共同溝 ボックスカルバート ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 ATMブース 建築部材 プレキャスト接続壁/基礎版 ボックスベアリング横引き工法 オープンシールド工法 OSJ 工法 河川護岸基礎用 ブロック IB ボックスカルバート 可とうボックスカルバート TAF ジョイント アーチカルバート 分割式大型プレキャストボックスカルバート 貯留槽 ボックスカルバート ボックスカルバート プレキャストボックスカルバートは、下水道、貯留槽、共同溝、地下歩道など様々な用途に利用されて 共同溝 います。 ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ 適用規格および特徴 1.適用規格 ■全国ボックスカルバート協会規格(道路土工─カルバート工指針等に準拠) L型擁壁 ■日本工業規格 JIS A 5372,JIS A 5373 付属書(暗きょ類)推奨仕様 ■日本下水道協会 下水道用ボックスカルバート(JSWAS A-12,JSWAS A-13) 2.特長 ■工業製品ですから、製品精度をはじめボックスカルバートの品質は十分管理されております。 また、強度等ボックスカルバートの諸性能の確認が試験によって得られます。 水 路 ■高強度コンクリート製ですから、耐久性にも優れております。 ■長方形断面ですから、狭い用地幅でも効果的な水路断面が得られます。 ■浅い土かぶりで使用できるため、掘削床付け位置を浅くすることができます。 ■ボックスカルバートの下面は平らですので、床付けが簡単です。 ■剛性管ですから埋め戻しも簡単です。 貯留槽 ■工期は勿論短縮され、工程管理も簡素化されます。 適用範囲 河川護岸基礎用 ブロック 1.土かぶりの範囲と活荷重 ボックスカルバートの土かぶりの適用範囲は、0.20m または 0.50m 〜 3.00m を原則とします。また、活荷重の設定は、 T' 荷重(通称:T-25)になります。 適用土かぶり以外のケースや異なる荷重の場合でも、規格品が使える範囲がありますので、検討をお申し付け下さい。 ATMブース 2.適用地盤 適用地盤は原則として、普通地盤以上の良好な地盤とします。 ただし、地盤の良くない場合でも不同沈下が生じないように、基礎形式や施工方法等を適切に選定する場合も対称とします。 3.地下水位 地下水位の最高位は、路面下 50cm とします。 建築部材 18 ボックスカルバート 共同溝 規格および種類 1.RC ボックスカルバート 呼び寸法 B×H(mm) 適用土かぶり(m) RC-1種 RC-2種 600×600〜3500×2500 900×900〜3500×2500 0.20〜3.00 ■ RC ボックスカルバートは曲げ強度により、1 種製品と 2 種製品が区分されております。 ■ 1 種、2 種とも形状寸法、許容応力度法による設計における適用土かぶりの範囲等は同じですが、1 種は主として道路、一 般水路に使用します。また、2 種についてはひび割れ強度を大きくした製品であり、主として腐食性環境の下水路等に使用 します。 防火水槽 ■ RC ボックスカルバートは舗装厚を 0.20m として構造を計算しております。 2.PC ボックスカルバート 呼び寸法 B×H(mm) 適用土かぶり(m) 1800×1200〜5000×2500 0.50〜1.50 1.51〜3.00 ■ PC ボックスカルバートは、ポストテンション方式のプレストレストコンクリート構造のものであり、土かぶりに応じて 150 型と 300 型の 2 種類があります。なお、300 型は土かぶり 0.50m でも対応可能です。 3.ボックスカルバートの形状 ボックスガレージ 種類 PC-150型 PC-300型 ボ ックスカルバート 種類 ■ボックスカルバートは断面形状により、標準型とインバート形に区分されます。 L型擁壁 ■異形製品 ・マンホール用:マンホールとの接合用開口部を設けたボックスカルバート ・取 付 管 用:取付管との接合用開口部を設けたボックスカルバート ・斜 角 用:管路の屈折部や屈曲部に使用するボックスカルバート ・調 整 用:標準製品の有効長さを調整したボックスカルバート 曲線部 直線部 取付管 マンホール 水 路 直線部 マンホール 調整用ボックスカルバート 貯留槽 マンホール用ボックスカルバート マンホール用ボックスカルバート 斜角ボックスカルバート 河川護岸基礎用 ブロック 取付管用ボックスカルバート ATMブース 建築部材 19 ボックスカルバート 共同溝 形状および寸法 1.標準形およびインバート形の形状 C T1 C C B ℓ11 ℓ L L 3 h hh h h T33 T ℓ1 L T 標準形 T3 ℓ2 B T3 B B T33 T ℓ2 h ℓ22 ℓ R=2B T33 T ℓ2 T2 H B B TT22 T33 T ℓ1 L T2 T3 C B hh C C ℓ2 T3 T3 B T3 ℓ22 ℓ ℓ11 ℓ L L インバート形 T3 ℓ1 L ℓ1 L T T33 ℓ2 B L L C h R=2B R=2B R=2B hh h hh C T1 H h T3 B B T T33 ℓ2 縦方向連結用孔 ℓ ℓ11 L L ℓ1 L T3 ℓ1 L ℓ ℓ22 C B B T T33 ℓ2 貯留槽 B ℓ ℓ22 T3 ℓ ℓ11 L L R=2B R=2B R=2B h hh hh T2 T3 ℓ2 B T3 B B T T33 ℓ1 L h C T1 HH ℓ1 L ボルト連結部 h T T33 ボルト連結部 R=2B T3 C B h ℓ2 T3 ボルト連結部 ボルト連結部 ボルト連結部 C TT22 C ボルト連結部 CC C C T2 縦方向連結用孔 H ボルト連結部 ボルト連結部 C T1 ボルト連結部 CC T2 TT22 H C C C T2 B 縦方向連結用孔 縦方向連結用孔 定着切欠穴 T1 TT11 縦方向連結用孔 縦方向連結用孔 H C C 縦方向連結用孔 C CC TT11 H C C HH 水 路 C T3 ℓ2 B T3 T1 ③ボルトによる縦方向連結型 縦方向連結用孔 T T33 ℓ1 L T3 T3 定着切欠穴 縦方向連結用孔 定着切欠穴 定着切欠穴 h B B ℓ ℓ11 縦方向連結用孔 縦方向連結用孔 R=2B T T33 L ℓ ℓ22 ℓ1 TT22 T3 C B 縦方向連結用孔 C T2 C ℓ2 T3 T3 HH CC C CC T2 H TT22 L型擁壁 T2 縦方向連結用孔 縦方向連結用孔 定着切欠穴 縦方向連結用孔 C C 縦方向連結用孔 CC T1 C 縦方向連結用孔 縦方向連結用孔 C C C 縦方向連結用孔 定着切欠穴 定着切欠穴 TT11 縦方向連結用孔 C H C C 定着切欠穴 T2 H C T1 TT11 C HH ボックスガレージ ② PC 鋼材による縦方向連結型 T1 防火水槽 T2 C T1 HH C C CC T1 HH T2 H C C C R=2B R=2B R=2B CC TT11 H C H C C C CC TT11 C TT22 ボ ックスカルバート T1 ①通常敷設型(凹凸のみ) T3 T T33 ℓ2 B ボルト連結部 ボルト連結部 ボルト連結部 ℓ ℓ11 L L ℓ1 L T3 ℓ1 L ℓ ℓ22 外側 河川護岸基礎用 ブロック 2.継手部の形状 (受け口) 外側 外側 外側 (受け口) (受け口) 外側 (受け口) 外側 外側 (受け口) (受け口) (受け口) 外側 (受け口) (差し口) ATMブース (差し口) (差し口) (差し口) (差し口) (差し口) (差し口) 内側 パッキン材 パッキン材 パッキン材 パッキン材 内側 内側 パッキン溝 内側 (差し口) 内側 パッキン材 パッキン材 パッキン材 パッキン溝 パッキン溝 パッキン材 パッキン溝 目地溝 目地溝 目地溝 パッキン溝 内側 内側 パッキン溝 内側 パッキン溝 パッキン溝 目地溝 ①内空寸法の小さい場合 (呼び寸法600×600〜900×900) ②内空寸法の大きい場合 (呼び寸法1000×800〜5000×2500) 建築部材 20 ボックスカルバート 3.規格寸法 T3 C R h ℓ1 ℓ2 600× 600 700× 700 800× 800 900× 600 900× 900 1000× 800 1000×1000 1000×1500 1100×1100 1200× 800 1200×1000 1200×1200 1200×1500 1300×1300 1400×1400 1500×1000 1500×1200 1500×1500 1800×1200 1800×1500 1800×1800 2000×1500 2000×1800 2000×2000 2200×1800 2200×2200 2300×1500 2300×1800 2300×2000 2300×2300 2400×2000 2400×2400 2500×1500 2500×1800 2500×2000 2500×2500 2800×1500 2800×2000 2800×2500 2800×2800 3000×1500 3000×2000 3000×2500 3000×3000 3500×2000 3500×2500 860 960 1060 1160 1160 1260 1260 1260 1360 1460 1460 1460 1460 1560 1660 1780 1780 1780 2100 2100 2100 2320 2320 2320 2560 2560 2660 2660 2660 2660 2780 2780 2900 2900 2900 2900 3240 3240 3240 3240 3480 3480 3480 3480 4000 4000 860 960 1060 860 1160 1060 1260 1760 1360 1060 1260 1460 1760 1580 1700 1320 1520 1820 1540 1840 2140 1860 2160 2360 2200 2600 1900 2200 2400 2700 2420 2820 1940 2240 2440 2940 1980 2480 2980 3280 2020 2520 3020 3520 2620 3120 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 140 150 160 160 160 170 170 170 180 180 180 200 200 200 200 200 200 210 210 220 220 220 220 240 240 240 240 260 260 260 260 310 310 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 140 150 160 160 160 170 170 170 180 180 180 200 200 200 200 200 200 210 210 220 220 220 220 240 240 240 240 260 260 260 260 310 310 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 140 140 140 150 150 150 160 160 160 180 180 180 180 180 180 190 190 200 200 200 200 220 220 220 220 240 240 240 240 250 250 100 100 100 100 100 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 200 300 300 300 300 300 300 1200 1400 1600 1800 1800 2000 2000 2000 2200 2400 2400 2400 2400 2600 2800 3000 3000 3000 3600 3600 3600 4000 4000 4000 4400 4400 4600 4600 4600 4600 4800 4800 5000 5000 5000 5000 5600 5600 5600 5600 6000 6000 6000 6000 7000 7000 38 44 51 57 57 64 64 64 70 76 76 76 76 83 89 95 95 95 114 114 114 127 127 127 140 140 146 146 146 146 152 152 159 159 159 159 178 178 178 178 191 191 191 191 222 222 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 40 40 40 40 40 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 標準形 インバート形 2000 2260 2520 2390 2780 2900 3160 3810 3420 3160 3420 3680 4070 4100 4540 4470 4750 5170 5600 6050 6500 6980 7460 7780 6570 7110 6320 6720 6990 7400 7530 8100 7340 7790 8090 8840 5740 6290 6840 7170 6770 7370 7970 8570 9150 9780 1990 2260 2540 2420 2810 2900 3160 3810 3440 3200 3460 3720 4110 4160 4630 4600 4880 5300 5820 6270 6720 7200 7680 8000 6800 7340 6580 6990 7260 7660 7830 8400 7680 8130 8430 9180 6050 6600 7150 7480 7020 7620 8220 8820 6570 10190 ATMブース T2 河川護岸基礎用 ブロック T1 貯留槽 L 水 路 インバート部 の高さ H0 L型擁壁 インバート の底部半径 B0 ボックスガレージ ハンチ 高さ B×H ブロック重量 (参考) (kg/本) 防火水槽 有効長 ボ ックスカルバート 外高 (注) 有効長は, 1500mmまたは1000mmとすることができます。 受け口長さ 外幅 厚 さ 差し口長さ 呼び寸法 (単位:mm) 共同溝 ① RC-1 種・2 種 ボックスカルバートの寸法(T-25) 建築部材 21 ボックスカルバート ② PC-150 型・300 型 ボックスカルバートの寸法(T-25) 受け口長さ 差し口長さ 厚 さ 有効長 インバート部 の高さ 外高 インバート の底部半径 外幅 ハンチ 高さ 共同溝 呼び寸法 (単位:mm) ブロック重量 (参考) (kg/本) ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 B×H B0 H0 L T1 T2 T3 C R h ℓ1 ℓ2 標準形 インバート形 1800×1200 1800×1500 1800×1800 2000×1500 2000×1800 2000×2000 2200×1800 2200×2200 2300×1500 2300×1800 2300×2000 2300×2300 2400×2000 2400×2400 2500×1500 2500×1800 2500×2000 2500×2500 2800×1500 2800×2000 2800×2500 2800×2800 3000×1500 3000×2000 3000×2500 3000×3000 3500×2000 3500×2500 4000×2000 4000×2500 4500×2000 4500×2500 5000×2000 5000×2500 2100 2100 2100 2300 2300 2300 2560 2560 2660 2660 2660 2660 2760 2760 2860 2860 2860 2900 3200 3200 3200 3200 3400 3400 3400 3500 4000 4000 4500 4500 5100 5100 5660 5660 1500 1800 2100 1800 2100 2300 2160 2560 1860 2160 2360 2660 2360 2760 1860 2160 2360 2900 1900 2400 2900 3200 2000 2500 3000 3500 2600 3100 2600 3100 2760 3260 2760 3260 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 1500 1500 1000 1000 1000 1000 150 150 150 150 150 150 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 200 200 200 200 200 250 250 250 250 300 300 300 300 380 380 380 380 150 150 150 150 150 150 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 200 200 200 200 200 250 250 250 250 300 300 300 300 380 380 380 380 150 150 150 150 150 150 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 180 200 200 200 200 200 200 200 200 250 250 250 250 250 300 300 330 330 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 150 200 200 200 200 200 200 200 200 300 300 300 300 300 300 300 300 3600 3600 3600 4000 4000 4000 4400 4400 4600 4600 4600 4600 4800 4800 5000 5000 5000 5000 5600 5600 5600 5600 6000 6000 6000 6000 7000 7000 8000 8000 9000 9000 10000 10000 114 114 114 127 127 127 140 140 146 146 146 146 152 152 159 159 159 159 178 178 178 178 191 191 191 191 222 222 254 254 286 286 318 318 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 80 5180 5630 6080 5930 6380 6680 8070 8790 7710 8250 8610 9150 8790 9510 8070 8610 8970 11030 9800 10800 11800 12400 11900 12900 13900 16650 17900 19150 14550 15490 13140 13890 14500 15330 (注) 有効長は, 1500mmまたは1000mmとすることができます。 ハンチ高さは, 次の寸法とすることができます。 2000×1500〜2500×2500 ; 200mm PCボックスカルバートの鋼材配置 3000×1500〜3000×3000 ; 300mm 河川護岸基礎用 ブロック 頂版用 PC 鋼棒 底版用 PC 鋼棒 ATMブース 建築部材 22 5400 5850 6300 6230 6680 6980 8470 9190 8160 8700 9060 9600 9290 10010 8620 9160 9520 11570 10420 11420 12420 13020 12650 13650 14650 17400 18740 19990 15470 16410 13980 14730 15590 16420 ボックスカルバート 共同溝 施工方法 1.通常敷設型 通常敷設型は、下図に示すように製品ブロックの継手部の凹凸を利用して接合するもので、ブロック相互の縦方向の連結を ボ ックスカルバート 行わない敷設方法です。 この敷設方法は、基礎地盤の良好な場合に用いられます。 防火水槽 縦方向連結型は、下図に示すように製品ブロックを設置した後に、縦方向を PC 鋼材またはボルトにて、連結する敷設方法 です。 次のような場合、ボックスカルバートの縦方向の連結を行うのが望ましいです。 L型擁壁 ① 地下水位が高く、止水を考える場合。 ボックスガレージ 2.縦方向連結型 ② カルバートの縦方向に荷重が大きく変化する場合。 ③ 地盤が良くない場合。 ④ 基礎地盤の支持力が変化すると、予測される場合。 ■ PC 鋼材による連結 水 路 定着切欠穴 定着切欠穴 定着用ブロック 定着用ブロック 中間ブロック 中間ブロック 定着用ブロック 定着用ブロック PC 鋼材 鋼材 PC 貯留槽 アンカープレート アンカープレート スリーブ スリーブ ウェッジ PC 鋼より線 鋼より線 ウェッジ PC PC 鋼棒 鋼棒 PC PC鋼より線による縦連結 (定着部) ATMブース PC鋼棒による縦連結(定着部) 河川護岸基礎用 ブロック アンカープレート アンカープレート ワッシャー ワッシャー 六角ナット 六角ナット カップラー カップラー 建築部材 23 ボックスカルバート 高力ボルト接合部 ■高力ボルトによる連結 共同溝 高力ボルト接合部 高力ボルト接合部 高力ボルト接合部 ボ ックスカルバート 高力ボルト接合部 直線部の連結図 防火水槽 高力ボルト接合部 高力ボルト接合部 高力ボルト接合部 ボックスガレージ L型擁壁 曲線部の連結図 ワッシャー ナット 高力ボルト ワッシャー ナット 高力ボルトワッシャー ワッシャー ナット ナット 高力ボルト 高力ボルト 水 路 定着部の詳細図 貯留槽 3.直接基礎 普通基礎の場合は、砕石を敷均した上にコンクリートを打設した基礎形式とします。 なお、基礎の形状および厚さ、下図および下表を目安とします。 100 敷モルタル 敷モルタル 基礎 砕 石 砕 石 建築部材 24 20 砕 石 コンクリート コンクリート 敷モルタル 敷モルタル 20 コンクリート t1 t1 t2 ATMブース コンクリート 砕 石100 100 t1 100 t2 150 200 250 t2 100 150 200 20 600× 600〜1000×1500 1100×1100〜2000×2000 2200×1800〜5000×2500 t1 t2 t2 t1 20 河川護岸基礎用 ブロック 呼び寸法 基礎 基礎基礎 ボックスカルバート 共同溝 施工例 ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 25 ボックスカルバート 共同溝 標準積算歩掛 1.適用範囲 全国ボックスカルバート協会規格のボックスカルバート据付作業に適用します。 ボ ックスカルバート 2.施工概要 施工フローは下記を標準とします。 ●ボックスカルバート 防火水槽 床 掘 ➡ 基礎砕石 ➡ ➡ 均し コンクリート ➡ 据 付 埋め戻し ➡ 残土処理 注)本歩掛で対応しているのは、実践部分のみです。 ボックスガレージ 3.機種の選定 使用する機械の機種・規格は、次表を標準とします。 ■機種・規格(表1) 構造物名称 ボックス カルバート 規格区分 機械名 規 格 内空高、内空幅 2.5m以下 ラフテレーンクレーン 油圧式 排出ガス対策型 25t吊 上記以外の区分範囲 ラフテレーンクレーン 油圧式 排出ガス対策型 45t吊 L型擁壁 注)現場条件等により上表の規格により難い場合は、別途検討する 4.歩掛区分と歩掛 ボックスカルバート据付歩掛は、次表の通りとします。 ■歩掛区分(表2) 3.75 水 路 ⑥ 2.5≦B≦3.75 2.5<H≦3.0 貯留槽 内空高:H(m) 2.5 ③ ④ 0<B≦1.25 1.25<H≦2.5 ⑤ 1.25<B≦2.5 1.25<H≦2.5 ⑦ 2.5<B≦3.75 1.25≦H≦2.5 3.75<B≦5.0 1.25≦H≦2.5 1.25 河川護岸基礎用 ブロック ① ② 0<B≦1.25 0<H≦1.25 0 1.25<B≦2.5 0<H≦1.25 1.25 2.5 ATMブース 内空幅:B(m) 建築部材 26 3.75 5.0 ボックスカルバート ■ボックスカルバート据付歩掛(表3) (10m当り) ① 0.6 (0.8) 0.4 (0.5) 1.3 (1.7) 0.3 (0.3) 28 (23) 52 (43) 11 (13) 2.0m/個 ② 0.9 (1.3) 0.5 (0.8) 1.8 (2.8) 0.4 (0.4) 37 (27) 88 (63) 11 (13) 2.0m/個 ③ 0.9 (1.3) 0.5 (0.8) 1.8 (2.8) 0.4 (0.4) 27 (19) 56 (40) 11 (13) 2.0m/個 ④ 1.1 (1.9) 0.7 (1.2) 2.4 (3.9) 0.6 (0.6) 29 (19) 69 (47) 11 (13) 2.0m/個 ⑤ 1.3 (2.5) 0.9 (1.6) 3.0 (5.1) 0.8 (0.9) 32 (21) 82 (55) 11 (13) 2.0m/個 ⑥ 1.5 (3.1) 1.1 (2.0) 3.6 (6.2) 1.0 (1.2) 27 (17) 67 (42) 11 (13) 1.5m/個 ② 1.2 (2.3) 0.8 (1.4) 2.5 (4.7) 0.5 (0.5) 27 (16) 64 (38) 7 (6) 1.5m/個 ④ 1.6 (2.7) 1.0 (1.7) 3.3 (5.7) 0.6 (0.6) 22 (14) 53 (34) 7 (6) 1.5m/個 ⑤ 2.5 (3.9) 1.6 (2.5) 5.2 (8.1) 0.9 (0.9) 23 (16) 60 (41) 7 (6) 1.5m/個 ⑥ 3.7 (5.4) 2.3 (3.4) 7.7 (11.2) 1.3 (1.3) 14 (11) 38 (28) 7 (6) 1.5m/個 ⑦ 5.0 (7.0) 3.1 (4.3) 10.0 (14.4) 1.7 (1.8) 18 (14) 28 (22) 7 (6) 1.0m/個 ⑤ 3.2 (4.6) 2.0 (3.0) 6.7 (10.0) 1.5 (1.7) 17 (14) 44 (34) 6 (6) 1.0m/個 ⑥ 5.1 (6.7) 3.0 (4.2) 10.7 (14.7) 2.2 (2.5) 12 (10) 28 (24) 6 (6) 1.0m/個 ⑦ 7.0 (8.7) 4.1 (5.4) 14.7 (19.3) 3.0 (3.5) 13 (11) 20 (18) 6 (6) 均しコンクリート 諸雑費 (%) 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック 注)1)凡例 上 段:PC 鋼材を使用しない場合(ボックスカルバートの据付) 下段( )書き:PC 鋼材による縦連結の場合(ボックスカルバートの据付+ PC 鋼材による縦締め) 2)本歩掛で対象としている製品は、1 ブロックを 1 部材で構成するボックスカルバートである。 3)本歩掛は、グラウトを使用しない PC アンボンドケーブル等による施工には適用しない。 4)歩掛は、運搬距離 30m 程度までの小運搬を含むものであり、床掘り、埋め戻し、残土処理は含まない。 5)インバート形状の場合、内空高は最大値とする。 6)ラフテレーンクレーンは賃料とし、標準的な規格は表1による。ただし、作業半径等現場条件と異なる場合は、別途検討する。 7)PC 鋼材、定着金具は別途必要量を計上する。 8)縦締め歩掛は、直線部にのみ適用する。 9)雑工種、諸雑費は労務費とラフテレーンクレーン賃料の合計額に表 3 の率を乗じた金額を計上する。 ただし、諸雑費として計上する金額は上限値とする。なお、雑工種及び諸雑費に含まれる内容は次のとおりである。 ▼雑工種(基礎砕石)/敷設・転圧労務、材料投入・締固め機械運転経費、砕石等材料費 ▼雑工種(均しコンクリート)/打設・養生・型枠製作・設置・撤去労務、電力に関する経費、シュート・ホッパ・バイブレータ損料、 コンクリート、養生材、均し型枠材料費 ▼諸経費/レバーブロック・油圧ジャッキ(ポンプを含む)・グラウトポンプ・ミキサーの損料、 敷モルタル・目地モルタル・グラウト材等の材料費 10)基礎砕石の敷均し厚は、25cm 以下を標準としており、これにより難しい場合は別途計上する。 11)雑工種における材料は、種別・規格に関わらず適用できる。 12)本歩掛には、均しコンクリート型枠施工時の剥離剤塗布及びケレン作業を含む。 水 路 2.0m/個 基礎砕石 L型擁壁 普通作業員 (人) ボックスガレージ 特殊作業員 (人) 防火水槽 世話役 (人) ボ ックスカルバート 歩掛区分 雑工種率(%) 共同溝 製品長 ラフテレーン クレーン 賃料(日) ATMブース 建築部材 27 IB ボックスカルバート 共同溝 [可とうボックスカルバート協会製品] 継手部差し口に IB ゴムリング、受け口にコーナーパッドを取り付け、可とう性と耐震性を持たせたボッ ボ ックスカルバート クスカルバートです。 IB ゴムリング取付位置 コーナーバッド取付位置 旧ゴムリング コーナーパッド 防火水槽 ボックスガレージ ( 差し口) ( 受け口) L型擁壁 水 路 特長 ① IB ボックスカルバートを使用することにより耐震性管路が築造できます。 ② IB10 タイプは、標準ボックス型継手形状・寸法を変更していないため、多くの使用実績が ある継手であり、構造的に信頼性が高い製品です。 貯留槽 ③ IB50・IB50R タイプは継手形状を長く変更しており、より大きな変形にも追随できます。 ④ 抜け出し後、および屈曲後の止水性能が確保できます。 (0.06MPa 水圧) ⑤ 据え付けは縦締め緊張工を必要とせず、標準ボックスと変わりません。 ⑥ 地盤の変形に追随できる構造で、杭が不要となります。 河川護岸基礎用 ブロック 用途 ① レベル 1、レベル 2 の耐震計算により求められた抜け出し量が IB ボックスの保証抜け出し 量以内である管路に適用できます。 ATMブース ② 保証抜け出し量以内の不同沈下が予想される軟弱地盤の施工にも適しています。 建築部材 28 IB ボックスカルバート IB ボックスカルバート IB10 タイプ 下水道新技術推進機構建設技術審査証明 NETIS 登録:KT-070084-A ボ ックスカルバート 概要 共同溝 種類 従来のボックスカルバートをそのまま使用した通常 敷設型の耐震性プレキャストボックスカルバートで す。 差口には耐震性ゴムリング、受口にはコーナーパッ ドを取り付けることで継手部に耐震性能をもたせ、標 防火水槽 準ボックスカルバートを利用していることから経済的 な対応が可能となります。 60.80 60.80 外側 外側 内側 内側 基本性能 60.80 60.80 IB50 タイプ 抜出し性能 10㎜ 屈 曲 角 0.19°〜0.68° L型擁壁 IB ボックスカルバート 受口 耐震性ゴムリング 受口 耐震性ゴムリング ボックスガレージ 差口 差口 下水道新技術推進機構建設技術審査証明 NETIS 登録:KT-070084-A 概要 水 路 長尺化した継手差し口に耐震性ゴムリング、受け口 にはコーナーパッドを取り付けた高い変位追従性を有 した通常敷設型を基本とした耐震性プレキャストボッ クスカルバートです。 標準製品を利用した曲線施工性能を有しています。 貯留槽 外側 外側 125 125 耐震性ゴムリング 耐震性ゴムリング 受口 受口 河川護岸基礎用 ブロック 差口 差口 基本性能 内側 内側 抜出し性能 50㎜ 屈 曲 角 0.51°〜3.33° ATMブース 125 125 建築部材 29 IB ボックスカルバート 共同溝 IB ボックスカルバート IB50R タイプ 下水道新技術推進機構建設技術審査証明 概要 長尺化した継手部差し口に耐震性ゴムリングを埋め ボ ックスカルバート 込み製作した、高い変位追従性を有した通常敷設型を 基本とした耐震性プレキャストボックスカルバートで す。 標準製品を利用した曲線施工性能を有し、抜出し防 止金具※を設ける事で設計値を上回る抜出しの抑制も 可能となっています。 ※オプション 防火水槽 外側 差口 120 受口 耐震性ゴムリング ボックスガレージ 基本性能 120 内側 抜出し性能 50㎜ 屈 曲 角 0.51°〜3.33° L型擁壁 製品写真 水 路 貯留槽 IB10タイプ IB50タイプ 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース IB50Rタイプ 建築部材 30 共同溝 MEMO ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 31 可とうボックスカルバート 共同溝 [可とうボックスカルバート協会製品] 製品に可とうゴムと鋼製カラーを内蔵させた、一体成形型のボックスカルバートです。 ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ ※ 製品長はL=1500以上となります。 L L型擁壁 特長 ① 可とうボックスカルバートを使用する事により耐震性管路が築造できます。 ② 地盤の変形に追従できる構造で、杭が不要となり経済的となります。 ③ 一体成形の工場製品であり、現場での敷設作業が簡単で、急速施工が可能であります。 水 路 ④ 鋼製カラー・可とうゴム・抜出し防止金具により地盤の大変形にも追従できる合理的な構造になっています。 用途 貯留槽 ① 地震の影響をうけ易い軟弱地盤の現場、重要な幹線管路に適しています。 ② 不同沈下の予測される軟弱地盤の施工に適しています。 ③ 地盤が急激に変形し、沈下量の差異が予想される現場に適しています。 ④ 人工取付け部等の構造変化部に適しています。 ⑤ 盛土が変化したり、上載荷重が変化する現場に適しています。 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 32 可とうボックスカルバート 構造形態の異なる部分での接続 荷重条件が変化する場合の対策例 地層の境界部での対策例 支承条件が異なる場合の対策例 液状化のおそれのある場合での対策例 共同溝 地震対策例 (例 マンホールとの接続) ボ ックスカルバート ボックスガレージ (平面図) L型擁壁 可とうゴム 呼 称 230B 280B +30〜−20 125 +50〜−20 180 +60〜−20 200 水 路 180B 形状寸法 伸 縮 量(㎜) 適用最小部材厚(㎜) 防火水槽 ボックスカルバート折点部の対策例 貯留槽 継手構造 A タイプ タイプ 33 ●普通地盤 ●良質地盤 ●液状化が想定されない ●地下水位が低い 建築部材 C ●軟弱地盤 ●液状化が想定される ●地下水位が高い ●キャンバー盛土を行う ●一般の腐食性環境 ATMブース B タイプ 河川護岸基礎用 ブロック ●軟弱地盤 ●液状化が想定される ●地下水位が高い ●キャンバー盛土を行う ●厳しい腐食性環境 可とうボックスカルバート 共同溝 離脱防止機構 ボ ックスカルバート 防火水槽 PC 鋼材により一体構造 PC 鋼材により一体構造 ボックスガレージ 抜出し防止金具詳細図 L型擁壁 水 路 可とう部の抜出し防止金具により離脱防止機構を有し、ボックスカルバート継手部は PC 鋼材連結により離脱防止機構を有する。 ■ 抜出し防止金具 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 34 共同溝 MEMO ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 35 TAF ジョイント TAF ジョイントは、常時では、活荷重・軟弱地盤に強く、管路のたわみを防止すると共に、地震時では、 共同溝 その機能により地盤変位で生じる管路連結部への負担を吸収し、管路機能の安全を確保する継手金物です。 ボ ックスカルバート 防火水槽 TAF ジョイント ボックスガレージ (財)下水道新技術推進機構の技術審査照明を取得した下水道管きょ更正工法「RPC 工法」に採用されて います。 L型擁壁 特長および用途 ① TAF ジョイントは、テンションワッシャーにより、常時の管路縦方向のたわみ防止と地震時の管路縦方向の曲げ変位に追 従する機能を有しています。 ② 常時における活荷重・死荷重に対しては、TAF ジョイントによるボルト連結により、ジョイント面にテンションが作用し、 水 路 活荷重や軟弱地盤によるたわみ・蛇行などを防ぎます。 ③ 地震時においては、地盤変形に応答し、管路全体に生じる変位を、TAF ジョイントによる各々のボルト連結部が伸縮、吸 収します。要求性能の地震動を受けた場合もボルトが健全な状態であり、大きな目地開きや段差が生じず管路機能を確保 することができます。 ④ プレキャストボックスカルバートなど管路の縦方向連結(ボルト連結)に適用します。 貯留槽 活荷重などによる常時状況 レベル1、レベル2地震動による地震時状況 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 36 TAF ジョイント 共同溝 抜け出し機能 テンションワッシャー 初期値5mm ボ ックスカルバート 防火水槽 アンカーインサート ボルト 連結目地(初期値5mm) テンションワッシャー 引抜き作用 最大10mm テンションワッシャーがつぶれることにより、 負荷を吸収。 (最大5mm分つぶれます) L型擁壁 ジョイント部の止水性能 ボックスガレージ フランジインサート ボックスカルバートをタフジョイにより接合し、内側目地 部に耐震性シーリング処理を行い、継手部に水平抜け出し+ 5mm を強制的に生じさせ、外水圧試験を実施しました。 水 路 抜け出し測定ゲージ 零セット 貯留槽 内側目地部に 耐震性シーリング 抜け出し+5mm 外水圧試験 河川護岸基礎用 ブロック ● 試験結果 継手部が水平抜け出し+ 5mm の状態で外水圧 0.06MPa(3 分間保持)に耐える止水性を有する ことを確認しました。 ATMブース 【水平抜け出し+5mm、外水圧0.06MPa負荷、3分間保持、 漏水なし】 耐震性シーリング材(土木用中モジュラス・ポリウレタン系シーリング材)を使用しています。 耐水性・耐疲労性・耐候性(促進暴露試験・屋外暴露 10 年相当)で、良好な結果を示しており長期的な耐久性が期待できます。 また、地下構造物で 30 年の実績があります。 37 建築部材 ● シーリング材 アーチカルバート 下水道用・排水路用・地下河川用などに使用する、上部がアーチ形状、下部がボックス形状となってい 共同溝 るカルバート製品です。 R2 H R1 T1 ボ ックスカルバート T2 防火水槽 T1 ℓ2 T1 L ℓ1 ボックスガレージ ※ 道路土エーカルバート工指針に記載されています。 特長 ① 上部がアーチ形、下部がボックス形をしているため、上部および側壁に生じる曲げモーメントは、ボックス形に比べて大 幅に低減され高い強度をもつことができます。このため、大きい土被り(3.0m 以上)に対して特に有効です。 L型擁壁 ② 継手部にゴム輪を使用することにより、高い止水性を確保することができます。 ③ ゴム輪を使用しているため、地盤の多少の不同沈下に対しても、従来のモルタルコーキングとちがい、ゴム輪の弾力性に よる可とう性が発揮され漏水の心配がありません。 ④ ゴム輪を使用するため、継手部にモルタル目地を施す必要がなく施工が簡単です。 水 路 種類 形状と強度(土被り)により、次の種類の製品があります。 ■形状による種類 貯留槽 ・標準形アーチカルバート A 規格 ・縦方向連結形アーチカルバート P 規格 ・二分割形アーチカルバート S 規格 ・直載形アーチカルバート 河川護岸基礎用 ブロック ・マンホール用アーチカルバート B 規格 M 規格 ■土被り条件による種類 Ⅰ 型……標準厚さで標準鉄筋のもの Ⅱ 型……標準厚さで鉄筋量を増加させたもの 特厚型……Ⅰ型より約 3 割厚さを増加させたもの ATMブース 建築部材 38 共同溝 MEMO ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 39 分割式大型プレキャストボックスカルバート 地下車道、地下歩道、橋梁などに用いる組立式大型ボックスカルバートです。 共同溝 側面図 4分割構造の場合 T1 T1 正面図 C ボ ックスカルバート PC 鋼棒 C 2 分割構造 H PC 鋼棒 T2 防火水槽 T2 H PC 鋼棒 B T3 B L T3 T3 ・分割のジョイント方法は、PC 鋼棒による緊張結合とします。 ボックスガレージ ・分割構造は 2 分割構造となりますが、運搬及び重量制限により、4 分割構造になる場合があります。 設置条件 ・活荷重:T' 荷重(T-25 横断) ・水平土圧係数:0.5 ・土かぶり:0.10 〜 1.00m ・単位体積重量 土 L型擁壁 ・地下水位:なし :18.0kN/㎥ アスファルト舗装:22.5kN/㎥ (注) 上記の設計条件以外の場合は別途検討が必要になりますのでご相談ください。 呼び寸法 部材寸法 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 内幅 B (mm) 内高 H(mm) 長さ L(mm) 頂版厚 T1(mm) 底版厚 T2(mm) 側壁厚 T3(mm) ハンチ C(mm) 5500 5500 5500 6000 6000 6000 6500 6500 6500 7000 7000 7000 7500 7500 7500 8000 8000 8000 8500 8500 8500 9000 9000 9000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 3000 4000 5000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 400 400 400 400 400 400 400 400 400 450 450 450 450 450 450 500 500 500 500 500 500 550 550 550 400 400 400 400 400 400 400 400 400 450 450 450 450 450 450 500 500 500 500 500 500 550 550 550 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 350 400 400 400 400 400 400 450 450 450 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 350 350 350 350 350 350 400 400 400 (注) 1.上記寸法は、 標準寸法であり、内幅・内高・部材厚についてはご相談ください。 2.部材厚は、 設計条件により変わることがあります。 建築部材 40 参考重量 (kg/本) 18,820 20,570 22,320 19,820 21,570 23,320 20,820 22,570 24,320 23,820 25,570 27,320 24,940 26,690 28,440 29,480 31,480 33,480 30,730 32,730 34,730 35,720 37,970 40,220 分割式大型プレキャストボックスカルバート 共同溝 施工例 基礎コンクリート 敷きモルタル ボ ックスカルバート 防火水槽 上下の連結 無収縮モルタル充てん 縦方向の連結 水 路 上下 PC グラウト L型擁壁 上下 PC 緊張 ボックスガレージ カルバート据え付け 吊り具部の処理 縦方向 PC 緊張 貯留槽 PC 定着部 無収縮モルタル 充てん 縦方向 PC グラウト 河川護岸基礎用 ブロック カルバート組み付け ATMブース 完 了 建築部材 PC 定着部 無収縮モルタル 充てん 目地処理 41 プレキャスト接続壁/基礎版 共同溝 プレキャスト接続壁 ボ ックスカルバート ボックスカルバート断面変化部の連結に使用する製品です。 防火水槽 接続壁(上流側) ボックスガレージ 接続壁(下流側) 特長 L型擁壁 ① プレキャスト接続壁を使用することで、現場打巻立てのコンクリートより施工日数が大幅に短縮できます。 接続壁(上流側) ② ジョイント部にパッキン材を使用するので現場打巻立てコンクリートより止水性が高くなります。 接続壁(下流側) 水 路 プレキャスト基礎版 ボックスカルパート ボックスカルバートの現場打基礎コンクリートをプレキャスト化した製品です。 貯留槽 100 100 ボックスカルパート T 敷モルタル 基礎砕石 河川護岸基礎用 ブロック 100 100 B L プレキャスト基礎版 T 敷モルタル 基礎砕石 B L プレキャスト基礎版 ATMブース ボックスカルバートの呼び寸法 T B L 600×600〜1000×1500 100 1100×1100〜2000×2000 150 ボックスカルバートの 外形寸法+200 2000 建築部材 特長 ① 交差点や道路横断の急速施工に適した製品です。 ② 工場製品ですから、工期は勿論短縮され、工程管理も簡素化されます。 42 共同溝 MEMO ボ ックスカルバート 防火水槽 ボックスガレージ L型擁壁 水 路 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック ATMブース 建築部材 43 ボックスベアリング横引き工法 [ボックスベアリング横引き工法協会工法] ボックスカルバートを所定の搬入口より吊りおろし、ベアリング(鋼球)とウインチによりレール(形 鋼)に沿ってけん引してボックスカルバートを敷設する工法です。 (新技術活用システム「NETIS」登録 番号 No.KT-990571) 特長 ① 民家の密集した狭い場所、交通量の多い道路下、橋梁および鉄道下の横断等の施工に最適です。 ② 施工ヤードが狭くても、円滑な敷設作業ができます。 ③ 搬入作業(クレーン作業)と敷設作業(横引き作業)が分離でき、急速施工が可能です。 ④ 従来工法に比べて、掘削幅が小さくなります。 ⑤ 覆工板を設置すれば、地下内での作業のみとなり、上部の交通が開放できます。 ⑥ 敷設に伴ってクレーンを移動する必要がなく、おろし場所が一ヶ所で敷設できます。 ⑦ 高架橋、電線等の上部障害物がある場所でも敷設作業が可能です。 ⑧ ボックスカルバートと基礎との摩擦が小さく、縦方向の PC 緊張力が 50%に低減できます。 ⑨ 縦断勾配 10%までの施工が可能です。 ⑩ 従来工法に比べて、工費の低減、工期の短縮、安全性の向上がはかれます。 44 ボックスベアリング横引き工法 共同溝 施工手順 基礎工 ボ ックスカルバート 基礎コンクリートにレールとベア リングをセットする 防火水槽 搬入口よりクレーンにてレール上 にボックスカルバートを設置する ボックスガレージ 搬入工 縦断図 L型擁壁 水 路 横引き工 ボックスカルバートを据付け位置 まで引き込む 貯留槽 平面図 河川護岸基礎用 ブロック ボックスカルバートと基礎コンク リートとのすき間にグラウトを施す ATMブース グラウト工 建築部材 45 オープンシールド工法 共同溝 [オープンシールド協会工法] オープンシールド工法(NOS)は、従来の開削工法やシールド工法に代わる施工方法で、函渠・開渠 ボ ックスカルバート を地中に埋設する特許工法です。 主に市街地・近接施工・硬軟地盤・高地下水地盤等を中心に、安全性はもとより経済性と環境に配慮し た工法です。 防火水槽 裏込注入タイプ (NOS Ⅰ型) ボックスガレージ L型擁壁 上部開放型のオープンシールド機を使用し、地上のバックホウで掘削、函体は地上からクレーンで据付け、函体上 概 要 部を直ちに埋戻し、シールド機の推進は敷設した函体を反力にしてシールドジャッキにより推進します。 以上の工程を繰り返して函体を敷設します。 水 路 函体の両側部及び底部の 3 方向のテールボイドに可塑状裏込注入材を充填します。 施工方法により次の 4 つのタイプがあります。 貯留槽 函体反力型 裏込注入タイプ(NOS Ⅰ型) 裏込注入なしタイプ(NOS Ⅱ型) 元押し推進型 推進タイプ(NOS Ⅲ型) 函体非反力型 自走タイプ(NOS Ⅴ型) 河川護岸基礎用 ブロック 特長 ① 施工幅が小さいため、両側が民家などにより挟まれた狭隘な箇所の施工が可能になります。 ② 既設水路改修施工において、降雨による増水時対応や重機配置が困難な箇所にも対応可能になります。 ATMブース ③ 施工現場における地盤が軟弱であたり、地下水位の高い帯水層であっても施工可能になります。 ④ 敷設函体上部に、橋梁などの障害物がある箇所の横断・下越し施工が可能になります。 ⑤ 急曲線施工が可能です。 建築部材 46 NETIS登録番号 KT-990261 OSJ工法 共同溝 [OSJ協会工法] OSJ 工法は、施工重機をパイプライン上に配置して、最前部でバックホーにより掘削を行いながら 空間に、基礎工とともに管渠を敷設します。このように、本工法は掘削から埋戻しまでの一連の作業をく り返し、連続して行う開削管渠埋設工法です。 ● OSJ 機 ボ ックスカルバート OSJ 機を推進させ、同時に後方に埋戻しを行います。この作業をくり返し、OSJ 機のテール部にできる 防火水槽 ボックスガレージ 掘進状況 L型擁壁 水 路 掘進状況 ● miniOSJ 機 貯留槽 河川護岸基礎用 ブロック 特長 造物への影響が少ないです。 ② 掘削して直ちに埋戻しを行うため、作業区間が短く交通開放が早く行え、住民生活に及ぼす影響が極めて少ないです。 ③ 開口部が OSJ 機の部分だけなので、通行者や住民に対する安全性が高く、鋼製フレームに保護されたスペースでの作業 ATMブース ① 早期に埋戻しを行い、推進ジャッキによる水平方向への締固めをくり返し行うため、均一で十分な締固めができ、周辺構 により、作業者への安全性も十分です。 ④ あらゆる土質条件に適用が可能です。また、OSJ 機の前後だけでの作業を行うため、側方部への作業帯を必要とせず、狭 ⑥ OSJ 機は自降自昇システムを採用しているので鋼矢板等による立杭の構築が不要です。 47 建築部材 いところでも施工ができます。 ⑤ 掘削から埋戻し・締固めまでを連続して行う工法なので、日進量が従来工法の約 2 倍と、スピーディーな作業が可能です。 MEMO 48
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