平成27年4月6日発行 いいもの成らせるさくらんぼ便り Vol.1「生育は早い。霜害の危険性大!」 1 生育は前年に比べ早い! ◇発芽は前年よりも5~6日程度 早い 《 「佐藤錦」の発芽期》(園芸試験場) 本年 3月23日 前年 平年 雌しべの長さが 前年・平年より 長い 3月28日 3月31日 2 防霜対策で花芽を守ろう! ◇既に、霜に弱い時期に突入 ■-3℃以下で大きな被害が発生 ※ 4月中・下旬からは、-1℃でも大 きな被害が発生する ◇急いで防霜資材等を準備 ■燃焼資材、温風機を使用する (資材は煙の少ないものを使う) ■地表面に散水する 燃焼資材の着火や、防霜 ファンの稼動は、0℃に 下がる前に行う ※ 散水は暖かい日の午前中に行う (降霜時の樹上・地表面散水も効果あり) ■防霜ファンを使用する ※ 強い霜(-2℃以下)の時は、燃焼法 と併用 雌しべが褐変 ◇防霜対策が必要な園地 ■霜の常襲地帯・園地 ■摘芽を行った園地 ■花芽の凍害が多い園地 3 万全な受粉対策を! 霜害で枯死した雌しべ ■摘芽した樹、園地では、必ず人工受粉を行う ■毛ばたき、受粉樹の切り枝は遅れずに準備する ■風当たりの強い園地は必ず防風ネット(2mm 目程度)を設置する ■2分咲頃にミツバチを導入する(※早過ぎてもダメ!) ■土壌が乾燥しているときは、可能な限りたっぷりかん水する 村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会(事務局:農林水産部園芸農業推進課・農業技術環境課)
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