地域の学びを支える 社会教育施設における職員の配置と研修

社養協
2015 年度研究大会
地域の学びを支える
社会教育施設における職員の配置と研修
日時:2015 年 5 月 16 日(土)
会場:明治大学 駿河台校舎
14:30~17:00
*会場の詳細につきましては、「社養協ホームページ」をご覧ください
http://syayoukyou.web.fc2.com/index.html
報告①「地域の社会教育施設における職員の配置の現状と研修の課題
―岩手県金ヶ崎町社会教育指導員の研修実践を通して」
下久根 哲行(岩手県立生涯学習推進センター・社会教育主事)
報告②「公民館職員の実践力形成をめざす長期研修プログラム
―福井大学履修証明プログラム『学びあうコミュニティを培う』」
吉岡 努(福井市教育委員会事務局生涯学習室副主幹)
司会:岩橋恵子(志學館大学)・井口啓太郎(国立市公民館)
文部科学省『社会教育調査報告書』等によると、地域の学びを支えている公民館(類似施設を含
む)における職員の配置をめぐる全国の状況は、以下のようである。職員の全体数は減少傾向にあ
るが、約6割を占めている非常勤職員(指定管理者の職員を含む)の数は概ね維持されており、そ
の結果、非常勤職員の割合は上昇している。一方、地域社会における様々な課題に取り組み「地域
づくり」を進めるための学びが、地域ではますます求められるようになっているが、その学びを支
える職員の研修は、
「業務が多忙で余裕がない」等の理由で、実施数・参加者数ともに減少している。
こうした状況の中で、
「地域づくり」を進める学びを展開しようとする職員にとっては、課題を把
握し、学びを展開する「実践力」を形成する研修の機会がぜひとも必要であると考えられる。特に、
地域の学びを支えている施設職員の多くを占めている非常勤職員は、ほとんど「社会教育主事講習」
を受講することはできず、その他の研修機会も極めて少ないといわれる。
今回の研究大会では、そうした中で地域の施設職員の力量形成をめざした二つの取り組みの事例
について報告していただき、施設職員の配置と研修の現状についての理解を進めるとともに、職員
の実践力を形成する研修のあり方について議論したいと考える。
【問い合せ先】
全国社会教育職員養成研究連絡協議会(社養協)事務局
TEL&FAX 03-3296-2024
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台 1-1 明治大学研究棟 524 平川研究室気付