広報とかち9月号 - 十勝NOSAI

とかち
9
2015
No.100
陸別町〔ふるさと銀河線りくべつ鉄道〕
▶ 脱サラし心機一転頑張っています
安心のネットワーク
新得町 23 区・吉田幸太郎さん 組合員を訪ねて
▶ 十勝の担い手たちの今
広報とかち100号記念企画
▶ 畑作物共済の損害通知
▶ 秋播小麦危険段階基準共済料金率の設定について
十勝農業共済組合
〒 089 − 1182 北海道帯広市川西町基線 59 番地 28
総務部(0155)59−2006・農作部(0155)59−2104
家畜部(0155)59−2334/ FAX(0155)59−2306
ホームページ http://www.tokachi-nosai.or.jp
組 合 員 を
概要
新得町
吉 田 牧 場( 父 友 彦 さ
ん、母厚子さん)は搾乳
牛約 頭、乾乳牛と育成
牛で約 頭を飼育、牧草
地約 ㌶の家族経営の牧
110
140
4人兄弟(兄、姉、幸
太郎さん、妹)の次男の
幸太郎さん。子どもの頃
就農まで
場だ。
50
よ し
こ う た
ろ う
歳︶
さん︵
29
だ
幸太郎
区 吉田
ことがきっかけだったと教え
てくれた。父親が元気なうち
として帯広で医薬品の営業を
していた幸太郎さん。実家の
酪農業を継ごうと決意したの
は、友彦さんが還暦を迎えた
という考えはなかった。
6年前に北海学園大学の工
学部を卒業し、サラリーマン
なってしまうため、あまり牛
舎に行くことはなかった。最
近まで自分が酪農経営を継ぐ
はアレルギーで肌が弱く、牛
舎に入ると目や肌がかゆく
吉田牧場は早い時期からロボット搾乳
機 を 導 入 し、 省 力 化 に 取 り 組 ん で い る 酪
農 家 で す。 将 来 的 な 経 営 移 譲 を 見 据 え、
楽しみながら牧場の作業全般を習得中の
吉田幸太郎さんを紹介します。
23
脱サラし心機一転
頑張っています
訪 ね て
2
にいろいろ教えてもらいた
い。早ければ早い方が良いの
では。そう思い平成 年の冬
に会社を退職し実家に戻っ
た。
酪 農を始めて
「 サ ラ リ ー マ ン 時 代 は、 営
業の仕事で車に乗ってばかり
で、 体 を 動 か す こ と が 少 な
かったので、戻ってきたばか
りの頃は日々の仕事がとても
辛かった」と就農当初を振り
返る。現在は「体重が ㌕減
り、体が動くようになり、健
康的になった」と喜んでいる。
最初の頃はダンプをこすって
しまうなどの失敗談もあった
が、今では牛舎仕事全般をこ
なし「酪農は早寝早起きだか
らお肌にもいい」と冗談を言
うほど酪農を楽しんでいる。
脱サラをして、酪農という
新しい仕事を始めたことにつ
いては「新しい出会いができ
たことが一番うれしい」と話
してくれた。
みんなを引っ張る係です」と
友人たちをバナナボートに乗
せてジェットスキーを運転
し、わざと友人たちを湖に落
に免許を取得したジェットス
キーを金山湖で楽しんでい
る。
「免許を持っている僕が
冬には5年ほど前から始め
たスノーボードをトマムス
キー場で楽しみ、夏は3年前
趣味はアウトドア
10
としてしまう、いたずら好き
な一面も。
親と子と
に町内では初めて、国内でも
5番目にロボット搾乳機を導
入。平成 年には哺乳ロボッ
友彦さんは「1頭あたりの
生産性ではなく、牧場として
の生産性が大事」と平成 年
10
トも導入し、早くから積極的
に機械化、省力化を図り牧場
としての生産性向上に努めて
きた。そんな父親を幸太郎さ
んは「先見の目があり経営者
として尊敬している。自分も
父親のようになりたい」と話
している。
「 今 後 は 今 よ り も 牛 の 頭 数
を増やしたい。そのためには
搾 乳 ロ ボ ッ ト の 数 を 増 や し、
機械も大型化して作業の効率
化を目指さなければ。将来的
には従業員を雇わなければな
らない時がくるかも」と父親
と同じ経営哲学を持っている
ことを確信させてくれるよう
なビジョンを次々と語ってく
れた。
友彦さんに幸太郎さんへの
思いを尋ねると「やりたいこ
とと、やれることは違う」と
厳しい言葉を述べながらも
「 日 々、 明 日 に 向 か っ て 考 え
て生きていって欲しい」と息
子を応援している。
(野川)
3
15
25
別
50
更
更 別 農 協 青 年 部( 村 上 幸 一 部 長
= 上 更 別 南 区 )は 今 年 で 6 年 目 と
なる「子牛の哺乳体験」を更別幼稚
園で開催した。更別と上更別の両
幼稚園児約 名が参加し、子牛と
のふれあいを楽しんだ。
年長さん 名が生後2週間ほど
の子牛4頭に哺乳する体験をし、
元気に動き回る子牛に戸惑いなが
らも、部員たちの手を借り最後ま
で飲ませていた。
子牛さんはかわいいね
園 児 全 員 が 5、6 名 ず つ に 分 か
12
みんなで力を合わせて、せーの‼
れてモクシをつけた子牛をロープ
で散歩させる体験では、初めは怖
がって子牛に触れなかった園児も
時間が経つにつれ、なでたり抱き
ついたりと、すっかり慣れた様子
だった。
最後に質問タイムが
設 け ら れ、 子 供 ら し い
素朴な質問には答えに
困る場面もあった。
酪農畜産委員長の富
士 野 俊 晴 さ ん( 上 更 別
南 区 )は「 例 年 9 月 に 実
施 し て い た の を、 今 年
は農作業が一段落した
6 月 に 実 施 し た の で、
多くの部員が参加でき
て 良 か っ た 」と 笑 顔 で
話してくれた。
(江原)
牛さん、いっぱい飲んでね~
さ ち
豊
頃
20
あるじ
大きく重厚な扉が印象的な工
房 の 主 は、 二 宮 地 区 の 佐 々 木 幸
子 さ ん。 工 房 の 名 は「 チ ー ズ 工 房
幸 」。 自 身 の 名 前 か ら 由 来 す る。
忙しい酪農の仕事の合間に 年以
上チーズ作りに励んできた。
この度、老後の蓄えを資金に、
自身の夢でもあった工房を自宅横
に完成させた。長い間真摯にチー
ズ作りに取り組む姿を見て、夫の
清一さんが後押ししてくれた。「ご
褒 美 か な 」と 照 れ て 笑 う 幸 子 さ ん
豊頃町初のチーズ工房
念願叶って完成した「チーズ工房 幸」
だ が「 夫 の 理 解 が な け れ ば 実 現 し
な か っ た 」と も 言 う。 暖 房 設 備 に
と義理の両親が、エアコンをプレ
ゼントしてくれるなど、家族で幸
子さんのチャレンジを応援してく
れている。
自慢の自家産牛乳に自身こ
だ わ り の 塩 を 使 い、 じ っ く り
と熟成させたゴーダチーズが
自 信 作。 モ ッ ツ ァ レ ラ チ ー ズ
や ス ト リ ン グ チ ー ズ、 粗 挽 き
胡椒入りゴーダも製造する。
とよころ物産直売所にて販
売 を 予 定 し て い て、 幸 子 さ ん
は「コンスタントに製造販売す
る こ と が 目 標 で す。 大 量 生 産
ではない家族愛の詰まった幸
せ な 味 を、 ぜ ひ 味 わ っ て み て
ください」と話してくれた。
(坂本)
自信作のゴーダチーズと幸子さん
4
地域の話題
開 発 に 携 わ っ た「 静 月 」
で は、 粉 末 小 豆 を 用 い た
クッキー菓子「十勝清水ラ
ングあずき」を今夏から販
売し好評を得ている。 同JAの柴田農産課長
は「 バ イ オ マ ス 資 源 を 積
極的に活用し地力を高め
ている畑から生産された
小 豆 を、 新 た な ア プ ロ ー
チから消費者の皆さまに
お 届 け し た い 」と 話 し、
今後も販路拡大を目指
す。
(清野)
池田町育児支援金交付第一号
勝井町長から交付を受ける神田さん
田
池
こ の ほ ど、 池 田 町 役 場 町
長 室 に て、 本 年 度 か ら 新 た
に 創 設 さ れ た「 出 産 祝 い 金 」
と「 育 児 支 援 金 」の 交 付 式 が
行われた。
両 事 業 は、 町 内 の 子 ど も
の健やかな発育を図ること
を目的に実施され「出産祝い
金」は今年4月1日以降に出
産した人を対象に「育児支援
金」は今年4月1日以降に満
1歳または2歳を迎える幼
今回交付を受けたみなさん
児の保護者を対象に交付
される。
常盤地区で畜産業を営
む神田博文さんは、3番
目の息子さんがこの4月
で満2歳となり、交付対
象者となった。創設され
たばかりの「育児支援金」
交付の第1号となり、神
田 さ ん は「 と て も あ り が
たく思います。支援金は
子どものために有意義に
使 い た い で す 」と 話 し て
くれた。
(矢野)
地域の話題
5
ほどよく小豆の風味がするクッキー
「十勝清水ラングあずき」
は、ポリフェノールなどの栄養素
を多く含む皮もまるごと使用され
ている。
販売する「粉末小豆」は、1㎏と20㎏の2種類
清
水
J A 十 勝 清 水 町( 串 田 雅 樹 組 合
長 )で は、 町 内 産 小 豆 を 加 工 し た
業務用の「粉末小豆」を8月から販
売している。
品質の高い小豆生産地でもある
同 J A は、 付 加 価 値 を 高 め る た
め、町内の老舗菓子店「静月」の協
力を得て試行錯誤の末、洋菓子な
ど に 混 ぜ 込 ん で 使 用 で き る「 粉 末
小 豆 」を 開 発 し た。 小 豆 の 風 味 も
損なうことなく菓子作りに使用で
きるきめの細かな粉末状の商品に
「粉末小豆」を商品化
30
10
ミ
リ
リットル
330
(片岸)
30
めむろ農業小学校一泊交流会
室
町内の3つの小学校の児童を対
象に、平成 年度めむろ農業小学
校が開催された。
上伏古青年部の 名が先生役と
なり、トラクター試乗、コンバイ
ン 見 学、 ジ ャ ガ イ モ の 収 穫 や ス
イートコーン畑の見学などを実際
の農場で行った。
見学後、農業小学校のほ場でピ
ザ の 具 材 の ピ ー マ ン、 ブ ロ ッ コ
リ ー、 ラ デ ィ ッ シ ュ を 収 穫 し、
芽
27
15
更
か る ま い ま ち
料を次々と投入し、無事仕込みを
終えた。
今回使用された仕込み釜
(写真提供:音更町)
軽米町とは、さまざまな交流を
深めてきたが、今年で 周年を迎
えることから、何か記念事業
をしようという話になり、両
町の特産品を利用したビール
を製造することとなった。
製造するビールは一般的な
ピルスナータイプで、
瓶
約5500本を製造。9月中
旬に完成し 月に両町で販売
される予定だ。
関 係 者 は「 お い し い ビ ー ル
に 仕 上 が っ て、 両 町 の 町 民
に 味 わ っ て も ら い た い 」と 話
し、 完 成 を 心 待 ち に し て い
る。
仕込み釜に小麦粉を投入する寺山町長(写真提供:音更町)
音
音更町は、岩手県軽米町と姉妹
町締結 周年を記念し、両町の特
産品である小麦とホップを使った
ビールを製造する。この記念ビー
ルの仕込みが、このほど札幌開拓
使 麦 酒 醸 造 所( サ ッ ポ ロ フ ァ ク ト
リー内)で行われた。
仕込みには、寺山憲二町長をは
じめ関係者が参加し、寺山町長が
音更産「きたほなみ」の中力粉を銅
製の仕込み釜に投入。その後、関
係者により軽米町産ホップなど原
姉妹町締結30周年を記念し、ビールを製造
き よ の ぶ
青年部員の話を熱心に聞く子どもたち
ピ ザ 教 室 が 開 催 さ れ た。 ト マ ト
ソ ー ス も 手 作 り で、 ピ ザ 生 地 の
小麦はめむろ産キタノカオリを
使用、食材もできる限り
めむろ産で揃え、子ども
たちも大満足の夕食と
なった。
今回、教頭先生役を務
め た 宇 野 清 将 さ ん( 上 伏
古地区)は「今回初めて一
泊二日で実施し、実際の
農場でいろいろな体験を
して、一層仲が深まった
と思う。子どもたちは乗
り物が大好きみたいで、
トラクターの試乗が一番
人 気 で し た 」と 笑 顔 で 話
してくれた。
(藤井)
スイートコーンの見学ほ場にて
6
地域の話題
追
20
子どもたちのプログラムでは、
こども園しかおいによる「鼓隊」
ししわっぱ
り
お
ん
鹿追小学校スクールバンドの演奏
こども園しかおいによる「鼓隊」、
ソーランチーム鹿童の踊りや、鹿
追小学校スクールバンドの演奏が
披露された。
「 鼓 隊 」に 参 加 す る
長女の里穏ちゃん
( 5)の 応 援 に 訪 れ て
いた下鹿追地区の森
内隆哉さん夫妻は
「鼓隊は年長組で編
成 さ れ て い て、 今 年
3度目の披露となる
が、 回 を 重 ね る ご と
にみんなのまとまり
が で て き て、 今 回 が
1番の出来でした」
と笑顔で話してくれ
た。
(村瀬)
「コミュニティプラザ☆ぷらっと」オープン
つ ど
開店時、多くの客が足を運んだ
別
陸
町商工会が大通に建設して
い た 商 業 活 性 化 施 設「 ぷ ら っ
と 」が 完 成 し、 オ ー プ ン セ レ
モニーが行われた。
「 ぷ ら っ と 」は「 気 軽 に・気 ま
ま に・気 楽 に 」集 え る 場 所 を コ
ン セ プ ト に 建 設 さ れ、 1 階 の
コ ミ ュ 二 テ ィ ス ペ ー ス に は、
まちカフェやフェアトレード
の 雑 貨、 食 料 品 を 販
売 す る ほ か、 町 民 か
ら要望の多かった薬
局、 整 骨 院 が 並 び、
2階には居酒屋とす
オープンセレモニーでのテープカット
やむわっか
し店が入居する。
オ ー プ ン 当 日 は、
天候にも恵まれ多く
の 町 民 が 訪 れ、 買 い
物や飲食を楽しんだ。
若地区で酪農を
止
営む組合員の西岡光
子 さ ん は「 地 元 に 憩 い
の 場 が 増 え た の で、
友人と足を運びたい」
と話してくれた。
(川口)
地域の話題
7
鹿
このほど、第 回Aコープ鹿追
夏まつりが開催された。
会場では鹿追産牛肉の即売会の
ほか、お菓子の射的、ヨーヨー釣
り、飲食店の屋台などが多数出店
され、子どもたちが出演するプロ
グラムや、鹿追町のゆるキャラマ
ス コ ッ ト シ ョ ー、 も の ま ね 歌 謡
ショーがあり、多くの来場客でに
ぎわった。
Aコープ鹿追夏まつり開催
雄大な景色が広がるカフェ
な ど で、 カ フ ェ と し て の 施 設 は
充実した。
武 内 さ ん は「 今 後 は 雨、 風 の 心
配の無い建物の建設を目標に飲食
の提供、地域の人々がくつろげる
カフェとして、より一層のおもて
な し が で き る よ う、 活 動 を
続 け て い き た い。 真 冬 の 星
空を眺めホットワインと音
楽で大勢の人々とくつろげ
る時を夢見ている」と熱い思
いを語ってくれた。
(小川)
10
15
異動等があった場合は速やかに報告を
家畜共済
道内外問わず多くの旅行者の
交流の場となっている
︻ 所 在 地 ︼幕 別 町 忠 類 白 銀
町 番 地 共 栄 牧 場( 道 の 駅
「 ち ゅ う る い 」か ら 南 に 約 1
キロ。案内標識看板あり)
︻営業期間・時間︼7~9月、
毎週土日、 時~ 時
204
忠
類
10
雄大な日高山脈を遠景に、1杯
のコーヒーを味わうひと時を提供
す る 場「 シ ー ニ ッ ク カ フ ェ ち ゅ う
る い 」が 今 年 で オ ー プ ン か ら 周
年を迎えた。
北 海 道 開 発 局 の 提 唱 す る「 北 海
道 シ ー ニ ッ ク バ イ ウ ェ イ 」制 度 に
沿 っ て 武 内 悠 紀 夫 さ ん 忠( 類 地 域
部 会 長 ら) が 地 域 お こ し の 一 端 と
して始めた。
滅多に人が訪れることはない東
屋 を 整 備 し、 主 旨 に 参 同 し た 地
域 の 人 々 の 協 力、 行 政 の 後 押 し
シーニックカフェちゅうるいが10周年
次の場合は、組合への通知が義務づけられていますので、電話・FAX等で
お知らせ下さい。
①家畜の異動があったとき(売却、導入、資格取得等)。
②子牛が生まれたとき(子牛共済を選択した方)。
③家畜が病気またはけがをしたとき。
④家畜が死亡または廃用となったとき。
⑤家畜に去勢、除角、その他大きな手術をするとき。
⑥放牧や共進会に出陳するとき。
⑦家畜に管理人を定めたり、飼養場所を変えるとき。
⑧家畜が行方不明になったとき。
⑨乳用子牛等を補償対象としている場合で、引受時以後に胎児の品種を変更する場合は、
当該胎児価額の変更を必要としたとき(人工授精等の後239日以内に通知が必要)。
報告が遅れると病傷・死廃事故に係る共済金が満度に支払われないことや、
誤った付保割合により過払いとなった場合には、差額を返還していただくこと
になりますので、異動等があった場合は速やかに報告願います。
8
地域の話題
組合員の皆様との架け橋に
私たちNOSAIは組合員の皆様との接点強化に取組んでいます。
組合員並びにそのご家族、および従業員の方々にNOSAIをもっと身近に感じていただきたい。
今年も、多くの方に参加していただいたことに、役職員心よりお礼申し上げます。
実力発揮で熱戦
十勝NOSAI主催のパークゴルフ
大 会 が 今 年 も、 事 業 所 ご と に 開 催 さ
れ、 参 加 者 は 熱 戦 を 繰 り 広 げ て い ま し
た。
表 彰 式 で は、 互 い の 健 闘 を た た え、
大きな拍手が起こっていました。
運動のあとには
パ ー ク ゴ ル フ 終 了 後 は、 焼 き 肉 を 囲
み、 あ ち ら こ ち ら で 交 流 の 輪 が 広 が っ
ていました。
来 年 も、 組 合 員 の 皆 様 方 と の 架 け 橋
になるよう庭先活動を積極的に取組ん
でいきます。
9
信頼の
きずな
00号記念企画
えられ、当組合の広報紙
月発行の創刊号から数え
の節目を迎えました。
合員の皆さまとのふれあ
報紙づくりに努めてまい
読のほど、よろしくお願い
記念いたしまして、これま
ー ナー に登場していただ
した。
10
第6号(平成12年1月号)
8
第36号(平成17年1月号)
足寄町 蓑島 隆 さん
笑顔の絶えない家族と健康牛からの良質ミルクを
実現!
今
新得町 加藤
昇 さん
年前の目標達成!さらに、もうワンランク上の
牛飼いを目指します。
の
手たちの
豊頃町 菖蒲 勝幸 さん
年の間に家庭を持ちました。これからも、堅実
な経営を行っていきたいと考えています。
第52号(平成19年9月号)
10
広尾町 藤井
広報とかち 10
将 利
趣味のスノーモービルは封印し、今は家族サービ
スと堅実経営まい進中!
第19号(平成14年3月号)
さん
昭義
音更町 照井
おかげ様で家族が増えました。子どもの成長が楽
しみです。
第24号(平成15年1月号)
11
さん
松浦 輝行 さん
芽室町 年の間に結婚し、住宅を新築しました。
この
6
第61号(平成21年3月号)
十勝の
担い手
今
組合員の皆さまに支え
「とかち 」が平成 11 年3
て、おかげさまで100号の
これからも、組合と組合
い紙として、より良い広報
ります。変わらぬご愛読
いたします。
今回は創刊 100 号を記
で「 十勝の担い手 」のコー
いた方の今を追っ てみまし
『損害通知』がないと共済金支払対象とはなりません
出荷量調査方式による農・畑作物共済の被害申告について
(小麦、ばれいしょ、全相殺大豆、てん菜、そば、スイートコーン、かぼちゃ、たまねぎ)
組合員の皆さんから提出していただきます損害通知書は共済金支払いのための重要
な手続きですので、あらためて以下の点について確認をお願いします。
①損害通知と は ?
■被災時の共済金を受け取る た め の 重 要 な 手 続 き で す 。
加 入 作 物 に 損 害 が 発 生 し た 場 合、“ 共 済 事 故 ( 冷 害 ・ 湿 害 ・ 干 害 ・ 病 虫 害 等 ) に よ り 減 収 ま た は
品 質 の 低下がありますよ ” と申告をす る 義 務 が 加 入 者 に あ り ま す 。
共 済 金支払手続きを開始するための 意 思 表 示 と し て 被 害 の 実 態 等 を 通 知 し て く だ さ い 。
②損害通知を 出 し た ら ど う な る の ?
■ 損害評価を実施し、減収等が認められる場合は共済金をお支払いします。
組合は収穫前および収穫後に概況等を調査し、災害の種類、被害の規模、被害見込額を算定し連
合 会 や 国に報告します。その後、各作 物 の 『 出 荷 実 績 報 告 書 』( 麦 ・ て ん 菜 を 除 く ) の 提 出 を 受け、
共 同 出 荷 団 体( J A 等 ) か ら 提 出 の あ っ た 出 荷 数 量 の 確 認 に よ る 損 害 評 価 を 実 施 し 、 減 収 等 が 認 め
ら れ た 場合は共済金をお支払いします 。
ま た 、 当 該 作 物 の 基 準 単 収 等 は、 ご 本 人 の 実 績 を 基 に 計 算 し ま す の で 、 通 知 の 有 無 で 基 準 単 収 等
が 下 が るということはありません。
③損害通知を 出 し て い な い と ど う な る の ?
■損害評価を実施しません。
また、いかなる場合であっ て も 共 済 金 支 払 対 象 と は な り ま せ ん 。
組 合 で は、 損 害 通 知 が な い た め “ 被 害 が な い も の ” と 判 断 し 、 損 害 評 価 は 実 施 せ ず 、 結 果 、 共 済
金 支 払 対 象 と は な り ま せ ん。 こ れ は、 “ ご 本 人 か ら 共 済 金 支 払 い に 関 す る 申 出 が な い ” こ と か ら 出
荷 数 量 を確認できた段階で減収等があ っ た と し て も 、 必 要 な 確 認 作 業 が で き な い た め で す 。
④収穫後に出 荷 数 量 が 判 っ て か ら 申 告 は 受 付 け ら れ る の ?
■受付けすることは出来ませ ん 。
収 穫 後では、必要な確認作業ができな い こ と に よ り 受 付 け ら れ ま せ ん 。 不 安 要 因 が あ る 場 合 には、
必 ず 組 合の指定する期日まで損害通知 を し て く だ さ い 。
品質の低下に伴う補償ができる小麦・てん菜については、高収量が期待できる場合であっても被
害 申 告 をあらかじめしていただく必要 が あ り ま す 。
⑤連絡方法は ?
■所定の「損害通知書」を指 定 期 日 ま で に 提 出 し て く だ さ い 。
収 穫 前に組合より損害通知書を送付 し ま す の で 該 当 項 目 に 必 要 事 項 を 記 入 の 上 、最 寄 り の 事 業所・
家 畜 診 療所に指定期日までに提出して く だ さ い 。 な お 、F A X に よ り 送 信 さ れ る 場 合 は 、通 信 エラー
に 十 分 注意し、確実に十勝NOSAI に 送 信 さ れ て い る か 確 認 し て く だ さ い 。
※平成27年産より、経営所得安定対策対象作物(小麦、澱粉加工用ばれいしょ、普通大豆、てん菜、そば)については、損害
通知書提出時に面積払(営農継続支払)交付申請の有無についての申告を併せて提出していただく必要があります。これ
は、面積払(営農継続支払)が、平成27年産より当年産の作付面積に基づき支払われることとなり、共済金の算定方法が変
更となったためです。なお、数量払のみの交付申請の場合に係る共済金の算定方法は従前と同様です。
ご不明な点は、最寄りの事業所へ問い合わせ願います。
12
損害評価の実施について
本年も収穫期を迎え、畑作物共済の損害評価が始まりますが、地区評価員・損害調査員のご協力を
いただきながら損害評価を適正かつ迅速に実施するために、組合員皆様のご理解とご協力をお願いい
たします。
損害評価は、損害通知書の収穫予定月日に応じて被害調査を実施いたしますので、組合が指定した
期日までに必ず最寄りの事業所・家畜診療所まで提出願います。
なお、被害が昂進した場合には、すみやかに組合に申し出てください。
また、基準単収・引受収量については、『畑作物共済 共済掛金・賦課金払込通知書兼内容通知書』
および『損害通知書』に記載されていますのでご確認願います。
圃場調査対象作物の損害通知について
損害通知書の右上に『圃場調査対象』と印字されている場合は現地圃場調査が必要となります。つ
きましては損害通知書を提出される前には、必ず圃場を見回り、豆類では『検見による収量調査を行
い、基準単収を下回ると思われるもの』、ばれいしょは『坪掘りを行って予想収量を把握の上、引受
収量を下回ると思われるもの』について損害通知書を提出してください。
組合での損害評価が終了した後、北海道NOSAIによる現地確認調査が抽出で実施されます。
小豆:降雨による滞水
いんげん2類:降雨による品質の低下
出荷量調査対象作物の損害通知について
上記圃場調査と同様に圃場を見回り、生育状況から収量・品質等の減収要因がある場合、損害通知
書を提出してください。
なお、後日、収穫物の “ 出荷先、出荷数量、自家保有量等 ” について加入者全員に「出荷実績報告書」
を提出していただきます。
ばれいしょ:湿害により生育不良
13
てん菜:風による被害
秋播小麦危険段階基準共済掛金率の設定について
麦の共済掛金率は 3 年ごとに見直され、国から過去 20 年間の被害率を基に新しい共済掛金率が告示されました。
組合では、組合員ごとの被害率( 平成 12 年産から平成 26 年産までの 15 年間 )を基に秋播小麦危険段階基準共済掛
金率を設定しています。
秋播小麦の掛金率は今回の告示に合わせ見直しを行い、平成 28 年産からは掛金率表のとおり改定となります。
※設定に係る考え方※
①危険段階区分 20 段階(組合員ごとの平均被害率を高いものから順に並べて、平均被害率の類
似するグループごとにまとめたものを1区分1単位としています。
)
②平均被害率の範囲 「組合員ごとの年産ごとの支払共済金
÷ 共済金額」で算出された
被害率の平均
③危険指数
4倍(掛金率の最高と最低の倍率)
④国庫負担割合
52.8%(災害収入共済方式 9 割補償の場合)
秋播小麦危険段階基準共済掛金率表
(平成 28 年産から平成 30 年産に適用)
災 害 収 入 共 済 方 式 9 割 補 償
危
険
段階区分
基準共済
掛 金 率
①
国庫負担
掛 金 率
組合員負担
掛 金 率
平成 27 年産
適用掛金率
②
倍
%
%
%
%
%
平均被害率の範囲
組合員数
危険指数
%
戸
増減
①-②
1
16.395 ~
100.000
58
4.000
13.484
7.119552
6.364448
11.005
2.479
2
14.492 ~
16.394
71
3.411
11.499
6.071472
5.427528
8.974
2.525
3
13.190 ~
14.491
87
3.121
10.521
5.555088
4.965912
7.951
2.570
4
11.995 ~
13.189
176
2.873
9.685
5.113680
4.571320
7.293
2.392
5
11.100 ~
11.994
219
2.671
9.004
4.754112
4.249888
6.771
2.233
6
10.399 ~
11.099
261
2.521
8.499
4.487472
4.011528
6.328
2.171
7
9.839 ~
10.398
288
2.405
8.107
4.280496
3.826504
6.000
2.107
8
9.330 ~
9.838
395
2.304
7.767
4.100976
3.666024
5.706
2.061
9
8.759 ~
9.329
392
2.203
7.427
3.921456
3.505544
5.434
1.993
10
8.196 ~
8.758
401
2.096
7.066
3.730848
3.335152
5.164
1.902
11
7.598 ~
8.195
385
1.983
6.685
3.529680
3.155320
4.892
1.793
12
6.996 ~
7.597
378
1.868
6.297
3.324816
2.972184
4.633
1.664
13
6.399 ~
6.995
338
1.751
5.903
3.116784
2.786216
4.391
1.512
14
5.750 ~
6.398
234
1.630
5.495
2.901360
2.593640
4.146
1.349
15
5.096 ~
5.749
163
1.501
5.060
2.671680
2.388320
3.893
1.167
16
4.394 ~
5.095
129
1.381
4.655
2.457840
2.197160
3.673
0.982
17
3.911 ~
4.393
82
1.259
4.244
2.240832
2.003168
3.455
0.789
18
3.495 ~
3.910
53
1.180
3.978
2.100384
1.877616
3.246
0.732
19
2.997 ~
3.494
34
1.090
3.674
1.939872
1.734128
3.035
0.639
20
0.000 ~
2.996
21
1.000
3.371
1.779888
1.591112
2.751
0.620
6.887
3.636336
3.250664
5.207
1.680
基
準
共
済
掛
金
率
14
家畜指導課より〜
「乳熱、第四胃変位が多い…」
、
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15
広尾町紋別
足寄町白糸
町の家畜祭で牛を引っぱりました。姉弟仲良く
牛と仲良く、将来のリードマンを目指します!!
佐藤 鈴菜ちゃん(9)、祐菜ちゃん(6)、
祐一くん(3)
本別町西美里別
今年から新規就農し、放牧酪農を行っていま
す。目標はミミズが増えるような土と、良質な
堆肥づくりによる放牧地の土壌改良です。
山﨑 可以さん、楓くん(7カ月)、來未ちゃん(3)、
桃子さん
か
も も
4月に長女が誕生しました。斉藤家の家系では
65年振りの女の子誕生に一族で喜んでいます。
斉藤 英治さん、美香さん、翔琉くん(4)、
歩睦くん(2)、舞衣ちゃん(3カ月)
ひ で は る
あ ゆ
み
む
ま
か
か け
い
かえで
く る
み
こ
帯広市豊西
る
い
中札内村西戸蔦
家で働き始めて4年目。農業系の学校に進学し
なかったため、酪農の事が何もわからないまま
スタートしました。大変な仕事ですが、自分が
育てた牛たちが大きくなっていく事がうれし
く、大きな活力になっています。
中井 麻里恵さん
子供たちが、夏は野球とバレーボール、冬はスピードスケート
とスポーツ一家です。これからも家族みんなで応援します。
真野 保さん、さゆりさん、美咲ちゃ ん( 11 )、
颯太くん(9 )、煌希くん(5 )
16
上士幌町安村
幕別町札内
本当はもう2人います。皆で遠出をしようと計
画は立てますが、なかなか実現しません。
菅原 浩希さん
5月に結婚式を挙げました。2人で力を合わせ
て牧場を盛り上げていきます。
白木 教嗣さん、伸子さん
大樹町下大樹
の り つ ぐ
新得町新内
彩花ちゃんは今年家畜祭りの共進会で牛をリードしました。来年は優
花ちゃんもリードしたいと言っています。動物好きな仲良し姉妹です。
(左から)三木 彩花ちゃん(7)、睦子さん、
隆志さん、優花ちゃん(5)
浦幌町稲穂
4月から町新内育成牧場で働いています。
広大な放牧場に負けないくらい大きな気持ちで
牛を健康に育てています。日本のMilkは任
せておいて。(1年後だけどね)
(左から)玉井 竜二さん、浅野 弘行さん
ばんえい競馬で優勝したフジダイビクトリーを
育成しました。これからも賞を取れるような馬
を育成するのが目標です
浦幌町馬産振興協議会会長 佐藤 敏律さん
と し の り
17
よ こ や ま
を担う若い世代。
ほとんどが、これからの農業
館を使用して爽やかな汗を流
している。チー ムメイトの
練習は毎週水曜日の午後7
時から、地元の小学校の体育
ムに成長した。
会主催の大会でも決勝トー
ナメントに進むほどのチー
20
(安田 )
「みんな毎週楽しみにして
いますよ。フッ トサルの楽
しさに加えて、地域の同世代
の交流の場にもなっ ていま
す。お互いに気心が知れて
くると、青年部の他の事業で
も、良いアイデアがどんどん
出てくるようになる。やっ
ぱり何といっ てもゴー ルを
決めたときが一番気持ちいい
ですね 」と爽やかに語っ てく
れた。
フットサルteam
「C.S.札内」
「 フ ッ ト サ ル 、や り た い
ね! 」そんな話で盛り上がっ
たのは、今から3 年前。JA
さつない青年部有志とJA職
員合わせて 名のフッ トサ
ル チ ー ム 「 C .S .札 内 」が
誕生した。
畑作後継者の横山さんも、
その創設メンバー の一人。
サッ カー 経験者ではなかっ
たが、練習試合や交流試合を
重ねるにつれ、フッ トサルの
魅力にはまり、今ではチー ム
の中心的プレー ヤー だ。メ
ンバー も当初の倍の 名程
度に増え、幕別町サッ カー 協
10
さん (27歳)
横山 駿
しゅん
幕別町 途別
18
猪狩 周平 さん(23歳)
が り
上士幌町 萩ヶ岡
い
大雪山系の麓、糠平温泉にほ
ど近い上士幌町萩ヶ岡地区に位
置する猪狩牧場(父平吉郎さん、
母美和さん)は、乳牛約 頭を
飼養し、そのうち約
頭を搾乳
400
た。
年に就農
入れたい」と力強く語ってくれ
来的にはロボット搾乳も視野に
規模拡大に備えたい。さらに将
今後の経営については「トラ
ク タ ー な ど の 機 械 を 大 型 化 し、
が一番の楽しみ」と話す。
アップした愛車を走らせること
台を所有「自分の手でチューン
趣味は車関係で、自家用車以
外に大型4輪バギーとバイク4
する形で行っている。
いった仕事を、父母をサポート
乳、 飼 料 作 物 の 収 穫 と 調 整 と
した。現在は牛の飼養管理と搾
間実習した後、平成
する大型の酪農専業農家だ。 長男の周平さんは士幌高校を
卒業後、清水町の酪農家で1年
230
23
(髙橋 英)
19
しゅう へ い
機 械を大型化し、安定した酪農経営を目指します。
十勝の
担い手たち
正信さんから孝弘さんへのメッセージ
昭和 24 年北海道に入植した故正夫さんの
後、2代目として就農した正信さん。
現在、萬亀山牧場はTMRセンターを利用
しながら香福地区で乳牛 250 頭を飼育して
いる。
正信さんのJAひろお組合長就任を期に孝
弘さんに経営移譲した。
「大変な時代、これからも地域を大切に仲
間と切磋琢磨して進んでほしい」と孝弘さん
にエールを送っている。
ま
き
や ま
ま さ
の ぶ
広尾町 香福 萬亀山 正 信 さ ん
仲間と地域を大切に
未来へ
バトンタッチ
ま
き
や ま
た か
や
る仕事。
親子だから時折意見の食
ひ ろ
い違いもあるけど、経営を
こ
渡してくれた両親に感謝し
萬亀山 孝 弘 さ ん
美弥子 さ ん
み
厳しくてもやりがいのあ
ています。
これからも家族で支え合
いながら頑張っていきたい
です。
発行/平成27年9月1日 編集発行/十勝農業共済組合・総務部総務課 印刷/大同出版紙業株式会社