2015春季生活闘争第5号 発 行 中小共闘センター 発行人

2015春季生活闘争第5号
発 行 中小共闘センター
発行人 進藤 衛
2015・3・18
連合秋田労働局 中小共闘センター/非正規労働センター
〒010-0001 秋田市中通 6 丁目 7-36
TEL.018-833-0505
3月12日(木)、秋田県経営5団体(秋田県商工会議所連合会、秋田県経営者協会、秋田県商工会
連合会、秋田県中小企業団体中央会、秋田経済同友会)に対して、労働条件改善、最低賃金、雇用・公
正労働条件の確保、男女平等参画社会の実現、年金積立金の適正運用、集団的労使関係の構築といった
6項目25点の要請書を手交し、要請事項への対応を求めました。
【東海林会長】「2015春季生活闘争の交渉状況は大手組合の要求書提出以降、マスコミの報道等
も活発になり注目度が高まってきている。昨年は月例賃金にこだわった闘争を展開し、全体として近年
にない賃上げがなされたところであるが、経済の好循環を作るまでには至っていない。また、物価の上
昇により実質賃金が目減りする中で個人消費も足踏み状態にある。連合秋田は、2015春季生活闘争
が秋田県経済の将来を占う重要な位置付けにあると考えている。新規採用者の離職率が高いことや、後
継者不足により廃業する企業が増加していることなど、県内企業を取り巻く環境が厳しいことについて
は我々も認識しているところであるが、デフレから脱却し経済の好循環を作らないかぎり、経営も行き
詰まり働く者も厳しい状況に置かれていく。この状況を打開するには、労使一体となって経営の立て直
しをはかり、収益の拡大と賃金の引き上げに繋げることが求められている。貴会員企業への本要請事項
の周知と一層の取り組み強化をお願いしたい。」
【経営者団体】「歴史的にも前例のない政府からの賃上げ要請がされている。株価・為替などV字回
復に近い変化は両側面の見方はあるものの、デフレ脱却の兆しというものは地方においても感じるとこ
ろである。特に雇用環境が激変し、人材不足が顕著となっている中で優秀な人材の採用・確保には賃金
とのリンクがあり、中小企業といえども賃金を引き上げていく必要がある。しかし、個別の企業がそれ
ぞれの経営課題を抱えているところであり、個別労使の交渉や良好なコミュニケーションを保ちながら、
労使協調のもと生産性を上げ、会社を発展させていく必要がある。経済の好循環を作っていくためには、
賃金改善がポイントだということは経営者側も充分認識している。経営実態を踏まえて、丁寧な労使交
渉を重ね、働く人の意欲が向上していくように様々な点について取り組んでまいりたい。また、後継者
不足により廃業する企業が増えている実態については、我々も憂慮しているところである。その対策と
して〝秋田県事業引き継ぎ支援センター〟を立ち上げて事業存続に悩みや課題を抱える企業のサポー
トを行っている。若年者の早期離職についても知恵を絞って対処してまいりたい。要請については、会
報その他を通じて会員・加盟企業へ周知していく。」
第2次統一行動開催予定
開 催 日 時
開 催 場 所
内
容
備考
鹿 角 地 連
3月23日(火)18:00
鹿角労働福祉会館
取り組み状況報告他
大 館 地 協
3月24日(火)18:00
大館労働福祉会館
要求・交渉状況報告集約
単組代表者会議
能 代 地 協
3月23日(月)18:30
能代市中央公民館
講演・連合秋田藤井事務局長
春闘討論集会
男 鹿 地 連
開催検討中
中 央 地 協
3月25日(火)18:00
秋田市駅前「アゴラ広場」
経過報告・決意表明等
デモ行進実施
本 荘 地 協
3月17日(火)18:00
本荘由利労働福祉会館
講演・電機連合進藤議長
民間労組交流会
大 曲 地 協
3月26日(木)18:30
仙北教育会館
取り組み状況報告・意見交換
民間労組交流会
横手湯沢地協
3月下旬
春闘オルグ実施予定