で使用するのぼり等の作成 飲食店 「水産物消費拡大対策検討 会」の意見を反映 ■内容:市場見学、魚の捌き方実演、お魚に関する学習、料理教室 ■時期:9月~1月の間(全5回) ■定員:各回10組程度 ■場所:高知市中央卸売市場 ■実績:H22:46組・130名参加 H23:46組・134名参加 H24:第1回~第2回開催分の定員20組に対し90組が応募、第3回~第5回開催分の定員30組に対し96組が応募 【量販店等と連携した店頭での魚食普及活動の実施】(新規) 学校 【おいしい食べ物が多い県ナンバー1】 県民1人当たり の魚の消費量 が全国で上位 に位置づけられ る。 【高知市中央卸売市場と連携した親子料理教室の開催】(継続) 小売店 「料理方法や旬などの紹介」:39.2% 「量販店での販売の拡大」:34.2% 「生産者情報の紹介」:23.0% <H20県民世論調査> 【第4回土佐のおさかなまつりの開催】(継続) ■内容:県内漁協、加工グループ、市場関係者による水産物の販売、県調査船の体験乗船、おさかなクイズなどの 体験イベント、おさかなPR大使等によるステージイベント ■時期:H26年1月下旬(予定) ■場所:高知新港東船だまり(予定) ■実績:H22:19団体出展、3,700名来場 H23:22団体出展、4,800名来場 来場者から「会場のキャパシティーを増やしてほしい」という意見が多い。 高知県における「 魚離れ」 の状況が改善 【魚の旬や調理方法、漁業者に関する 情報を求める県民が多い】 目指す姿 平成25年度の取組 水産物消費拡大事業委託料 市場 H4:293億円→H23:112億円 <H4対比△62%> <H23高知市市場年報> チャネル 消費者( 直接) 国民1人当たりの肉の消費量が魚の 消費量を逆転(H18~) 肉:82.5g 魚:72.5g <H22国民栄養・健康調査> 様々なチャネルでの県産水産物の旬情報、食べ方、食文化等の発信による魚食普及活動の継続的な実施 【魚離れの進行】 方向性 H25予算資料 水産振興部合併・流通支援課 平成25年度 魚食・食育授業実施業務委託料 【背 景】 ●魚離れが進行(H18から国民1人当たりの肉の消費量が魚の消費量を逆転 H22:肉82.5g 魚72.5g) ●高知市中央卸売市場における水産物の取扱高が大幅に減少(H4:293億円→H23:112億円 △62%) 小学生を対象にした魚食普及活動の実施 【魚食・食育授業実施業務】 【魚食・食育授業の実施】 県産魚(ゴマサバ、ウルメ、シイラ、キンメ、チリメン、キビナゴ等)を使った魚食普及授業を総合学習・家庭科等の授業として実施 (延べ25校以上で実施) 【調整の内容】 【事業実施に向けた小学校との調整】 【事業実施に必要な魚の調達・供給】 授業の実施に必要な小学校との各種調整 授業の実施に必要な魚の調達と小学校への供給等 実施に向けた調整 漁協、漁協女性グループ、市場、鮮魚店、調理師、料理学校、大学等 魚の調達先の斡旋・紹介(必要に応じて) 学習教材の作成・提供、講師(県職員)の派遣(必要に応じて) 授業に使用する魚の調達・供給 魚食・食育授業の実施 外部講師派遣(必要に応じ) 小学校 県水産振興部 外部講師情報の提供(必要に応じて) ( 財) 高知県学校給食会 業務委託 ・実施校及び対象学年の選定 実施日程 ・実施日程 ・使用魚種の選定(地域や実施校 になじみの深い魚種と選定) ・授業内容(座学、調理実習等) ・派遣講師の必要性等 将来の魚の消費層を育成 <内容> 以下の内容を各学校のニーズや条件等に応じアレンジして実施 ○魚の種類、構造、旬、獲れる場所、獲り方などの座学 ○魚の料理方法や食べ方の学習(調理実習) ○漁業体験(一本釣りの疑似体験など) 県水産物の統一ブランドの構築 背景等 ・昨今の営業販売現場においては、商品力としての「訴求力」や「ストーリー性」を重要視される。 ・商品のストーリー性は、生産段階から流通または加工段階、消費現場(末端事業者)へとそれぞれの強み・特性を活かして積み上 げられていく。 ・現状、事業者がそれぞれに特性を加味してストーリーを作っているが、特に現場での強み・特性が確立・周知されていないために統 一的な情報になっておらず、事業者の独自色が強い。 ☆地産外商を進め、事業者が新たな事業展開を図るために、現場の強み・特性を活かした基礎となる統一的な情報が必要。 ※地産外商の推進は、第2期産振計画に位置付けられた、県勢浮揚に向けた重要課題 ☆☆土佐の魚の魅力を改めて見直し、ストーリーの根幹となる現場での強み・特性を確立し、商品力のベースアップを図る。 ※統一ブランドの構築による、こだわりのある販売先との取引の伸長は販売子会社を中心とした外商戦略の柱 ◆平成25年度事業計画 (委託先)JFこうち・海の漁心市株式会社 (委託先)JFこうち 海の漁心市株式会社 ①土佐の魚の価値、魅力の再発見と構築 (7月~12月) 流通・加工 流通 加 (漁協、産地買受人) 生産現場 (漁業者、漁協) ・時期(旬) ・漁法(MELなど) ・歴史 ・取扱方法 ・流通方法 ・目利き(経験) ②関係者によるオーソライズ (6月、9月、12月) 消費 (飲食店、 (飲食店 消費者等) ・食文化 ・料理法 ③県民への認知度向上 (H26年1~3月) 土佐の魚統一ブランド 土佐の魚統 ブランド 検討委員会(仮称) ・海の漁心市での試食・ 海の漁心市での試食 即売会の開催 ・ストーリー素案の検討、 修正、決定 ・居酒屋等へのPR資材 (リーフレット)の配布 ※構成メンバー(案)※ ※H25年度は県内を中 心にPRし、県民への認 知度を高める。 ※次年度以降は外商活 動へ展開 聞き取り調査等によるブラッシュアップ ブ プ ◎魚種のブラッシュアップ カツオ、キンメダイ、ゴマサバ(清水サバ) etc.. ◎認知度の高い魚種の再評価(清水サバ等) ・新たな魅力の発見 ◎認知度は低いが、一定の評価のある魚種 ・魅力の整理 口コミによるPR 商品力のある土佐の魚へ (統一ブランド) 生産者、産地買受人、 プランナー、料理関係者、 飲食店経営者 飲食店経営者、 観光コンベンション 県民 情報提供 営業販売の 現場で活用 県内事業者 「土佐の魚」ストーリー性を確立 (商品力のベースアップ) 養殖産地認知度向上促進事業 主な出荷の状況 県内養殖業の現状 ○養殖業者のまとまりがない ○県内外の企業に販売を依存 ○高知産としての売りが弱い 養殖業者 生産者不明 品質不明 商品魅力薄 個別 出荷 養殖業者 需要が伸びない 他 県 に 比 べ市場競争力が劣る 県外 企業 県内 企業 個別 出荷 養殖業者 販売 消費地 市場 消費者 これまでの取組 これまでの取組と成果 ・養殖業者のグループ化 ・県内企業と連携した販促等 養殖業者 養殖業者 養殖業者 平 成 24 年 度 の 取 組 ・高知が養殖産地とは驚き ・色、形が良く、程良い脂 ・ぜひ店で使いたい ぐるなびシェフツアー しかし… ・個別商談は成果が限定的 ・県 外 に お け る 養 殖 産 地 と し て の認知度が低い 県外 量販店 料理店等 販売促進 PR 等 活 動 養殖業者 養殖業者 養殖業者 ○品質の向上と均一化 ○新たな販売体制の確立 生産者 グループ 生産者 グループ 養殖業者 養殖業者 関西圏 オーナー シェフ 訪 問 ・見 学 試 食 ・交 流 養殖業者 県 が養 殖 産 地 としての強 力 な情 報 発 信 を行 う必 要 取り組み方針 ○「養殖産地・高知県」を 特 集 HP で 全 国 に 情 報 発 信 ○ 高知県産養殖魚(須崎・宿毛) の品質を関西圏の飲食店に PR ○ツアー参加店舗が高知県産 養殖魚フェアを同時開催、 消費者にも強力に PR 消 費 地 における 本 県 の養 殖 産 地 としての 認知度向上 目指す姿 ○ 消 費 地 市 場 で の「 高 知 産 養 殖 魚」の地位確立 ○市場競争力の強化による 安定した価格・数量の出荷 商談 取引開始 一定の手応えあり 平 成 25 年 度 の 取 組( 計 画 ) ぐるなびシェフツアー 高知県産 養殖魚 生産者G 県内企業 養殖業者 養殖業者 評 価 UP 注文増加 関西圏 オーナー シェフ 訪 問 ・見 学 試 食 ・商 談 取引開始 消費地 市場 注文 増加 高知県産 養殖魚 フェア 開催 ぐるなび 特集 Web 制作 開催店舗紹 介 目指す出荷体制 高知県産 養殖魚 出荷 生産者G 消費地 市場 県内企業 養殖業者 養殖業者 出荷販売 量販店 料理店等 産地指定 生産者指定 高品質 高価格 H24.11.29 漁業振興課 マグロ養殖の振興 《本県マグロ養殖の現状》 ○恵まれた漁場環境(水温、塩分、水深など) ⇒高成長と安定生産が見込まれる 日本でも有数の漁場 ○新規参入や事業拡大による生産量の増加 ⇒ H21 330トン → H23 955トン ○交通アクセスや製氷施設等の基盤が脆弱 関係者による 協議の場を設置 《H24年度の取組》 ○マグロ養殖振興検討会の設置 ・構成 : 漁協、養殖業者、大月町、宿毛市、県 ・取組 : 課題の検討、振興策の協議 ⇒マグロ養殖振興指針の策定 ○スラリーアイスデモ機を用いた高鮮度化実証試験 ○ ラリ アイ デ 機を用 高鮮度化実証試験 (養殖生産物販売促進事業費補助金) ・マグロの体内温度の推移を把握 ・従来の冷やし込み方法と比較 ⇒製氷施設の整備計画への反映 ○技術支援 ・水産試験場が漁協にウイルス病の迅速診断指導 ⇒歩留まりの向上による経営の安定 ○先進地調査 ・行政の支援、漁協の役割(長崎県) ・種苗生産、養殖技術(鹿児島県) 25年度の取組 年度 取組 ○生産目標 今後の方向性 【H27年度 1,300トン H33年度 2,300トン】 ・人工種苗の量産技術開発について、国や大学等との連携を模索 ○養殖漁場の安定確保 ・漁業権一斉切替えに際し、現在の漁場規模を維持 ○漁場環境の保全 ・環境負荷の軽減について、関係者の取組を支援 将来的には、人工種苗の 普及を念頭に漁場の新設や 生け簀規模 拡大を検討 生け簀規模の拡大を検討 配合飼料への切替促進 出荷施設での排水処理 ○インフラ整備 (田ノ浦地区) ・集約型製氷施設について、H26年度の整備に向けて関係者と協議 (橘浦地区) ・漁業用水の給水施設をH25年度に整備 ・製氷施設について、H26年度の整備に向けて関係者と協議 ・出荷や餌等の運搬に伴う交通量増加に対応する道路の拡幅を検討 荷 餌等 搬 伴う 増 応す 道路 拡幅を検 (安満地地区) ・出荷施設の整備を支援 (柏島地区) ・製氷施設の整備を支援 ○養殖用種苗の確保 生産効率を向上させるために 関係者が取り組む施設の 整備・機能強化を支援 人工種苗の生産技術開発 に向けた 水研センター、大学等との 共同研究体制の模索 ・人工種苗の生産技術開発の状況を調査 ○技術的支援 ・養殖を担う人材育成を目的に、外部講師を招聘し学習会を開催 (テーマ : 人工種苗による養殖技術、寄生虫病対策) ○県内消費の拡大 ・県内業務筋への販促活動(養殖生産物販売促進事業費補助金) ・マグロ養殖産地としての県外での認知度向上 (養殖産地認知度向上促進事業) ○地域振興 ・地元産業祭でのPR、宿泊施設や飲食店でのマグロ料理の提供 マグロ養殖 関連産業の 集積による 地域振興 シラスの高知新港への水揚集約へ向けた今後の取組方向 〈平成24年度〉 高知沖シラス検討委員会 【課題】 ◎産地市場の開設 ◎シラスの販路拡大 組 織 を 移 行 検 討 反映 流通ビジョン(基本計画)の策定 【ソフト事業の実施】 (県補助事業) ◎鮮度保持技術の習得 ◎遠隔地運搬試験 ◎先進地視察 〈平成25年度〉 基 本 計 画 を 反 映 産地水産業強化支援事業(水産庁補助事業)の実施(3箇年) ◎産地協議会の設置 ◎産地水産業強化計画(実施計画)策定 ・産地水産業の強化方針 ・成果目標値 ・事業実施方針 ・年度別活動計画 ・・・etc 〈平成26年度〉 ◎ハード事業の実施 ・製氷施設 ・荷揚げ施設 ・直販所 ・・・etc ◎ソフト事業の実施 ■平成25年度計画 【産地協議会の開催】 事業の計画・実績などの進捗管理と、 目的を達成するために必要な課題解決 へ向けた検討を行う 【調査・調整活動の実施】 ①鮮度保持試験:シラスの付加価値向 上を図るため、鮮度保持試験を行い鮮 度管理手法の習得を行う ②運搬試験:水揚集約による加工業者 の負担軽減のため、市場から加工場ま でのシラス運搬を試行する ③先進地視察:シラス産地での市場統 合に実績のある和歌山県への視察研 修を行う 【新たなマーケット開拓】 県内及び東京、大阪などの都市圏へ 営業を行い、販路の開拓に努める 優先順位・規模等の適切な決定 【実践的知識・技術の取得】 シラスの鮮度保持を徹底し、地域おこ しを行っている先進地から講師を招聘し、 漁業者及び加工業者の意識啓発を行う 〈平成27年度〉 ◎取組の総括と次への展開 ■平成26~27年度:事業の進捗 に応じて必要な事業を実施 滞在型・体験型観光の推進 ≪漁村・地域での受入体制の強化 (ソフト・ハード)≫ ≪関係機関と連携した情報発信・商品売込≫ ■第1期産業振興計画 ・既存の体験メニューの磨き上げや新たなメニューづくりを支援 (上ノ加江、佐賀、窪津、松尾、栄喜) ・来訪者受入れのための体験施設を整備(柏島) ・関係機関と連携し、旅行会社や学校等へ情報発信・商品売込 ・漁村での滞在型・体験型観光HP「漁村感動体験!!タラッタこうち」 を作成し、広く情報発信 など ■総括 ・5地区で体験メニューをプログラム化、商品として売り出せる状態に ・旅行会社へ情報発信、狙いの顧客に向けた効果的な情報発信に着手 先行する5地区でのH21~H23体験者数は、H18~H20に比べ約3,000人増加 ■課題 ・多様な体験者ニーズへのこまやかな対応 ・旅行者を主要な観光地から漁村へ誘客 ・漁村での滞在型・体験型観光の周知 ■第2期産業振興計画 ◆主要な観光地から漁村へ誘客できる魅力ある商品づくり ●モニターツアーの開催や体験者にアンケートを実施することで 体験者ニーズを把握し、商品の磨き上げやメ ニューづくりに反 映(食と体験を組み合わせたメニューづくりや山・川での体験活 動と連携した商品づくり) ●引き続き、滞在型・体験型観光で先行する6地区(上ノ加江、佐 賀、窪津、松尾、栄喜、柏島)で体験プログラムの磨き上げを 支援 ●6地区に加え多くの地区でも、既存の体験メニューの磨き上げ や新たなメニューづくりを支援 ◆認知度を高めるための情報発信の強化 ●引き続き、観光振興部や広域観光協議会と連携し、先行する6地 区に加え多くの地区での取り組みも旅行会社や学校等に情報発信 ●主要な観光地から旅行者を呼び込むため、交通拠点やホテル等 にパンフレットを配布 ●HPは、新たな地区の取り組みを加え随時、追加・更新 ●体験者にアンケートを実施し、より効果的な情報発信手法を検証 ■目指すべき姿 ◆中期的な目標 ・県内10地区で体験メニューをプログラム化し、商品として整備し、入込客の増が地域経済を下支え 県内10地区で体験メニ をプログラム化し 商品として整備し 入込客の増が地域経済を下支え ・各地区ごとにPR活動や旅行会社や学校等への販促活動を実施することで、各地区の認知度が向上し、入込客が増加 ◆長期的な目標 ・継続的に取り組める体制の確立と地域(漁業者)の所得向上による漁村における滞在型・体験型観光の定着 資源豊かで賑わいのある河川づくりの推進 県内漁獲量の推移 1976年 アユ 1,807 ウナギ 168 河 川 の 資 源 量 1986年 1,153 129 1996年 849 59 2006年 187 25 河川資源の極 端な減少 単位:トン 2009年 193 14 資源豊かな河川の復活 人工的対策により資源を維持 自然の再生産による資源増 殖を徐々に拡大 現 在 年 これからも継続すべき取組 アユをはじめとする河川資源減少の要因 人工的対策による資源増殖 ◎内水面漁業振興事業 ●防疫や遺伝的多様性に配慮した責任ある種苗放流 ○アユ種苗生産体制を再構築し、県が種苗センターでの生産を実施(H25新規) ○河川資源保全のためウナギ放流を実施(継続) ●産卵場造成(物部川など7河川で実施) ●禁漁期 禁漁区の設定(落ちア の禁漁措置など) ●禁漁期・禁漁区の設定(落ちアユの禁漁措置など) ●冷水病等の疾病対策(放流アユ種苗の冷水病フリーのチェック) 自然の再生産を復活させる取組 ○資源増殖への試験研究の取組(内水面漁業センターによる試験研究) ○自然保護意識の醸成と活動への参画(清掃活動などへの参加) ○流域住民など森川海連携による環境保全(漁業者による森林保全活動) ○魚類等の生態に配慮した河川改修など(魚道整備への助言など) 河川の利用の制限(現行の漁期) 規制解除のための現地調査と結果 ◆冬季は河川が利用されていない 4月 アユ釣 アマゴ釣 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 庁内外の連携 流域の団体・住民の連携 資 源 豊 か な 河 川 情報発信 ◆漁業生産としての河川利用の衰退 ◆人工構造物・河川改修による生息適地の減少 ◆淵や瀬の減少など河川の荒廃による環境収容力の低下 ◆山林の荒廃による土砂流出・崩壊などの影響 ◆土砂流出などによる河床変化で産卵適地が減少 ◆温暖化による異常な気象による濁水や渇水 ◆海水温の上昇による仔魚の生残率低下 ◆河床低下や海水面の上昇による産卵場面積の減少 ◆冷水病などの疾病の影響 ◆カワウや外来魚などによる食害の影響 ◆漁具の進化による漁獲圧力の高まり ◆産卵親魚の漁獲 ◆漁協の遊漁料収入・組合員減少による増殖活動等の制限 ◆内水面資源を守るための利水調整の難しさ etc・・・ 3月 ●潜水観察によるアマゴの生息及び 産卵状況調査 ●調査結果の整理と現地漁協への報告 ⇛ 奈半利川については、規制解除に必要な 科学的データが揃い、水産庁と規則改正 の協議中 ⇛ H25冬季から解禁の予定 今後の取組 他河川への取組拡大 ◎河川利用中山間地域活性化事業 ●研修会などを通じた先行事例(奈 半利川)の紹介 ●冬季アマゴ釣りの指針の策定 ●他河川への取組拡大 ●一部河川でH25から実施予定 一 年 中 楽 し め る 河 川 活 用 中 山 間 地 域 の 賑 わ い
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