広報とかち5月号 - 十勝NOSAI

とかち
5
2015
No.98
芽室町〔新嵐山スカイパーク〕
▶ 第19回臨時総代会開催
▶ 未来につながる農業を目指して
足寄町西1線・川上修一さん 組合員を訪ねて
▶ 畑作物共済危険段階基準共済掛金率
の設定について
安心のネットワーク
十勝農業共済組合
〒 089 − 1182 北海道帯広市川西町基線 59 番地 28
総務部(0155)59−2006・農作部(0155)59−2104
家畜部(0155)59−2334/ FAX(0155)59−2306
ホームページ http://www.tokachi-nosai.or.jp
臨時総代会
全議案原案どおり可決承認
第19回 臨時総代会
固定資産の取得等に伴う臨時総代会を3月 20
日、十勝 NOSAI 本所大会議室で開催しました。
総代 135 名中、当日の出席総代は 116 名(本人
かど
ひろし
91 名・書面 25 名)、議長には 門 広 総代(豊頃町)
が選任され、上程した3議案について全件原案ど
おり可決承認されました。
あいさつする
岡田 恒博 組合長
提 出 議 案
第1号 固定資産の取得について
第2号 家畜共済の危険段階共済掛金率等
の設定について
第3号 園芸施設共済危険段階基準共済掛
金率の設定について
議長を務める
門 広 総代
2
2
、第
年
年
月
月
日
日
、退職者の永年勤続表彰について
︽第9回理事会︾
◎日 時 平成
︹付議事項︺
、平 成
て
、平 成
、平成
、平成
年度 事務費賦課額の設定について
年度 有形固定資産の取得 処・分 修・繕計画につい
年度 役員および損害評価会委員等の報酬につい
、役員退任慰労金の支給について
て
年度 新規採用職員について
、業務引当金の繰入れについて
、規則の一部改正について
、退任役員および基幹組合員の顕彰について
30
、特別積立金の取崩しについて
、家 畜 共 済 事 業 に 関 す る 業 務 委 託 契 約 お よ び 家 畜 診 療 委 託
契約の締結について
年度 家畜伝染病予防事業に係る検査等補助業務
委託契約の締結について
、平成
ついて
次の場合は、組合への通知が義務づけられていますので、電話・FAX等で
お知らせ下さい。
①家畜の異動があったとき(売却、導入、資格取得等)。
②子牛が生まれたとき(子牛共済を選択した方)。
③家畜が病気またはけがをしたとき。
④家畜が死亡または廃用となったとき。
⑤家畜に去勢、除角、その他大きな手術をするとき。
⑥放牧や共進会に出陳するとき。
⑦家畜に管理人を定めたり、飼養場所を変えるとき。
⑨乳用子牛等を補償対象としている場合で、引受時以後に胎児の品種を変更する場合は、
⑧家畜が行方不明になったとき。
当該胎児価額の変更を必要としたとき(人工授精等の後239日以内に通知が必要)。
報告が遅れると病傷・死廃事故に係る共済金が満度に支払われないことや、
誤った付保割合により過払いとなった場合には、差額を返還していただくこと
理事会の動き
︽第8回理事会︾
◎日 時 平成
︹付議事項︺
27
、平成 年度 有形固定資産の取得について
回臨時総代会の開催および提出議案について
2
3
年度 収支予算について
3
27
27
、平成 年度 家畜保健管理業務委託契約の締結について
、家 畜 防 疫 互 助 基 金 支 援 事 業 に 係 る 事 務 委 託 契 約 の 締 結 に
、平成
になりますので、異動等があった場合は速やかに報告願います。
27
19
27 27 28
27
27
27
27
異動等があった場合は速やかに報告を
家畜共済
3 2 1
6 5 4 3 2 1
7
10 9 8
11
13 12
14
組 合 員 を
訪 ね て
さん︵
歳︶ 未来につながる農業を目指して
しゅう い ち
修一
か わ か み
足寄町西1線 川上
堅実な畑作経営で地域の農業を支
え、 さ き ご ろ﹁ 十 勝 百 年 農 場 ﹂ も 受 賞
4代にわたり、地域の農業を
牽引してきた。
代々の功績が認められ平成
年「十勝百年農場」を受賞
した修一さんは「代々営農を
続けてこられたのも地域の皆
した川上修一さん家族を紹介します。
地域の農業を
牽引
町 市 街 地 か ら 約 4 ㎞、
陸別町に向かって国道
号線沿いにある川上農場
は、小麦、豆類、てん菜、
100
さんの支えがあったから1年
1年を積み重ねることができ
ました。地域の皆さんのおか
6
40
24
げもあり受賞できたのだと思
います」と話す。
この賞は十勝管内に入植
し、同一家系で 年以上にわ
たり経営を続け、地域の模範
となる経営者と家族の功績を
たたえることを目的に平成
年から実施されている。
100
242
加工ばれいしょの畑作4
品を中心に約 ㌶を作付
している。
修一さんをはじめ、妻
の由美子さん、4年前に
就農した次女夫妻の堀達
也 さ ん( 歳 )、 知 恵 さ
29
ん( 歳)の4人が経営
に携わる。
同農場は入植後、約
年以上、修一さんを含む
30
56
4
ちょう
り「先代から続く堅実な経営
を引き継ぐにあたって自分た
ちも堅実な経営、子どもたち
につながる経営をしていきた
い」と話している。
畑作りは
土づくりから
「どんなに素晴らしい技術
を使ったとしても、畑の力が
整っていなければ意味がな
い」と話す修一さん。
『畑作りは土づくりから』
をモットーに、定期的な土壌
分析で畑の管理を行う。
ばっ
分析をもとに石灰材と、麦
かん
稈(麦わら)と交換した堆肥
を計画的に投入。小麦を収穫
した後にも、緑肥えん麦を播
くなど、徹底した土づくりを
実 践 す る。 土 壌 の 力 を 整 え、
各作物の収量を確保し、毎年
普段からお互いに言いたいこ
とは言うように心掛けていま
す。同じ屋根の下だからこそ
ている。
まさ や
生後9ヵ月の将也くんを抱
き な が ら「 3 世 代 が 同 居 し、
次女の智恵さんは、美容師
を目指し札幌市で就職した
が、幼いころから農作業する
5代目へと
引き継がれる営農
両親の姿を見てきて、自分の
子どもたちも自然の中で伸び
な」と笑顔で話す修一さん。
年以上続く同農場の農
約
業経営は、5代目となる達也
さ ん、 智 恵 さ ん が 引 き 継 ぎ、
孫たちの未来にもつながって
(荻)
いく。
家族のコミュニケーションが
取れていることが、家族経営
で無理なく営農できる証か
伸びと育てたいと思い、達也
さんとともにUターンし農業
を引き継ぐ決意をした。
達也さんも「体を動かす農
作業が苦にならないし、農業
がこんなに機械での作業が多
いとは思わなかった」と話し
100
安定的な経営をしている。
今年は近隣の交換耕作を利
用し、一時的にてん菜の作付
けを ㌶(移植7㌶・直播
㌶)に増やすことで収益性の
高い作物にシフトしているが
12
「理想は家族経営を基本とし
た、 無 理 の な い 営 農 で す ね 」
と話す。
5
19
農 場の歴史
44
場の歴史は、初代の長
く同ろ農
う
九郎さんが、明治 年に福井
県大野郡北谷村
(現 勝山市)
から入植し、営農したのが始
まり。
2代目のキクヨさん、3代
目の義雄さんと経営が引き継
がれ、修一さんが4代目とな
る。
約 年間、さまざまな天災
などからも耐え、この地で地
域の農業とともに農場を守り
続けてきた。
これから修一さんの後を引
き継ぎ5代目となる予定の堀
達也さん、知恵さん夫妻は将
来、 経 営 を 引 き 継 ぐ に あ た
100
帯広市以平町
陸別町苫務
今年からグリーンツーリズムに参加することになりま
した。道外から消費者を招いて農業体験をしてもら
い、
帯広の農産物をPRしていきたいと考えています。
岡崎 員仁さん、ゆかりさん、穂 希くん(5)、
碧芭くん(3)
ほ
あ
お
ま
れ
ば
お父さんの仕事と牛が大好きな朝日は、積極的
に牛舎仕事を手伝い「将来は家を継ぐ」と言っ
ていてとても頼もしいです。
(右から) 新藤 寿夫さん、朝日くん、小奈恵さん、
咲弥ちゃん、貴大さん
ひ
さ
や
さ
お
あ
さ
ひ
さ
な
え
た か ま さ
更別村更別東区
浦幌町瀬多来
就農して5年目になります。まだまだ分からな
い事がたくさんありますが周りの人達に教えて
もらいながら 1 歩ずつ成長して行きたいです。
若園 隆史さん
去年の 11 月 13 日に我家に来たニューフェイスの
姉妹犬すみれ(白)とあやめ(うす茶)です。毎
朝元気とパワーをもらって日々の活力にしています。
佐々木 浩さん、みゆきさん、啓太さん
6
新得町南新得
幕別町明野
新牛舎でロボット&フリーストールパラレル搾
乳&乾乳も一緒に始めました。親子で仲良く
やっています。
森田 茂夫さん(63)、秀矢さん(32)
家族が増えました。子どもたちが、より元気で
健康に育ってくれることを願っています。
喜多 慎さん、楓さん、陽莉ちゃん(2)、
希楓ちゃん(1 カ月)
ひ
の
の
ま
り
か
音更町東豊田
大樹町生花
結婚しました‼2人で力を合わせて明るい家庭
を築きます。共通の趣味は温泉めぐりとドライ
ブです。
多田 昌彦さん、なつみさん
かねてから念願だった、160 頭新牛舎ただ今
建設中(平成 27 年4月完成予定)これから、
より一層働きます。
(後列右から)吉田 貴幸さん、康祐くん、裕子さん
(前列右から)晴香ちゃん、悠祐くん
こ う す け
ゆ う す け
7
甘い香りと、のど越しが良いのが特徴で、
女性にも飲みやすい味に仕上がった
山口組合長も大きな期待を寄せる『酔い頃』
県の醸造会社に依頼し商品化し
た。
商 品 名 は 豊 頃 に 掛 け て『 酔 い
頃』。ラベルには町指定文化財『は
るにれの木』が描かれている。
山 口 組 合 長 は「 栽 培 面 の 課 題 は
多いものの、これからは帯広市の
居酒屋や小売店など多方面に提供
していきた
い 」と 意 気
込みを話し
てくれた。
(
大河内)
最優秀賞受賞!
尾
新たな農業への取り組みを発表
する『第 回全国青年農業者会議』
(東京で開催)の畜産経営部門で、
乳牛約 頭を飼育する鈴木敏文さ
んが最優秀賞(農林水産大臣賞)を
受賞した。
5年前に牧場で伝染病が発生
し、その経験から粗飼料、カウコ
ンフォート、乾乳牛管理の3本柱
広
54
120
豊
頃
J A 豊 頃( 山 口 良
一 組 合 長 )は 組 合 員
か ら「 町 の 特 産 品 を
作り出してほしい」
と の 声 に 応 え、 町
内で収穫したサツ
マイモを原料にし
た 焼 酎 を 4,1 0 0
本 醸 造 し た。 今 回
は試験的醸造のため一般向け販売
はされないものの、今後は今年生
産するサツマイモを用いて来年に
は発売する方針。
町内では積算温度の確保に苦労
しつつもマルチを張るなどの工夫
を こ ら し、 希 少 品 種 の「 ム ラ サ キ
マ サ リ 」を 作 付 け し 収 穫。 鹿 児 島
豊頃生まれの本格焼酎
見事最優秀賞を受賞した鈴木さん
(清山)
「 今 回 の 発 表 を 通 し て、
日頃やってきたことを見直
す こ と が で き、 ま た 自 分 の
位置づけを再確認すること
ができて自信にもつながっ
た。 今 後 は 粗 飼 料・草 づ く
り・土 づ く り に も 力 を 入 れ、
乳 量・繁 殖 を も っ と 良 く し た
い。 そ し て 1 頭 で も 多 く の
牛 を 助 け、 1 人 で も 多 く の
人に希望や良い刺激を与え
ら れ た ら 良 い 」と 力 強 く 語 っ
てくれた。
を 改 善。 周 産 期 疾 病 の 予 防
と、 経 営 効 率 改 善 に 取 り 組
んだ成果を発表した。
自らの経験をもとに発表を行った
8
地域の話題
獣医師からの説明を交えながら見学は行われた
手術の様子を真剣な表情で見つめる参加者
(坂田 貴)
いざ実際の手術を目の当たりにす
ると、少々おっかなびっくりの様
子。見学後は森山獣医師による四
変の発生原因や経済的損失等の講
義が行われ、熱心に聞き
入っていた。
研修生の小泉由紀子
さ ん は「 手 術 部 位 に 直 接
腕 を 入 れ る な ど、 少 々
ショッキングな光景もあ
りましたが、一つ一つの
所作が大変興味深く一瞬
たりとも目を離せないで
いました。講義で学んだ
牛の出すサインを見逃さ
ず、早期発見、早期治療
に 役 立 て た い で す 」と 話
していた。
あ い か
み
く
か
こ の ほ ど、 町 文 化 賞・ス ポ ー ツ
賞表彰式が行われ、東台地区で畑
作と畜産を営む野上稔さんの次女
愛 叶 さ ん( )と 三 女 未 来 叶 さ ん
(8)の姉妹がそろってジュニアス
ポーツ奨励賞を受賞した。
愛叶さんは第 回全十勝鏡開き
柔道大会女子小学生高学年の部で
準優勝を、未来叶さんは第 回全
十勝少年団柔道大会兼第 回全十
勝女子柔道選手権大会女子小学生
低学年の部優勝をたたえられての
受賞となった。
ジュニアスポーツ奨励賞受賞
60
愛叶さんは元々サッカーをして
今年も優勝目指して頑張ります
未来叶さん
(矢野)
いたが、柔道を体験しに行った場
で友達ができたので柔道に転向し
た。 今 春 か ら 中 学 校 に 進 学 す る
が、 柔 道 は 続 け る そ う で「 ま た 全
国大会に出
られるよう
に頑張りた
い 」と 話 し て
くれた。
稔さんは
「頑張ってほ
し い 」と 活 躍
する娘たち
の姿を温か
く見守って
いる。
地域の話題
9
45
32
愛叶さん
田
池
13
清
水
将来農業を志す女性の農業体
験 実 習 施 設『 新 得 町 立 レ デ イ ー ス
フ ァ ー ム ス ク ー ル 』の 研 修 生 7 名
が、このほど十勝NOSAI西部
事業所に来所した。
日々、牧場実習や講義、チーズ
やソーセージなどの加工実習に忙
しい彼女たちの今回の目的は、牛
の手術見学。牧場実習中に何度か
耳 に す る『 四 変 よ( ん ぺ ん 』と
) いう
病気に興味津々なようで、手術見
学を楽しみにしていたとのこと。
手術を間近で見学
芽
室
120
また、全国農協青年組織協議会
こ の ほ ど、 町 主 催 の『 食 と 農 の
フ ォ ー ラ ム 』が 町 中 央 公 民 館 で 開
催された。
子供や農業の未来について考え
る農業青年の活動を知ってもらお
うと企画。農業者など約 人が参
加した。
町内の農業青年が取り組むホー
ムステイや子供の農業体験、給食
のレシピ作りなど農と食の幅広い
取り組みを発表した。
食と農のフォーラム
よ し つ ぐ
講師を務めた黒田さん
会 長 を 務 め る 黒 田 栄 継 さ ん( 上 伏
古地区)による『なぜ農業青年は食
育 活 動 を 始 め た の か 』と 題 し て の
講 演 が あ り「 農 業 を 取 り 巻 く 情 勢
は厳しいが、多くの国民に農業の
問題を自分事としてと
らえてもらうために伝
えることが必要だと気
づ い た。 今 後 の 食 育 の
課題は『伝える』を『伝わ
る』にするため、つなぐ
人、 つ な ぐ 窓 口 と し て
行 政 や J A が 必 要 だ。
間違った農業政策や農
協改革が進まないため
に も、 都 市 と 農 村 が 支
え あ う 社 会 を 目 指 し、
農民みんなでがんばろ
う」と締めくくった。
(石原)
事例発表や講演などが行われた
本
別
お ふ い
このほど、負箙地区の新規就農
仲 間 に よ る 農 業 グ ル ー プ『 T e a
m お ふ い 』の 5 人 が、 ラ イ ブ 演 奏
を聴きながら温かいコーヒーが飲
める素敵なイベントを町内の喫茶
店で開催した。
当日は、町外からも多くの人を
招き、同地区産の若林農場のばれ
いしょ、井出農場の黒豆、青大豆
等の販売も行われ会場は大いに盛
り上がった。
メンバーの1人で前田牧場の盛
政雄さんが、3年前まで札幌で楽
器販売の仕事をしていた経験を生
か し、 イ ベ ン ト の 中 心 と な っ て
活 躍。 終 了 後「 初 め て の 試 み で 成
音楽活動で地域活性化
店内には地元産の農作物も用意された
功に終わったが
課題も見えてき
た。 課 題 を 改 善
しながら今後も
音楽と農業をつ
なぐ活動を通し
て地域の活性化
に貢献していき
たい」と熱い思い
を話してくれた。
(室矢)
Teamおふい専用に作成したつなぎに身を包んだメンバー
10
地域の話題
26
優秀賞を受賞した彰裕さん
(神澤)
高規格道路開通 !!
高 規 格 道 路 忠類大 樹ICの開通
を 記 念 し 、商工 会・観 光 協 会・大 樹
チーズ&サーモングルメ地域活性化
協 議 会 な ど が 協 力 して道の駅コス
モールで記念イベントを開催した。
当日は大樹町キャラクターであ
るコスピー&カムイリオンも駆け
つけ、午後2時開通からの約1時
間で 台の車を停めて記念品を手
渡した。今回の開通で、帯広、札
幌のみならず北海道中の人々に
とって大樹町を訪れることが今ま
で以上に容易となり、観光客もこ
れまで以上に増加することが期待
されている。
「 大 樹 町 グ ル メ 大
図 鑑 」に は 地 域 が 誇
るグルメ料理が、食
欲をそそる写真とと
もに掲載され、地元
の味をPRする。
豊里地区の牧田智
文 さ ん は「 大 樹 町 の
グルメ料理を食べに
たくさんの人が来る
大樹町の数々のグルメ料理が
掲載されている
だろうから、その勢
いで町全体が活気づ
け ば い い よ ね 」と 笑
顔で話してくれた。
(更科)
地域の話題
11
これからも彰裕さんの挑戦は続く
乳 量 が 増 加し た 実 績 を 発 表し た 。
「 草 地 更 新 は 面 倒 で お 金 の か か
るイメージがあるが、きちんと行
うことで乳量が安定し、結果的に
経営にとってプラス
に な る 」と 彰 裕 さ ん
は 話 す。「 こ の 会 議 に
参加して自分の仕事
の 良 い 点、 悪 い 点 を
知ることができまし
た。 ま だ 就 農 経 験 が
浅 く、 分 か ら な い こ
とも多いですが、これ
か ら も よ り 良い 経 営
を 目 指 す と 共 に、 健
康 な 牛 作 りに力 を 入
れていき たい」と、 今
後の意気込みを話し
てくれた。
地域活性化協議会の皆さんと、コスピー、カムイリオン
(写真提供:大樹町役場)
樹
大
200
足
寄
このほど、札幌で開催された平
成 年度北海道青年農業者会議
(主催 北海道4Hクラブ連絡協議
会、 ㈶ 北 海 道 農 業 公 社 )で、 上 足
寄地区の石黒彰裕さんが畜産経営
部門優秀賞を受賞した。
父 親の彰 さ ん が 力 を 入 れてき
た 草 地 更 新 を デー タ にま と め「モ
~っと 美 味 しい 牧 草 を 食べさ せ た
いゾ~ 」をテーマに、定 期 的 な 更 新
に よって 牛の 食い 込 み が 改 善 さ れ
草地更新で効率的な経営を
明るい朝食風景。従業員みんなで食事をとり、
交流を深めている
(赤塚)
甘姫 ( あまひめ ) 誕生
10
鹿
追
今春からは道の駅や飲食店で販売される
2,
456世帯に グラム入り1
パックを無料配布した。町長の
メッセ ー ジ
と 共 に 、パッ
ケージデザ
イ ン 、味 、値
段についての
アンケー ト
が添えられ
てお り 、町 民
の反応と今
後の販路拡
大に期待が
寄せられる。
(中山)
町 の 新 た な 農 産 加工 品 と し て 、
町内産サツマイモを使ったほしいも
『 甘姫 あ(まひめ 』
)が開発された。
町環境保全センターバイオガス
プラントから発生する余剰熱を有
効利用するため、サツマイモの育
苗に着手したのが2010年。収
穫したサツマイモは学校給食での
利用や道の駅で販売していたが、
長 期 保 存 に 向 い て い な い た め、
今春からの販売に先がけ、町
ワーキングセンターに専用の冷風 は 「 い ち 早 く 地 元 の 人 に 食 べ て
乾燥装置を導入し、冷凍保存も可 知ってもらいたい」と2月から全
能なほしいもの商品化に取り組ん
できた。
120
町民還元用に配布された甘姫。町内産の紅アズマを使用
400
立した」と胸のうちを明かす。
頭ロータリーパーラーで搾
乳牛 頭から生産を
開 始。 近 年 中 に は 1,
000頭規模まで拡大
す る 予 定 で い る。 施 設
には 頭搾乳のサブ
パーラーを有する広い
ホスピタル牛舎もある。
「 従 業 員 に は 仕 事 に
生きがいを持って楽し
く、 そ し て 長 く 続 け ら
れるような福利厚生を
含めた環境づくりに力
を入れて い き た い 」と 同
代表は笑顔で話してく
れた。
50
新築された牛舎
上
士
幌
このほどJA上士幌町のTMR
センターを利用する5戸の酪農家
が『 ㈱ サ ン ク ロ ー バ ー』を 設 立 し
た。 代 表 の 船 倉 重 信 さ ん は「 家 族
経営では労働力の確保が困難な時
代になってきている。法人を立ち
上げて良い雇用条件でゆとりある
経営をしていきたい。将来的に町
内で離農する農家が出たとき、そ
の牛の受入先となって地域酪農が
存続できるようにしたいと思い設
㈱サンクローバー始動
12
地域の話題
しゅちゅうちょう
中札内村文化創造セン
このほど、
タ ー で「 食 か ら は じ ま る ま ち づく
り」と題した講演会が開催された。
過 去 に 宮 内 庁 の 主 厨 長( 総 料 理
長 )と し て 皇 室 の 料 理 番 を 務 め た
高橋恒雄氏を講師に迎え、女性を
中心に多くの参加者が集まった。
料理人らしく化学調味料に頼ら
ない素材の味を引き出すことの重
要性から始まり、素材を無駄なく
使用することでの環境保護、さら
には今注目される6次産業にまで
料理長からのアドバイス
中
札
内
至る内容で、中札内村の特産品で
ある枝豆、鳥、ジャガイモやアス
パラなどの他、規格外の生産物を
工夫により商品化に向けていくこ
とで更なる産業の活性化
を図ることがまちづくり
に繋がると提言。
終 盤 に は 自 身 の「 食 を
中心としたボランティア
活 動 」の 紹 介 と、 そ の 内
容は広範囲に亘った。生
産 者 か ら は「 素 材 を 生 か
す料理を得意とする高橋
氏らしい提言で、学校給
食といった具体的な消費
対象まで考えられており
参 考 に な っ た 」と 話 し て
くれた。
(高橋 健)
高橋氏による講演内容は多岐に亘った
料理の講演ということもあり、
女性の参加者が多くみられた
加入はもうお済みですか?
近年、急速に発達した低気圧がもたらす強風や大雪などで園芸施設に被害が発生していま
す。こうした災害の備えとして、園芸施設共済への加入をお勧めします。
▶被害が発生した場合は、すぐに連絡を!
休日でも、留守番電話およびFAXで受付けしております。
被害申告が遅れた場合、共済金の支払対象とならないことが
ありますので、ご注意願います。
また、被害棟数が多数発生した場合、損害評価に時間を要す
ることがありますので、緊急に修復する場合は被害を受けたビ
ニール・パイプ等を保存しておいて下さい。
▶加入申込み、被害の届出については最寄りの事業所までご連絡願います。
帯 広・芽 室
中札内・更 別・忠 類・大 樹・広 尾
新 得・清 水・鹿 追
本 別・足 寄・陸 別
幕 別・池 田・豊 頃・浦 幌
音 更・上士幌
13
地域の話題
中部事業所
電話(0155)63−2206
FAX(0155)63−2209
南部事業所
電話(01558)6−2141
FAX(01558)6−2034
西部事業所
電話(0156)62−2072
FAX(0156)62−2737
北部事業所
電話(0156)29−8800
FAX(0156)29−8804
東部事業所
電話(015)574−2421
FAX(015)574−3799
北西部事業所
電話(0155)32−8010
FAX(0155)32−8002
農作
畑作物共済危険段階基準共済掛金率の設定について
畑作物共済の掛金率は過去20年間の被害率により国から告示され、3年ごとに見直されます。(前
回は平成25年産で見直し)
平成27年産については、経営所得安定対策に係る営農継続支払との関係調整に伴い、対象となる
共済目的の掛金率が改定となり告示されました。
今回の掛金率の改定は通常の3年毎の見直し(一般改定)とは異なりますので、危険指数・危険段
階数等の危険段階設定に必要な事項は前回設定の平成25年産適用の内容と変更がなく各危険段階区
分の掛金率のみの変更となります。
※危険段階設定に係る考え方
①危険指数 :共済目的の種類等により最小2.0倍から最大4.5倍まで (掛金率の最低と最高の倍率)
②危険段階区分:共済目的の種類等により最小3段階から最大20段階まで
【組合員ごとの年産ごとの支払共済金÷共済金額=被害率】を算出し、平均被害率の類似したグループに
まとめて危険段階区分を設定
③国庫負担割合:55% (全作物共通、危険段階基準共済掛金率×45%=組合員等負担率)
【組合員等負担掛金率の例(ばれいしょ1類で危険段階区分1の場合)】
掛金率 6.9% × 組合員等負担割合45% = 組合員等負担掛金率3.105%
平成27年産に適用となる畑作物共済危険段階基準共済掛金率一覧表
(単位:%)
ば れ い ば れ い ば れ い ば れ い 半 相 殺 大 全 相 殺 大 半相殺大 全相殺大
共済目的
しょ 1 類 しょ 2 類 しょ 3 類 しょ 4 類 豆 1 類 豆 1 類 豆 3 類 豆 3 類 小
の種類等
(澱原用)(加工用)(種子用)( 食 用 )(普通大豆)(普通大豆)(黒大豆)(黒大豆)
い ん げ い ん げ
スイート
豆 ん 1 類 ん 2 類 て ん 菜 コーン1類
( 手 亡 )( 金 時 )
( 加工 用)
危険指数
4.5
3.5
2.0
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
4.0
2.0
危険段階区分
5
6
3
15
20
20
10
10
15
20
20
10
3
1
6.9
5.6
2.9
13.5
18.3
25.3
18.8
25.3
19.5
20.6
20.6
7.2
3.7
2
4.3
3.6
1.8
10.5
14.6
20.2
15.0
20.3
16.8
18.3
18.2
5.3
2.3
1.5
1.9
3
3.0
2.8
9.5
13.4
18.5
12.9
17.4
15.5
17.0
17.0
4.5
4
2.1
2.3
8.6
12.4
17.2
11.9
16.1
14.3
16.2
16.3
4.0
5
1.5
2.0
7.9
11.7
16.2
10.7
14.5
13.3
15.4
15.5
3.5
6
1.6
7.2
11.1
15.3
9.8
13.2
12.4
14.7
14.9
3.1
6.8
10.5
14.6
8.8
11.9
11.5
14.0
14.3
2.7
8
6.3
10.2
14.1
8.0
10.8
10.5
13.3
13.8
2.4
9
5.9
9.8
13.6
6.9
9.3
9.8
12.7
13.2
2.1
5.3
7.2
1.8
7
10
5.6
9.2
12.8
9.0
11.9
12.6
11
5.2
8.5
11.8
8.4
11.3
12.1
12
4.9
8.1
11.2
7.8
10.6
11.6
13
4.6
7.8
10.8
7.0
9.8
11.0
14
4.3
7.5
10.4
6.1
9.1
10.5
15
3.9
7.2
9.9
5.6
8.6
10.0
6.6
9.2
8.2
9.6
16
17
6.2
8.6
7.6
9.1
18
5.8
8.0
6.9
8.3
19
5.4
7.5
6.2
7.7
20
5.2
7.2
5.9
5.9
平成 27 年産
掛 金 率
3.4
2.8
2.0
6.8
9.1
12.6
10.6
14.3
11.0
11.7
12.3
3.5
2.5
平成 26 年産
までの掛金率
3.4
2.8
2.0
6.8
9.7
13.6
10.6
14.3
11.0
11.7
12.3
3.6
2.5
差
0.0
0.0
0.0
0.0
▲ 0.6
▲ 1.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
▲ 0.1
0.0
下記の共済目的の種類等は、危険段階による設定を行なっておりませんので、国から告示された掛金率で引受いたします。
共 済 目 的 大 豆 4 類 大 豆 5 類 い ん げ ん 3 類 い ん げ ん 4 類 スイートコーン 2 類
たまねぎ かぼちゃ そば1類
の 種 類 等 (加工用えだまめ)( 食 用 え だ ま め )( 大 福・ ト ラ 豆 )(べにばないんげん)( 食 用 )
平成27年産掛金率
9.0
12.6
9.5
7.8
8.9
6.3
6.4
6.3
平成26年産までの掛金率
9.0
12.6
9.5
7.8
8.9
6.3
6.4
6.5
差
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
▲ 0.2
今回変更となった共済目的の種類等
14
農作
移植後・発芽後の被害について(全作物共通)
近年、農・畑作物共済対象作物が移植後・播種後・発芽後に風害、凍霜害、雨害湿潤害、鳥
害等により被害を受ける事例が多く発生しています。
◉平成23年産 秋播小麦 :122筆転作認定(寒害)
◉平成24年産 ばれいしょ: 96筆転作認定(雨害湿潤害)
◉平成24年産 秋播小麦 :146筆転作認定(寒害・病害)
◉平成26年産 てん菜 :802筆転作認定(凍霜害)および特定被害耕地認定(凍霜害)
◉平成26年産 秋播小麦 :412筆転作認定(寒害)
被害が発生した場合には、速やかに最寄りの事業所・家畜診療所に電話・FAX等で被害届
けの連絡をお願いします。
NOSAIでは、組合員の皆様からの通知により現地で必要な調査を行います。
廃耕して他作物に転作を予定している場合には、必ずNOSAIの現地確認が終了してから
作業を進めるようお願いします。
秋播小麦 寒害による被害
てん菜 凍霜害による被害
園芸施設共済危険段階基準共済掛金率の設定について
園芸施設共済の危険段階基準共済掛金率は、組合員
個々の過去の被害率を基礎にその被害が類似したグ
ループごとに掛金率を設定しています。
本年は3年ごとに国から告示される基準共済掛金率
の改定年にあたるため、危険段階設定の見直しを行
い、平成27年4月からの掛金率は右表のとおりです。
この危険段階が適用となる園芸施設はプラスチック
ハウスⅡ類(パイプハウス)で、被害率の算定は平成14
年度から平成25年度までの過去12年間が基礎となり、
危険指数を1.5、危険段階区分を3に設定しております。
(危険指数、危険段階区分は前回設定と同様)
15
施設区分
(単位:%)
プラスチックハウスⅡ類
危険指数
1.5
危険段階区分
3
1
3.264
2
2.385
3
2.176
標準率
2.350
平成26年度までの掛金率
2.683
差分
▲0.333
適 用 年 度:平成27年度∼平成29年度
国庫負担割合:50%
家畜診療センター診療係
南 野 知 也
斧 田 稔 行
中 敏 彦
竹 田 雄 一
曽 根 淳 子
杉 山 仁 志
佐 藤 澄 男
人 事 異 動
◎退 職
︹定 年︺
︿3月 日付﹀
診療係
︿ 月 日付﹀
︹依 願︺
家畜診療センター診療係
・西部事業所
家畜診療センター診療係
・西部事業所
家畜診療センター診療係
・西部事業所
業務課 業務係
・西部事業所
更別家畜診療所
・南部事業所
家畜診療センター改良係
・南部事業所
31
15
・西部事業所
2
︿
月
日付﹀
31
診療係
診療係
田 畑 力
鈴 木 篤 実
細 田 祝
原 尚 輝
星 野 黑 翔 一
袴 田 麗 香
・中部 事 業 所
家畜診療センター 診療係
・本 所
農作部 農作課 農作係
・本 所
総務部 総務課 総務係
◎採 用 ︿4月1日付﹀
浦幌家畜診療所
・東部事業所
鹿追家畜診療所
・西部事業所
家畜診療センター診療係
・南部事業所
3
家畜診療センター 診療係
・南部事業所
本別家畜診療所 診療係
・北部事業所
・東部事業所
片 山 亨 輔
・南部事業所
家畜診療センター 診療係
川 上 裕 司
家畜診療センター 診療係
松 江 光
・北西部事業所
乾 義 隆
・南部事業所
松 山 雄 喜
橋 谷 好 美
・北西部事業所
上士幌家畜診療所 診療係
・北西部事業所
上士幌家畜診療所 診療係
増 田 祥 太 郎
家畜診療センター 診療係
診療係
太 田 明
診療係
更別家畜診療所 診療係
・西部事業所
鹿追家畜診療所
杉 本 翔 太
・北部事業所
家畜診療センター
三 觜 慶
16
基づき規則の整備、受動喫煙対策、
法律および行政庁の指導などに
に努めております。
発揮できるような職場環境の整備
育成および職員の能力を最大限に
安定に寄与するために人材の確保、
の機能を十分に発揮し農業経営の
皆 様 の 負 託 に 応 え、 農 業 共 済 制 度
す。
定にご協力をお願いいたしま
員 の 皆 様 に 立 ち 会 い、 家 畜 の 保
い た め に も、 往 診 時 等 に は 組 合
診 療・ 人 工 授 精 時 に 牛 舎 内 な
どでの突発的な事故を起こさな
組んでおります。
率化に役職員一丸となって取り
十 勝 N O S A I で は、 職 務 中
の事故などの未然防止や業務効
詳しくは最寄りのNOSAI診療所へお問い合わせください。
尾静脈から
採血します
農場に検診車が
向かい血液検査を
行います。
診療・人工授精時の
立ち会い・家畜の保定
セクシャルハラスメント(性的嫌が
等にご協力ください
ら せ )、 パ ワ ー ハ ラ ス メ ン ト( 権 限
今後も組合の取り組みに対し
ま し て、 ご 理 解 と ご 協 力 を お 願
快適な
職場環境作りに
ご理解と
ご協力を!
を用いた嫌がらせ)の未然防止など
い申し上げます。
十 勝 N O S A I で は、 組 合 員 の
に 取 り 組 み、 役 職 員 一 丸 と な っ て
より快適な職場環境作りを目指し
て お り ま す。 組 合 員 の 皆 様 に お か
れ ま し て も、 組 合 の 取 り 組 み に 対
して更なるご理解とご協力をお願
い申し上げます。
17
「乳熱、第四胃変位が多い…」
、
「生産性が思うように伸びない…」
、
、こんなことでお困りの方
「 繁殖成績が良くない…」
家畜指導課より〜
牛群検診を受けてみませんか?
検査を基に飼養管理の改善点を適切にアドバイス!
清水町 御影大和
さん
上谷 明美
み
あ け
や
か み
福島から清水へ地域の架け橋に
ご主人の康晴さん、ご両親
とともに、小麦、ビート、小
豆、カボチャ、スイートコー
ン、ニンニクなどを生産する
畑作農家、小学生3人のお母
さんでもあります。
実家は福島の兼業農家。独
身時代勤めていた職場で「父
親がどんな仕事をしているの
か知らない」という高校生の
言葉にショックを受け「子供
に親の働く姿を見せて育てた
い 」「 農 業 で 暮 ら し て い く に
は北海道」と 年前、清水町
の婚活事業に応募。康晴さん
とピンポイントで結ばれたま
さしく〝 赤い糸 〟。
町地域農業再生協議会担い
手アドバイザーの肩書を持
ち、両親の反対を押し切って
嫁いできて、充実した農業ラ
(後列右から)康晴さん、明美さん、
(前列右から)長男の耕平君、次女の春日さん、菜摘さん
はる ひ
通って愛情たっぷりの子供の
ファームステイで受け入れた高校生と上谷さん 1 家の 1 コマ
ケートをもとに、農業のすば
校のPTA副会長を務め、高
校生のファームステイも受け
タークラブ」の代表や、小学
かが、題材になるのかしら?」
と言いつつも、福島で描いた
て も ら っ て い ま す 」「 私 な ん
さん、おばさんが必要なのか
うな近所のおせっかいなおじ
残したい」とエッセー教室に
う。「 子 供 達 の 成 長 の 記 録 を
(賀山)
「 今 の 若 い 人 は 結 婚 に 対 し 入れて本州と北海道、高校生 夢を着々と実現中、まさに『い
てもおとなしすぎる。昔のよ と 農 業 の 橋 渡 し に も 一 役 買 きいきライフ』。
らしさや婚活へのヒントを発
表した。
後継者の婚活の後押しにも協 「 順 番 が 回 っ て き た だ け 」 記録を書き記す一面も。
力。この中で、町内のお母さ と言いながら若い農業婦人の ご主人をはじめ、ご家族に
ん た ち を 対 象 に 行 っ た ア ン 勉 強 会「 レ デ ィ ー ス マ イ ス 恵まれ「好きなことをやらせ
イフを送るご自身の経験か
ら「ご恩返し」と、若い農業 も」との最近の若者評。
14
18
十勝の
担い手たち
広尾町 新生
取 材を依 頼したところお気に
入りの真っ赤なつなぎに着替え、
笑 顔で応 じてくれた 智 幸 さ ん。
家族で搾乳牛 頭を飼養する
㈱ブルーフィッシュの5人兄弟
した。
間の実習を経て平成
年に就農
の3男。訓子府町の牧場で1年
170
と話してくれた。
く楽しく仕事をしていきたい」
なりたい。今まで通り兄弟仲良
る繁殖のプロフェッショナルに
将来は「現在の倍以上に頭数
を増やし、どんな牛も受胎させ
に仕事を頑張っている。
出かける予定で、それを楽しみ
きなお洒落さん。近々、函館に
ニーカーを見て回ることが大好
休日には恋人と買い物に行く
こ と が 楽 し み で、 特 に 服 や ス
のために試行錯誤の日々を送る。
を一手に引き受け、 受 胎 率 向 上
仕 事は、 搾 乳のほかに授 精 師
免許を持つ智幸さんが繁殖業務
25
(橋元)
19
と も ゆ き
鯖江 智幸 さん(23歳)
え
さ ば
兄弟仲良く、牧場を盛り立てていきたい。
諭さんから一志さんへのメッセージ
共励地区の鈴木諭さんは、小麦、てん菜、
バレイショ、豆類、スイートコーンなど約
70㌶を作付けしている畑作専業農家。
3代目として諭さんが経営を引き継いだの
が昭和 56 年。当初は経営的に厳しい時期も
あったが、努力や苦労を重ね奥様の富実子さ
んと一緒に現在の農場を築き上げた。「雪の
中一晩中ビート掘りをしたこともあった」と
話す。
今年1月に経営を一志さんに譲ったが「体
の動くうちは」と、一志さんと協力して仕事
をしている。
一志さんには「これ以上の規模拡大は不要、
現状維持で良い。しかし、徹底して安心、安
全な農作物作りを続けて欲しい」と話してい
る。
上士幌町 共励
す ず
き
さとし
鈴 木 諭 さ ん
ふ
み
こ
富実子 さ ん
安心、安全な農作物作りを!
す ず
き
ひ と
し
鈴 木 一 志
さ ん(37歳)
未来へ
バトンタッチ
士幌高校農業特別専
攻 科 を 卒 業 後 就 農 し、
今年1月に経営を引き
継ぎました。
農政に関しては先行
きが不透明な所もあり
ますが、父と同様、自
分自身が安心して食べ
られるような農作物を
作っていきたいです。
発行/平成27年5月1日 編集発行/十勝農業共済組合・総務部総務課 印刷/大同出版紙業株式会社