P7 - 砂川市

砂川剣道連盟
会長
村 上
新 一 さん
昭和29年に設立した「砂川剣道連盟」は、全日本剣道連盟の剣道の理念と剣道修錬の
心構えのもと、現在、会員数45名(子ども25名、大人20名)で、子どもから大人ま
での幅広い世代が活動しています。
「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道
である」、これは全日本剣道連盟の剣道の理念で
す。剣道は人間形成です。砂川剣道連盟では、
お父さんやお母さん、友だちを思いやる心や感
謝の気持ち、自分自身を律する心を大切に育ん
でいます。
稽古に励み、技術を磨き、それを日々続ける
ことはもちろん、剣道での取組を1600字の
作文にし、暗記して発表する体験実践発表会な
どもあり、この発表会には会員の子が出て、強
い気持ち、挨拶をはじめ、いただきますなどの
感謝の気持ちが剣道で身に着いたと発表してい
ました。剣道も学問も両方頑張る「文武両道」
です。
私は小学3年生から剣道をはじめて、今、
85歳です。自分が今までやってきたことをこ
れからも伝えていきたいです。
剣道は、他のスポーツと違って年齢に関係な
くできる、
「生涯スポーツ」です。
剣道は人間形成。80歳を超えた今も修練を重ね、凛とした表情で語る砂川剣道連盟会長
自分の力を伸ばしながら、青少年の健全育成
の村上新一さんを見ていると、日々の稽古の繰り返しが人格の形成につながっていくことを
に努め、自分自身を律する心を育んでいきた
強く感じました。
い。
先日、稽古を見学させていただきましたが、自分と向き合うことの大切さを知り、強い気
砂川剣道連盟では、「文武両道」
持ちと周りの人たちへの感謝の心を育む教育がそこにありました。現代社会で忘れられがち
なこの心の教育は、子どもだけでなく、大人になってから剣道を始められる方にも行われて
いるとお聞きしました。
剣道連盟では、今年度の砂川市教育実践表彰を受けられた岡颯希さんを始め、多くの会員
の方々が活躍されています。つらい日々の修練を乗り越え、剣道を通じて培った力や心は、
どんな場面においても自分を強くし、新たな一歩を踏み出す力になることでしょう。
皆さんのその力を、ぜひこれからの砂川の元気づくりに発揮ください。今後も、村上会長
を始め会員の皆さんのご活躍を願っています。
(社会教育主事 尾形 由希)
あいさつは こころをこめて わたしから
砂川小学校 谷藤璃果さん