前期2年 - Graduate School of Agricultural Science / Faculty of

授 業 内 容
付表:時間割表
平 成 二 十 七 年 度 授 業 内 容
平 成 27 年 度
東北大学大学院農学研究科
東北大学大学院農学研究科
平 成 年 度
(2015. 4∼2016. 3)
月
月
月
月
月
月
日 月 火 水 木 金 土
… … … 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 … …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … … … … 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 … … … …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … … 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … … … … … 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 … … …
… … … … … … …
月
月
月
年
月
月
月
日 月 火 水 木 金 土
… … … … 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 … … … … …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 … …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … … … … 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 … … … … …
… … … … … … …
日 月 火 水 木 金 土
… … 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 … …
… … … … … … …
目
授
業
科
目
�
頁
前期2年の課程
研究科共通科目
先端科学基礎科目
授
業
科
目
頁
水圏資源動態学特論
34
水圏植物生態学特論
35
水産資源化学特論
36
応用生命工学
1
地域環境科学特論
37
生命機能物質分析特論
2
農業経済学特論
38
先端産業開発論
3
資源環境経済学特別演習Ⅰ
39
環境生命科学
4
資源環境経済学特別演習Ⅱ
40
食・農アセスサイエンス
5
環境倫理学特論
41
生態学特論
6
国際開発学特論
42
Food & Agricultural Immunology Joint Lecture
7
フードシステム学特論
43
沿岸生物生産システム学特論
44
農学総合基礎科目
生命共生科学
8
水族生物学特論
45
生物資源利用学
9
栽培植物環境科学特論
46
資源環境経済学
10
複合生態フィールド制御学特論
47
微生物機能学
11
複合生態フィールド科学専門実習
48
食糧・エネルギー特論
12
地域社会技術論特論
49
現代農環境政策学特論
50
生命基礎科目
生命圏倫理学
13
応用生命科学専攻
バイオメディカル情報解析実習
14
専門科目
資源生物科学専攻
植物生命科学合同講義
51
水圏生物生産科学合同講義
52
システム生物学合同講義
53
動物生命科学合同講義
54
植物生命科学合同講義
15
食品機能健康科学合同講義
55
水圏生物生産科学合同講義
16
天然物化学合同講義
56
システム生物学合同講義
17
災害復興合同講義
57
動物生命科学合同講義
18
環境適応生物工学特論Ⅰ
58
食品機能健康科学合同講義
19
環境適応生物工学特論Ⅱ
59
天然物化学合同講義
20
生物海洋学特論
60
災害復興合同講義
21
生物制御機能学特論
61
生物共生科学特論
22
陸圏生態学特論
62
作物生産学特論
23
植物遺伝学特論
63
園芸生産システム学特論
24
植物育種学特論
64
土壌立地学特論
25
植物細胞生化学特論
65
火山灰土壌学特論
26
植物分子生物学特論
66
環境システム微生物学特論
27
植物栄養生理学特論
67
動物遺伝学特論
28
植物機能生理学特論
68
動物育種学特論
29
植物病理学特論
69
動物生理科学特論
30
動物生殖科学特論
70
動物細胞生理学特論
31
組織細胞機能学特論
71
水圏動物生理学特論
32
動物栄養生化学特論
72
水圏資源生態学特論
33
分子生物学特論
73
授
業
科
目
頁
授
業
科
目
頁
細胞生物学特論
74
食品機能開発学特論
99
酵素化学特論
75
蛋白質機能開発学特論Ⅰ
100
応用酵素学特論
76
蛋白質機能開発学特論Ⅱ
101
応用遺伝子工学特論Ⅰ
77
応用遺伝子工学特論Ⅱ
78
語学科目
実践科学英語
103
生物産業創成科学専攻
後期3年の課程
植物生命科学合同講義
79
水圏生物生産科学合同講義
80
システム生物学合同講義
81
資源生物生理生態学
105
動物生命科学合同講義
82
資源生物遺伝育種学
106
食品機能健康科学合同講義
83
生物機能科学
107
天然物化学合同講義
84
生体分子化学
108
災害復興合同講義
85
国際資源開発史
109
応用微生物学特論
86
環境生命機能科学
110
微生物生化学特論
87
111
動物微生物学特論
88
International Food & Agricultural Immunology
Lecture
宿主寄生体学特論
89
動物資源化学特論
90
前期2年の課程
食品化学特論
91
専門科目読替対照表
栄養生理学特論
92
機能分子解析学特論
93
前期2年の課程
天然物生命化学特論
94
授業時間割表
生物有機化学特論
95
天然物合成化学特論
96
後期3年の課程
遺伝子情報システム学特論
97
授業時間割表
海洋生命遺伝情報システム学特論
98
専門科目
前 期 2 年 の 課 程
研 究 科 共 通 科 目
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
応用生命工学
2
前期課程
前期
木曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
五味 勝也
<授業テーマ>
生理作用を持つ微量天然物機能分子の構造機能解析とその産業利用ならびに微生物の遺伝子発現制御機構
の解明と産業利用
<授業の目的と概要>
食品由来の健康に寄与する機能分子の化学構造、吸収動態などを解析する最新の分析機器や分析手法を理
解し、生物産業に及ぼす影響や意義さらに新たな産業創出の可能性について理解を深める。また、産業微
生物の遺伝子発現制御に関する研究の最新の成果を理解し、産業における意義や利用に関して理解を深め
る。
<キーワード>
天然物機能分子、微量化学発光分析、微生物、遺伝子発現制御
<学習の到達目標>
天然物微量機能分子の機能解析手法や微生物の遺伝子発現解析手法を理解すると同時に、新たな生物産業
創出に向けた意識を高めることができるようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
1.天然動植物由来の機能分子の精密構造解析法と、その生物における吸収動態、およびこれによる物質
運搬の制御、細胞機能の修飾、シグナル伝達の改変、遺伝子発現の調節など分子機能の基盤的解析法
について
2.食品由来の健康に寄与する機能分子について、
その化学構造、
吸収動態、
ならびに細胞老化や老人性痴呆、
癌、動脈硬化など生体健全性の錯乱に伴い特異的・特徴的に出現する原因分子あるいは誘導構造に関
する最新の解析手法について
3.微生物産業現場から見出された新しい遺伝子発現制御機構とその産業的意義について
4.糸状菌を宿主とした有用タンパク質や有用代謝産物の高生産を目指した遺伝子破壊・導入システムの
開発、ならびに転写因子の制御・改変による有用物質高生産について
<成績評価方法>
出席ならびにレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 70、30%とする。
<準備学習等>
初回の講義時間中に関連文献の紹介を行うので、この文献の内容を十分理解したうえでその後の講義に臨
むこと。
<教科書および参考書>
講義の際に関連文献の紹介を行う。
<備 考>
(1)オフィスアワー:講義翌日の 15:00 ~ 17:00
(2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kinoubunshi/index-j.html
http://www.agri.tohoku.ac.jp/seimei/index-j.html
(3)E-mail address: [email protected]
[email protected]
[email protected]
1
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生命機能物質分析特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
此木 敬一
<授業テーマ>
生命機能物質(天然有機化合物等)の全合成に置ける立体異性体の分析方法および生物活性発現メカニズ
ムに関する生物有機化学
<授業の目的と概要>
天然物化学の研究を行う上で必須となる立体化学を理解することを目的とする。具体的には、構造決定研
究や全合成研究の中で用いられた立体異性体の分析・分離法について学ぶ。また、天然有機化合物の研究
の一端として、近年、合成された天然有機化合物をケミカルプローブへ変換し、生理活性の発現メカニズ
ムを調べる研究が盛んである。そこで、こうした研究に必要なプローブ合成や生理活性の測定方法にも注
目し、最先端の研究を紹介する。
<キーワード>
有機立体化学・全合成・構造決定・生理活性・ケミカルバイオロジー
<学習の到達目標>
有機立体化学の基礎を理解し、研究実験における応用法を学ぶ。天然物化学は単離・構造決定・全合成に
とどまらないことを知り、修士論文研究の先にある学際領域研究について学ぶ。
<授業内容・方法と進度予定>
第一回 有機化合物の絶対・相対立体配置と光学純度の決定方法1
第二回 有機化合物の絶対・相対立体配置と光学純度の決定方法2
第三回 生理活性を示す天然有機化合物の全合成研究1
第四回 生理活性を示す天然有機化合物の全合成研究2
第五回 生理活性の測定方法
第六回 ケミカルプローブの合成および受容体探索研究1
第七回 ケミカルプローブの合成および受容体探索研究2
第八回 ケミカルプローブの合成および受容体探索研究3
<成績評価方法>
出席(40%)とレポート(60%)により評価する。レポートは、「有機化合物の鏡像体純度・立体化学の決
定法を含む過去一年以内の学術論文」ならびに「ケミカルバイオロジーに関する過去一年以内の学術論文」
(いずれも、Impact Factor 5 以上の Full Paper に限定)を各一報ずつ読み、各々レポート用紙 5 枚以上に
要約・解説することを内容とする。
<準備学習等>
学部レベルの有機化学を習得しておく必要がある。
<教科書および参考書>
1. 参考書: 「有機化学 I/II/III」( 森謙司、養賢堂)
2. 参考書: 「ウォーレン有機化学上 / 下」(東京化学同人)
3. 参考書: 「ソレル有機化学上 / 下」(東京化学同人)
<備 考>
1. オフィスアワー:講義後に直接、あるいは電子メール(E-mail:[email protected])による問い合
わせの他、随時、天然物生命化学分野の第一研究室(農学部研究実験棟第二 101 号室)
で受け付ける。
2. ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.html
2
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
先端産業開発論
2
前期課程
後期
火曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
先端産業開発の実態と問題点
<授業の目的と概要>
21 世紀の農林水産業を支える技術のあり方と開発方法を考える上で有用な新しい知識および考え方を学ぶ
とともに、産・学・官(企業、大学および公的研究機関)における技術開発の実態を学び、これからの農業・
漁業および食品産業等のあり方について考察する。
また、産・学・官のネットワークによる先端産業創出を目指しているいくつかの事例について、広い視野
から理解する。
<キーワード>
先端産業、技術開発、研究開発、農商工連携、6 次産業化、機能性食品、発明報酬、特許、知的財産、優秀企業、
経営戦略、成果主義、マネジメント、アカデミックマーケティング
<学習の到達目標>
農林水産業およびそれに関連する産業と大学および行政とのネットワークによる先端産業創出の一端に触
れ、新たな視点を持つ。
<授業内容・方法と進度予定>
第1-2回:循環型社会における有機性資源を活用した先端産業開発について(伊藤)
第3-5回:農商工連携・6次産業化の最前線について(伊藤)
第6-7回:日本の優秀企業に学ぶ経営と研究開発のあり方(齋藤)
第8- 10 回:個性的企業や大学から生まれる成果主義(齋藤)
第 11 - 12 回:大学から生まれた特許と産業化の例(山口)
第 13 - 15 回:大学から生まれる知的財産の保護と管理(山口)
<成績評価方法>
出席およびレポートに基づき評価する。
<準備学習等>
前もって予習する必要はないが、レポート作成のためにはそれなりの自助努力が必要。
<教科書および参考書>
それぞれの講師が用意するプリント、「発明報酬」(岸 宣仁、中公新書ラクレ)、
「日本の優秀企業の研究」(新原浩朗、日経新聞社)
「逆さまの成果主義」(金子浩昭、ダイヤモンド社)
「大学の戦略的マネジメント」(龍慶昭、佐々木亮、多賀出版)
<備 考>
オフィスアワー:毎週火曜日授業終了後 18:00 - 19:00
E-mail: [email protected](齋藤忠夫)
[email protected](伊藤房雄)
[email protected] (山口敏康)
3
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境生命科学
2
前期課程
前期
金曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
五味 勝也
<授業テーマ>
特殊環境条件下における微生物の応答、免疫・生体防御系における環境刺激に対する応答、海洋生態系の
地球環境変動に対する応答
<授業の目的と概要>
さまざまな環境因子、環境条件に対する生体細胞や生物個体および個体群の応答・適応機構を情報伝達、
遺伝子発現制御、免疫・生体防御系、生態系、などの異なった観点から討議・考察するとともに、遺伝資
源の維持および生物多様性の重要性などについて理解を深める。
<キーワード>
醸造環境、微生物遺伝子発現制御、水棲軟体動物、生体防御、海洋生態系、地球環境変動、生物多様性、
大規模攪乱
<学習の到達目標>
環境条件や環境因子に対する生物の遺伝子レベルでの応答や生体防御機構、さらに海洋生態系と地球環境
変動について理解を深め、生命現象を環境と関連付けて考察できるようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
1.特殊環境条件下における微生物の応答:物質生産などの現場では微生物は特殊な環境下におかれている
ことが多い。このような環境における微生物の応答機能について、環境因子シグナルの受容および伝達、
遺伝子発現制御に関わる分子機構をもとに解説・紹介する。(五味)
2.海洋環境因子が沿岸性二枚貝に与える影響の大きさ:ノロウイルスの事例
(1)ノロウイルスとは何か
(2)ノロウイルスと二枚貝マガキの関係
(3)ノロウイルスとマガキに対してヒトが与える・与えられる影響(高橋)
3.海洋生態系の構造と地球環境変動に対する応答:水という媒体の中で生物が生息しているため海洋生態
系は陸上生態系とは異質の構造を持っている。海洋生態系が地球環境変動に対してどのように応答する
のかを考える。(遠藤・大越)
<成績評価方法>
出席ならびにレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 50、50%とする。出席の評価基準は初回講
義(ガイダンス)で説明する。
<準備学習等>
講義の際に関連文献などを紹介するので、文献の内容を十分理解できるように予習・復習すること。
<教科書および参考書>
講義の際に関連文献の紹介を行う。
<備 考>
(1)オフィスアワー : 講義日の 16:30 ~ 18:00 に各担当教員の研究室で受け付ける。
(2)E-mail address:[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
4
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食・農アセスサイエンス
2
前期課程
前期
火曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
西尾 剛・齋藤 忠夫・山口 敏康・藤井 智幸・冬木 勝仁・金子 淳
<授業テーマ>
農産物・食品の品質ならびに安全評価の理論と実践
<授業の目的と概要>
わが国では食の安全に関わる事故やモラルに関わる事例が頻発し、大きな問題になっている。世界的には食品の国際間
の流通拡大に伴い、統一した安全管理規定の策定と実践が求められている。本講義では、わが国の食品・農産物および
加工品の品質と安全性に関する基礎から実践までの知識とそれらの評価法を解説する。さらに、諸外国での食品・農産
物および加工品の品質と安全性管理の現状と対応などについても解説する。
<キーワード>
農・畜・水産物、食資源、加工食品、品質評価、食の安全性、CODEX、HACCP、規制法律、世界食・農事情
<学習の到達目標>
農・畜・水産物などの食資源およびその加工食品の品質ならびに安全性の基礎から実践までの科学的情報、法的規制、
諸外国の現状など幅広い、最新の情報が修得でき、食品の評価法と安全性の科学的判断が可能となる。
<授業内容・方法と進度予定>
1 回 イントロダクション(西尾剛教授)
2 回 作物農産物による事故例と安全性をめぐる問題点(西尾剛教授)
3 回 遺伝子組換え作物および品種・産地判別技術(西尾剛教授)
4 回 乳・肉・卵およびその加工品の品質評価法とその展望(齋藤忠夫教授)
5 回 畜産物の安全性をめぐる問題点(齋藤忠夫教授)
6 回 水産物の危害因子と分析方法(山口敏康准教授)
7 回 安全な水産物生産の試み(山口敏康准教授)
8 回 食品分析における測定及び結果の取り扱上の問題点(藤井智幸教授)
9 回 食品の安全性評価(藤井智幸教授)
10 回 食品安全行政の現段階(冬木勝仁准教授)
11 回 食品表示と消費者意識(冬木勝仁准教授)
12 回 食品汚染微生物と検査技術(金子淳准教授)
13 回 HACCP 方式などの食品安全管理システム(金子淳准教授)
14 回 発表・討論会(全員で担当)
15 回 発表・討論会・授業評価(全員で担当)
<成績評価方法>
出席回数とレポートならびに課題発表によって評価し、それぞれの評価割合は 20、50 および 30%である。レポートは
グループ提出分と個人毎に講義の感想と発表に際しての役割分担を書くこと。
<準備学習等>
講義開始時に紹介する講義内容について、キーワードを参考に自ら予習、情報収集に努めてから講義に臨む。
<教科書および参考書>
講義開始時に紹介または配布する。
<備 考>
(1) オフィスアワー(受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進めるが、質問及び理解を深めるために、授業終了
後担当教員の研究室でオフィスアワーを設ける。
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/pbreed/index-j.html
(3) E-mail address: [email protected]
5
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生態学特論
2
前期課程
通年集中
その他・その他
毎年開講
<担当教員>
遠藤 宜成
<授業テーマ>
様々な場面における生態学とその関連分野の研究の現状
<授業の目的と概要>
今日緊急な課題となっている環境問題、地球温暖化などに対処するためには生態学の視点が不可欠である。
地球上の様々な地域、海域、様々な状況で展開されている生態学研究を学ぶことによって、地球規模での
諸問題を理解し、解決するのに必要な視点を持たせることを目的とする。
<キーワード>
生態系、生物多様性、生物生産、環境汚染、環境修復
<学習の到達目標>
様々な地域、状況において展開されている生態学的研究を学ぶことによって、生態学的視点を身に付ける
とともに、現在地球が直面している気候変動、環境汚染などの諸問題に取組むヒントを得る。
<授業内容・方法と進度予定>
各回の授業内容は大変広範囲に及ぶ。すなわち大気、陸上(森林、農耕地、陸水)、海洋の生態学、生物多
様性、元素循環、生物生産、環境汚染、環境修復、体内微生物の生態学、人間行動と環境との関係、風景
評価などである。
<成績評価方法>
出席(10コマ以上)とレポートによる。
<準備学習等>
特になし。
<教科書および参考書>
それぞれの授業で紹介される。
<備 考>
(1) オフィスアワー:講義中に担当教員より指示がある。また、講義全体を通じて農学研究科の世話人(遠
藤宜成)も質問等を受け付ける。
(2) E-mail address:[email protected](遠藤宜成)
(3)レポートは受講したうちで最も興味を持った講義に関して、講義内容のまとめと独自に調査して得た情
報や意見を含み、A4 用紙2~3枚とする。提出は12月中に農学研究科世話人(遠藤宜成、生物海洋学
分野)まで。ただし10月入学者は7月中。
6
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
Food & Agricultural
Immunology Joint Lecture
2
MC
Irregular
Part-year
<担当教員>
Prof. Hisashi Aso et al.
(Professors in Center for Food and Agricultural Immunology, Cooperative Professors in Tohoku
University)
<授業テーマ>
Basic and Applied studies on Food & Agricultural Immunology
<授業の目的と概要>
To study the basic concepts of food and agricultural immunology and their application for drugindependent cultivation and food production. Each unit professor of the center and collaborative
professor in Tohoku University will give the lectures weekly to introduce their specific research relating
to immunology field.
<キーワード>
Plants, Livestocks, Fish, Mollusks, Crustaceans, Innate immunity, Disease resistance, Patternrecognition receptors, Allelochemical, Probiotics, Immunobiotics, Metagenome, Mucosal vaccine, Health
impact assessment, Transcriptome, Metabolome, Bioinformatics, Epigenetics, Implementation, Risk
communication
<学習の到達目標>
To understand the new study field of food and agricultural immunology and how to apply the concept
for drug-independent cultivation and food production.
<授業内容・方法と進度予定>
1.Overview of food & agricultural immunology.
2.Introduction of immunology.
3.Overview of immunobiotic application based on livestock immunology.
4.Overview of vaccine development based on mucosal immunity.
5.Immune regulation in the oral mucosa.
6.Recognition and exclusion of pathogens in innate immunity.
7.Overview of innate immune system of mollusks and crustaceans.
8.Overview of immune system of fish and disease prevention study.
9.Overview of plant immune system.
10.Advancement of pest management system based on plant immunity.
11.Overview of functional food evaluation.
12.Overview of effects on human health relating to epigenetics.
13.Overview of plant response to environmental cues.
14.Ecology of viruses in natural environment.
15.Overview of cooperation with society
<成績評価方法>
Attendance to the lectures. Reports
<準備学習等>
Basic knowledge of immunology
<教科書および参考書>
Textbook and references will be introduced by each professor
<備 考>
7
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生命共生科学
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
中井 裕
<授業テーマ>
複合生態系における環境保全および生物多様性
<授業の目的と概要>
森林・草地・河川など複合生態系における環境保全ならびに生物多様性の維持について最新の知見をもと
に解説・講義を行い、これらの分野に関する理解を深める。
<キーワード>
生物多様性、遺伝子解析、河畔林
<学習の到達目標>
動植物および微生物の生物多様性を幅広く認識し、多様性の解析手法について理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
1.森と海をつなぐ河畔林の機能について
2.森林などの遺伝子レベルの多様性を中心とした生物多様性の概念とその保全について
3.環境の多様性とヒト、動物、寄生体の関わりについて
<成績評価方法>
出席状況とレポート。レポートは講義内容の要約および、講義で扱った課題について詳しい解説を加えた
ものを提出する。
<準備学習等>
学部における生物学および分子生物学
<教科書および参考書>
Environmental science: a global concern 5th ed. Cunningham and Saigo, WCB/McGraw-Hill, Boston (1999)
<備 考>
オフィースアワー:とくに設けないが、常時メールなどで質問等を受け付ける。
URL:http://www.agri.tohoku.ac.jp/health/index-j.html
http://www.agri.tohoku.ac.jp/kyousei/index-j.html
8
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物資源利用学
2
前期課程
後期
火曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
山口 敏康・齋藤 忠夫・村本 光二
<授業テーマ>
生物資源の利用に関する背景と現状、問題点および将来展望の解説
<授業の目的と概要>
陸上動植物および水棲生物や微生物など、各種生物が体内外で生産・蓄積するタンパク質、糖質、脂質、
ペプチド、アミノ酸、その他の高分子・低分子物質を、食料や飼料、機能性素材などのバイオマスを「生物資源」
としてとらえ、これらの化学的・生化学的な特性を解析し、未利用生物資源の探索や新規利用法の開発の
研究の現状と可能性や問題点について講義する。
<キーワード>
陸上動物、陸上植物、水棲生物、微生物、タンパク質、ペプチド、アミノ酸、糖質、多糖、オリゴ糖、脂質、
脂肪酸、機能性成分、生理活性、未利用・低利用資源
<学習の到達目標>
各種生物が生産するタンパク質、糖質、脂質、その他の物質について理解を深め、有効利用のための現
状と問題点について理解を深めてもらう。これをもとに将来の可能性を探るヒントを得てもらう。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回-5回 :生物資源としての陸上植物の利用の現状を紹介し、問題点と将来の可能性を解説する。
(村
本光二教授)
第6回- 10 回 :生物資源としての陸上動物および乳酸菌や機能性ヨーグルトの利用の現状を紹介し、問
題点と将来の可能性を解説する。(齋藤忠夫教授)
第 11 回- 15 回 :生物資源としての水棲生物の利用の現状を紹介し、問題点と将来の可能性を解説する。
(山
口敏康准教授)
<成績評価方法>
出席状況およびレポートの成績で評価する。
<準備学習等>
講義開始時に紹介する講義内容について、キーワードを参考に自ら予習、情報収集に努めてから講義に臨む。
<教科書および参考書>
「大豆の機能と科学」朝倉書店、4300 円
「畜産物利用学」文永堂出版、4800 円、「最新畜産物利用学」朝倉書店、4200 円
「水産資源の先進的有効利用法」 エヌ・ティー・エス、39060 円
<備 考>
(1)オフィスアワー:基本的には、授業終了後18:00まで受け付ける。
場所は、授業後の講義室または各担当教員の所属研究室(齋藤忠夫教授:動物資源化学研究室、山口
敏康准教授:水産資源化学研究室、村本光二教授:生命素子機能研究室)で。
(2)連絡先:電子メールアドレスなどの情報は講義時に示す。
9
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
資源環境経済学
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
木谷 忍・盛田 清秀
<授業テーマ>
資源環境経済学の基礎理論とその応用についての考え方の習得
<授業の目的と概要>
標記のテーマに即して、資源環境経済学の基礎理論を英語による講義で理解する。また,環境経済学の基
礎論を環境の一部である風景への応用という観点から講義する。さらに、基礎理論の応用的観点から具体例・
実践例に関する講義を行い、フィールド(現場)での応用に必要とされる社会技術論的な思考方法を身に
つけることを目指す。
なお,本講義は、集中講義で行い、総合討論で受講者によって提起された課題を議論し、教員と受講者の
コミュニケーションを通して理解を深める。
<キーワード>
食料生産,循環型社会,自然エネルギー,地域再生,社会技術
<学習の到達目標>
資源環境経済学の基本的な考え方を学び、基礎理論をフィールド(現場)へ応用するにあたり必要となる
社会技術論的な思考方法を身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
第1部:資源経済学基礎理論
資源経済学及び環境経済学の基礎について,経済学の知識が少ない農学研究科の院生を想定し、
初心者を想定した講義を実施する.ただし,英語による講義を行う(留学生が受講の場合)。
第2部:環境経済学基礎論―環境としての風景への応用―
第3部: 資源環境経済学の応用―社会技術論の視点を考慮して―
①食料生産と環境
②持続可能な自然エネルギー活用による循環型地域社会システムの構築
③食料・環境・エネルギーと地域再生
ただし,②,③の講義は,非常勤講師を予定している。
第4部:総合演習
第3部の講義に対する受講者によって提起された課題をもとに,全員で討論することにより理解を深める。
<成績評価方法>
出席とレポートによる。
<準備学習等>
特になし
<教科書および参考書>
講義の際に示す。
<備 考>
10
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
微生物機能学
2
前期課程
前期
月曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
米山 裕・阿部 敬悦・鳥山 欽哉
<授業テーマ>
微生物特に細菌の物質生産に係わる代謝、制御機構、分泌機構ならびに抗生物質に対する耐性機構
<授業の目的と概要>
微生物の高度にシステム化された機能を理解し、微生物の構造と機能ならびに産生する物質生産機構など
を代謝科学、構造科学及び分子生物学の側面から理解するとともに細菌の薬剤耐性機構などの細菌の生き
残り戦略を理解し、これを生物産業への応用に結びつける能力を身につける。
<キーワード>
細菌表層構造、代謝と物質輸送、抗生物質、多剤耐性、Ti プラスミド、物質輸送、代謝
<学習の到達目標>
微生物特に細菌の物質生産において細菌の基本的代謝並びに表層の構造と機能が理解出来るようになるこ
と。さらに人類が開発してきた各種抗生物質の作用機序とこれらの薬剤に対する耐性メカニズムを理解し、
微生物の産業面での有用性について論議できるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~第 4 回 :細菌の膜構造の特徴と膜輸送体、内部代謝と共役して機能する輸送・排出過程の特徴を
解説し、これに対し物質生産の見地から論議する。( 担当:阿部 )
第 5 回~第 8 回 :ペニシリンの発見に始まる各種抗生物質の開発とこれら薬剤に対する細菌の生き残り戦
略ともいえる(多剤)耐性機構を理解し、社会的問題となっている抗生物質に対する多
剤耐性の克服へ向けた新たなアプローチについて論議する。( 担当:米山 )
第 9 回~第 12 回:ア グロバクテリウムおける Ti(Tumor-inducing) プラスミドの構造と機能について解説
すると共に、本プラスミドの植物細胞における物質生産への応用について解説し、これ
に対して論議する。( 担当:鳥山)
<成績評価方法>
出席、並びにレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 50%および 50%である。レポート提出は、
微生物機能を生物産業への応用について科学的考察が出来たか否かを評価するため、3人の教員それぞれ
から与えられた 1 課題ずつを 1000 字程度でまとめる。
<準備学習等>
講義内容に関連する印刷物並びに論文別刷りをあらかじめ配布するので講義内容に興味を待った学生はさ
らにこれらを参考にして知識を吸収し、微生物産業への利用に関しても興味を高めることが必要である。
<教科書および参考書>
参考総説:
(1) Christopher Walsh, Antibiotics: Actions, Origins, Resistance, ASM Press, (2003)
(2) M
eyers et al. (2010) Nuclear and plastid genetic engineering of plants: Comparison of opportunities
and challenges. Biotechnology Advances 28: 747-756
(3) Madigan et al. (2014) Brock Biology of Microorganisms, Global Edition 14th /English, Pearson
(4) Slonczewski & Foster (2014) Microbiology: An Evolving Science, 3rd Ed., W. W. Norton & Company
<備 考>
オフィスアワー:講義終了後(16:00 ~ 18:00)に各講師の研究室で受け付ける。
E-mail:[email protected]
[email protected]
[email protected]
11
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食糧・エネルギー特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
ANTONY BOYS
<授業テーマ>
日本などにおける食糧とエネルギーの問題についての英語による理解
<授業の目的と概要>
主たるエネルギー源である石油等の化石資源、人間にとってのエネルギー源である食糧、そのいずれもを
海外に大きく依存している日本における食糧とエネルギーの問題について解説する。また、化石資源の埋
蔵量と可採量の予測から、再生可能なエネルギー源の必要性、現在の農業が石油エネルギーに大きく依存
している問題について論じる。3 日間の集中講義を英語で行うが、最終日の午後は、それまでの内容の復
習を兼ねた英文ライティングの活動を行います。この講義で、受講者に自分の研究と食糧問題・エネルギー
問題・環境問題の関係について考えさせる。
<キーワード>
エネルギー、化石資源、食糧、食料自給率、輸入、再生可能な資源、持続可能な経済、バイオ燃料
<学習の到達目標>
日本における食糧とエネルギーの問題について理解を深め、大学院で行う研究について自分なりの考えを
持つ。また、英語による授業を聴いて理解出来るようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回:化石エネルギー資源とその他のエネルギー源
農業におけるエネルギー使用の基本的な考え方。石油、天然ガス、石炭など化石資源の埋蔵量と
可採量、再生可能な新エネルギー源、エネルギー収支比(EPR)。
第 2 回:日本のエネルギーと食糧の需給
日本におけるエネルギーと食糧の自給と輸入量、今後の世界人口と食糧、食糧輸入の今後の動向。
第 3 回:日本の人口と食糧生産
日本の人口と農地資源、日本の食糧生産の品目別現状、日本における食生活の変化と、農業人口
の変化。
第 4 回:食におけるエネルギー投入
農業におけるエネルギー投入、化学肥料と農薬、収穫後から食卓に上がるまで(輸送、加工、調理)
のエネルギー消費。北朝鮮、キューバ、タイの少数民族の農業事情。
第 5 回:再生可能な資源の長期的展望
土壌と収量、水資源、再生可能なエネルギー源としての森林・バイオ燃料、動力源としての家畜、
人口の適正水準。
第 6 回:復習
これまでの講義内容についての英文ライティング活動。
<成績評価方法>
出席と英文ライティング課題提出による。評価割合はそれぞれ 50%、50%である。
<準備学習等>
一般の書籍やホームページ等を調べて、日本における食糧とエネルギーの問題について問題意識を持って
いることが望ましい。
<教科書および参考書>
https://sites.google.com/site/tonbogreen/tohokuu
<備 考>
[email protected]
12
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生命圏倫理学
2
前期課程
前期
金曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
木谷 忍・磯貝 惠美子・木島 明博・駒井 三千夫・齋藤 忠夫・早川 俊彦
<授業テーマ>
生命圏における様々な問題に対する倫理学的思考に触れ,生命に携わる科学技術者の倫理観を養う.
<授業の目的と概要>
人間,生物群そしてそれを取り巻く生態系・環境を生命圏と考えると,農と農学は生命圏と協調し,共存してきた歴史
を持つ.これからも私たちが生命圏の中で持続的に共存するためには,生命圏の一員としての農学系研究者・学生の健
全な思考と倫理が求められる.
近年におけるライフサイエンスの急速な発展,そして資源 ・ 環境 ・ 食糧問題の深刻化を背景として,環境の保護と修復,
人類の発展への寄与と多様な生物の保存 ・ 利用を担う農学の基盤となる 「生命圏の倫理」 について考える.
<キーワード>
社会的責任,環境倫理,生命倫理,バイオテクノロジー
<学習の到達目標>
生命圏の倫理についての考察を通して,環境保全 ・ 人類発展に寄与する科学技術者の開発 ・ 研究意識や態度を身につける.
<授業内容・方法と進度予定>
(第 1 回)オリエンテーション,生命圏倫理学の射程.(木谷)
(第 2 回)環境リスクとリスクコミュニケーション.(木谷)
(第 3 回)水の危機:命をつかさどる水資源環境の現状と管理について.(木谷)
(第4回)科学者の社会的責任:農学を学ぶ研究者としての科学論文発表の倫理について.(駒井)
(第 5 回)人と動物の生命倫理:何が善で何が悪か?(磯貝)
(第 6 回)家畜および実験動物学における動物倫理-動物の愛護と福祉 ( 磯貝 )
(第 7 回)安全性の高い動物性食品の確保,飼養における動物の権利とヒトの生命倫理に基づく食物確保からみる現代の
家畜生産技術の問題点と解決策を考える.(齋藤)
(第 8 回)自然をめぐる対立と異なる自然観への共感(小山田)
(第 9 回)海洋生物資源の保全と生産利用に関する倫理について.(木島)
(第 10 回)GM 作物の作出と利用について倫理観を構築:GM 作物、食品の現在や想定される将来の世界規模での拡大
情勢を踏まえ,GM 作物の評価や,食料や環境に対するリスクとベネフィットについて判断できる科学的根
拠を学習する.(早川)
(第 11-15 回)生命圏倫理学の系譜と課題 (4 コマ集中 ):応用倫理学としての環境倫理学と生命倫理学の成立と展開につ
いて概観し,生命圏倫理学との関連と今後の課題を展望する.(畠中)
※講義順の変更あり.
<成績評価方法>
全講義の 80%以上の出席者にレポート提出を求め , 成績を判定する.レポートは与えられたテーマ毎に担当する教員が
採点し,その平均点と出席点を合わせて評価する.
<準備学習等>
特になし.
<教科書および参考書>
『生物科学』農文協,2005 年 3-4 月号(特集号)
『畜産物利用学』齋藤忠夫ら編集、文永堂出版 , 2011 年
<備 考>
授業の窓口:木谷忍(環境経済学分野)
授業内容等については、各担当教員に相談のこと.
13
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
バイオメディカル情報解析実習
2
前期課程
前期
水曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
長﨑 正朗・山下 理宇・山岸 潤也・河合 洋介・小島 要・佐藤 行人・柴田 朋子・長谷川 嵩矩・山口 由美
<授業テーマ>
バイオインフォマティクスの実践的な利用
<授業の目的と概要>
技術の進歩によりベンチトップ型の大量並列 DNA シークエンサを用いて、全ゲノム規模のデータを取得できる時代に
なった。種々の生物から取得した大量配列データを解析して、変異の検出から結果の分析・解釈を行うプロセスを実践
的に学ぶ。その過程で必要な、情報処理、確率統計、遺伝統計学を学ぶ。さらに、医学・生物学的に意味のある情報を
抽出し、既存の生物学知識と統合して分析・解釈を行うプロセスを実践的に学ぶことを目指す。基礎的なコンピュータ
の使い方、プログラミング手法、解析ツール・諸データ形式などについて、授業及び実習を通じて理解を深める。
※ノートパソコンを持参することを推奨するが、必要に応じてノートパソコンを貸し出す。
<キーワード>
DNA、ゲノム情報、オミックス解析、プログラミング、スーパーコンピュータ
<学習の到達目標>
次世代シークエンサの原理、応用範囲について理解した上で、シークエンスデータの解析を行い、方法及び解析結果の
解釈ができるようになる。プログラミング方法の習得と実践により、医学・生物学研究におけるデータ解析能力を高める。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:本講義シリーズのガイダンス
第2回:分子生物学の基礎
第3回:遺伝学の基礎
第4回:UNIX の基礎
第5回 : Perl の基礎
第6回:Perl を使ったプログラミング実習(1)
第7回:Perl を使ったプログラミング実習(2)
第8回:ゲノム解析ツール・バイオデータリソースの紹介
第9回:ゲノム配列解析その1(次世代シークエンサとは何か)
第10回:ゲノム配列解析その2(アラインメント・変異コール)
第11回:次世代シークエンスデータ解析実習
第12回:ゲノム多型解析入門(ヒトゲノムデータを用いて)
第13回:ゲノムデータを用いた実習(第1回)
第14回:ゲノムデータを用いた実習(第2回)
<成績評価方法>
出席 (30 点 )、小レポートと実習の成果 (70 点 ) により評価する。
<準備学習等>
理系大学・学部で学ぶ程度の生物学の知識があることを前提に講義を行なう。不十分と感じる場合は以下の参考書の通
読を薦める。
<教科書および参考書>
『理系総合のための生命科学 - 第 3 版~分子・細胞・個体から知る“生命 - のしくみ』 (南江堂)
『遺伝統計学入門』 (岩波書店)
『遺伝学概説』
(培風館)
『Perl の絵本』 (株式会社アンク)
<備 考>
場所:医学部仮設校舎(B06)2 階・第 2 セミナー室
開講期間:平成 27 年 4 月 15 日(水)~平成 27 年 8 月 5 日(水)
14
専 門 科 目
資源生物科学専攻
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物生命科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
清和 研二・陶山 佳久・後藤 雄佐・金山 喜則・南條 正巳・高橋 正・齋藤 雅典・伊藤 豊彰・
安藤 杉尋・昆野 安彦・堀 雅敏
<授業テーマ>
植物に関する生命科学
<授業の目的と概要>
農業生産の基礎となる植物生命に関する重要な知見を学ぶ。
<キーワード>
作物・園芸生産、土壌と植物、農業害虫、森林生態、栽培植物と環境、病原体感染と植物免疫,生物多様性、
有機農業、農薬、昆虫の化学生態学
<学習の到達目標>
これからの植物生命科学について考えられるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
授業内容と進度予定(カッコ内は担当教員)
1. オリエンテーション、農学研究における植物生命科学の役割(昆野)
2. 昆虫と人のかかわり(昆野)
3. 植物由来の農薬とその作用機構(昆野)
4-5. 作物の形態、機能からみた生産技術の現状と改善方向(後藤)
6. 病原体感染と植物免疫のダイナミズム(安藤)
7-8. 園芸生産システム学(金山)
9. リンに関する土壌植物相互作用(南條)
10. アルミニュウムに関する土壌植物相互作用(高橋)
11. 生物多様性と有機農業(伊藤)
12. 放射性セシウムによる農地土壌の汚染(斎藤)
13. 森林生態学(清和)
14. 森林分子生態学(陶山)
15. 昆虫の化学生態学(堀)
<成績評価方法>
授業中の小試験,レポート,または出席により評価する。いずれの方法を使うかは各教員により異なるので,
各回の教員の指示に従うこと。成績は全教員の評価の合計点(100 点満点)をもとに決定する。
<準備学習等>
特に必要はない。
<教科書および参考書>
教科書は使用しないが、学習に必要な文献は必要に応じて各講義担当者が講義中に紹介する。
<備 考>
(1) 世話人:昆野安彦教授(E-mail: konnoy @ bios.tohoku.ac.jp)
(2) オフィスアワー:講義中に担当教員より指示がある。また、講義全体を通じて本講義の世話人(昆野教授)
も常時メールなどで質問等を受け付ける。
15
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏生物生産科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
吾妻 行雄
<授業テーマ>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状
<授業の目的と概要>
水圏生物生産科学に関する研究の概要を理解させることを目的に、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水
圏植物生態学、水産化学、および水圏生態学における研究の一端を紹介し、それぞれの研究の歴史的経過
あるいは最前線を把握させる。
<キーワード>
水産科学、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水圏植物生態学、水産化学、水圏生態学
<学習の到達目標>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状を概括的に理解させることにより、それぞれの学生が自分
の研究テーマの意義を理解できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1、2 回 水圏動物生理学:魚類および二枚貝類の性と生殖および自然免疫に関する最近の研究(担当者 尾定・高橋)
3、4 回 水圏資源生態学:魚類および無脊椎動物の資源生態学に関する最近の研究(片山・佐々木)
5、6 回 水圏植物生態学:沿岸岩礁生態系における生物間相互作用に関する最近の群集生態学的な知見
(吾
妻・青木)
7、8 回 水産化学:水産資源の生体構成成分や代謝系の化学的、生化学的な特性に関する最近の知見(山口)
9、10 回 水圏生態学:外洋環境での生物過程におけるプランクトンの役割について(遠藤・大越)
11、12、13 回 海洋生物科学(農学研究科外研究者)
14、15 回 講義のレポート作成
<成績評価方法>
出席およびレポート
<準備学習等>
本学農学部で開講された次の授業内容を理解しておくことが必要である。
「資源生物生理学」、「水産増殖学」、「水圏資源生態学」、「資源動物生態学」、「水圏植物生態学」、「水圏植物
学」、「藻類機能学」、「水産化学」、「生物海洋学」、「プランクトン学」
<教科書および参考書>
授業毎に参考書もしくは参考文献を紹介する。
<備 考>
(1) 授業中の活発な質問を期待する。
(2) オフィスアワー:基本的には、授業終了後 18:30 まで、授業後の講義室、または各教員の研究室で。なお、
在室中は随時受け付ける。
(3) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
16
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
システム生物学合同講義
2
前期課程
後期
月曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
池田 実
<授業テーマ>
生物の多様性保全、遺伝生態学、生物再生産、有用物質合成および遺伝学・ゲノム研究の現状
<授業の目的と概要>
生物の多様性保全、再生産と有用物質合成を効率的に推進するうえで必要な遺伝情報、代謝や内分泌の分
子調節機構について最新の情報を理解してもらう。授業は、沿岸生物生産システム学、遺伝子機能システ
ム学、海洋生命遺伝情報システム学分野のオムニバス形式で行う。
<キーワード>
水圏遺伝資源、遺伝育種学、遺伝生態学、集団遺伝学、保全遺伝学、真核微生物ゲノム、ゲノム情報学、
発生生物学、集団遺伝情報、遺伝資源保全
<学習の到達目標>
生物の多様性保全、生物生産研究と遺伝学・ゲノム科学研究の現状を学習することにより、学生各人が自
分の研究テーマの意義を理解し、さらに自ら研究計画を立案できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1) 水族の遺伝育種学・集団遺伝学・保全遺伝学的研究における DNA マーカーの種類や特徴、その役割
2) 閉鎖系における無脊椎動物の遺伝育種方法
3) 水族における分子遺伝生態学―保全との関わり―
4) 真核微生物(糸状菌および酵母)のゲノム解析の現状
5) 糸状菌ゲノム情報の産業利用−バイオベンチャーにおける試み−
6) 酵母ゲノム情報の細胞生物学研究への利用
7) 魚類の発生工学
8) 量的形質の遺伝と育種
9) 塩基配列解析のバイオインフォマティクス
10) 実験モデル生物としての魚類−歴史と最近の展開−
<成績評価方法>
出席とレポートによる。
<準備学習等>
特になし。
<教科書および参考書>
授業に必要な文献等は、講義時に配付する。参考となる書物を以下に推薦する。
1) 水族における遺伝資源の存在様式と保全 , 藤尾芳久編著 ,(財)かき研究所 1999
2) 動物遺伝育種学事典 , 動物遺伝育種学事典編集委員会編 , 朝倉書店 2001
3) 保全遺伝学 , 小池裕子・松井正文編著 , 東京大学出版会 , 2003
4) 保全遺伝学入門 , R. Frankham, J.D. Ballou, D.A. Briscoe ( 西田睦監訳 ), 文一総合出版 , 2007
5) 水産資源の増殖と保全 , 北田修一・帰山雅秀・浜崎活幸・谷口順彦編著 , 成山堂書店 , 2008
6) 生殖細胞の発生と性分化 , 岡田・長濱・中辻編 , 共立出版 , 2000
7) 分子生物学のためのバイオインフォマティクス入門 , 五條堀孝監訳 , 共立出版 , 2001
8) Conservation and the Genetics of Population, Allendorf, Luikart, Blackwell Publishing, 2007
9) Introduction to Quantitative Genetics, Falconer, Longman, 1989
<備 考>
(1) オフィスアワー:授業後、各担当分野でオフィスアワーを設ける。 17
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物生命科学合同講義
2
前期課程
後期
木曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
豊水 正昭・種村 健太郎・原田 昌彦・星野 由美・麻生 久・野地 智法・喜久里 基
<授業テーマ>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動などの研究にあたって必要な知識の修得
<授業の目的と概要>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動及びその制御についてゲノム、細胞小器官、細胞、
組織、個体、個体群のレベルで解説するとともに、研究に必要な手法を紹介する。さらに、テーマに関連
した講演などの聴講の機会も設ける。
<キーワード>
動物、ゲノム、生殖、栄養、免疫、行動
<学習の到達目標>
動物のゲノム、生殖、栄養、機能、免疫、行動に関する研究の現状を理解するとともに今後の研究動向を
予測しうる能力ならびにディスカッション力を身につける。また、研究を行うにあたって必要な技術・手
法に関する知識を習得する。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回 オリエンテーション、農学研究における動物生命科学の役割
第2回~3回 動物ゲノム、クロマチン、エピジェネティックス
第4回~5回 生殖細胞・ES 細胞の発生・分化、胚発生の制御、環境ホルモン
第6回~8回 プリオン病の科学、腸管上皮細胞の発生・分化と機能発現、腸管免疫系
第9回~11回 栄養・代謝制御、遺伝子・分子栄養情報
第12回~13回 行動の個体差、動物福祉と行動
<成績評価方法>
講義への出席とレポート提出の状況によって評価する。
<準備学習等>
指定する教科書を予め読んでおくこと。
<教科書および参考書>
細胞核の分子生物学「クロマチン・染色体・核構造 -」(朝倉書店、2005)
動物発生工学(佐藤英明ら編、朝倉書店、2002)
細胞核-遺伝情報制御と疾患(原田昌彦ら編、羊土社、2009)
細胞を読む - 電子顕微鏡で見る生命の姿(山科正平著、講談社、1989)
獣医組織学(第三版)(日本獣医学会編、学窓社、2005)
霊長類から人類を読み解く:遺伝子は語る(村山美穂著、河出書房新社、2003)
Metabolism at a Glance 3rd ed (Salway, J. G. Blackwell Scientific publications,2004)
動物への配慮の科学(佐藤衆介・森裕司監訳、チクサン出版社、2009)
家畜行動学(三村耕編、養賢堂、1997)
<備 考>
(1) オフィスアワー:動物栄養生化学分野 515 室、木曜日:17 時 30 分~ 19 時 30 分
(ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html
(3) e-mail アドレス:[email protected]
18
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食品機能健康科学合同講義
2
前期課程
後期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
藤井 智幸
<授業テーマ>
食品が有する生理機能と健康への寄与および機能制御に関する科学的解説と先端情報のレビュー
<授業の目的と概要>
5 分野 11 名の教員により、多方面の切り口からの講義を行い、食品機能と健康科学を総合的に理解する。
1)畜産食品や乳酸発酵食品の機能性成分の特性とその利用性や評価法を理解する。
2)動脈硬化症、肥満などの生活習慣病予防や老化制御に関与する食品成分の作用およびその機構を詳細に解説する。
3)食品中に含まれる栄養素の健康維持機能の作用点を分子レベルで理解する。
4)食品と天然物成分について、化学構造と健康機能の相互関係を理解する。
5)食品の持つ機能を低下させない、あるいは増強する方法論について理解する。
以下の教員が担当する。齋藤忠夫教授、北澤春樹准教授、池田郁男教授、都築 毅准教授、駒井三千夫教授、白川 仁
准教授、 宮澤陽夫教授、仲川清隆准教授、木村ふみ子助教、藤井智幸教授、高橋まさえ准教授
<キーワード>
1)乳、肉、卵、機能性ヨーグルト、プロバイオティック乳酸菌、バクテリオシン、特定保健用食品(トクホ)、食品免
疫評価法
2)動脈硬化症、肥満、加齢、老化
3)ビタミン・ミネラル、遺伝子発現調節、食欲(味覚)調節
4)食品・天然資源、構造解析、機能分子
5)食品保蔵、安定化技術、分子変換技術
<学習の到達目標>
生活習慣病の発症や予防に関与する食品成分の作用機構解明のプロセス、および機能性成分の消長過程を学ぶことで、
機能性食品の開発には物理的、化学的、生物学的な広範な知識が必要であることを理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
プロバイオティック乳酸菌と機能性ヨーグルト(齋藤)
特定保健用食品(トクホ)の開発と将来(齋藤)
食品免疫学の概念と免疫機能性食品の位置づけ(北澤)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(1)(池田)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(2)(池田)
伝統的日本食の健康長寿効果について(都築)
味覚機能の維持に必須な栄養素と亜鉛酵素の役割(駒井)
「食品からのビタミン摂取基準値」、「上限量」、およびビタミンの健康機能(駒井)
生活習慣病の発症機構と食品成分(ビタミン)による発症抑制(白川)
日本食の健康有益性とこめ成分の機能 ( 宮澤 )
化学発光分析や質量分析で探るヒト表皮脂質の役割 ( 仲川 )
新生児における n-3 系高度不飽和脂肪酸の吸収・組織分布(木村)
高圧の食品分野への応用(藤井)
超臨界流体の食品分野への応用(藤井)
テラヘルツ分光法の食品分野への活用について(高橋)
<成績評価方法>
出席状況およびレポートの成績で評価する。
<準備学習等>
とくに必要なし。
<教科書および参考書>
参考書などは、各教員が適宜紹介する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:講義終了後 15 時まで、その講義室または各教員の研究室で受け付ける。
(2) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
19
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
天然物化学合同講義
2
前期課程
後期
火曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
山下 まり・桑原 重文・此木 敬一
<授業テーマ>
生理活性天然物の化学合成、単離・構造決定法、活性物質探索法、生理作用の解明
<授業の目的と概要>
広く臨床で応用されている抗ガン剤であるタキソールをはじめ、多くの有用な物質が天然の動植物、微生
物から単離、構造決定されている。さらに、それを大量供給し、より活性の高いものを得るために、化学
合成する手法も飛躍的に発展を遂げている。本講義では、有用物質の探索、単離、構造決定、生理作用、
化学合成について習得し、実際にどのように応用されているのかについて学ぶ。
<キーワード>
生理活性天然物・化学合成・構造決定・活性物質探索 <学習の到達目標>
有用天然物の探索、単離、構造決定、生理作用、化学合成について習得し、自らの研究に応用できるよう
になる。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~ 3 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 1
第 4 回~ 6 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 2
第 7 回~ 9 回 生理活性天然物の合成
<成績評価方法>
出席・レポートで評価し、それぞれ 50% 50 %とする。
<準備学習等>
下記参考書で基礎的知識を得ておくこと。
<教科書および参考書>
有機化合物のスペクトルによる同定法(R.M.Silverstein ら著、東京化学同人)
大学院有機化学 I,II(野依良治ら編,東京化学同人)
Organic Chemistry(Clayden ら著,Oxford University Press)
<備 考>
隔年開講 27 年度開講しない
担当:桑原重文教授・山下まり教授・此木敬一准教授
(1) オフィスアワー:講義の後に適宜質問を受ける。その他の問い合わせも可能。
(2) email: [email protected], [email protected], [email protected]
(3) HP: h
ttp://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html, http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.
html
20
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
災害復興合同講義
1
前期課程
前期集中
その他・連講
開講年度
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
被災地の復旧・復興における有用技術の導入・普及の社会経済的条件と地域農業復興の多様性について学ぶ。
<授業の目的と概要>
大規模自然災害で甚大な被害を被った地域の農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興過程に
おいて、農学の果たすべき役割は大きくかつ重要である。本合同講義では、農学が開発した様々な技術が
どのような条件の下で導入され普及していくのかを理解するとともに、多様な地域農業復興を実現してい
く上での課題を検討し、災害復興に直面した際に各自が為すべきことを考察する。なお、授業は、講義と
討議を併用する。
<キーワード>
復興の主体、圃場整備事業、合意形成、技術普及論、誘発的技術進歩、成長産業、生業、持続性、行政と
NPO
<学習の到達目標>
農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興において、農学の果たすべき役割とそこでの課題を
理解し、災害復興の現場で適切に行動し得る素養を養う。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:ガイダンス、復興計画と農学(伊藤)
第2回:生産基盤の復旧・復興の実際と農業工学の役割(郷古)
第3回:生産基盤の整備事業と合意形成(郷古)
第4回:農業技術普及の理論と適用の実際(安江)
第5回:成長産業としての農業の課題(大滝)
第6回:生業と暮らしに視点をあてた地域づくり(長谷川)
第7回:災害復興のもうひとつの主体:持続性の高いNPO活動(伊藤)
第8回:レポート作成(伊藤)
<成績評価方法>
出席およびレポート(上記の授業内容から2つ選択)に基づき評価する。
<準備学習等>
前もって予習する必要はないが、レポート作成のためにはそれなりの自助努力が必要。
<教科書および参考書>
参考書等については、それぞれの講師が適宜指示する。
<備 考>
オフィスアワー:特に曜日等は指定しないが、事前にアポイントを取ること。
E-mail: [email protected](伊藤房雄)
21
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物共生科学特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
清和 研二
<授業テーマ>
<授業の目的と概要>
<キーワード>
<学習の到達目標>
<授業内容・方法と進度予定>
<成績評価方法>
<準備学習等>
<教科書および参考書>
<備 考>
22
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
作物生産学特論
2
前期課程
前期
水曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
後藤 雄佐
<授業テーマ>
作物の生産過程の基礎となる生物学上の重要な知見を学ぶ。
<授業の目的と概要>
作物の生育・収量は複雑な生産過程により決定される。作物は、養分の吸収、光合成、物質の代謝・合
成などの諸過程により、生長や器官形成を行い成熟に至る。本科目では、これら諸過程に関する生物学上
の重要な知見が得られた経緯、内容および今後の展望を学ぶ。
<キーワード>
作物、機能、形態、生理、学問上の発見・進歩
<学習の到達目標>
作物生産の現状と問題点を学ぶ。また、研究で扱う作物の基本的な生産過程の解析法を理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
前半を講義形式,後半は院生による発表.前半の主な講義内容は以下.
◎水稲:環境保全機能増大を図る栽培技術の開発。
◎スイートソルガム:糖原料作物としての歴史,また,発酵原料作物としての期待.
◎ヤシ科作物:熱帯での栽培から利用まで。
◎まとめとして単子葉作物の収量性支配要因と,栽培技術の開発について。
<成績評価方法>
後藤担当分:出席(50%)、発表と討論(50%)。
<準備学習等>
自らの発表だけではなく、毎回のテーマについて予習することにより、積極的に討論に参加することを期
待する。
<教科書および参考書>
内容に応じて随時紹介
<備 考>
質問は作物学研究室を訪問するか、下記 E-mail アドレスに送信すること。
(1)オフィスアワー:授業終了後あるいは作物学・第 1 研究室で 16:00-18:00 で
(2)E-mail アドレス:[email protected]
23
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
園芸生産システム学特論
2
前期課程
前期
火曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
金山 喜則
<授業テーマ>
<授業の目的と概要>
<キーワード>
<学習の到達目標>
<授業内容・方法と進度予定>
<成績評価方法>
<準備学習等>
<教科書および参考書>
<備 考>
24
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
土壌立地学特論
2
前期課程
前期
火曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
南條 正巳
<授業テーマ>
世界の陸地に存在する多様な土壌資源の特性・生成・分類と利用状況を理解する.
<授業の目的と概要>
わが国は大陸と比べれば地形が急峻で,河川の勾配も大きく,湿潤気候下にある.したがって,土壌を構成する物質
の更新速度は概して大きく,若い土壌が主である.これに対して世界を見れば,大陸地殻はカンブリア紀以前のものも
少なくなく,その上に存在する土壌のたどった歴史も長い.また,気候も寒帯から熱帯,乾燥から湿潤と多様で,更に
は気候変動の経歴もあり得る.そのため,土層の構成を多様化させる要因も溶脱,土壌の膨潤 - 収縮,粘土の分散 - 移動
集積,塩類集積,凍結攪乱,生物活動,浸食,人為,気候変動,地殻変動,等多様である.このような世界の土壌資源
の概要(特性・生成・分類・利用)について,主として米国農務省の土壌分類にしたがって理解を進めるすると共に受
講者による文献紹介および討論を行う.
<キーワード>
土壌,土壌生成因子,土壌生成作用,土壌分類,ソイルタキソノミー
<学習の到達目標>
世界の土壌資源の概要(土壌断面形態・物理性・化学性・鉱物組成・生成過程・分類・各種利用)を把握し,討論する.
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:世界の土壌資源の特性区分と分類法.米国農務省の土壌分類システムを中心にしつつ,FAO の土壌分類を継承
する世界土壌照合基準との比較を行う.
第2回:ジェリソル(永久凍土層を持ち,凍結攪乱作用を受けている).ヒストソル(有機質土壌物質を主とする).
第3回:スポドソル(Al,Fe の移動集積),アンディソル(活性 Al,Fe を多量に含む)
第4回:オキシソル(易風化鉱物の極端な減少),バーティソル(膨潤性粘土鉱物を多く含み,亀裂の開閉,スリッケン
サイドの形成などが顕著である).
第5,6回:アリディソル(乾燥気候下の土壌だが,特徴次表層を持つ),アルティソル(粘土の移動集積層を持ち,塩
基飽和度が低い).
第7回:モリソル(モリック表層を持ち,次表層の塩基飽和度が高い),アルフィソル(粘土の移動集積層を持ち,塩基
飽和度が高い)
第8回:インセプティソル(土壌生成作用が弱い),エンティソル(未熟な土壌).
第9,10回:土壌資源の持続的利用と保全
第11~15回:最近のトピックスおよび受講者による文献紹介と討論.
<成績評価方法>
平常の出席と文献紹介(発表者は A3 用紙1枚程度の資料を作成し,受講者へ配布),討論への参加による.
<準備学習等>
講義は下記の参考書を中心に最新の進歩を加えつつ進めるので,図書館等で参照されたい.この他の講義資料は各回毎
に配布する.
<教科書および参考書>
Pedogenesis and Soil Taxonomy, I, II,L.P. Wilding et al. 編 , 1983, Elsevier.
Soil Taxonomy, 第2版,1999.G.D.Smith Memorial Slide Collection, 1996 他.
<備 考>
(1) オフィスアワー:各回の講義終了後12:00~14:00.講義の時間中に討議できなかった事項に関する質問や
追加参考資料等の相談を行う.この他にも事前の連絡調整により随時可.
(2) e-mail address: [email protected]
25
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
火山灰土壌学特論
2
前期課程
前期
火曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
菅野 均志・高橋 正・南條 正巳
<授業テーマ>
わが国および世界の火山地帯に分布する火山灰土壌の独特な性質を理解する.
<授業の目的と概要>
わが国の火山灰土壌は他の土壌に比べて反応性の高いアルミニウム,鉄成分を多く含みまた,表層には
多量の腐植が集積し,体積当たりの重量が軽く,ホクホクとして土塊は壊れやすいなどの独特な性質を示
す.固相の割合が小さく,多孔質で,小孔隙から粗孔隙まで一連の大きさのものが存在し,小孔隙には水,
粗孔隙には空気を保持し,保水性,通気性の両者に優れる.類似した土壌は世界の火山帯近辺に分布するが,
その特性はその土壌が生成する環境条件に大きく影響される.したがって,火山灰土壌の利用状況や作物
生産性に関する評価も地域により変化する.このような独特かつ多様な火山灰土壌に関して理解を進める
と共に受講者による最新の文献紹介および討論を行う.
<キーワード>
火山灰土,黒ボク土,アンドソル,アンディソル,テフラ
<学習の到達目標>
火山灰土壌に関する一連の最新情報(土壌断面形態,生成,分類,物理・化学・鉱物・生物的特性,各種利用)
を理解し,討論する.
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:火山の成り立ち.世界の火山帯と火山灰土壌の地理的分布.火山灰土壌の概念 ( 担当:南條)
第2回:火山灰土壌の断面形態の特徴(担当:南條)
第3回:火山灰土壌の生成における母材,生物,気候,人為,地形,時間などの諸因子の影響(担当:菅野)
第4回:火山灰土壌の分類 -USDA の分類法におけるアンディソルの分類(担当:菅野)
第5回:火山灰の鉱物組成,岩質,火山灰土壌中の二次鉱物,アロフェン,イモゴライト,Al- 腐植複合体
などの構造と機能の関係(担当:高橋)
第6回:火山灰土壌の元素組成,無機成分,有機成分の特性とその化学的および物理化学的機能(担当:高橋)
第7回:火山灰土壌の土性,構造,コンシステンス,孔隙特性と保水性,透水性,容積重,乾燥に伴う不
可逆変化(担当:南條)
第8回:火山灰土壌における農業の形態,作物生産力,土壌管理法(担当:南條)
第9回:最近のトピックス1(海外の火山灰土点描)(担当:南條)
第10回:最近のトピックス2(フィリピン・ピナツボ火山の噴火と農耕地土壌への影響)(担当:南條)
第11~15回:受講者による文献紹介と討論(担当:南條)
<成績評価方法>
平常の出席と文献紹介(発表者は A3 用紙1枚程度の資料を作成し,受講者へ配布),討論への参加による.
<準備学習等>
講義は下記の参考書を中心に最新の進歩を加えつつ進めるので,図書館等で参照されたい.この他の講義
資料は各回毎に配布する.
<教科書および参考書>
Volcanic Ash Soils -Genesis, Properties and Utilizaiton. Shoji, Nanzyo and Dahlgren 著,1993(エルセビア)
<備 考>
(1) オフィスアワー:各回の講義終了後12:00~14:00.講義の時間中に討議できなかった事項に
関する質問や追加参考資料等の相談を受ける.この他にも事前の連絡調整により随時
可.
(2) e-mail address: [email protected]
26
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境システム微生物学特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
中井 裕
<授業テーマ>
病原微生物と動物・ヒトの関係の多面的解析
<授業の目的と概要>
動物の個体や群は病原微生物の存在により大きな影響を受けるが、動物由来の微生物によってヒトの健康
が害されることも少なくない。病原微生物と動物・ヒトの関係について、分子生物学、免疫学、疫学、生
態学など多面的に理解を深める。
<キーワード>
微生物、遺伝子解析、分子疫学
<学習の到達目標>
環境における病原微生物の伝播、病原微生物の検出技術、遺伝子解析による微生物同定について理解し、
研究に活用できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
(1) 病原微生物の検出と同定
(2) 動物生産環境に存在する病原微生物
(3) 病原微生物の伝播様式
(4) 人獣共通感染症
<成績評価方法>
出席状況とレポート。講義内容を要約するとともに、講義で扱った課題の一部について、詳しい解説を加
える。
<準備学習等>
「コクシジア」中井編、東北大学出版(2005)「動物生産学概論」扇元・中井ら著、川島書店 (1992)、「畜産
衛生学」扇元・中井ら著、川島書店 (1989) の関連部分を精読する。
<教科書および参考書>
Brock Bilogy of Microorganisms. Madigan MT et al. eds., Prenticee-Hall, Inc., New Jersey (2006)
<備 考>
オフィースアワー:とくに設けないが、常時メールなどで質問等を受け付ける。
URL: http://www.agri.tohoku.ac.jp/health/index-j.html
e-mail:[email protected]
27
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物遺伝学特論
2
前期課程
前期
木曜日・5講時
隔年開講
(2015 年度
実施なし)
<担当教員>
福田 智一
<授業テーマ>
動物の遺伝学について学ぶ。加えて各自の専攻する研究テーマと遺伝学の関連性について英語で学ぶ。
<授業の目的と概要>
動物の遺伝学に関する英文論文を、原文で短時間にて読破し内容を理解、予備知識のない人間にも分り
やすく英語で説明できるまでの理解を目標とする。動物の遺伝学を研究テーマとして選択していない学生
の方々には、各自のテーマと遺伝学の接点について討論する。基本的に英語を使用する。
<キーワード>
分子遺伝学、遺伝子多型、ゲノム情報、フォワードジェネティクス、リバースジェネティクス
<学習の到達目標>
各自が行っている研究内容と遺伝学との繋がりについて、初期は日本語にて説明を行なうが、後半は英語
による説明を中心とする。英語で自分の研究内容をわかりやすく説明し、科学的な discussion ができるこ
とを目標とする。
<授業内容・方法と進度予定>
大学院の講義として、教官から一方的な知識の伝達ではなく、学ぶことは能動的行動であるという考え方
に基づき、教官を含めて受講する学生の方々の英語によるプレゼンテーション、その内容に関する反省と
討議という形で進める。
1) 英文教科書、Human Molecular Genetics の1チャプター毎の内容発表とその討議
2) 遺伝育種学に関連した近年の英文論文の英語での内容発表と討論
3) 各自の研究テーマと遺伝学の接点に関する英語による研究発表
履修を希望する学生はあらかじめ担当教員へ電子メールにて連絡を行うこと。
<成績評価方法>
出席、プレゼンテーション内容によって評価する。発表準備が充分になされていないと判定されると、翌
週再度発表を行うこととする。
<準備学習等>
各自のプレゼンテーション内容をあらかじめレジュメに印刷しておくことが望ましい。聞く側の立場にたっ
た配慮が望まれる。
<教科書および参考書>
Human Molecular Genetics, Fourth Edition, Tom Strachan, and Andrew Read, Garland Science, ISBN-10:
0815341490
<備 考>
e-mail address: [email protected]
オフィスアワー:農学研究科、第二研究棟 112 号室在室中は随時受け付けるが、訪問時はあらかじめアポ
イントをとってからにしてください。履修を希望する学生はあらかじめ担当教員へ電子
メールにて連絡を行うこと。
28
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物育種学特論
2
前期課程
後期
金曜日・5講時
隔年開講
(2015 年度
実施)
<担当教員>
福田 智一
<授業テーマ>
動物の育種学に関する英文論文を読解する能力を養う
<授業の目的と概要>
育種は様々な動物で行われてきた。犬、馬、ブタ、ウシなど様々な人間の目的に応じて、体の大きさ、様々
な経済形質など改良が行われてきた。それらの動物のゲノムには長い改良の歴史が刻まれている。動物の
多様性に関する英文論文を読解する能力を養う。
<キーワード>
育種、遺伝的多様性、改良、ゲノム
<学習の到達目標>
動物育種に関する英文論文をある程度のスピードで読み、内容を理解できることを目標とする。
<授業内容・方法と進度予定>
講義は受講者全員と教員による文献内容を発表を行う。
さらに毎回、受講者の発表ないように関して、十分に理解した上で発表を行っているか判定する。理解度
が不十分であると判断されれば、翌週にもう一回発表となる。
発表する内容であるが、各自の研究内容に全く関連する必要はない。
発表する準備であるが、該当分野の予備知識がなくても十分に序論の部分を構成することが必要である。
加えて紹介する論文内容もできるだけ幅広い範囲の人間が興味を持てるように配慮が望ましい。
履修を希望する学生はあらかじめ担当教員へ電子メールにて連絡を行うこと。
<成績評価方法>
出席および発表内容によって決定する。
<準備学習等>
発表準備を十分に行うことが必要。
<教科書および参考書>
<備 考>
e-mail address: [email protected]
オフィスアワー:農学研究科、第二研究棟 112 号室在室中は随時受け付けるが、訪問時はあらかじめアポ
イントをとってからにしてください。履修を希望する学生はあらかじめ担当教員へ電子
メールにて連絡を行うこと。
29
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物生理科学特論
2
前期課程
前期
木曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
盧 尚建
<授業テーマ>
生理学に関する自分の研究および関連する最新の研究
<授業の目的と概要>
本授業では、自分の研究および世界の最新の関連研究論文を読み、英語でプレゼンテーションすることに
より、大学院で研究を進めていく上で基礎的な技術や考え方を学ぶ。
<キーワード>
大学院での研究、関連トッピクス、英語表現
<学習の到達目標>
大学院での研究を進めていく上での基礎的プレゼンテーション技術と思考能力をつける。
<授業内容・方法と進度予定>
各自が自分の研究内容や関連論文を英語でプレゼンテーションを順番に行い、討論を行う。
<成績評価方法>
出席、発表、討論で評価する。
<準備学習等>
自分の研究内容を十分に把握し、適切な表現を用いて、プレゼンテーションファイルを作成しておく。
<教科書および参考書>
特に指定はない。
<備 考>
関連する文献に当たるなど周到な準備が必要である。
オフィスアワー:動物生理科学分野研究室 在室中は随時受け付ける。
30
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物細胞生理学特論
2
前期課程
後期
木曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
盧 尚建
<授業テーマ>
脂肪細胞を中心とした細胞の諸機能の調節機構を理解する。
<授業の目的と概要>
爆発的な人口増加を賄うための食糧生産を支えるために、家畜の生産性を増大することが、今世紀の必須
条件となる。家畜生産性を最大に発揮させるためには、まず家畜の体を構成する数 10 兆の細胞の機能から
理解しなければならない。その中でも、脂肪細胞や乳腺細胞の諸機能の基礎を理解する。最後に、学習成
果と自分の研究成果の関連性を英語で要旨を作成し発表する。
<キーワード>
細胞、代謝、分泌、輸送
<学習の到達目標>
基礎生物科学としての細胞生理学の基礎を理解すると共に、細胞の構造と機能・物質代謝から生産器官の
機能までの基礎的知識を習得出来るようになること。さらに生理現象を分子レベルから個体レベルまで理
解し、食糧生産への応用について考えることができるようする。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~第 2 回: 細胞膜の構造と機能
第 3 回~第 4 回: 受容体の構造と機能
第 5 回~第 6 回: 細胞内シグナル伝達機構(G タンパク質とメッセンジャー)
第 7 回~第 8 回: タンパク質リン酸化とその調節
第 9 回~第 10 回: 外分泌腺の生理機能
第 11 回~第 12 回: 内分泌腺の生理機能
第 13 回~第 14 回: 腸管上皮細胞における輸送機能
<成績評価方法>
出席および口頭発表によって評価し、それぞれの評価割合は 30%及び 70%である。
<準備学習等>
自分の研究分野に関連する文献を精読し、多くの研究者と討議することができるように心がけ、発表でき
るように準備しておく。
<教科書および参考書>
特に指定しない。
<備 考>
(1) オフィスアワー:受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進める。はじめて本講義を受講し基礎知
識として関連する科目を履修していない学生であっても、興味を持って勉強すれば理
解しうる内容の授業を行うが、質問及び理解を深めるために、授業終了後(15:00 ~
17:00)、動物生理科学研究室でオフィスアワーを設ける。
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/ruminol/index-j.html
(3) e-mail address: [email protected]
31
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏動物生理学特論
2
前期課程
前期
月曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
尾定 誠
<授業テーマ>
水圏動物の生殖と免疫に関わる生理機能
<授業の目的と概要>
生物の持つ生命の種の保存と維持の基本となる生殖と免疫に関わる生理機能について、魚類および海産無
脊椎動物を中心に、これまでの知見について比較内分泌学、比較免疫学としての視点から修得し、さらに
最新のトピックスを扱った論文・総説を輪読することにより、基礎となる知識を身につけるとともに、水
圏動物の水産増殖および養殖への応用展開の可能性について考える。
<キーワード>
生殖、内分泌、自然免疫
<学習の到達目標>
水圏動物の生殖と免疫の概略を把握すると共に個々の動物におけるそれぞれに関わる因子の重要性を理解
する。
<授業内容・方法と進度予定>
下記の主題に該当する英文学術雑誌の論文や総説の内容の紹介と論文内容に関する討議を 3 名の教員とと
もに 15 回に渡って実施する。
1. 生殖に関わる中枢神経由来の化学情報伝達物質
2. 生殖に関わる内分泌細胞由来の化学情報伝達物質
3. 化学情報伝達物質の受容細胞と受容体の構造と機能
4. 化学情報伝達物質によって誘導される生殖関連物質
5. 水圏動物の配偶子形成と生殖周期の中枢神経・内分泌支配
6. 自然免疫を担う血液細胞の分類と機能
7. 自然免疫に関わる液性因子の特性と機能
8. 自然免疫における細胞性因子と液性因子の相互関連
9. 水圏動物の異物排除に働く自然免疫
10. 生殖内分泌と自然免疫からの環境科学へのアプローチ
<成績評価方法>
出席および担当論文の理解に基づいて評価する。
<準備学習等>
討議の題材となる論文をあらかじめ配布する。発表者は論文を十分に理解することはもとより関連する論
文も調べておく。発表者および受講者各自は積極的に討議できるように十分予習をしておく必要がある。
<教科書および参考書>
上記の授業内容に応じた論文・総説を用意する。
<備 考>
オフィスアワー:水圏動物生理学分野演習室 授業終了後 18:00 - 19:00
ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/zoshoku/index-j.html
E-mail : [email protected]
32
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏資源生態学特論
2
前期課程
前期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
片山 知史
<授業テーマ>
海洋生物資源の生産生態学
<授業の目的と概要>
水圏に多様に存在し、我々の食料として重要である海洋生物資源の生産構造を理解するために、海洋の非
生物的環境、生物的環境、生物生産の基礎である植物プランクトンとその生産、動物プランクトンとその
生産、エネルギーと物質循環、水産資源の特性とその生産構造、海洋の生物群集などについて、生産生態学、
個体群生態学、群集生態学の知見をテキストの輪読を通じて学ぶ。
<キーワード>
一次生産、高次生産、食物連鎖、種間相互作用、資源利用、群集構造
<学習の到達目標>
水圏における生物生産生態学の基本的概念が理解でき、水産資源の生産構造についての基礎知識が修得で
きる。
<授業内容・方法と進度予定>
英文テキストの輪読、討議、セミナーを実施する。
主なテーマは
1 海洋環境と生物生産
2 生産生態学の基礎
3 海洋における食物連鎖
4 資源生物の生産と利用
5 沿岸海洋生態系の生物過程
<成績評価方法>
出席、発表並びディスカッション内容により総合的に評価する。
<準備学習等>
講義に使用するテキスト並びに参考印刷物は予め配布するので事前に良く読み、専門用語等、生物名を出
来るだけ下調べをすること。また各回、不明だった事項を、「宿題」として持ち帰ってもらうので、次回ま
で調べておくこと。
<教科書および参考書>
「Ecology of Coastal Waters (by Mann)」
<備 考>
(1)オフィスアワー:各教員研究室で在室中は随時受け付ける。
(2)e-mail address:[email protected]
33
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏資源動態学特論
2
前期課程
後期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
片山 知史
<授業テーマ>
海洋生物資源の個体群変動様式と変動機構
<授業の目的と概要>
200 海里時代に入り、海洋生物資源の持続的利用の重要性がますます強くなってきました。また、資源
変動法則や管理のためのモデルも調査、解析手法の発達そして周辺の関連学問分野の発達により、従来の
密度依存モデルのみでなく、海洋環境の長期的変動に伴う密度独立的要因による変動現象が注目されるよ
うになってきました。この講義では海洋資源生物の資源変動に関わる諸要因、即ち、生物の生活史特性、
資源変動数理モデル、さらに環境変動と資源変動の関係などについて理解、応用する力を得られるように
なって頂きます。
<キーワード>
資源変動モデル、生活史特性、環境変動、レジームシフト
<学習の到達目標>
水圏生物の生活史の特性、環境変動と資源変動の関係および資源変動様式および変動機構について理解で
きるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
次のテーマについて、10回にわたって輪読、討議、セミナーを実施する。
1. 水産資源の変動と生活史の特性
2. 生活史特性と環境の関係
3. 群集生態と個体数変動との関係
4. 沿岸生物の成育場評価
<成績評価方法>
本講義への出席並びに生態学合同講義への出席によって評価し、それぞれ 50%とする。出席の基準は本講
義は 7 回、生態学合同講義は 10 回とする。 出席、発表並びディスカッション内容により総合的に評価する。
<準備学習等>
「Ecology of Coastal Waters (by Mann)」をテキストとする。講義に用いるテキスト並びに印刷物は事前に
配布するので、予め良く読んで予習しておくこと。また各回、不明だった事項を「宿題」として与えるので、
次回までに調べておくこと。
<教科書および参考書>
「Ecology of Coastal Waters (by Mann)」
<備 考>
(1)オフィスアワー:各教員研究室で在室中は随時受け付ける。
(2)e-mail address:[email protected]
34
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏植物生態学特論
2
前期課程
前期
月曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
吾妻 行雄
<授業テーマ>
沿岸岩礁生態系の構造と機能および変動機構
<授業の目的と概要>
地球上で最高の生産力をもつ沿岸岩礁生態系を健全に保全し、人間生活にとって有効に利用する方策を確
立するためには、地球温暖化を含む無機環境の変動や漁業など人間活動の介入が生物間相互作用を通して
生物群集の構造と機能を変動させる仕組みを理解しなければならない。そこで、種構成種や多様性の異な
る数海域の沿岸岩礁生態系の成立機構を過去から現在にいたるまで時系列的に概説し、将来に向けての修
復技術について展望する。
<キーワード>
岩礁生態系、海中林、磯焼け、無節サンゴモ、ウニ、摂食圧、地球温暖化
<学習の到達目標>
沿岸岩礁生態系の成立機構を正しく理解し、人類の生存のための環境保全型産業の発展をめざす農水産学
的方法の確立への応用を考えることができるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
次の内容で 15 回にわたって解説、輪読、討議、セミナーを実施する。
第 1 回~沿岸岩礁生態系の構造
第 2 回~沿岸岩礁生態系の機能
第 3 回~磯焼けの発生機構
第 4 回~磯焼けの持続機構
第 5 ~ 8 回~磯焼けと海中林の交代機構
第 9 ~ 12 回~温暖化が沿岸岩礁域に与える影響
第 13 ~ 15 回~沿岸岩礁生態系の保全と修復
<成績評価方法>
出席日数、出題に対するプレゼンテーション、講義に対する意見を含めた感想文の提出。評価割合は 30:
35:35。
<準備学習等>
講義内容に密接に関連する教科書をあらかじめ購入し、予備知識を仕入れておくこと
渡された論文は事前に読んでおくこと
<教科書および参考書>
教科書:磯焼けの科学と修復技術,谷口和也・吾妻行雄・嵯峨有恆編,2008,
恒星社厚生閣
参考書:ウニ学,本川達雄編,2009,東海大学出版会 .
Sea urchins: Biology and Ecology. J. M. Lawrence (ed.), 2013, Elsevier
<備 考>
(1) オフィスアワー:毎週月曜日 16:00 ~ 18:00 水圏植物生態学教授室にて。(ただし,上記曜日・時間以外
にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/algae/index-j.html
(3) e-mail: [email protected]
35
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水産資源化学特論
2
前期課程
前期
木曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
山口 敏康
<授業テーマ>
水産資源生物の化学・生化学的特性
<授業の目的と概要>
水産資源は多岐にわたる産業対象生物種を擁し、それぞれが多様な環境に適応した生体構成成分や代謝
メカニズムを有している。水産資源を陸上の生物資源との対比において、その生体構成成分や代謝系の化
学的、生化学的な特性について、最近の論文、総説および著書などをもとに輪読方式、セミナー方式によ
り論議することで深く理解できるようになる。
<キーワード>
水産資源、魚介藻類、成分特性、代謝特性、機能特性
<学習の到達目標>
水産資源の成分特性、代謝特性、機能特性などについて、見識を深め、陸上生物との違いを理解できるよ
うになる。
<授業内容・方法と進度予定>
1.多岐にわたる水産資源の主要な構成成分の特性について最近の知見に基づき陸上生物資源と対比し科
学的考察ができるようになる。
2.水産資源の特性のひとつである脂質の構造的特性や代謝、薬理作用などの特性・作用機序などを最近
の知見に基づいて陸上生物資源と比較し、水産脂質の機能性を理解できるようになる。
3.水産資源の機能に深く関わる酵素、ホルモン、ビタミンなどの代謝とその利用についての基礎的事項
を理解できるようになる。
<成績評価方法>
出席、論議並びにレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 70、10、および 20%である。出席の
基準は 7 回以上とする。
<準備学習等>
講義開始時に紹介する講義内容について、キーワードを参考に自ら予習、情報収集に努めてから講義に
臨む。
<教科書および参考書>
講義開始時に紹介または配布する
<備 考>
(1) オフィスアワー(受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進めるが、質問及び理解を深めるために、
授業終了後(12:00 ~ 13:00)水産資源化学研究室でオフィスアワーを設ける。この時間以外でも在
室中は随時受け付ける。
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/suika/suikahp041202_001.htm
(3) E-mail address: [email protected],
[email protected]
36
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
地域環境科学特論
2
前期課程
後期
水曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
米澤 千夏・大村 道明
<授業テーマ>
地域環境づくりのための社会技術学,および具体的事例の紹介.
<授業の目的と概要>
地域環境づくりにおける技術的方法や住民参加のための方法などについて,科学合理性,経済合理性に加
えて論じる.また,具体的な実践事例について検討する.地域農業や環境問題に関する論文や書籍の閲読や、
コンピュータを用いた演習も含め,ゼミナール形式で発表,討論を行う.
<キーワード>
リスクコミュニケーション,循環型社会,住民参加型地域づくり,環境影響評価,地理情報システム,リモー
トセンシング
<学習の到達目標>
グローバルな経済社会の中で地域環境と経済を両立させながら,持続可能な発展が期待されるための必要
な要件を地域社会システムのあり方の中に求め,その考え方を身につける.
<授業内容・方法と進度予定>
主に,以下の内容に関して,文献の輪読,資料調査,演習,討論などをおこなう.
1 回:オリエンテーション
2 回~ 7 回(担当:米澤):農業および環境をめぐる諸問題についての調査と議論、地理空間情報の活用
8 回~13回(担当:大村):地球環境問題と日本農業の関係,地域住民のメンタリティ,農外産業から見
た農業
<成績評価方法>
出席と発表による.
<準備学習等>
オリエンテーション時に指示する.
<教科書および参考書>
授業時に指示する.
<備 考>
質問等があれば,随時,フィールド社会技術学研究室にて受け付ける.
オフィスアワー:随時(事前にメール連絡のこと)
米澤 ([email protected])
大村([email protected])
37
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
農業経済学特論
2
前期課程
前期
金曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
冬木 勝仁・石井 圭一・高篠 仁奈
<授業テーマ>
農業経済学の幅広い研究対象を理解するとともに実証研究に必要な素養を修得する。
<授業の目的と概要>
農業経済学が扱う諸問題の中で今日的トピックスに焦点をあてながら、その代表的論文や著書を取り上げ、
ゼミナール形式で問題の構造や原因、解決方策について理解を深める。それにより自ら問題を発見し、課
題の設定や仮説の構築を行い、実証分析が出来るよう研究基礎能力を養うことが目的である。
<キーワード>
食料消費、飢餓と飽食、技術進歩、アグリビジネス、農産物貿易、WTO、EU 共通農業政策、構造調整、
地域政策、資源配分
<学習の到達目標>
受講生が自ら具体的な研究テーマと実行可能な研究計画を立案できるようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:授業の概要と進め方(全員)
第2回:国際貿易と農業政策(石井)
第3回:各国の農業政策①(石井)
第4回:各国の農業政策②(石井)
第5回:各国の農業政策③(石井)
第6回:研究計画の策定(全員)
第7回:農業構造問題に関する研究レビュー①(冬木)
第8回:農業構造問題に関する研究レビュー②(冬木)
第9回:農産物流通に関する研究レビュー①(冬木)
第 10 回:農産物流通に関する研究レビュー②(冬木)
第 11 回:農業と統計情報(高篠)
第 12 回:経済活動の理論と実証(高篠)
第 13 回:農業経済の実証分析①(高篠)
第 14 回:農業経済の実証分析②(高篠)
第 15 回:研究計画の検討(全員)
<成績評価方法>
レポートと研究計画を総合的に評価する。
<準備学習等>
本学農学部で開講された資源環境経済学コース必修科目の内容を復習しておくこと。
<教科書および参考書>
必要な文献等は講義中に指示する。
<備 考>
オフィスアワー:第 1 回目に各教員が指定する。
38
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
資源環境経済学特別演習Ⅰ
1
前期課程
通年
木曜日・4講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
米倉 等
<授業テーマ>
<授業の目的と概要>
<キーワード>
<学習の到達目標>
<授業内容・方法と進度予定>
<成績評価方法>
<準備学習等>
<教科書および参考書>
<備 考>
39
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
資源環境経済学特別演習Ⅱ
1
前期課程
通年集中
その他・その他
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
資源環境経済学の諸問題の把握とその分析方法の習得
<授業の目的と概要>
本授業は、資源環境経済を対象とした大学院生よる発表をもとに,質疑応答をおこない、課題や方法論に
ついての整理を行うので、授業を受講することにより論文作成の方法を習得することができる。
担当教員
長谷部教授、米倉教授、伊藤教授、盛田教授、木谷准教授、冬木准教授、石井准教授、米澤准教授、大村助教、
髙篠助教
<キーワード>
地域資源、社会技術、環境評価、農業問題、経済開発、経営発展
<学習の到達目標>
資源環境経済についてのさまざまな課題について学ぶとともに、論文作成の方法を習得する。
<授業内容・方法と進度予定>
他の授業と異なり,すべての回を通して,学院生の研究発表形式でおこない,全教員が担当する。このため,
大学院生各自の発表および積極的な討論参加が基本となる。大学院生は,
・環境経済学
・フィールド社会技術学
・国際開発学(開発経済学,途上国農業開発論)
・農業経営経済学(日本農業の構造問題,ミクロ経済学の基礎,ヨーロッパ農業)
などに関連するテーマの中から研究内容を選び、研究成果について発表する。
大学院生の発表及び質疑応答を通じて、資源環境経済学における問題の把握の仕方、さまざまな問題の分
析方法等を検討し、論文作成の方法を習得する。発表内容については、それぞれの指導教官より随時指導
を受け行う。なお、具体的な実施内容については、1学期のオリエンテーションの際に説明する。
<成績評価方法>
出席を重視する。
<準備学習等>
研究発表が中心となるので、研究に関連する文献等のレビューを行い研究の位置づけを明確にするなど、
各自の研究を参加者によく理解できるように表現できるように整理する。
<教科書および参考書>
オリエンテーションの際に指示する。
<備 考>
特別演習 I( 本年度開講 ) では、研究方法や調査手法の習得を中心課題とする。学会報告の運営や報告・質
疑の方法についてもあわせて演習する。特別演習 II は次年度開講。オフィスアワーについては各指導教員
に確認すること。
40
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境倫理学特論
2
前期課程
前期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
木谷 忍
<授業テーマ>
環境観と倫理
<授業の目的と概要>
身体性と他者性の観点から環境を理解する。
外部観測による環境問題解決だけではなく、人間と環境との共生のあり方について考察する。
<キーワード>
共感、ゲーミング、身体性、他者、感情移入
<学習の到達目標>
自然科学、社会科学者の捉える環境観に加えて、「人生観」との関わりの中で、人間の傷つきやすい心理的
側面と環境との関わりが意識できるようになること
<授業内容・方法と進度予定>
既存の実験的研究の紹介や、関連文献の輪読
学生間の討論や役割演技などを多く取り入れ、多視点からの評価法をみんなで考える
<成績評価方法>
出席と発表
<準備学習等>
特にない
<教科書および参考書>
未定
<備 考>
随時
41
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
国際開発学特論
2
前期課程
前期
火曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
米倉 等
<授業テーマ>
発展途上国に関する開発理論と開発政策
<授業の目的と概要>
ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎があることを前提として、経済発展および農業発展に関する基本理
論と実証研究に関するテキストを用いて学ぶ。
アジアの経済と農業の特質を踏まえて、その発展モデルと開発政策を検討する。国や地域による社会制
度の差を考慮した開発経済学を志向し、あわせて実証研究の方法を学ぶ。開発政策あるいは援助政策の企
画立案に必要な基礎的な分析力をつけることを一つの狙いとする。講義はゼミナール形式で行い、毎年前
期に開講する。
<キーワード>
アジア、発展モデル、開発政策、制度、要素市場、援助
<学習の到達目標>
開発経済学の発展史を踏まえて体系的に理解するとともに、実証研究の方法をマスターする。途上国の開
発や援助活動に参加する上で必要な基礎的能力を身につけることを狙いとする。
<授業内容・方法と進度予定>
各回の重点内容は、次の項目をカバーする。
1. ~ 3. アジアの経済発展、開発戦略の展開
4. ~ 6. 工業化と労働移動
7. ~ 9. アジア農村の社会経済構造、土地制度、農村の農業資源管理
10. ~ 12. 農家の経済行動分析、農業技術革新
13. ~ 15. 農村における市場の機能と制度、農産物流通における農民と商人
<成績評価方法>
ゼミ報告、議論への参加、レポート等により評価する。
<準備学習等>
下記参考文献を自習すること。
<教科書および参考書>
Bardhan, Pranab ed. The Economic Theory of Agrarian Institutions. Oxford: Clarendon Press, 1989.
Conrad, Jon M. Resource Economics. Cambridge: Cambridge Univ. Press, Second Edition, 2010.
Hayami, Yujiro and Masao Kikuchi. A Rice Village Saga: Three Decades of Green Revolution in the
Philippines. Barnes & Noble: Lonham, 1999.
Ostrom, Elinor; Larry Schroeder; and Susan Wynne. Institutional Incentives and Sustainable
Development: Infrastructure Polices in Perspective. Boulder: Westview Press, 1993.
Sadoulet, Elisabeth and Alain de Janvry. Quantitative Development Policy Analysis. Baltimore: The
Johns Hopkins Univ. Press, 1995.
Tomich, Thomas P.; Peter Kilby; and Bruce F. Johnston. Transforming Agrarian Economies. Ithaca:
Cornell University Press, 1995.
<備 考>
(1)ゼミ形式で行う。連携国際教育プログラムの Development Economics の授業を兼ねている。使用言
語は英語。ハンドアウト等は英語で作成のこと。
(2)オフィスアワー:毎週水曜日午後 1 時より 5 時までの間。担当教員の研究室にて。
(3)連絡先:連絡方法は講義時に伝える。事前にアポイントを取ること。
42
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
フードシステム学特論
2
前期課程
後期
木曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
フードシステム学や農業経済学において古典的または最新の重要な論点を検討するとともに、論文の作成
方法を修得する。
<授業の目的と概要>
国内外の主要な学術雑誌から農業経済学の重要な課題やフードシステム学の最新の課題を扱っている論文
を取り上げ、課題の設定やモデルの構築、実証方法、結論の導出などについてゼミ形式で検討し、論文作
成力を涵養する。
<キーワード>
農業問題、食料問題、農村問題、国際貿易、構造調整、イノベーション、人材育成
<学習の到達目標>
国内外の主要学術雑誌から取り上げた代表的論文の内容を正確に理解するとともに、批判点、討論点を論
理的かつ具体的に提示できる能力を養成する。
<授業内容・方法と進度予定>
  1 回~ 10 回:毎回受講生が関心ある論文をいくつか取り上げ、課題設定やモデル構築、実証方法、結論
の導出手順などについて報告し、参加者全員で検討する。
11 回~ 15 回:10 回までの成果を踏まえ、受講生の研究テーマに密接に関連する代表的な論文を取り上げ、
今後の論文作成にそれらをどのように活用するのか等々を参加者全員で討論する。
<成績評価方法>
ゼミにおける報告内容や出席回数等により総合的に評価する。
<準備学習等>
受講生には各回で取り上げる論文を一週間前までに指示するので、受講生は必ず事前に予習すること。
<教科書および参考書>
ゼミの中で随時取り上げ紹介する。
<備 考>
オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。
ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html
E-mail:[email protected]
43
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
沿岸生物生産システム学特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
木島 明博
<授業テーマ>
沿岸域における環境非破壊型生物生産に関する研究の現在と近未来
<授業の目的と概要>
複雑な環境を呈する沿岸域に生息する多種多様な生物種の生産と環境保全に関する問題点を概説し、それ
に対する生態学的研究およびその機構に関する生理学的、遺伝学的研究について、原著論文や著書、総説
をまとめて解説する。また、その講義に対して論議を行い、問題点の解決方法、そのための研究計画沿岸
生物生産システムに関する理解を深め、研究計画設計を行う。
<キーワード>
沿岸生物、生産システム、水族遺伝育種学、集団遺伝学、保全
<学習の到達目標>
沿岸生物生産に対して現状把握と問題の提起を行うことができ、その解決方向と研究計画を設計できる能
力を身につけること。
<授業内容・方法と進度予定>
1.沿岸生物生産の現状と問題点
2.沿岸生物生産システム学の意味と必要性
3.日本および東アジアにおける生産と研究の現状と問題点(無脊椎動物を例として)
4.沿岸生物生産システムと必要研究
5.受講者の考える沿岸生物生産システムについて(発表)
6.沿岸生物生産に関する論議
<成績評価方法>
レポート:講義の内容を要約すると共に、
講義で取り扱った課題に対する自らの意見を述べて論議した内容。
および自ら考える沿岸生物生産システムの課題を設定し、現状、問題点、およびその解決方向
と研究計画をまとめたもの。
<準備学習等>
予習は必ずしも必要としないが、講義内容についてまとめたノートを作成すると共に、レポート作成に必
要な文献等を充分に詳読する。
<教科書および参考書>
学習に必要な文献は講義時に配布する。
<備 考>
オフィスアワー:沿岸生物生産システム学分野女川フィールドセンター、および雨宮分室にて随時受け付
けている。質問等は直接、あるいはメールにて常時受け付ける。尚、遠隔地のため面談
は日時を決めておこなう。
e-mail: [email protected]
44
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水族生物学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
池田 実
<授業テーマ>
生態遺伝学的観点に基づく水族の特性把握
<授業の目的と概要>
複雑な環境からなる沿岸域には多様な生物が生息し、一部の種については栽培漁業の対象として大規模な
増養殖が展開されている。しかし、利用対象種の多くは、未だに増養殖技術が確立されておらず、天然資
源に依存している。このことは水族の持続的利用と保全を図る上で、生物種本来の多様性とその維持機構
についての理解が必須であることを意味している。個々の生物種の生態的役割と群集構造との関連,系統
地理、遺伝的集団構造,多様性維持のメカニズムなどを概説し、水族のユニークさを浮き彫りにする。また、
受講者による研究紹介と意見交換を通じて、複合的な持続的生産および保全のあり方について議論を行う。
<キーワード>
水圏生物、遺伝、生態、多様性
<学習の到達目標>
1.水族生物の特性を遺伝生態学的観点から理解する。
2.生物資源の持続的利用と保全に関してグローバルな視点から論議できる素養を身に付ける。
<授業内容・方法と進度予定>
・ 水族における多様性の諸相
・ 環境との相互作用
・ 系統地理
・ 遺伝的集団構造
・ 多様性維持のメカニズム
・ 保全単位
・ 栽培漁業との関連
・ 討論
<成績評価方法>
受講態度とレポートによって評価する。
<準備学習等>
特に必要としない。
<教科書および参考書>
保全生物学—生物多様性のための科学と実践 , A.S, Pullin(井田他訳), 丸善 .
水産資源の増殖と保全 , 北田修一他編著 , 成山堂書店 .
栽培漁業と統計モデル分析 , 北田修一 , 共立出版 .
生物系統地理学—種の進化を探る , J.C.Avise(西田睦監訳), 東京大学出版会 .
<備 考>
オフィスアワー:講義に関する質問,意見は講義終了後に直接行うか、あるいは以下のメールアドレス宛
に送信すること。
[email protected]
45
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
栽培植物環境科学特論
2
前期課程
前期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
齋藤 雅典
<授業テーマ>
農業と環境の関係、環境と調和した食料生産のための土壌管理,栽培管理
<授業の目的と概要>
産業革命以来、世界人口は急増したが、それに見合う食糧生産が行われてきた。しかしながら、環境保全
的産業と考えられてきた農業も経済性を重視するあまり、化学化、機械化が進行し、地球環境に大きな負
荷を与えている。そこで、世界人口の増加に起因する食糧問題と環境問題を克服するための方策として、
環境と調和した農業のための土壌管理、栽培管理について、最新の知見を講義する。また、それぞれのトピッ
クについて講義出席者全員で討議し、その実態理解と問題解決法について検討する。
<キーワード>
地球環境、地域環境、環境調和型食料生産、土壌管理、栽培管理、資源循環
<学習の到達目標>
現在の地球環境問題、食糧問題について現状を把握すると共に、直面する課題に対して、科学的観点に立っ
た問題解決法を自ら考える基礎的能力を身につける。討議を通じて、研究者として環境と調和した食料生
産システムの評価ができるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
栽培植物環境科学特論では、以下のテーマを中心に講義(パワーポイント使用)するとともに、出席者全
員で討議する。
第 1 ~ 2 回 . 物質循環からみた地球・地域環境問題
第 3 ~ 4 回 . 農業と地球温暖化
第 5 ~ 6 回 . 土壌微生物の機能とその利用技術
第 7 回 . 土壌コロイドの特徴と土壌生産力との関わり
第 8 ~9回 . 環境に配慮した肥料の効率的利用(肥料の Co-situs Application)
第 10 回 . 環境保全に資する土壌・栽培管理法
第 11 回 . 環境と調和した生物性廃棄物の循環利用
第 12 回 . 冬期湛水水田と水田生態系における生物保全
第 13 ~ 14 回 . 作物根系と環境
第 15 回 . 安全な農作物、作物栽培のライフサイクルアセスメント(LCA)
<成績評価方法>
出席・論議、レポートで評価。それぞれの評価割合は 60%、及び 40%である。レポートのテーマは講義の
中で提示する。
<準備学習等>
食料問題や環境問題に関するトピックについて、新聞や映像、学術雑誌、書籍から日常的に得ると共に、
それら情報を整理し、話題化する努力をする。
<教科書および参考書>
最新のトピックであるため、教科書は無いが、関連する資料を毎回配布し、それをもとに講義と討論を行う。
<備 考>
授業終了後、栽培植物環境科学研究室での面談時間を設ける共にメールによる質問を受けつける。
研究室ホームページ:http://agri.tohoku.ac.jp/esc/index-j.html
e-mail: 齋藤教授 [email protected]
伊藤准教授 [email protected]
田島助教 [email protected]
46
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
複合生態フィールド制御学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
米澤 千夏
<授業テーマ>
複合生態フィールドの観測・調査・解析・制御方法
<授業の目的と概要>
多種の生態系が存在するフィールドにおいて、人類が必要とする資源の生産を行いながら、これらの生態
系を維持・発展させることが重要であり、この課題を解決するための方法を開発する必要がある。このため、
複合生態フィールド制御学の課題と発展方向、リモートセンシングについての知識、フィールド観測およ
び調査データのGISによる整理および解析方法をフリーソフトを利用した演習方式で身につける。
<キーワード>
複合生態フィールド、リモートセンシング、GIS
<学習の到達目標>
複合生態フィールドの現況およびリモートセンシング技術とGISを理解し、これらの技術を利用できる
ようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
1. 複合生態フィールドと空間情報
2. 空間情報科学の基礎
3. 空間データの表示
4. 空間データの視覚的伝達
5. 空間データの取得
6. 日本の空間データ
7. 世界の空間データ
8. 空間情報の活用
9. 農地の空間情報
10-15. 空間情報データを利用した演習
<成績評価方法>
出席状況、討論、レポート等を総合的に評価する。
<準備学習等>
予習は必ずしも必要としないが、授業内容について復習し、配布資料は詳読すること。
<教科書および参考書>
Quantum GIS 入門(古今書院)
農業と環境の空間情報技術利用ガイド(農業環境技術研究所)
<備 考>
(1) 実施日については開講前に掲示する(11 月下旬~ 12 月を予定)。掲示板に注意すること。
(2) ノートパソコンを持参すること。準備できない場合は事前に相談のこと。
(3) オフィスアワー:在室中は随時受け付ける。事前にメールで連絡のこと。
フィールド社会技術学分野第 2 研究室 ( 第4研究棟 )
(4)E-mail address:[email protected]
47
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
複合生態フィールド科学
専門実習
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
小倉 振一郎・池田 実・伊藤 豊彰・木島 明博・陶山 佳久・清和 研二・田島 亮介・多田 千佳・
中井 裕・深澤 遊・福田 康弘・吉原 佑・米澤 千夏・齋藤 雅典
<授業テーマ>
複合生態フィールドにおける生産システムの実体把握と統合
<授業の目的と概要>
森林域、中山間域、沖積域、沿岸域、およびそれらを統合した複合生態系における生物生産に関する専門
的フィールド研究について学習する。本実習を通して各生態領域を複合した広い視点でフィールドをとら
え、理解する能力を育成し、広い視野にたって自らの研究を計画できる能力の醸成に資することを目的と
する。
<キーワード>
複合生態、生産システム、フィールド科学、森林生態、草地生態、耕地生態、沿岸生態、物質循環
<学習の到達目標>
各生態領域の研究実態を理解するとともに、生産フィールドを各生態領域の複合した広い視点から捉える
能力を修得する。このことに基づき、自らの研究をより広い視点から捉えることのできる能力を養う。
<授業内容・方法と進度予定>
1.複合生態フィールドにおける生物生産の概括と重要性
2.森林域の生態調査研究に関する実習
3.中山間域における草食反芻動物の生理生態研究に関する実習
4.森林ー草原域における黒ボク土生産生態研究に関する実習
5.沖積域おける水稲の生理と生産研究に関する実習
6.沿岸域における保全生産研究に関する研究
7.複合生態フィールドにおける環境と生産の制御法の研究に関する実習
<成績評価方法>
実習出席とレポートで評価する:レポートは、(1)講義の内容を要約すると共に、講義で取り扱った課題
に対する自らの意見と論議した内容について述べる。また、(2)複合生態フィールドに関わる研究課題を
自ら設定し、現状、問題点を説明し、その解決のために必要となる研究計画について述べる。
<準備学習等>
予習は必ずしも必要としないが、講義内容についてまとめたノートを作成するとともに、レポート作成に
必要な文献等を詳読する。
<教科書および参考書>
実習のための資料は、実習前あるいは実習時に配布する。
<備 考>
日程:7 月中旬に、川渡フィールドセンター(3 泊)、女川フィールドセンター(1 泊)に宿泊して実習を行う。
必要な情報は事前に連絡する。
オフィイスアワー:特に設けないので、実習期間中は、随時、対応する。
連絡・問い合わせ先は、[email protected](小倉振一郎)
48
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
地域社会技術論特論
2
前期課程
前期
月曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
盛田 清秀
<授業テーマ>
世界食料需給の基調転換と日本農業の再生
<授業の目的と概要>
21 世紀に入り、世界食料需給はその様相を大きく転換した。そうした状況の変化を踏まえて、日本農業の
再生はどのようにして可能であり、いかなる方向を目指すのか。さまざまな視点から考究し、検討する。
そのため、講義参加者が文献を選択して方向し、討議する。また共通基礎文献(食料・農業・農村白書など)
を指定し、分担して報告、討議する。
<キーワード>
世界食料需給、世界農業類型、農業構造、日本農業の再生
<学習の到達目標>
世界食料需給の基調転換の背景・メカニズムを把握するとともに、日本農業の再生の方向、課題について
基礎的知見を得る。また世界農業類型論の有効性について討議し、自らの力で批判的検討を行う。
<授業内容・方法と進度予定>
テキストや文献に基づき、ゼミナール形式で主に次のような点について講義し、討議する。
・世界食料需給の基調転換とその影響、課題
・日本農業の現状と再生のための課題、方向
・世界農業類型論からみた日本農業の位置づけ
<成績評価方法>
出席、議論及び発表内容によって評価する。それぞれの割合は 50%、20%及び 30%である。
<準備学習等>
農業経済学の基礎的知識を備えておくこと。
荏開津典生『農業経済学 第 3 版』岩波書店、2008 年を読んでおくことが望ましい。
<教科書および参考書>
特になし。
<備 考>
オフィスアワーを適宜設ける。連絡先 [email protected]
49
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
現代農環境政策学特論
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
石井 圭一
<授業テーマ>
わが国及び主要先進国の農業政策動向とその分析
<授業の目的と概要>
最近に於ける国内外の農業情勢を踏まえつつ、国内農業諸施策・制度を体系的に概説し、農業政策体系の
持つ意義を把握する。また、主要先進国の農業政策に関して検証し、日本農業をめぐる国際環境と今後の
進むべき方向について、考察する。
<キーワード>
農政改革、市場流通政策、経営安定政策、農業環境政策、主要先進国、政策形成プロセス
<学習の到達目標>
現代におけるわが国および主要先進国の農業政策体系、政策手段、その基本的性格を理解することができる。
あわせて農業政策分析能力の向上を図ることができる。
<授業内容・方法と進度予定>
講義は演習形式を取り入れて行う。また前半は国内農業政策、後半は主要先進諸国の農業政策を扱う。
第1回 オリエンテーション
第2-4回 農業政策の形成プロセス
第5-6回 国内農業政策ケーススタデイ(その1)
第7-8回 国内農業政策ケーススタデイ(その2)
第9-10回 国際農業問題と我が国の対応
第11-12回 主要先進国の農業政策ケーススタデイ(その1)
第13-14回 主要先進国の農業政策ケーススタデイ(その2)
第15回 全体総括
<成績評価方法>
出席、報告及びレポートに基づき評価する
<準備学習等>
近年の食料・農業・農村白書や、農林水産省ホームページに掲載された資料等に目を通しておくことが望
ましい。
<教科書および参考書>
講義で指示する。
<備 考>
質問等の問い合わせについて、開講期間中に随時、対応する。
50
応用生命科学専攻
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物生命科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
清和 研二・陶山 佳久・後藤 雄佐・金山 喜則・南條 正巳・高橋 正・齋藤 雅典・伊藤 豊彰・
安藤 杉尋・昆野 安彦・堀 雅敏
<授業テーマ>
植物に関する生命科学
<授業の目的と概要>
農業生産の基礎となる植物生命に関する重要な知見を学ぶ。
<キーワード>
作物・園芸生産、土壌と植物、農業害虫、森林生態、栽培植物と環境、病原体感染と植物免疫,生物多様性、
有機農業、農薬、昆虫の化学生態学
<学習の到達目標>
これからの植物生命科学について考えられるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
授業内容と進度予定(カッコ内は担当教員)
1. オリエンテーション、農学研究における植物生命科学の役割(昆野)
2. 昆虫と人のかかわり(昆野)
3. 植物由来の農薬とその作用機構(昆野)
4-5. 作物の形態、機能からみた生産技術の現状と改善方向(後藤)
6. 病原体感染と植物免疫のダイナミズム(安藤)
7-8. 園芸生産システム学(金山)
9. リンに関する土壌植物相互作用(南條)
10. アルミニュウムに関する土壌植物相互作用(高橋)
11. 生物多様性と有機農業(伊藤)
12. 放射性セシウムによる農地土壌の汚染(斎藤)
13. 森林生態学(清和)
14. 森林分子生態学(陶山)
15. 昆虫の化学生態学(堀)
<成績評価方法>
授業中の小試験,レポート,または出席により評価する。いずれの方法を使うかは各教員により異なるので,
各回の教員の指示に従うこと。成績は全教員の評価の合計点(100 点満点)をもとに決定する。
<準備学習等>
特に必要はない。
<教科書および参考書>
教科書は使用しないが、学習に必要な文献は必要に応じて各講義担当者が講義中に紹介する。
<備 考>
(1) 世話人:昆野安彦教授(E-mail: konnoy @ bios.tohoku.ac.jp)
(2) オフィスアワー:講義中に担当教員より指示がある。また、講義全体を通じて本講義の世話人(昆野教授)
も常時メールなどで質問等を受け付ける。
51
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏生物生産科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
吾妻 行雄
<授業テーマ>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状
<授業の目的と概要>
水圏生物生産科学に関する研究の概要を理解させることを目的に、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水
圏植物生態学、水産化学、および水圏生態学における研究の一端を紹介し、それぞれの研究の歴史的経過
あるいは最前線を把握させる。
<キーワード>
水産科学、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水圏植物生態学、水産化学、水圏生態学
<学習の到達目標>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状を概括的に理解させることにより、それぞれの学生が自分
の研究テーマの意義を理解できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1、2 回 水圏動物生理学:魚類および二枚貝類の性と生殖および自然免疫に関する最近の研究(担当者 尾定・高橋)
3、4 回 水圏資源生態学:魚類および無脊椎動物の資源生態学に関する最近の研究(片山・佐々木)
5、6 回 水圏植物生態学:沿岸岩礁生態系における生物間相互作用に関する最近の群集生態学的な知見
(吾
妻・青木)
7、8 回 水産化学:水産資源の生体構成成分や代謝系の化学的、生化学的な特性に関する最近の知見(山口)
9、10 回 水圏生態学:外洋環境での生物過程におけるプランクトンの役割について(遠藤・大越)
11、12、13 回 海洋生物科学(農学研究科外研究者)
14、15 回 講義のレポート作成
<成績評価方法>
出席およびレポート
<準備学習等>
本学農学部で開講された次の授業内容を理解しておくことが必要である。
「資源生物生理学」、「水産増殖学」、「水圏資源生態学」、「資源動物生態学」、「水圏植物生態学」、「水圏植物
学」、「藻類機能学」、「水産化学」、「生物海洋学」、「プランクトン学」
<教科書および参考書>
授業毎に参考書もしくは参考文献を紹介する。
<備 考>
(1) 授業中の活発な質問を期待する。
(2) オフィスアワー:基本的には、授業終了後 18:30 まで、授業後の講義室、または各教員の研究室で。なお、
在室中は随時受け付ける。
(3) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
52
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
システム生物学合同講義
2
前期課程
後期
月曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
池田 実
<授業テーマ>
生物の多様性保全、遺伝生態学、生物再生産、有用物質合成および遺伝学・ゲノム研究の現状
<授業の目的と概要>
生物の多様性保全、再生産と有用物質合成を効率的に推進するうえで必要な遺伝情報、代謝や内分泌の分
子調節機構について最新の情報を理解してもらう。授業は、沿岸生物生産システム学、遺伝子機能システ
ム学、海洋生命遺伝情報システム学分野のオムニバス形式で行う。
<キーワード>
水圏遺伝資源、遺伝育種学、遺伝生態学、集団遺伝学、保全遺伝学、真核微生物ゲノム、ゲノム情報学、
発生生物学、集団遺伝情報、遺伝資源保全
<学習の到達目標>
生物の多様性保全、生物生産研究と遺伝学・ゲノム科学研究の現状を学習することにより、学生各人が自
分の研究テーマの意義を理解し、さらに自ら研究計画を立案できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1) 水族の遺伝育種学・集団遺伝学・保全遺伝学的研究における DNA マーカーの種類や特徴、その役割
2) 閉鎖系における無脊椎動物の遺伝育種方法
3) 水族における分子遺伝生態学―保全との関わり―
4) 真核微生物(糸状菌および酵母)のゲノム解析の現状
5) 糸状菌ゲノム情報の産業利用−バイオベンチャーにおける試み−
6) 酵母ゲノム情報の細胞生物学研究への利用
7) 魚類の発生工学
8) 量的形質の遺伝と育種
9) 塩基配列解析のバイオインフォマティクス
10) 実験モデル生物としての魚類−歴史と最近の展開−
<成績評価方法>
出席とレポートによる。
<準備学習等>
特になし。
<教科書および参考書>
授業に必要な文献等は、講義時に配付する。参考となる書物を以下に推薦する。
1) 水族における遺伝資源の存在様式と保全 , 藤尾芳久編著 ,(財)かき研究所 1999
2) 動物遺伝育種学事典 , 動物遺伝育種学事典編集委員会編 , 朝倉書店 2001
3) 保全遺伝学 , 小池裕子・松井正文編著 , 東京大学出版会 , 2003
4) 保全遺伝学入門 , R. Frankham, J.D. Ballou, D.A. Briscoe ( 西田睦監訳 ), 文一総合出版 , 2007
5) 水産資源の増殖と保全 , 北田修一・帰山雅秀・浜崎活幸・谷口順彦編著 , 成山堂書店 , 2008
6) 生殖細胞の発生と性分化 , 岡田・長濱・中辻編 , 共立出版 , 2000
7) 分子生物学のためのバイオインフォマティクス入門 , 五條堀孝監訳 , 共立出版 , 2001
8) Conservation and the Genetics of Population, Allendorf, Luikart, Blackwell Publishing, 2007
9) Introduction to Quantitative Genetics, Falconer, Longman, 1989
<備 考>
(1) オフィスアワー:授業後、各担当分野でオフィスアワーを設ける。 53
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物生命科学合同講義
2
前期課程
後期
木曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
豊水 正昭・種村 健太郎・原田 昌彦・星野 由美・麻生 久・野地 智法・喜久里 基
<授業テーマ>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動などの研究にあたって必要な知識の修得
<授業の目的と概要>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動及びその制御についてゲノム、細胞小器官、細胞、
組織、個体、個体群のレベルで解説するとともに、研究に必要な手法を紹介する。さらに、テーマに関連
した講演などの聴講の機会も設ける。
<キーワード>
動物、ゲノム、生殖、栄養、免疫、行動
<学習の到達目標>
動物のゲノム、生殖、栄養、機能、免疫、行動に関する研究の現状を理解するとともに今後の研究動向を
予測しうる能力ならびにディスカッション力を身につける。また、研究を行うにあたって必要な技術・手
法に関する知識を習得する。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回 オリエンテーション、農学研究における動物生命科学の役割
第2回~3回 動物ゲノム、クロマチン、エピジェネティックス
第4回~5回 生殖細胞・ES 細胞の発生・分化、胚発生の制御、環境ホルモン
第6回~8回 プリオン病の科学、腸管上皮細胞の発生・分化と機能発現、腸管免疫系
第9回~11回 栄養・代謝制御、遺伝子・分子栄養情報
第12回~13回 行動の個体差、動物福祉と行動
<成績評価方法>
講義への出席とレポート提出の状況によって評価する。
<準備学習等>
指定する教科書を予め読んでおくこと。
<教科書および参考書>
細胞核の分子生物学「クロマチン・染色体・核構造 -」(朝倉書店、2005)
動物発生工学(佐藤英明ら編、朝倉書店、2002)
細胞核-遺伝情報制御と疾患(原田昌彦ら編、羊土社、2009)
細胞を読む - 電子顕微鏡で見る生命の姿(山科正平著、講談社、1989)
獣医組織学(第三版)(日本獣医学会編、学窓社、2005)
霊長類から人類を読み解く:遺伝子は語る(村山美穂著、河出書房新社、2003)
Metabolism at a Glance 3rd ed (Salway, J. G. Blackwell Scientific publications,2004)
動物への配慮の科学(佐藤衆介・森裕司監訳、チクサン出版社、2009)
家畜行動学(三村耕編、養賢堂、1997)
<備 考>
(1) オフィスアワー:動物栄養生化学分野 515 室、木曜日:17 時 30 分~ 19 時 30 分
(ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html
(3) e-mail アドレス:[email protected]
54
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食品機能健康科学合同講義
2
前期課程
後期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
藤井 智幸
<授業テーマ>
食品が有する生理機能と健康への寄与および機能制御に関する科学的解説と先端情報のレビュー
<授業の目的と概要>
5 分野 11 名の教員により、多方面の切り口からの講義を行い、食品機能と健康科学を総合的に理解する。
1)畜産食品や乳酸発酵食品の機能性成分の特性とその利用性や評価法を理解する。
2)動脈硬化症、肥満などの生活習慣病予防や老化制御に関与する食品成分の作用およびその機構を詳細に解説する。
3)食品中に含まれる栄養素の健康維持機能の作用点を分子レベルで理解する。
4)食品と天然物成分について、化学構造と健康機能の相互関係を理解する。
5)食品の持つ機能を低下させない、あるいは増強する方法論について理解する。
以下の教員が担当する。齋藤忠夫教授、北澤春樹准教授、池田郁男教授、都築 毅准教授、駒井三千夫教授、白川 仁
准教授、 宮澤陽夫教授、仲川清隆准教授、木村ふみ子助教、藤井智幸教授、高橋まさえ准教授
<キーワード>
1)乳、肉、卵、機能性ヨーグルト、プロバイオティック乳酸菌、バクテリオシン、特定保健用食品(トクホ)、食品免
疫評価法
2)動脈硬化症、肥満、加齢、老化
3)ビタミン・ミネラル、遺伝子発現調節、食欲(味覚)調節
4)食品・天然資源、構造解析、機能分子
5)食品保蔵、安定化技術、分子変換技術
<学習の到達目標>
生活習慣病の発症や予防に関与する食品成分の作用機構解明のプロセス、および機能性成分の消長過程を学ぶことで、
機能性食品の開発には物理的、化学的、生物学的な広範な知識が必要であることを理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
プロバイオティック乳酸菌と機能性ヨーグルト(齋藤)
特定保健用食品(トクホ)の開発と将来(齋藤)
食品免疫学の概念と免疫機能性食品の位置づけ(北澤)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(1)(池田)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(2)(池田)
伝統的日本食の健康長寿効果について(都築)
味覚機能の維持に必須な栄養素と亜鉛酵素の役割(駒井)
「食品からのビタミン摂取基準値」、「上限量」、およびビタミンの健康機能(駒井)
生活習慣病の発症機構と食品成分(ビタミン)による発症抑制(白川)
日本食の健康有益性とこめ成分の機能 ( 宮澤 )
化学発光分析や質量分析で探るヒト表皮脂質の役割 ( 仲川 )
新生児における n-3 系高度不飽和脂肪酸の吸収・組織分布(木村)
高圧の食品分野への応用(藤井)
超臨界流体の食品分野への応用(藤井)
テラヘルツ分光法の食品分野への活用について(高橋)
<成績評価方法>
出席状況およびレポートの成績で評価する。
<準備学習等>
とくに必要なし。
<教科書および参考書>
参考書などは、各教員が適宜紹介する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:講義終了後 15 時まで、その講義室または各教員の研究室で受け付ける。
(2) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
55
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
天然物化学合同講義
2
前期課程
後期
火曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
山下 まり・桑原 重文・此木 敬一
<授業テーマ>
生理活性天然物の化学合成、単離・構造決定法、活性物質探索法、生理作用の解明
<授業の目的と概要>
広く臨床で応用されている抗ガン剤であるタキソールをはじめ、多くの有用な物質が天然の動植物、微生
物から単離、構造決定されている。さらに、それを大量供給し、より活性の高いものを得るために、化学
合成する手法も飛躍的に発展を遂げている。本講義では、有用物質の探索、単離、構造決定、生理作用、
化学合成について習得し、実際にどのように応用されているのかについて学ぶ。
<キーワード>
生理活性天然物・化学合成・構造決定・活性物質探索 <学習の到達目標>
有用天然物の探索、単離、構造決定、生理作用、化学合成について習得し、自らの研究に応用できるよう
になる。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~ 3 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 1
第 4 回~ 6 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 2
第 7 回~ 9 回 生理活性天然物の合成
<成績評価方法>
出席・レポートで評価し、それぞれ 50% 50 %とする。
<準備学習等>
下記参考書で基礎的知識を得ておくこと。
<教科書および参考書>
有機化合物のスペクトルによる同定法(R.M.Silverstein ら著、東京化学同人)
大学院有機化学 I,II(野依良治ら編,東京化学同人)
Organic Chemistry(Clayden ら著,Oxford University Press)
<備 考>
隔年開講 27 年度開講しない
担当:桑原重文教授・山下まり教授・此木敬一准教授
(1) オフィスアワー:講義の後に適宜質問を受ける。その他の問い合わせも可能。
(2) email: [email protected], [email protected], [email protected]
(3) HP: h
ttp://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html, http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.
html
56
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
災害復興合同講義
1
前期課程
前期集中
その他・連講
開講年度
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
被災地の復旧・復興における有用技術の導入・普及の社会経済的条件と地域農業復興の多様性について学ぶ。
<授業の目的と概要>
大規模自然災害で甚大な被害を被った地域の農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興過程に
おいて、農学の果たすべき役割は大きくかつ重要である。本合同講義では、農学が開発した様々な技術が
どのような条件の下で導入され普及していくのかを理解するとともに、多様な地域農業復興を実現してい
く上での課題を検討し、災害復興に直面した際に各自が為すべきことを考察する。なお、授業は、講義と
討議を併用する。
<キーワード>
復興の主体、圃場整備事業、合意形成、技術普及論、誘発的技術進歩、成長産業、生業、持続性、行政と
NPO
<学習の到達目標>
農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興において、農学の果たすべき役割とそこでの課題を
理解し、災害復興の現場で適切に行動し得る素養を養う。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:ガイダンス、復興計画と農学(伊藤)
第2回:生産基盤の復旧・復興の実際と農業工学の役割(郷古)
第3回:生産基盤の整備事業と合意形成(郷古)
第4回:農業技術普及の理論と適用の実際(安江)
第5回:成長産業としての農業の課題(大滝)
第6回:生業と暮らしに視点をあてた地域づくり(長谷川)
第7回:災害復興のもうひとつの主体:持続性の高いNPO活動(伊藤)
第8回:レポート作成(伊藤)
<成績評価方法>
出席およびレポート(上記の授業内容から2つ選択)に基づき評価する。
<準備学習等>
前もって予習する必要はないが、レポート作成のためにはそれなりの自助努力が必要。
<教科書および参考書>
参考書等については、それぞれの講師が適宜指示する。
<備 考>
オフィスアワー:特に曜日等は指定しないが、事前にアポイントを取ること。
E-mail: [email protected](伊藤房雄)
57
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境適応生物工学特論Ⅰ
2
前期課程
前期
木曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
鳥山 欽哉
<授業テーマ>
植物を中心とした環境適応生物工学
<授業の目的と概要>
環境適応生物工学に関する植物の研究を基礎から応用にわたり学習する。遺伝子組換え植物を用いた環境
適応生物工学について考察を深める。
1. 生物の生命機能発現のメカニズム
2. 植物の不良環境への応答と環境ストレス耐性
3. バイオサイエンスを用いた環境適応システム
4. 環境適応植物のデザインと育成
<キーワード>
環境適応、生物工学、遺伝子組換え、植物バイオテクノロジー
<学習の到達目標>
大学院の講義であるので、知識の習得にとどまらず、環境適応生物工学に関する研究についての考え方、
アイディアのヒント、研究の進め方、問題解決法などについて総合的に身に付ける。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回~6回:環境適応生物工学に関する植物研究例の紹介
遺伝子導入技術開発・環境ストレス耐性植物の研究例(耐冷性・光合成など)
植物のシュート発生、茎長分裂組織の形成と維持
核とミトコンドリアのゲノム障壁
花粉発達の分子遺伝学
環境に適応した植物の生きる知恵の例
海外の研究室紹介
第 7 回~ 15 回:遺伝子組換え植物など環境適応に関する文献を各自ゼミ形式で発表し、全員で総合論議を
行う。
「New Breeding Technique」
<成績評価方法>
出席 60%、および、ゼミ発表 20%と論議への参加 20%で評価
<準備学習等>
上記講義内容に関連した論文等を選んで熟読し、ゼミ発表用の資料をまとめる。
受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進める。
<教科書および参考書>
教科書は特になし。
参考書 「新しい植物育種技術を理解しよう」 江面・大澤編 国際文献社 2013
<備 考>
オフィスアワー:講義終了後、環境適応生物工学分野教授室。(在室中は、随時、受け付ける)
ホームページ http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioadp/index-j.html
E-mail: [email protected]
58
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境適応生物工学特論Ⅱ
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
風間 智彦
<授業テーマ>
植物の成長と分化および環境適応の分子機構
<授業の目的と概要>
高等植物の成長と分化および環境適応に関連する様々な内容について、最新の話題を解説する。
本学の農学研究科および生命科学研究科の教官が担当する細胞生物学合同講義の植物分野の講義(後期分)
を受講し、環境適応生物工学 II への読み替えを希望する者は、あらかじめ風間まで E メールで連絡すること。
<キーワード>
植物、成長と分化、環境適応、オルガネラ
<学習の到達目標>
植物の様々な成長と分化および環境適応に関連する分子機構について説明・議論ができる基礎知識を得る。
<授業内容・方法と進度予定>
様々なテーマを掲げて行われる細胞生物学合同講義の植物分野の講義(後期分)を聴講する。2014 年の講
義内容を参考に挙げる。
1. 植物の重力応答
2. 高等植物における花器官形成機構
3. 植物の発生の遺伝的制御機構
4. ウイルス感染と植物免疫機構
5. 植物における窒素利用の分子生物学
6. イネの生産性と個葉の光合成
7. 植物のタンパク質分解システム
8. 植物における栄養輸送の生理学
9. 植物オルガネラの構造と機能
10. 植物の生殖・受粉反応
<成績評価方法>
出席回数とレポートにより、評価を行う。
出席回数:細胞生物学合同講義の植物分野の講義の 7 割以上に出席すること。
レポート:講義中に指示するレポートを提出すること。
<準備学習等>
植物関連の話題について、常日頃興味と関心を持って勉強しておくことが望ましい。
<教科書および参考書>
各講義担当者が講義中に示す。
<備 考>
オフィスアワー
場所:環境適応生物工学研究室(第三実験棟 1 階 104)
時間:授業終了後 18 時まで。(在室時は、随時受け付けます。)
59
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物海洋学特論
2
前期課程
後期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
遠藤 宜成
<授業テーマ>
生物海洋学の最新のトピックス
<授業の目的と概要>
地球環境は海洋の存在によって大きな影響を受け、また維持されてきた。海洋生態系は陸上生態系と大き
く異なるため生態系を構成する生物も異なれば構造も異なっている。海洋生態系の底辺に位置する低次生
産層の生物に関する知識は、海洋生態系の理解とその利用開発にとって不可欠である。この授業は、生物
海洋学の最前線を見失うことがないよう、最新の出版物を教材としたセミナーとする。
<キーワード>
海洋の環境と生物の適応、海洋生態系の動態、地球温暖化と海洋生態系の変化
<学習の到達目標>
海洋生態系を構成する生物(特に低次生産層の)と環境との相互作用、生態系が維持されるしくみ、環境
変動に対する海洋生態系の応答を理解することを目ざす。
<授業内容・方法と進度予定>
以下のガイドラインにそって、最新の刊行物を教材に選び、セミナー形式で授業を進める。
1. 海洋生物の生活を支配する海洋環境とはいかなるもので、陸上環境と対比してどのような特徴を持つか
2. 海洋生態系の成立と安定性を支配する低次生産層の機能とはいかなるものか
3. 変動する海洋環境に対してプランクトンおよびその上位生物群はいかなる応答をするか
4. 地球温暖化と海洋生態系との相互作用
<成績評価方法>
教材の読解力と討論および科学的予察の能力による。
<準備学習等>
生物海洋学の基礎を修学していることが望ましいが、必須ではない。
<教科書および参考書>
教材はそれを使う授業日に先立って渡す。また、その内容にふさわしい参考書をその都度紹介する。
<備 考>
オフィスアワー:生物海洋学分野教授室 毎週水曜日 3 時~ 5 時
(ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
60
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物制御機能学特論
2
前期課程
後期
木曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
昆野 安彦・堀 雅敏
<授業テーマ>
応用昆虫学および食植性昆虫の寄主選択に関わる化学生態学
<授業の目的と概要>
1. 昆虫がある植物を摂食し,成長をとげ,子孫を残すことを寄主選択という。寄主選択行動は嗅,味覚等の化学的因子
により制御されている。本授業では,寄主選択に働く化学的因子を取り上げ,それが昆虫の寄主選択行動にいかに働
くか,また,それら化学的因子の害虫防除への利用の可能性などを講義や英語論文を通じて理解する。授業は講義の
ほか,教員が与えたテーマで受講生に英語論文を紹介していただく(以上,堀担当分)。
2. 教員が配布する応用昆虫学に関する論文1篇を受講者が学習し、その内容をゼミ形式で説明・発表していただく。教
員やほかの受講者との質疑応答により、英文読解力や研究の進め方を習得することができる(以上,昆野担当分)。 <キーワード>
応用昆虫学、食植性昆虫、寄主選択、化学的因子、昆虫機能
<学習の到達目標>
1. 昆 虫の寄主選択行動に働く化学的因子の役割を理解し、昆虫機能と化学的因子の関係を考えられるようになること
(堀)。
2. 応用昆虫学研究の着眼点や進め方、英語論文の読解力の向上、論文のまとめ方などが的確に行えるようになる(昆野)。
<授業内容・方法と進度予定>
(前半、堀担当)
1. 昆虫の寄主選択に関わる誘引物質、忌避物質(解説)
2. 昆虫の寄主選択に関わる摂食(産卵)刺激物質、摂食(産卵)阻害物質(解説)
3. 植物由来化学成分の昆虫への生理作用の実際と害虫防除への応用(解説)
4. 昆虫の寄主選択における嗅覚情報の役割(発表とディスカッション)
5. 昆虫の寄主選択における味覚情報の役割(発表とディスカッション)
6. 昆虫の感覚受容(発表とディスカッション)
7. 多者系における化学情報の役割(発表とディスカッション)
8. 昆虫の学習における化学情報の役割(発表とディスカッション)
(後半:昆野担当)
9. オリエンテーション:授業で使う論文配布と次回以降の授業の進め方の説明など。
10 ~ 15. 毎回、受講者1人がオリエンテーション時に配布した研究論文 1 編の内容を説明・発表し、参加者と質疑応答
を行う。
<成績評価方法>
(堀) 発表、ディスカッションにおける内容と態度および出席回数
(昆野)出席回数と発表・討論内容により評価する
<準備学習等>
堀担当の授業では、化学生態学に関する基礎的な知識を身に付けておく。
昆野担当の授業では、オリエンテーション時に研究論文を配布するので、受講者は次回以降の授業までにその内容を学
習するとともに、論文内容を参加者に分かりやすく説明・発表できるように準備しておく。受講者ごとに異なる研究論
文を配布するので、受講者は与えられた論文について責任をもって準備学習すること。
<教科書および参考書>
教科書は使用しない。参考書は必要に応じて紹介する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:理解を深めるため,毎週月曜日 17 時~ 18 時に生物制御機能学分野教授室で受け付ける。この時間
以外にも在室中は随時受け付ける。また、メールでも質問を受け付ける:konnoy @ bios.tohoku.
ac.jp(昆野)、hori @ bios.tohoku.ac.jp(堀)。
(2) 隔年開講であるので掲示に注意すること。平成 27 年度は開講。
(3) ホームページ:http//www.agri.tohoku.ac.jp/insect/index-j.html
61
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
陸圏生態学特論
2
前期課程
前期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
小倉 振一郎
<授業テーマ>
食料生産と環境保全,陸圏生態系,とくに土壌-植物-草食動物系
<授業の目的と概要>
近年,地球環境は危機的状況にあるが,緑の産業である農業分野でも環境問題が顕在化し,生産の持続性
が危惧される事態となっている。本講義では,特に草食家畜生産系を対象に,農業分野における環境問題
の現状を把握し,生態学的見地から持続的食料生産にむけての展望と,環境保全的観点から農業生態系と
生産環境の位置付けについて理解を深める。
<キーワード>
環境政策,環境倫理,持続性,生物共生,草食家畜,草地利用,農業生態系,物質循環,放牧
<学習の到達目標>
農業生産を地球環境・生態系の一環として理解する。また農業分野における環境問題に関する知識ならび
に問題解決のために必要な理論と洞察力を修得する。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1- 3 回 わが国における食料(特に草食家畜)生産と環境問題
第 4- 9 回 草原生態系における土-植物-動物間相互作用
第 10-13 回 生態系に対する人為的撹乱の影響と持続的家畜生産の可能性
第 14-15 回 わが国における環境保全的農業研究プロジェクト
<成績評価方法>
出席,講義中の質疑応答およびレポートにより評価する。
<準備学習等>
生態学を中心とする生物学,環境科学および農学に関する時事問題についての知識の習得につとめること。
また,以下の書籍を読むことを推奨する。
<教科書および参考書>
“Grasses and Grassland Ecology”, David J. Gibson, Oxford University Press, 2008
“Grazing Management (2nd Ed.)”John F. Vallentine, Academic Press, 2000
<備 考>
(1) オフィスアワー:本講義および関連科目についてさらに理解を深めたい場合,もしくは疑問,意見,相
談等がある場合は,授業終了後(毎週月曜日 15:00 - 17:00)陸圏生態学分野研究室(研
究実験棟第二の2階)で対応する。それ以外の日時を希望する場合は事前に連絡する
こと。
(2) 本
講義では,各履修者が主体的に知見を収集してとりまとめ,その成果を講義の中で発表し,論議する。
また,それをレポートとしてまとめ,評価する。ただし,実施方法は履修者数に応じて変更する。
(3) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/rikuken/index-j.html
(4) E-mail:[email protected]
62
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物遺伝学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
北柴 大泰
<授業テーマ>
植物特性の遺伝現象についての最新の知見、トピックス
<授業の目的と概要>
植物の種々の特性の遺伝現象とくに遺伝子の構造と機能ついて理解を深めるため、植物細胞生物学の様々
な分野の最先端の研究状況を把握し、知識を広げることを目的とする。本学の複数の研究科教員による横
断的な授業である大学院細胞生物学合同講義の2学期に行う部分を本講義にあてる。
<キーワード>
光合成、生殖、窒素利用、遺伝子操作、環境応答、植物ホルモン
<学習の到達目標>
植物遺伝学に関する最先端研究の状況を理解し、自身の修士論文研究への参考とし、今後どのような研究
が必要かについて各自の考えを持てるようになっていただく。
<授業内容・方法と進度予定>
1. 植物の重力応答
2. 高等植物における花器官形成機構
3. 植物の発生の遺伝的制御機構
4. ウイルス感染と植物免疫機構
5. 植物における窒素利用の分子生物学
6. 植物における栄養輸送の生理学
7. イネの生産性と個葉の光合成
8. 植物のタンパク質分解システム
9. 植物における栄養輸送の生理学
10. 植物オルガネラの構造と機能
11. 植物の生殖・受粉反応
(平成 26 年度プログラム)
<成績評価方法>
出席とレポートにより評価し、それぞれの評価割合は 40%、60%である。講義の中から一つを選び、その
講義内容のまとめと関連したトピックスについてレポートする。「植物の生殖・受粉反応」を選ぶ場合には、
担当者の指示に従ってレポートすること。出席の基準は 8 回以上とする。
<準備学習等>
関連する課題について最近の知見を講義担当者がまとめた総説等を読んで予め勉強しておくことが望まし
い。
<教科書および参考書>
各講義担当者が講義の中で示す。
<備 考>
(1) オフィスアワー 農学研究科・植物遺伝育種学分野 第一研究棟 508 号室
(2) E-mail address: [email protected]
63
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物育種学特論
2
前期課程
前期
金曜日・1講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
西尾 剛
<授業テーマ>
育種目標や育種に関わる植物特性、利用されている育種技術、及び最新育種技術の可能性と問題点
<授業の目的と概要>
育種目標、育種に関わる遺伝的特性、利用されている育種技術、最近の育種の成果、及び最新育種技術の
可能性と問題点についての講義のあと、受講者による学習報告と討論を行う。植物の種類ごとの育種目標、
その目標を達成するための手段について最新の技術を含めて理解を深める。
<キーワード>
作物の育種目標、遺伝的特性、利用されている育種技術、最新育種技術
<学習の到達目標>
育種対象作物ごとに大きく異なる育種目標や遺伝的特性について理解し、最新育種技術の可能性と問題点
を知り、植物育種学研究において今後どのような研究が必要かについても各自の考えを持てるようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~ 2 回:植物ごとの育種目標
食用作物、園芸植物、その他作物の育種目標
第 3 回:育種に関わる遺伝的特性
繁殖法、自殖性と他殖性等の特性とゲノム情報
第4回:育種目標を達成するための育種技術
育種目標や遺伝的特性と育種技術との対応
第5回:最近の育種の成果
日本における話題の新品種
第6回:最新育種技術の可能性と問題点
遺伝子組換え作物生産の現状と問題点、ゲノム情報利用による育種、ゲノム編集等の新育種技術
第 7 回- 15 回:学生による学習報告
受講者による口頭発表と討論
<成績評価方法>
平常の出席と学習報告、討論への参加による。評価割合はそれぞれ 40%、40%、20%である。
<準備学習等>
一般的に広く利用されている育種技術について理解を深めておくため「植物育種学」の教科書でよく復習
することを奨める。
<教科書および参考書>
植物育種学第 4 版 西尾剛・吉村淳編 文英堂出版
植物育種学各論 日向康吉・西尾剛編 文英堂出版
<備 考>
(1) オ
フィスアワー(学生の質問に答えるため、毎週金曜日 16:00 - 17:00)に植物遺伝育種学研究室でオフィ
スアワーを設ける。)
(2) ホームページの紹介(http://www.agri.tohoku.ac.jp/pbreed/index-j.html)
(3) e-mail address: [email protected]
64
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物細胞生化学特論
2
前期課程
前期
木曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
早川 俊彦
<授業テーマ>
植物の窒素代謝と制御の分子機構-多細胞生物としての特性
<授業の目的と概要>
植物の同化代謝は、地球上のあらゆる生命活動の源として重要です。真核多細胞生物である植物は、器
官や組織を構成している個々の細胞で同化代謝を分担しつつ、個体としては統合された形で統御されてい
ると考えられています。本講義では、植物の窒素代謝と制御機構に着目し、代謝の機能分担や統合機構に
関する理解を深めます。同時に、多細胞生物の特性に関する英文での論文の書き方やプレゼンテーション
の方法などについて学習します。
<キーワード>
植物、窒素代謝、機能分担、機能統合、情報伝達、科学論文、プレゼンテーション
<学習の到達目標>
多細胞生物である植物の窒素代謝機能の特徴を、分子レベルで論議できるようになるとともに、英文での
科学論文の表現法やプレゼンテーション方法について理解できること。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回~2回:多細胞生物である植物の特徴を解説し、これに対し論議します。
第3回~4回:植物の窒素代謝機能を解説し、代謝における機能分担と統合機構について論議します。同
時に、科学論文の書き方について学習します。
第5回~6回:植物の窒素代謝制御における情報伝達機構を解説し、神経系がない植物の情報伝達のしく
みについて論議します。
第7回~8回:代謝における細胞・遺伝子族の機能分担機構を例にして科学論文の表現法を学び、受講者
の修士論文研究の表現に応用します。
第9回~ 12 回:植物の窒素代謝機構で学んだ経験をいかして、受講者自身による修士論文研究のプレゼン
テーションを行います。
<成績評価方法>
出席と、論議並びにプレゼンテーションによって評価し、それぞれの評価割合は 60,10,30%です。出
席の基準は7回以上とし、プレゼンテーションは発表 10 分、質問 10 分で行います。
<準備学習等>
講義内容は最初の1-2回目で解説しますので、受講者は自分で講義内容にかかわる最先端の科学論文
を調査して準備して下さい。
<教科書および参考書>
参考書:Biochemistry and Molecular Biology of Plants, eds. by Buchanan, B.B., Gruissem, W.G. and Jones,
R.L., American Society of Plant Physiologists, (2000)
<備 考>
(1) オフィスアワー:受講者の自主的な学習意欲を重視して、授業を進めます。初めて本講義を受講し、基
礎知識として関連する科目を履修していない学生にあっても、興味を持って勉強す
れば理解しうる内容の授業を行いますが、質問や理解を深めるために、授業終了後
18:00 まで、また適宜毎日でも、植物細胞生化学分野第 1 研究室でオフィスアワーを
設けます。
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/cellbio/index-j.htm
(3) E-mail address: [email protected](早川)
65
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物分子生物学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
小島 創一
<授業テーマ>
植物分子生物学の最先端
<授業の目的と概要>
植物の構造、機能、形態形成、生殖、環境応答などに関わる分子機構について、最先端の情報を把握し、
理解を深めることを目的とします。本学複数の研究科教員による横断的な授業をするため、大学院細胞生
物学合同講義の2学期に行う部分をあて、本特論の単位取得の参考にします。
<キーワード>
窒素利用機能、光合成、環境応答、生殖、情報伝達、栄養輸送
<学習の到達目標>
植物分子生物学の最先端の情報を理解し、自身の修士論文研究への応用や先端情報を参考にできること。
<授業内容・方法と進度予定>
1. 植物における窒素利用の分子生物学
2. イネの生産性と個葉の光合成
3. 植物の環境応答
4. 植物細胞壁の構築と機能
5. 植物の重力応答
6. 高等植物における花器官形成機構
7. ウイルス感染と植物免疫機構
8. 花粉発達の分子遺伝学
9. 植物のタンパク質分解システム
10. 植物における栄養輸送の生理学
11. 植物の生殖・受粉反応
<成績評価方法>
出席と、レポートにより評価し、それぞれの評価割合は 50,50%です。出席の基準は小島の担当分(上記
10)を含め、7回以上の出席を必要とします。
<準備学習等>
自身の修士論文研究の内容と関連の深いと思われる授業について、文献検索などにより最先端の情報を調
査して下さい。
<教科書および参考書>
必要に応じて、授業中に参考書やインターネット HP を紹介します。教科書は使いません。
<備 考>
ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/cellbio/index-j.htm
E-mail address: [email protected]
66
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物栄養生理学特論
2
前期課程
前期
月曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
牧野 周
<授業テーマ>
高等植物における独立栄養の分子基盤
<授業の目的と概要>
高等植物のもっとも大きな特徴はその独立栄養にある。本授業では窒素と炭素を中心に、それらの同化の
しくみや体内での分配と利用、代謝、さらには環境との関わり合い、生産性との関係等を題材として、最
新の知見をセミナー形式により学生自身が紹介・討論を行うことにより、植物栄養学に関して深い理解と
応用的な思考の発展を目指す。授業担当は、牧野 周と石田宏幸。
<キーワード>
光合成、窒素同化、必須栄養素、作物の生産性
<学習の到達目標>
光合成による炭素同化、窒素の体内利用、植物の必須栄養素とその代謝等の分子基盤について最新の知見
を獲得し、作物の生産性を支配する分子基盤について理解を深める
<授業内容・方法と進度予定>
第1回 本授業のガイダンス(担当:牧野)
第2~4回 植物の栄養生理学に関する最新のトピックを含め教員が紹介し、討論を行う(担当:牧野・
石田)。
第5~6回 栄養素と植物の成育と生産性について、最新の文献を受講学生が紹介し、討論を行う(担当:
牧野・石田)。
第7~8回 光合成の分子基盤について、最新の文献を受講学生が紹介し、討論を行う(担当:牧野・石田)。
第9~ 11 回 葉の老化、ストレスに伴うタンパク質分解の分子機構について、最新の文献を受講学生が紹
介し、討論を行う(担当:牧野・石田)。
第 12 ~ 13 回 窒素同化および硝酸還元などの分子基盤について、最新の文献を受講学生が紹介し、討論
を行う(担当:牧野・石田)。
<成績評価方法>
発表 (50 点 )、出席 (30 点 )、および討論への参加 (20 点 ) により評価する。
<準備学習等>
理系大学で学ぶ植物栄養学および植物生理学に関する知識があることを前提に講義を行なう。不十分と感
じる場合は以下の参考書の通読を薦める。
<教科書および参考書>
「テイツザイガー植物生理学」第3版、西谷和彦・島崎研一郎監訳、培風館。
<備 考>
(1) オ
フィスアワー(授業終了後の 15 時より 18 時の間、授業内容等への質問および議論を植物栄養生理学
教授室および第 1 研究室にて受け付ける)
(2) e -mail: [email protected](牧野)または [email protected] ( 石田 )(メールタ
イトルに植物栄養生理学特論と明記すること)
67
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物機能生理学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
牧野 周
<授業テーマ>
植物に特有な機能について最新の知見、トピックス
<授業の目的と概要>
植物の機能について幅広く最新の知見を獲得することを目的とする。この目的に沿って本学の複数の教員
がそれぞれの専門分野での最新の知見とトピックスについて分かり易く解説する ( 本授業は細胞生物学合
同講義の2学期開催の植物科学分野の全講義をもって当てる )。授業担当は牧野周と石田宏幸。
<キーワード>
植物機能、植物生理、植物生化学、植物遺伝、植物病理
<学習の到達目標>
植物科学の最近の知見を幅広く学ぶことを目標とする。それにより植物への理解を深め、自らの研究への
取り組みに深みと幅を与える。
<授業内容・方法と進度予定>
近年の講義内容を参考に挙げる
・高等植物における花器官形成機構
・植物の重力応答
・植物の発生の遺伝的制御機構
・ウイルス感染と植物免疫機構
・植物における窒素利用の分子生物学
・イネの生産性と個葉の光合成
・植物のタンパク質分解システム
・植物における栄養輸送の生理学
・植物オルガネラの構造と機能
・植物の生殖・受粉反応
<成績評価方法>
出席回数とレポートにより評価を行なう。2 学期開催の植物科学分野の全講義の 6 割以上に出席すること
を単位取得の最低条件。レポートは、「イネの生産性と個葉の光合成」( 担当:牧野 周)「植物のタンパク
質分解システム」(担当:石田宏幸)のどちらかの課題ついて書くこと。
<準備学習等>
関連する課題についての最近の知見を講義担当者がまとめた総説等を読んで予め勉強しておくことが望ま
しい。
<教科書および参考書>
各担当教員が必要に応じて、講義の中で示す。
<備 考>
オフィスアワーは特に設けないが、質問等は随時受ける ( 牧野:農学研究科本館 317、石田:農学研究科本
館 318)。その場合は事前にアポイントメントを e-mail 等でとっておくこと。
Tel: 717-8769( 牧野) 717-8767(石田)
E-mail: 牧野:[email protected] 石田:[email protected]
68
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物病理学特論
2
前期課程
前期
金曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
高橋 英樹・安藤 杉尋
<授業テーマ>
植物免疫の成立機構
<授業の目的と概要>
病害から植物を守り農業生産を維持するために、化学農薬による防除技術の確立や交配による耐病性形質
の栽培植物への導入が行われてきたが、病害による農産物の減収は、依然として農業上大きな問題である。
病害防除の手段を見出には、植物の感染防御システムを根本的に制御する分子機構を解明し、それを活用
する具体的な手法の提示が必要である。講義では、植物が病原体を認識して防御応答を始動する仕組み、
病原体がその防御応答を回避あるいは抑制して感染を成立させる仕組み、植物が抵抗性タンパク質を獲得
して感染拡大を阻止する機構など、植物と病原微生物の相互作用を分子レベルで解説するとともに、植物
免疫機構を活用した新しい防除戦略についても考察及び議論する。
<キーワード>
Plant immune system, Disease resistance gene、Avirulence gene, Effectors, Pathogen-associated
molecular pattern, RNA silencing
<学習の到達目標>
植物と病原体の攻防を分子レベルで理解するとともに、植物免疫の活性化による新しい病害防除について
理解を深める。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回~ Plant-pathogen interaction
第3回~ Avirulence gene and effectors
第5回~ Pathogenesis-related proteins and defense responses
第7回~ Function of disease resistance proteins
第9回~ Signal transduction pathways for defense responses
第 11 回~ Molecular mechanism of plant immune system
<成績評価方法>
出席と論議によって評価し、それぞれの評価割合は 60、40%である。
<準備学習等>
事前に資料(英文総説など)を配布するので、予習をする。
<教科書および参考書>
参考書:(1) Plant Pathology, Eds., Agrios, G.N. (2005), Elsevier, (2) 微生物の病原性と植物の防御応答、上
田一郎 編著 (2006)、
北海道大学出版会 , (3) Induced Resistance for Plant Defense. Eds., Walters, D.,
Newton, A. and Lyon, G. (2007), Blackwell
<備 考>
(1) オフィスアワー:基本的には、授業終了後 17 時まで、授業後の講義室、または担当教員の研究室で
行う。(ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) 連絡先:講義時に示す。
(3) 講義および論議は基本的に英語で行う。
69
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物生殖科学特論
2
前期課程
前期
火曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
種村 健太郎
<授業テーマ>
哺乳類の生殖現象に関する最新の形態学・生理学・分子生物学的な基礎知識について解説
<授業の目的と概要>
近年、哺乳類の生殖現象の解析に新規の研究手法、とくに分子生物学や細胞生物学の手法が導入され、新
しい知識が急速に蓄積されている。なかでも産業動物における研究成果が新しい生殖生物学の知識体系を
築きつつあるといっても過言ではない。最新の知識体系について講義するとともに、どのような研究が求
められているかについて考える。
<キーワード>
生殖細胞の形成、受精、初期胚発生、着床、妊娠、繁殖障害、胚性幹細胞
<学習の到達目標>
哺乳類の生殖細胞の形成、受精、初期胚発生、着床、妊娠、繁殖障害、胚性幹細胞に関する最新の知識を
習得するとともに、生殖生物学の残された研究課題、必要な手法について独自の考えを身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回 オリエンテーション
第2回~第14回 動物生殖科学を取り巻く環境、動物生殖科学領域の現在
<成績評価方法>
90%以上の講義に出席し、かつ求められたレポートを全て提出した者にAAを与える。
<準備学習等>
種村担当:指定する教科書を予め読んでおくこと。
星野担当:選択した論文を学習し、発表原稿をまとめる。
<教科書および参考書>
新動物生殖学(佐藤英明編、朝倉書店、2011)
<備 考>
オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時
問合せメールアドレス:[email protected](種村)、[email protected](星野)
前もってメールにて連絡ください。
70
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
組織細胞機能学特論
2
前期課程
前期
火曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
麻生 久・野地 智法・渡邊 康一
<授業テーマ>
組織細胞化学的研究法と動物細胞の読み方
<授業の目的と概要>
動物細胞に関する幅広い研究展開ができるように、細胞組織化学的研究手法と細胞と組織の読み方の習得
を目的とする。講義では、組織・細胞の形態学的な解析法を紹介するとともに、その構造と機能の解読法
を解説する。
<キーワード>
動物細胞、細胞組織化学的研究手法、細胞・組織の構造と機能の解読法
<学習の到達目標>
動物細胞の機能形態学的研究の専門的知識と研究展開法に関する理解が得られる。
動物細胞・組織の機能を構造論的に捉える技術を理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
1. ガイダンス
2. 細胞の分化と機能 I:初代培養と細胞株の樹立
3. 細胞の分化と機能 II:初代培養と細胞株の樹立
4. 形態学研究法 I:組織細胞の観察および研究法
5. 形態学研究法 II:レーザー顕微鏡観察法,電子顕微鏡観察法
6. 形態学研究法 III:モノクローナル抗体の作成
7. 形態学研究法 IV:モノクローナル抗体の作成
8. 形態学研究法 V:モノクローナル抗体の応用
9. 形態学研究法 VI:モノクローナル抗体の応用
10. 演習 I
11. 演習 II
<成績評価方法>
講義の出席回数とレポートで評価する。
<準備学習等>
動物の細胞と組織の基本的な構造と機能は理解しておく。
<教科書および参考書>
細胞発見物語 - その驚くべき構造の解明から iP 細胞まで - 山科正平著 : 講談社ブルーバックス
細胞を読む - 電子顕微鏡で見る生命の姿 - 山科正平著 : 講談社ブルーバックス
超ミクロ世界への挑戦 - 生物を 80 万倍でみる - 田中敬一著 : 岩波新書
新細胞病理学 - 小器官病理学から分子病理学へ - 森 道夫著 : 南山堂
<備 考>
(1) オフィスアワー:機能形態学分野 615 室、毎週火曜日:15 時~17 時
(ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html
(3) e-mail アドレス:[email protected]
71
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物栄養生化学特論
2
前期課程
前期
金曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
豊水 正昭・喜久里 基
<授業テーマ>
動物における栄養素の代謝と機能解析に関する先端研究のレビュー
<授業の目的と概要>
家畜や生命科学で応用される動物における栄養特性、栄養機能発現と機能特性に関する研究が進展してい
る。これらの科学的進展の中で、栄養に関する最新の基礎理論を理解すると共に、分子生物学などの理論
と最新技術に基づく栄養分野の学術動向を理解するために、動物栄養学関連の本・総説などを選んで、解
説を加えた輪読を行うと共に、分子栄養学に関する最新論文を紹介する。さらに、テーマに関連した講演
などの聴講や外国人研究者とのインターネットを介した討論の機会も設ける。
<キーワード>
栄養、栄養素、細胞機能、遺伝子、栄養制御
<学習の到達目標>
栄養素の代謝と機能を個体・組織・細胞・遺伝子レベルから解析する最新の研究報告を理解すると共に、
栄養に関する先端研究を進めるに当って要求される理論と必須技術に関する理解を深める。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1-10 回 栄養代謝と以下 a-e) に関連した先端的研究を題材とした基礎と応用
a) ミトコンドリア機能 b) 動物生理 c) ストレス応答
d) 動物生殖科学 e) 細胞機能
第 11-12 回 動物のストレス応答と栄養による制御
第 13 回 研究課題の英文要約とプレゼンテーション
第 14 回 全体のディスカッション
<成績評価方法>
平常の出席と報告による。その評価割合は 70%及び 30%である。但しレポート提出を求めることがある。
講義出席回数 2/3 以上を必要とする。
<準備学習等>
紹介する総説・文献などを講義前に配布するので、その予習が必要である。
<教科書および参考書>
参考書:
"Functional metabolism: regulation and adaptation" (J. Wiley & Sons) 2004
"Comparative animal nutrition and metabolism" (P.R. Cheeke & E.S.Dierenfeld) 2010
Cell Metabolism, 2012-2013 に掲載されている原著論文など
<備 考>
(1)オフィスアワー 講義内容及び最新栄養研究についての理解を深めるための質問やディスカッション
を毎週金曜日(12:00 - 13:00)に動物栄養生化学分野図書室で行う
(2)ホームページ http://www.agri.tohoku.ac.jp/aninutr/index-j.html
(3)e-mail address: [email protected]
72
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
分子生物学特論
2
前期課程
前期
水曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
西森 克彦
<授業テーマ>
農学研究科、理学研究科、生命科学研究科、薬学研究科、工学研究科、医学研究科、歯学研究科の各講師
による分担講義により行われる“生化学合同講義”の通称を持つオムニバス形式のこの講義は、各教官に
よる分子生物学の第一線での研究を紹介することで分子生物学への理解と知識を深めることに主眼を於く。
毎年改訂 ・ 配布される日程表に沿って各週毎に異なるテーマにつき、各々専門の講師の先生が講義を行う。
授業内容は分子生物学に関連した最新の研究であり、2015 年度はオキシトシンと受容体新しいタイプの金
属タンパク、酸素と医学、RNA 段階での遺伝子発現制御機構などの話題に関する講義を予定している。
<授業の目的と概要>
2015 年度の講義は、オキシトシンと受容体:社会行動と絆の分子生理メカニズム(西森克彦 ・ 農学研究科)
の他、酸素と医学(山本雅之 ・ 医学系研究科)、RNA 段階での遺伝子発現制御機構、稲田利文 ・ 薬学研究科)、
免疫制御の分子機構(石井直人 ・ 医学系研究科)、鉄代謝の制御ネットワーク(五十嵐和彦 ・ 医学系研究科)、
ストレス応答の分子機構(十川和博 ・ 生命科学研究科)、魚類の発生と形態形成の分子機構(鈴木徹 ・ 農学
研究科)、DNA の傷の生物学、生化学と医学(安井明 ・ 加齢医学研究所)を予定しているが、一部変更の
可能性があり、注意すること。これら最新の細胞生物学的研究の成果の紹介を中心とした講義(東北大学
大学院生化学合同講義)が毎週行われ、上記8回の講義聴講を単位取得の条件としている。
なお、分子生物学と細胞生物学、応用酵素学は、3科目計6単位の同時取得を原則とし、各特論の単独履
修は原則として認めない。
<キーワード>
分子生物学、細胞生物学、応用酵素学
<学習の到達目標>
講義内容は多岐に渡るが、本特論の目標は、各講義を聴講理解する事により多様な生物とその生体分子の
もつ広範な機能の分子生物学的解析結果を遺伝子、分子、細胞のレベルで理解し、生物機能全般への知識
を広げる事にある。
<授業内容・方法と進度予定>
毎年4月の開講前に1年を通しての講義計画が発表配布される。
<成績評価方法>
講義への最低8回以上の出席と、授業担当教員1名へのレポート提出による。
<準備学習等>
各教員から紹介された論文や参考書で講義において紹介された研究について理解を深める。
<教科書および参考書>
必要な場合、各担当教員から授業時間中に紹介がある。
<備 考>
(1) 2015 年度の授業計画の決定後、日程が発表されるので、これを参考に履修を検討する事。
(2) 担当教員のホームページ等については、授業中の紹介等を参考にする事。
(3) 一般的な質問については下記アドレス宛に照会する事。
E-mail address: [email protected](西森 ・ 農学研究科担当教員)
又、授業内容に関する質問等は講義終了後に担当教員に質問するか、後日担当教員に直接メール等で質問
するように。
73
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
細胞生物学特論
2
前期課程
後期
水曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
西森 克彦
<授業テーマ>
農学研究科、理学研究科、生命科学研究科、薬学研究科、工学研究科、医学研究科、歯学研究科の各講師
による分担講義により行われる”生化学合同講義”の通称を持つオムニバス形式のこの講義は、各教官に
よる細胞生物学 ・ 分子生物学 ・ 応用酵素学の第一線での研究を紹介することで、細胞生物学への理解と知
識を深めることに主眼を於く。毎年改訂 ・ 配布される日程表に沿って各週毎に異なるテーマにつき、各々
専門の講師の先生が講義を行う。授業内容は細胞生物学に関連した最新の研究であり、2015 年度はタンパ
ク質分解からみた細胞周期制御、放射線障害の分子病理学、生理活性脂質の生体内機能などの話題に関す
る講義等を予定している。
<授業の目的と概要>
2015 年度の講義は、タンパク質分解からみた細胞周期制御(中山啓子 ・ 医学系研究科)、生理活性脂質の
生体内機能(青木淳賢 ・ 薬学研究科)、細胞運動、細胞骨格を制御するシグナル伝達(大橋一正 ・ 生命科学
研究科)、植物ホルモンの機能と分子機構(山口信次郎 ・ 生命科学研究科)、口腔生態系の生化学:齲蝕と
歯周病(高橋信博 ・ 歯学研究科)、分子認識と蛋白質工学(梅津光央 ・ 工学研究科)、環境耐性に関わる膜
輸送体(魚住信之 ・ 工学研究科)、イソプレノイド化合物の構造多様性(佐上博 ・ 多元物質科学研究所)を
予定しているが、一部変更の可能性がある。これら、細胞生物学的研究の最新の成果紹介を中心とした講
義(東北大学大学院生化学合同講義)が毎週行われ、上記8回の講義聴講を単位取得の条件としている。
なお、細胞生物学特論と応用酵素学特論、分子生物学特論は、3科目計6単位の同時取得を原則とし、各
特論の単独履修は原則として認めない。履修届は細胞生物学特論、応用酵素学特論、分子生物学特論の3
つについてそれぞれ提出する事。
<キーワード>
細胞生物学、応用酵素学、分子生物学
<学習の到達目標>
講義内容は多岐に渡るが、本特論の目標は、各講義を聴講理解する事により多様な生物とその生体分子の
もつ広範な機能の分子生物学的解析結果を分子、細胞、個体のレベルで理解し、生物機能全般への知識を
広げる事にある。
<授業内容・方法と進度予定>
毎年4月の開講前に1年を通しての講義計画が発表配布される。
<成績評価方法>
講義への最低8回以上の出席と、授業担当教員1名へのレポート提出による。
<準備学習等>
各教員から紹介された論文や参考書で講義において紹介された研究について理解を深める。
<教科書および参考書>
必要な場合、各担当教員から授業時間中に紹介がある。
<備 考>
(1) 2015 年度の授業計画の決定後、日程が発表されるので、これを参考に履修を検討する事。
(2) 担当教員のホームページ等については、授業中の紹介等を参考にする事。
(3) 一般的な質問については下記アドレス宛に照会する事。
E-mail address: [email protected](西森 ・ 農学研究科担当教員)
又、授業内容に関する質問等は講義終了後に担当教員に質問するか、後日担当教員に直接メール等で質問
するように。
74
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
酵素化学特論
2
前期課程
前期
火曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
内田 隆史
<授業テーマ>
細胞や個体での機能と生命科学分野での応用
<授業の目的と概要>
酵素をはじめとするタンパク質の生体内での機能に関する最新の成果を論文を通して学び、農学、医学、
工学への応用について考察する。授業は学生の主体性を育成する目的で各回担当の学生が自ら選んだトピッ
クスを紹介し、それに対し討論する。
<キーワード>
タンパク質、分子細胞生物学、癌、薬剤標的
<学習の到達目標>
分子細胞生物学の理解を深め、学際的な視野をもてる基礎的な能力を養成すること。また癌や脳科学に関
する基礎的なことを学ぶ。
<授業内容・方法と進度予定>
少人数であるのでゼミ形式をとり学生の理解度を見ながら進めていく。Nature Science などの学際的雑誌
から各自が興味を持った、または、教員が紹介した論文を1つ以上選び、その背景を調べ、解説し、論文
について質疑応答する。
<成績評価方法>
プレゼンテーションと討論
<準備学習等>
各研究機関のプレスレリースや Nature,Science などのトピックス紹介などには時々目を通しておくこと。
<教科書および参考書>
教科書:タンパク質イラストレイテッド、竹縄忠臣 / 編 ( 羊土社 )
参考書:Molecular Biology of The Cell, Bruce Alberts et al (Garland Science)
(訳)細胞の分子生物学
<備 考>
(1) オ
フィスアワー:分子酵素学分野教授室 本館115号室 毎週月~木曜日 15:00 ~ 17:00(ただし,
上記曜日・時間以外にも可能な限り、随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/enzyme/index-j.html
(3) E-mail address: [email protected]
75
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
応用酵素学特論
2
前期課程
前期
水曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
内田 隆史
<授業テーマ>
農学研究科、理学研究科、生命科学研究科、薬学研究科、工学研究科、医学研究科、歯学研究科の各講師
による分担講義により行われる”生化学合同講義”の通称を持つオムニバス形式のこの講義は、各教官に
よる細胞生物学 ・ 分子生物学 ・ 応用酵素学の第一線での研究を紹介することで、応用酵素学への理解と知
識を深めることに主眼を於く。毎年改訂 ・ 配布される日程表に沿って各週毎に異なるテーマにつき、各々
専門の講師の先生が講義を行う。授業内容は応用酵素学に関連した最新の研究であり、2014 年度はタンパ
ク質の構造を変化させる酵素、植物フラボノイドの生化学、細胞骨格ポリマーのインビボ、インビトロ生
化学、蛋白質の折り畳み問題の基礎と生物学的意義、色素細胞の多彩な機能、などの話題に関する講義等
を予定している。
<授業の目的と概要>
2015 年度の講義は、タンパク質の構造を変化させる酵素(内田隆史 ・ 農学研究科)、細胞骨格ポリマーの
インビボ、インビトロ生化学(渡邊直樹 ・ 生命科学研究科)、色素細胞の多彩な機能:体色発現、視聴覚、
そしてストレス感知(柴原茂樹 ・ 医学研究科)、糖鎖認識結合タンパク質の構造と機能(村本光二 ・ 生命科
学研究科)、生体分子の電極反応とその応用 ( 末永智一 ・ 環境科学研究科 )、蛋白質の折り畳み問題の基礎
と生物学的意義(高橋聡 ・ 生命科学研究科)、細胞内のタンパク質品質管理機構 ( 稲葉謙次 ・ 多元物質科学
研究所 )、がん細胞における代謝(本橋ほづみ ・ 加齢医学研究所)を予定しているが、一部変更の可能性
がある。これら、細胞生物学的研究の最新の成果紹介を中心とした講義(東北大学大学院生化学合同講義)
が毎週行われ、上記8回の講義聴講を単位取得の条件としている。
なお、細胞生物学特論と応用酵素学特論、分子生物学特論は、3科目計6単位の同時取得を原則とし、各
特論の単独履修は原則として認めない。
<キーワード>
応用酵素学、細胞生物学、分子生物学
<学習の到達目標>
講義内容は多岐に渡るが、本特論の目標は、各講義を聴講理解する事により多様な生物とその生体分子 ・
酵素分子のもつ広範な機能解析結果を分子、細胞、個体のレベルで理解し、生物機能全般への知識を広げ
る事にある。
<授業内容・方法と進度予定>
毎年4月の開講前に1年を通しての講義計画が発表配布される。
<成績評価方法>
講義への最低8回以上の出席と、授業担当教員1名へのレポート提出による。
<準備学習等>
各教員から紹介された論文や参考書で講義において紹介された研究について理解を深める。
<教科書および参考書>
必要な場合、各担当教員から授業時間中に紹介がある。
<備 考>
(1) 2015 年度の授業計画の決定後、日程が発表されるので、これを参考に履修を検討する事。
(2) 担当教員のホームページ等については、授業中の紹介等を参考にする事。
(3) 一般的な質問については担当教員に照会する事。
オフィスアワー:毎週月~木曜日 15:00 ~ 17:00
[email protected](内田 ・ 農学研究科担当教員)又、授業内容に関する質問等は講義終了後に
担当教員に質問するか、後日担当教員に直接メール等で質問すること
76
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
応用遺伝子工学特論Ⅰ
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
佐藤 靖史
<授業テーマ>
血管発生と血管新生
<授業の目的と概要>
1.胎児における血管形成(血管発生)を、(1)血管を構成する細胞の出現と形態形成、(2)動脈と静
脈の分化、(3)血管の走行の3つの視点から理解し、それらの調節に関わる分子を学ぶ。
2.成熟個体における血管新生のプロセスと、その調節にに関わる分子を学ぶ。
<キーワード>
血管発生、血管新生、血管内皮細胞、壁細胞
<学習の到達目標>
1.血管の発生を、血管構成細胞の出現と形態形成、動脈と静脈の分化、血管の走行の視点から説明できる。
2.成熟個体の血管新生のプロセスについて説明できる。
<授業内容・方法と進度予定>
集中講義で解説する。
<成績評価方法>
集中講義への出席状況とレポ – トで評価する。
<準備学習等>
特別な準備の必要なし
<教科書および参考書>
血管新生研究の最先端(医薬ジャーナル社)
<備 考>
77
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
応用遺伝子工学特論Ⅱ
2
前期課程
前期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
佐藤 靖史
<授業テーマ>
血管新生が関わる病気とその治療
<授業の目的と概要>
血管新生が種々の病気に関わっていることを学ぶ。その中でも特にがんについて、腫瘍血管新生の意義と
現在臨床導入されている抗血管新生療法とその問題点を知り、理想的な抗血管新生療法とはどのようなも
のかを理解する。
<キーワード>
がん、抗血管新生療法、VEGF、vasohibin
<学習の到達目標>
がんにおける血管新生の意義、および現在行われている抗血管新生療法とその問題点を説明できる。
<授業内容・方法と進度予定>
集中講義で解説する。
<成績評価方法>
集中講義の出席状況とレポートで評価する。
<準備学習等>
準備学習は必要なし
<教科書および参考書>
血管新生研究の最先端(医薬ジャーナル社)
<備 考>
78
生物産業創成科学専攻
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
植物生命科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
清和 研二・陶山 佳久・後藤 雄佐・金山 喜則・南條 正巳・高橋 正・齋藤 雅典・伊藤 豊彰・
安藤 杉尋・昆野 安彦・堀 雅敏
<授業テーマ>
植物に関する生命科学
<授業の目的と概要>
農業生産の基礎となる植物生命に関する重要な知見を学ぶ。
<キーワード>
作物・園芸生産、土壌と植物、農業害虫、森林生態、栽培植物と環境、病原体感染と植物免疫,生物多様性、
有機農業、農薬、昆虫の化学生態学
<学習の到達目標>
これからの植物生命科学について考えられるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
授業内容と進度予定(カッコ内は担当教員)
1. オリエンテーション、農学研究における植物生命科学の役割(昆野)
2. 昆虫と人のかかわり(昆野)
3. 植物由来の農薬とその作用機構(昆野)
4-5. 作物の形態、機能からみた生産技術の現状と改善方向(後藤)
6. 病原体感染と植物免疫のダイナミズム(安藤)
7-8. 園芸生産システム学(金山)
9. リンに関する土壌植物相互作用(南條)
10. アルミニュウムに関する土壌植物相互作用(高橋)
11. 生物多様性と有機農業(伊藤)
12. 放射性セシウムによる農地土壌の汚染(斎藤)
13. 森林生態学(清和)
14. 森林分子生態学(陶山)
15. 昆虫の化学生態学(堀)
<成績評価方法>
授業中の小試験,レポート,または出席により評価する。いずれの方法を使うかは各教員により異なるので,
各回の教員の指示に従うこと。成績は全教員の評価の合計点(100 点満点)をもとに決定する。
<準備学習等>
特に必要はない。
<教科書および参考書>
教科書は使用しないが、学習に必要な文献は必要に応じて各講義担当者が講義中に紹介する。
<備 考>
(1) 世話人:昆野安彦教授(E-mail: konnoy @ bios.tohoku.ac.jp)
(2) オフィスアワー:講義中に担当教員より指示がある。また、講義全体を通じて本講義の世話人(昆野教授)
も常時メールなどで質問等を受け付ける。
79
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
水圏生物生産科学合同講義
2
前期課程
前期
水曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
吾妻 行雄
<授業テーマ>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状
<授業の目的と概要>
水圏生物生産科学に関する研究の概要を理解させることを目的に、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水
圏植物生態学、水産化学、および水圏生態学における研究の一端を紹介し、それぞれの研究の歴史的経過
あるいは最前線を把握させる。
<キーワード>
水産科学、水圏動物生理学、水圏資源生態学、水圏植物生態学、水産化学、水圏生態学
<学習の到達目標>
水圏生物生産科学の諸分野における研究の現状を概括的に理解させることにより、それぞれの学生が自分
の研究テーマの意義を理解できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1、2 回 水圏動物生理学:魚類および二枚貝類の性と生殖および自然免疫に関する最近の研究(担当者 尾定・高橋)
3、4 回 水圏資源生態学:魚類および無脊椎動物の資源生態学に関する最近の研究(片山・佐々木)
5、6 回 水圏植物生態学:沿岸岩礁生態系における生物間相互作用に関する最近の群集生態学的な知見
(吾
妻・青木)
7、8 回 水産化学:水産資源の生体構成成分や代謝系の化学的、生化学的な特性に関する最近の知見(山口)
9、10 回 水圏生態学:外洋環境での生物過程におけるプランクトンの役割について(遠藤・大越)
11、12、13 回 海洋生物科学(農学研究科外研究者)
14、15 回 講義のレポート作成
<成績評価方法>
出席およびレポート
<準備学習等>
本学農学部で開講された次の授業内容を理解しておくことが必要である。
「資源生物生理学」、「水産増殖学」、「水圏資源生態学」、「資源動物生態学」、「水圏植物生態学」、「水圏植物
学」、「藻類機能学」、「水産化学」、「生物海洋学」、「プランクトン学」
<教科書および参考書>
授業毎に参考書もしくは参考文献を紹介する。
<備 考>
(1) 授業中の活発な質問を期待する。
(2) オフィスアワー:基本的には、授業終了後 18:30 まで、授業後の講義室、または各教員の研究室で。なお、
在室中は随時受け付ける。
(3) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
80
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
システム生物学合同講義
2
前期課程
後期
月曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
池田 実
<授業テーマ>
生物の多様性保全、遺伝生態学、生物再生産、有用物質合成および遺伝学・ゲノム研究の現状
<授業の目的と概要>
生物の多様性保全、再生産と有用物質合成を効率的に推進するうえで必要な遺伝情報、代謝や内分泌の分
子調節機構について最新の情報を理解してもらう。授業は、沿岸生物生産システム学、遺伝子機能システ
ム学、海洋生命遺伝情報システム学分野のオムニバス形式で行う。
<キーワード>
水圏遺伝資源、遺伝育種学、遺伝生態学、集団遺伝学、保全遺伝学、真核微生物ゲノム、ゲノム情報学、
発生生物学、集団遺伝情報、遺伝資源保全
<学習の到達目標>
生物の多様性保全、生物生産研究と遺伝学・ゲノム科学研究の現状を学習することにより、学生各人が自
分の研究テーマの意義を理解し、さらに自ら研究計画を立案できるようにする。
<授業内容・方法と進度予定>
1) 水族の遺伝育種学・集団遺伝学・保全遺伝学的研究における DNA マーカーの種類や特徴、その役割
2) 閉鎖系における無脊椎動物の遺伝育種方法
3) 水族における分子遺伝生態学―保全との関わり―
4) 真核微生物(糸状菌および酵母)のゲノム解析の現状
5) 糸状菌ゲノム情報の産業利用−バイオベンチャーにおける試み−
6) 酵母ゲノム情報の細胞生物学研究への利用
7) 魚類の発生工学
8) 量的形質の遺伝と育種
9) 塩基配列解析のバイオインフォマティクス
10) 実験モデル生物としての魚類−歴史と最近の展開−
<成績評価方法>
出席とレポートによる。
<準備学習等>
特になし。
<教科書および参考書>
授業に必要な文献等は、講義時に配付する。参考となる書物を以下に推薦する。
1) 水族における遺伝資源の存在様式と保全 , 藤尾芳久編著 ,(財)かき研究所 1999
2) 動物遺伝育種学事典 , 動物遺伝育種学事典編集委員会編 , 朝倉書店 2001
3) 保全遺伝学 , 小池裕子・松井正文編著 , 東京大学出版会 , 2003
4) 保全遺伝学入門 , R. Frankham, J.D. Ballou, D.A. Briscoe ( 西田睦監訳 ), 文一総合出版 , 2007
5) 水産資源の増殖と保全 , 北田修一・帰山雅秀・浜崎活幸・谷口順彦編著 , 成山堂書店 , 2008
6) 生殖細胞の発生と性分化 , 岡田・長濱・中辻編 , 共立出版 , 2000
7) 分子生物学のためのバイオインフォマティクス入門 , 五條堀孝監訳 , 共立出版 , 2001
8) Conservation and the Genetics of Population, Allendorf, Luikart, Blackwell Publishing, 2007
9) Introduction to Quantitative Genetics, Falconer, Longman, 1989
<備 考>
(1) オフィスアワー:授業後、各担当分野でオフィスアワーを設ける。 81
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物生命科学合同講義
2
前期課程
後期
木曜日・4講時
毎年開講
<担当教員>
豊水 正昭・種村 健太郎・原田 昌彦・星野 由美・麻生 久・野地 智法・喜久里 基
<授業テーマ>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動などの研究にあたって必要な知識の修得
<授業の目的と概要>
動物(哺乳類、鳥類)の生殖、栄養、機能、免疫、行動及びその制御についてゲノム、細胞小器官、細胞、
組織、個体、個体群のレベルで解説するとともに、研究に必要な手法を紹介する。さらに、テーマに関連
した講演などの聴講の機会も設ける。
<キーワード>
動物、ゲノム、生殖、栄養、免疫、行動
<学習の到達目標>
動物のゲノム、生殖、栄養、機能、免疫、行動に関する研究の現状を理解するとともに今後の研究動向を
予測しうる能力ならびにディスカッション力を身につける。また、研究を行うにあたって必要な技術・手
法に関する知識を習得する。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回 オリエンテーション、農学研究における動物生命科学の役割
第2回~3回 動物ゲノム、クロマチン、エピジェネティックス
第4回~5回 生殖細胞・ES 細胞の発生・分化、胚発生の制御、環境ホルモン
第6回~8回 プリオン病の科学、腸管上皮細胞の発生・分化と機能発現、腸管免疫系
第9回~11回 栄養・代謝制御、遺伝子・分子栄養情報
第12回~13回 行動の個体差、動物福祉と行動
<成績評価方法>
講義への出席とレポート提出の状況によって評価する。
<準備学習等>
指定する教科書を予め読んでおくこと。
<教科書および参考書>
細胞核の分子生物学「クロマチン・染色体・核構造 -」(朝倉書店、2005)
動物発生工学(佐藤英明ら編、朝倉書店、2002)
細胞核-遺伝情報制御と疾患(原田昌彦ら編、羊土社、2009)
細胞を読む - 電子顕微鏡で見る生命の姿(山科正平著、講談社、1989)
獣医組織学(第三版)(日本獣医学会編、学窓社、2005)
霊長類から人類を読み解く:遺伝子は語る(村山美穂著、河出書房新社、2003)
Metabolism at a Glance 3rd ed (Salway, J. G. Blackwell Scientific publications,2004)
動物への配慮の科学(佐藤衆介・森裕司監訳、チクサン出版社、2009)
家畜行動学(三村耕編、養賢堂、1997)
<備 考>
(1) オフィスアワー:動物栄養生化学分野 515 室、木曜日:17 時 30 分~ 19 時 30 分
(ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html
(3) e-mail アドレス:[email protected]
82
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食品機能健康科学合同講義
2
前期課程
後期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
藤井 智幸
<授業テーマ>
食品が有する生理機能と健康への寄与および機能制御に関する科学的解説と先端情報のレビュー
<授業の目的と概要>
5 分野 11 名の教員により、多方面の切り口からの講義を行い、食品機能と健康科学を総合的に理解する。
1)畜産食品や乳酸発酵食品の機能性成分の特性とその利用性や評価法を理解する。
2)動脈硬化症、肥満などの生活習慣病予防や老化制御に関与する食品成分の作用およびその機構を詳細に解説する。
3)食品中に含まれる栄養素の健康維持機能の作用点を分子レベルで理解する。
4)食品と天然物成分について、化学構造と健康機能の相互関係を理解する。
5)食品の持つ機能を低下させない、あるいは増強する方法論について理解する。
以下の教員が担当する。齋藤忠夫教授、北澤春樹准教授、池田郁男教授、都築 毅准教授、駒井三千夫教授、白川 仁
准教授、 宮澤陽夫教授、仲川清隆准教授、木村ふみ子助教、藤井智幸教授、高橋まさえ准教授
<キーワード>
1)乳、肉、卵、機能性ヨーグルト、プロバイオティック乳酸菌、バクテリオシン、特定保健用食品(トクホ)、食品免
疫評価法
2)動脈硬化症、肥満、加齢、老化
3)ビタミン・ミネラル、遺伝子発現調節、食欲(味覚)調節
4)食品・天然資源、構造解析、機能分子
5)食品保蔵、安定化技術、分子変換技術
<学習の到達目標>
生活習慣病の発症や予防に関与する食品成分の作用機構解明のプロセス、および機能性成分の消長過程を学ぶことで、
機能性食品の開発には物理的、化学的、生物学的な広範な知識が必要であることを理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
プロバイオティック乳酸菌と機能性ヨーグルト(齋藤)
特定保健用食品(トクホ)の開発と将来(齋藤)
食品免疫学の概念と免疫機能性食品の位置づけ(北澤)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(1)(池田)
動脈硬化症を予防する食品成分とその作用機構(2)(池田)
伝統的日本食の健康長寿効果について(都築)
味覚機能の維持に必須な栄養素と亜鉛酵素の役割(駒井)
「食品からのビタミン摂取基準値」、「上限量」、およびビタミンの健康機能(駒井)
生活習慣病の発症機構と食品成分(ビタミン)による発症抑制(白川)
日本食の健康有益性とこめ成分の機能 ( 宮澤 )
化学発光分析や質量分析で探るヒト表皮脂質の役割 ( 仲川 )
新生児における n-3 系高度不飽和脂肪酸の吸収・組織分布(木村)
高圧の食品分野への応用(藤井)
超臨界流体の食品分野への応用(藤井)
テラヘルツ分光法の食品分野への活用について(高橋)
<成績評価方法>
出席状況およびレポートの成績で評価する。
<準備学習等>
とくに必要なし。
<教科書および参考書>
参考書などは、各教員が適宜紹介する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:講義終了後 15 時まで、その講義室または各教員の研究室で受け付ける。
(2) 連絡先:講義時に各教員から案内される。
83
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
天然物化学合同講義
2
前期課程
後期
火曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
山下 まり・桑原 重文・此木 敬一
<授業テーマ>
生理活性天然物の化学合成、単離・構造決定法、活性物質探索法、生理作用の解明
<授業の目的と概要>
広く臨床で応用されている抗ガン剤であるタキソールをはじめ、多くの有用な物質が天然の動植物、微生
物から単離、構造決定されている。さらに、それを大量供給し、より活性の高いものを得るために、化学
合成する手法も飛躍的に発展を遂げている。本講義では、有用物質の探索、単離、構造決定、生理作用、
化学合成について習得し、実際にどのように応用されているのかについて学ぶ。
<キーワード>
生理活性天然物・化学合成・構造決定・活性物質探索 <学習の到達目標>
有用天然物の探索、単離、構造決定、生理作用、化学合成について習得し、自らの研究に応用できるよう
になる。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回~ 3 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 1
第 4 回~ 6 回 生理活性天然物の探索、単離、構造決定 2
第 7 回~ 9 回 生理活性天然物の合成
<成績評価方法>
出席・レポートで評価し、それぞれ 50% 50 %とする。
<準備学習等>
下記参考書で基礎的知識を得ておくこと。
<教科書および参考書>
有機化合物のスペクトルによる同定法(R.M.Silverstein ら著、東京化学同人)
大学院有機化学 I,II(野依良治ら編,東京化学同人)
Organic Chemistry(Clayden ら著,Oxford University Press)
<備 考>
隔年開講 27 年度開講しない
担当:桑原重文教授・山下まり教授・此木敬一准教授
(1) オフィスアワー:講義の後に適宜質問を受ける。その他の問い合わせも可能。
(2) email: [email protected], [email protected], [email protected]
(3) HP: h
ttp://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html, http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.
html
84
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
災害復興合同講義
1
前期課程
前期集中
その他・連講
開講年度
<担当教員>
伊藤 房雄
<授業テーマ>
被災地の復旧・復興における有用技術の導入・普及の社会経済的条件と地域農業復興の多様性について学ぶ。
<授業の目的と概要>
大規模自然災害で甚大な被害を被った地域の農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興過程に
おいて、農学の果たすべき役割は大きくかつ重要である。本合同講義では、農学が開発した様々な技術が
どのような条件の下で導入され普及していくのかを理解するとともに、多様な地域農業復興を実現してい
く上での課題を検討し、災害復興に直面した際に各自が為すべきことを考察する。なお、授業は、講義と
討議を併用する。
<キーワード>
復興の主体、圃場整備事業、合意形成、技術普及論、誘発的技術進歩、成長産業、生業、持続性、行政と
NPO
<学習の到達目標>
農林水産業や食品産業等、及び農山漁村の復旧・復興において、農学の果たすべき役割とそこでの課題を
理解し、災害復興の現場で適切に行動し得る素養を養う。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:ガイダンス、復興計画と農学(伊藤)
第2回:生産基盤の復旧・復興の実際と農業工学の役割(郷古)
第3回:生産基盤の整備事業と合意形成(郷古)
第4回:農業技術普及の理論と適用の実際(安江)
第5回:成長産業としての農業の課題(大滝)
第6回:生業と暮らしに視点をあてた地域づくり(長谷川)
第7回:災害復興のもうひとつの主体:持続性の高いNPO活動(伊藤)
第8回:レポート作成(伊藤)
<成績評価方法>
出席およびレポート(上記の授業内容から2つ選択)に基づき評価する。
<準備学習等>
前もって予習する必要はないが、レポート作成のためにはそれなりの自助努力が必要。
<教科書および参考書>
参考書等については、それぞれの講師が適宜指示する。
<備 考>
オフィスアワー:特に曜日等は指定しないが、事前にアポイントを取ること。
E-mail: [email protected](伊藤房雄)
85
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
応用微生物学特論
2
前期課程
前期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
阿部 敬悦
<授業テーマ>
微生物学の基礎科学の最先端の成果と、応用・実用化の最先端の最新情報、特許について調査・学習する。
<授業の目的と概要>
微生物の有用産物である一次代謝産物(アミノ酸・有機酸・酵素)や二次代謝産物である生理活性物質、
環境因子などの生産機構やそれを司る遺伝子の発現制御機構や物質の取り込み・排出、分泌機構、代謝の
最新知識を習得し、発表する。また、遺伝子発現制御並びに微生物と宿主・環境との相互作用の研究にスポッ
トを当て、今後展開される微生物の利用や制御との関連を議論する。最先端の科学的成果、産業応用の展
開について、対比しつつ検証する。知的財産についても、分析を行う。
<キーワード>
代謝、物質の取り込みと排出・分泌、生理活性物質、産業酵素、二成分制御系、環境と微生物、特許、知
的財産
<学習の到達目標>
微生物の産生する代謝産物・生理活性物質や酵素の精製、構造、機能および合成制御に関する研究の進め
方を理解し、微生物の産業や環境へ応用、微生物制御システムなどを自ら考案する能力を身につける。ま
た微生物関係の特許についても理解を深める。
<授業内容・方法と進度予定>
下記の内容等に関わるトピックスを紹介し、討論する。基礎科学分野の文献と特許文献の 2 種類を紹介する。
紹介の後に、解説を行う。
1)微生物の生理機能と微生物利用の現状
2)酵素の生産制御。発酵による物質生産、分解
3)物質の輸送・排出、分泌機構
4)遺伝子発現制御と物質生産
5)微生物の農学・化学・医学・薬学分野への応用
6)環境と微生物
<成績評価方法>
出席、発表、討議によって評価する。評価割合はそれぞれ 30、40、30 %とする。
<準備学習等>
講義内容に関連する印刷物があらかじめ配布された場合、発表者はもとより、各自が討議に参加できるよ
うに予習する。学部での微生物学、生化学、分子生物学の基礎的内容を理解しておく。
<教科書および参考書>
参考書:1) Brock, Biology of Microorganisms (14th edition) (Madigan M et al. 著 )
( 出版社:PEARSON) 第 13 版から第 14 版に切り替わったばかりです。
2) 国立大学法人東北大学知的財産マニュアル 2014 年度版
<備 考>
オフィスアワー:授業終了後 15 時~ 17 時(メールで予約;応用微生物学研究室にて)
ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/microbio/index-j.html
メールアドレス:[email protected]
86
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
微生物生化学特論
2
前期課程
後期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
金子 淳
<授業テーマ>
細菌を中心とした、産業・環境および感染に関連する生化学・分子生物学の現状
<授業の目的と概要>
微生物はバイオテクノロジーや食、感染、環境などを通じて農学全般に広く関わっている。本授業では、
まずポストゲノム時代の微生物の生化学・分子生物学研究の現状に関する基礎的事項を講義する。その後、
ゼミ形式で微生物による有用物質の生産機構や、生合成系の調節機構、および様々な病原菌の感染に関わ
る宿主細胞との相互作用の分子機構、遺伝子の発現制御機構等の関する最新の総説を読み、発表と内容の
討議を通じて、より深い知識、考え方を取得する。
<キーワード>
ゲノム解析、動く遺伝子(トランスポゾン、プラスミド、バクテリオファージ)、微生物生産、有用物質や
生理活性物質の生産と分泌系、グローバル代謝制御系、感染機構と感染制御
<学習の到達目標>
微生物のゲノム解析、生理機能、生体分子の構造と機能相関、遺伝子発現制御機構および感染制御などに
ついて、分子および構造レベルで理解し、微生物産業や感染制御に応用する考え方を身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
【講義(4回)】
1)オリエンテーション、ゲノムから何が分かるか?
2)細菌の遺伝学および動く遺伝子の分子生物学
3)細菌の遺伝子の発現制御(グローバル制御機構を中心に)
4)細菌およびバクテリオファージのゲノム解析の実際
【ゼミ形式の講義と討議(5 回目以降)】
授業テーマに関連する Nature reviews microbiology の最新の総説を読んで発表し、討議する。
【レポート】各自の発表内容をまとめるとともに、他の人の発表内容に対するコメントをまとめたレポート
を作成する。
<成績評価方法>
出席、発表・討議。レポートによって評価する。評価割合はそれぞれ 30、40、30 %とする。
<準備学習等>
「Nature reviews microbiology」に掲載された最新の関連総説から各自が担当するものを選び、その内容を
まとめたのプリントを作成して発表する。各自が討議に参加できるように各回の総説を読み予習する。学
部での微生物学、生化学、分子生物学の基礎的内容を理解しておくこと。
<教科書および参考書>
内容理解の助けとなる生化学や分子生物学、微生物学の教科書は、オリエンテーション時に紹介する。
後半は Nature reviews microbiology の総説を用いる。
<備 考>
オフィスアワー:在室時は質問歓迎。(メールで予約;応用微生物学研究室にて)
メールアドレス:[email protected]
87
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物微生物学特論
2
前期課程
前期
木曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
磯貝 惠美子
<授業テーマ>
微生物の分子生物学と微生物バイオテクノロジー、ヒトおよび家畜における感染症学
<授業の目的と概要>
人や動物は、病原微生物に脅かされている一方で、健康維持に働く消化管内生息微生物や数々の加工食品・
アミノ酸のような生体関連物質・抗生物質のような医薬品などをつくってくれる微生物の恩恵を受けてい
る。本講義では、微生物が細胞活動を営むしくみを分子生物学的側面から理解するとともに、生物産業と
密接に関係する工業微生物について学習する。病原微生物については微生物生態、病原微生物の分子生物学、
病原体に対する生体応答、衛生・公衆衛生について、幅広く知識を習得する。
<キーワード>
微生物、代謝、遺伝、工業微生物、微生物生態、病原微生物学、衛生・公衆衛生
<学習の到達目標>
基礎から応用にわたって、最前線の微生物科学を習得し、当該分野の情報収集力と研究展開力を養う。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回-2回:微生物の代謝・遺伝
第3回-4回:微生物の進化と多様性
第5回-6回:バイオテクノロジーにおける微生物の利用
第7回-8回:疾患感受性と感染症、感染免疫学
第9回- 10 回:消化管常在菌層と感染症
第 11 回- 12 回:ヒトと動物の感染症
<成績評価方法>
試験・出席、論議及びレポートによって総合評価する。
<準備学習等>
インターネットを利用し、自ら調べること。調べた内容を他の人にわかりやすく伝えることなど各自準備
学習を行うこと。
<教科書および参考書>
教科書:ブラック微生物学
参考書:M.T.Madigan, (et.al.) Brock Biology of Microorganisms (12th edition). Pearson Education, Inc.
New Jersey (2009)
動物の感染症第 2、3 版、
Slonczewski & Foster (2010) Microbiology: An Evolving Science, 2nd Ed., W. W. Norton &
Company
<備 考>
(1) オフィスアワー:授業日の 15:00 ~ 17:00(それ以外も在室中は随時応じる)
(2) E-mail address:[email protected], [email protected]
88
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
宿主寄生体学特論
2
前期課程
後期
木曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
磯貝 惠美子
<授業テーマ>
宿主と病原因子との相互作用に基づく感染症の成立と生体防御
<授業の目的と概要>
人の交流と食物の流通が国際化、スピード化するなかで感染症への脅威が高まっている。2010 年には宮崎
県で口蹄疫が発生し、おおきな被害をもたらした。このとき、ワクチン接種は殺すための牛に行われた。いっ
たい、なぜだろう?こうした疑問に答えることができるように我々を取り巻く種々の問題について議論し、
理解を深める。本講義では、病原性微生物に対する動物の生体防御機構を解説し、さらに細菌感染症に対
する予防法を学ぶ。これらの問題について理解を深めていただく。さらに、自己免疫疾患や過敏症などを
通じて免疫応答の負の側面を知る。
<キーワード>
自然免疫、獲得免疫、抗原、抗体、病原細菌、ウイルス、予防、ワクチン
<学習の到達目標>
病原微生物がいかにして宿主への感染を成立させるのか、また、動物の免疫システムがどのように細菌
やウイルスなどの感染因子を認識し排除するのか、その分子的基盤を理解する。微生物の様々な構成成分
が誘導する自然免疫応答-抗菌ペプチドの分子生物学とTLRを介したシグナル伝達について学ぶ。ワク
チンによる予防接種の成功と不成功のカギは何かを知る。免疫応答の負の側面を理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回:人獣共通感染症
第2回-3回:細菌の病原性因子と生体との相互作用
第4回-6回:自然免疫と獲得免疫 - 感染因子排除のプロセス
第7回-8回:感染症における分子生物学、ワクチン
第9回- 10 回: 自己免疫疾患、過敏症
第 11 回- 12 回:共生か排除か?
<成績評価方法>
出席、論議およびレポートによって評価する。レポートは、宿主と病原因子との相互作用に関する専門
書あるいは論文について内容を読んでまとめてもらう。
<準備学習等>
講義内容に即した論文を配布するので、受講生は理解を深めるために微生物学および分子生物学の基礎
を再度復習することが必要である。
<教科書および参考書>
免疫学イラストレイテッド 原著第7版 南江堂(2009)
免疫生物学-免疫系の正常と病理- 原書第5版 監訳 笹月健彦 南江堂(2003)
<備 考>
(1) オフィスアワー:授業終了後の午後2時-5時まで動物微生物学研究室でオフィスアワーを設ける。
(た
だし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/doubi/index.html
(3) E-mail address:[email protected], [email protected]
89
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
動物資源化学特論
2
前期課程
前期
水曜日・3講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
齋藤 忠夫
<授業テーマ>
乳・肉・卵を中心とする動物生産物の基盤科学
<授業の目的と概要>
乳(ミルク)・肉・卵などの動物生産物(動物生体成分を含む)の食品としての一次機能(栄養機能)、二次機能(味覚
嗅覚応答機能)および三次機能(生体調節機能)についての学部講義のレベルを超えた知識を学ぶ。動物生産物に関す
る世界の基盤研究についての原著書籍や最新学術論文および総説などを厳選して紹介し、それに詳細な解説を加えた輪
読を行う場合もある。とくに、乳分野研究を中心に学習する。
まず、乳の糖質、タンパク質、脂質の特性と利用性の概要を学習し、乳発酵に広く使用される有用乳酸菌(プロバイオティ
クスを含む)の機能特性、同菌を用いた機能性ヨーグルト、食品生化学・食品免疫学の諸問題に関する最新研究および
乳酸菌による食品保蔵 (Bio preservation) の最新分野について理解し、修論研究に直結させる。
本講義では、乳科学に関する基礎研究を主として取り上げ、後期の「食品機能健康科学合同講義」での齋藤・北澤担当
部分では、特許戦略を含む商品開発などの応用研究に特化したテーマを扱うので、連続しての受講が望ましい。
<キーワード>
乳(ミルク)、肉、卵、乳製品、チーズ、はっ酵乳、ヨーグルト、乳酸菌、プロバイオティクス、プレバイオティクスシ
ンバイオティクス、オリゴ糖、食品の三次機能、バクテリオシン、バイオプリザーベーション、食品免疫学、イムノバ
イオティクス
<学習の到達目標>
乳・肉・卵の主要な動物 生産物の成分特性と機能性発現機構の基礎科学を理解することで、修論をより発展させるこ
とに結びつき、将来の製品開発などの応用研究や特許研究に進展できる基礎的能力を身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回~8回 (齋藤担当)
「乳の糖質科学」:ラクトース(乳糖)、ラクターゼ、低ラクトース乳製品の製造、乳酸発酵、機能性ヨーグルト、ミ
ルクオリゴ糖、ビフィズス因子、感染防御因子 /「タンパク質科学」:乳タンパク質、誘導される各種機能性ペプチ
ドの特徴と機能性発現機構 /「脂質の科学」:乳脂肪の特性、シス・トランス酸の科学など
「乳製品の化学」:機能性ヨーグルトおよびナチュラル・プロセスチーズの機能性
第9回~15回 (北澤担当)
「腸管免疫から見た食品免疫の概念」:免疫学の誕生,その基礎から応用を概説する.さらに,食品と関係が深い腸
管を代表とする粘膜免疫機構を理解しながら,食品免疫学の誕生とその概念を解説する.
「プロバイオティクスの免疫機能発現」:プロバイオティクスから生まれたイムノバイオティクスの概念と,Toll 様
受容体を代表とするパターン認識受容体を介する活性発現機構の分子メカニズムについて解説する.
<成績評価方法>
出席とレポートで評価し、評価割合はそれぞれ 70%および 30%とする。
<準備学習等>
とくに事前学習の必要はないが、学部授業のミルク科学および動物食品機能学の受講により、乳・肉・卵の基礎知識を
習得した上での履修が望ましい。
<教科書および参考書>
テキスト:無し(適時最新のプリントを配布する)
参考書:畜産物利用学(齋藤ら編、文永堂出版、2011)
乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス(京都大学学術出版会、2010)
ミルクの事典(上野川ら編、朝倉書店、2009)
現代チーズ学(齋藤ら編、食品資材研究会、2008)
Bioactive Components in Milk and Dairy Products (Wiley-Blackwell, 2009)
Bioactive Components of Milk (Springer, 2008)
Probiotics: Immunobiotics and Immunogenics (CRC Press, 2014)
<備 考>
オフィスアワー:動物資源化学分野 毎週水曜日 17 時~ 18 時
ホームページ URL:http://www.agri.tohoku.ac.jp/douka/index-j.html
動物資源化学の最近の研究活動内容が把握できる。
電子メールアドレス:[email protected] (齋藤忠夫)
[email protected] (北澤春樹)
質問や講義に対する意見や要望がある場合には、電子メールで常時受け付ける。
平成 27 年度は休講とするが、平成 28 年度は開講する。
90
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食品化学特論
2
前期課程
前期
金曜日・1講時
毎年開講
<担当教員>
池田 郁男・都築 毅
<授業テーマ>
生活習慣病の成因とそれを予防する食品中の機能性物質の分子構造と作用機構を学ぶ。
研究に関わる統計検定法を学ぶ。
<授業の目的と概要>
肥満、動脈硬化症、癌などの生活習慣病の成因の基本を学習すると同時に、食品中に含まれる機能性物質
の分子構造と作用機構に関する研究を学ぶことで、機能性食品開発の考え方、研究の進め方を修得する。
さらに、研究に不可欠な統計検定法を学習することで、適切な実験計画の立て方やデータ処理法を修得する。
<キーワード>
生活習慣病、食品成分、肥満、動脈硬化症、癌、統計検定法、パラメトリック法、ノンパラメトリック法、
t 検定、多重比較、一元配置分散分析、二元配置分散分析
<学習の到達目標>
生活習慣病の成因とその予防、および、機能性食品の研究、開発の過程を理解すること。
統計検定法を理解すること。
<授業内容・方法と進度予定>
統計検定の基礎(パラメトリック法とノンパラメトリック法、t- 検定、一元配置分散分析、多重比較、二
元配置分散分析)(4 回)
遺伝子解析や酵素活性測定は我々に何を教えてくれるのか?(1 回)
コレステロールはどれくらい悪者か?(2 回)
コレステロール吸収を阻害する食品成分の生理作用(1 回)
生活習慣病を予防する食品の作用機構とその利用(6 ~ 7 回)
<成績評価方法>
出席、討議内容、およびレポートにより評価する。
レポートは、講義内容に関連する総説を読み作成すること。
<準備学習等>
食品化学、栄養化学、栄養生理学、生物化学、分子生物学の講義内容を理解している必要がある。
<教科書および参考書>
必要に応じて紹介する。
<備 考>
オフィスアワー:食品化学研究室、本館 223 室(池田郁男)、本館 225 室(都築毅)、在室中は随時受け付ける。
e-mail:[email protected](池田郁男)
[email protected](都築毅)
91
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
栄養生理学特論
2
前期課程
前期
金曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
白川 仁・駒井 三千夫
<授業テーマ>
栄養成分による疾病予防効果の分子機構と、最新の栄養生理学研究を学ぶ
<授業の目的と概要>
栄養成分は、直接あるいは間接的に遺伝子の発現量を変化させ、生体の恒常性の維持に関与している。一方、
慢性的な栄養素欠乏は生活習慣病の発症リスクを上昇させる。本講義では、高血圧・糖尿病・動脈硬化な
どの生活習慣病の発症抑制に関わる栄養成分の分子機構についての最新の知識を習得する。
<キーワード>
ビタミン、ミネラル、遺伝子発現調節、生活習慣病、肥満(食欲調節異常)
<学習の到達目標>
食生活・加齢・遺伝因子等によって発症する病態に対する栄養学的な手段による改善とその作用機構につ
いて、最新の論文の輪読と討論を行うことによって理解する。併せて、生命の基本的な生理機能とその調
節機構を理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
1)駒井担当分
最新の月刊誌 "Nutrition Reviews" 誌または "Physiology" 誌を輪読し、討論を行う。総説なので、担当
院生は引用されている原著論文も把握して資料を作成し、論文を解説する。
2)白川担当分
Trends in biochemical sciences, Trends in endocrinology and metabolism などを輪読し、議論を行う。
<成績評価方法>
出席状況と発表内容により評価する。
<準備学習等>
本学農学部で開講された次の授業内容を理解していることが必要である。
「栄養化学」、「栄養生理学」、「生物化学」、「分子生物学」
<教科書および参考書>
最新の "Nutrition Reviews" 誌(月刊)または "Physiology" 誌(隔月刊)
Trends in biochemical sciences, Trends in endocrinology and metabolism
<備 考>
平成 27 年度は開講(28 年度は休講)
92
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
機能分子解析学特論
2
前期課程
前期
水曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
仲川 清隆・木村 ふみ子
<授業テーマ>
天然機能分子の構造解析法と分子機能解析
<授業の目的と概要>
食品や天然物成分の機能性評価は、有効成分の構造解析と生物における吸収動態・代謝の把握が重要になる。
さらに、物質運搬の制御、細胞機能の修飾、シグナル伝達の改変、遺伝子発現の調節など分子機能の解析
が求められる。本講義では、こうした機能解析に関する基礎と応用の知識習得を目指す。最新論文の輪読
と討論を中心に講義を進める。
<キーワード>
食品成分、農水産物、機能分子、構造解析、体内動態、分子機能
<学習の到達目標>
食品や天然物に含まれる機能成分についての最新知識を習得する。機能分子に関する解析研究の戦略と方
向性を自ら立案できるようになること。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回:本講義のガイダンス
第 2 ~ 3 回:機能分子の精密構造解析法(質量分析、核磁気共鳴分析、化学発光解析)
第 4 ~ 5 回:機 能分子の生物における体内動態・代謝(フラボノイド、カロチノイド、クルクミノイド、
トコトリエノール、プラズマローゲン、共役脂肪酸、デオキシノジリマイシン)
第 6 ~ 7 回:機能分子の分子機能の解析法(DNA チップ、PCR、ウエスタンブロット)
第 8 ~ 9 回:食品と天然物の多様な分子機能(細胞機能の修飾、シグナル伝達の改変、遺伝子発現の調節、
とくに caspase3、caspase8、TNF α、PKC、p53、PPAR αなどの発現変動)
第 10 ~ 13 回:機能分子に関する最新論文を輪読し、研究推進の戦略について討議する。
その内容をレポートにまとめて提出すること。
<成績評価方法>
出席とレポートによって評価する。それぞれの評価割合は 50%ずつとする。
<準備学習等>
栄養学、食品学、生化学、有機化学、分析化学に関する基礎知識を有することが望ましい。先端構造化学
特論をあわせて履修することにより理解が深まる。
<教科書および参考書>
講義で配布する論文の別刷りとこれに記載されている参考論文。
<備 考>
「機能分子解析学特論」をはじめて学ぶ学生であっても、興味を持って勉強すれば理解できる内容の授業を
行う。
オフィスアワー: 講義日の 16 時~ 17 時(場所は下記参照)
(ただし、上記時間以外にも在室中は随時受け付ける)
機能分子解析学教授室 : 農学研究科研究実験棟第一(1 階の東側)
Tel: 022-717-8906 Fax 022-717-8905
E- メール : [email protected]
HP:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kinoubunshi/index-j.html
93
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
天然物生命化学特論
2
前期課程
後期
火曜日・4講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
此木 敬一・山下 まり
<授業テーマ>
NMR による低分子有機化合物の構造解析および最先端の天然物化学について学習、討論する
<授業の目的と概要>
天然有機化合物合成や化学合成生成物の構造の同定に必須であり、さらに近年多糖や蛋白質など生体高分
子への応用が目覚ましい、多次元 NMR のうち、ルーチンで用いる 2DNMR による構造解析法を修得して
いただく。また、J 値や NOE から立体構造を推定する方法について学ぶ。測定原理の概要についても簡単
に紹介し、議論する。また、最先端の天然物化学について、天然有機化合物討論会の要旨集を用いて学習し、
討論する。
<キーワード>
低分子有機化合物の構造決定、2D NMR、J 値、立体構造、NOE、天然物化学
<学習の到達目標>
基本的な 2DNMR スペクトルを解析して、低分子有機化合物の構造を推定できるようになること。最先端
の天然物化学について学習、討論して理解を深める。
<授業内容・方法と進度予定>
第 1 回:NMR スペクトルの低分子、高分子への応用、装置について解説し、議論する。
第 2-3 回:1H-1H COSY スペクトルの測定原理と解析の仕方を解説し、それに対して議論する。また、自
ら練習問題を解く。
第 4-5 回:NOE と J 値と立体構造の推定について解説し、それに対して議論する。また、自ら練習問題を解く。
第 6-10 回:HSQC, HMBC スペクトルも含めて、構造推定の演習を行い、議論する。
上記と並行して天然有機化合物討論会の要旨集の中から発表を 1 つ選び、内容について調べて発表、討論
する。
<成績評価方法>
出席、演習と発表によって評価し、それぞれの評価割合は 50%、50%である。
<準備学習等>
1D の 1H, 13CNMR について復習しておくこと。天然有機化合物討論会の要旨集の中から発表を 1 つ選び、
内容について調べて、発表準備をすること。
<教科書および参考書>
教科書:有機化合物のスペクトルによる同定法(R.M.Silverstein ら著、東京化学同人)
天然有機化合物討論会の要旨集
<備 考>
担当教員、山下まり教授・此木敬一准教授
隔年開講
27 年度開講する
94
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物有機化学特論
2
前期課程
後期
火曜日・1講時
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
桑原 重文
<授業テーマ>
最新の有機合成反応と天然物全合成デザイン法の修得,および英語聴解力の養成
<授業の目的と概要>
日本の天然物有機化学分野における代表的シンポジウムである天然有機化合物討論会の講演要旨集を教材
として,天然生物活性物質の全合成および全合成を達成するために必要な各種有機化学反応を理解・修得
することを目的とする。各回の担当者を決め,学習した反応論または全合成に関する発表と質疑応答およ
びディスカッションを行うとともに,重要な事項についての解説を行う。また,毎回 30 分ほどの時間をア
メリカ化学会のオーディオコース(The Challenge of Organic Synthesis)の学習にあて,実践的有機化学
の基礎を学ぶとともに,ネイティブスピーカーの英語を聴き取る力を養成する。
<キーワード>
有機化学反応,遷移金属,逆合成,天然物合成
<学習の到達目標>
複雑な天然有機化合物の全合成に用いられる1つ1つの基本反応を理解し自在に応用できるようになると
ともに,逆合成計画の立て方のコツをつかむ。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回- 14 回:天然有機化合物討論会の講演要旨集に掲載されている研究の中から,受講者が興味を持っ
たものを学習して,毎回1人ずつ発表する。質疑応答,討論および解説を行う。アメリカ
の著名な有機化学者の講義の録音テープを聞き取る訓練を行う。
15 回:予備日。
<成績評価方法>
出席(50%)と発表および討論内容(50%)により評価する。
<準備学習等>
学部レベルの教科書,例えば「ウォーレン有機化学」(Oxford University Press)などを理解できるように
しておくこと。
<教科書および参考書>
教科書:天然有機化合物討論会講演要旨集;The Challenge of Synthesis: Techniques and Strategies(B. M.
Trost, ACS Audio Course, The American Chemical Society)
<備 考>
(1) オフィスアワー:月曜日 15:00 - 18:00,農学研究科本館2階 208 号室(生物有機化学分野教授室)(事
前に連絡をしてもらえば,その他の日時でも可)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html
(3) e-mail address: [email protected]
95
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
天然物合成化学特論
2
前期課程
後期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
桑原 重文
<授業テーマ>
天然有機化合物の逆合成解析法に習熟するとともに有機合成実験の基本的操作法を理解する
<授業の目的と概要>
複雑で特異な構造を有する天然有機化合物の全合成研究は有機合成化学の発展に寄与するのみならず,様々
な生物学的研究および実用化研究の起点となってきた。本講義では,種々の生物活性を有する天然有機化
合物(抗癌物質,抗生物質,抗ウイルス物質,植物ホルモン,昆虫フェロモンなど)の全合成計画立案法
および有機合成実験操作法の基本について解説するとともに,全合成が達成されていない天然有機化合物
の逆合成計画を各自が作成して発表し,ディスカッションを行う。
<キーワード>
有機合成,天然物全合成,逆合成解析
<学習の到達目標>
合成標的分子の合理的な合成デザインを策定できるようになる。合成実験操作の基本について正しい知識
を持つ。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回ー3回:逆合成解析に焦点を当てた天然物全合成に関する講義および基本的合成実験操作法に関す
る解説
第4回ー第 15 回:各回の担当者を決め,天然有機化合物について各自が作成した逆合成計画を発表し,ディ
スカッションを行う。
<成績評価方法>
出席(50%),発表およびディスカッションの内容(30%)および課題レポート(20%)により評価する。
<準備学習等>
学部レベルの教科書,例えば「ウォーレン有機化学」(Oxford University Press)等を理解できるようにし
ておくこと。
<教科書および参考書>
教科書:なし 参考書:適宜,推薦する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:月曜日 15:00 - 18:00,農学部本館2階 208 号室(生物有機化学教授室)(事前に連絡
してもらえば,その他の日時でも可)
(2) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html
(3) e-mail address: [email protected]
96
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
遺伝子情報システム学特論
2
前期課程
後期
金曜日・2講時
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
五味 勝也
<授業テーマ>
真核微生物の分子生物学的解析手法と有用物質生産の現状と課題
<授業の目的と概要>
産業上重要な役割を果たしている真核微生物(糸状菌と酵母)の持つ多様な細胞機能を分子レベルで解析
するための手法の原理と応用例を学び、それらの技術を活用した有用物質生産における最新の研究成果に
関する文献などをゼミ形式で紹介して考察・議論することにより新しい技術開発を目指した研究思考を身
につける。
<キーワード>
糸状菌、酵母、遺伝子発現制御、分子細胞生物学、異種タンパク質生産、ポストゲノム
<学習の到達目標>
産業真核微生物のゲノム情報に基づく遺伝子発現制御機構や分子細胞生物学的手法によるタンパク質の輸
送・分解に関する解析と組換え DNA 技術を利用した有用物質生産の現状を把握し、解決すべき課題を見
出して将来の研究展開を考察できるようになる。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回~3回:糸 状菌および酵母の遺伝子発現制御機構の解析に関する最新の研究成果について概説し、
関連文献の紹介と解説、それに基づいて討議を行う。
第4回~6回:糸状菌および酵母の分子細胞生物学に関する最新の研究成果について概説し、関連文献の
紹介と解説、それに基づいて討議を行う。
第7回~9回:糸状菌および酵母を宿主とした有用タンパク質の分泌生産に関する最新の研究成果につい
て概説し、関連文献の紹介と解説、それに基づいて討議を行う。
第 10 回~ 12 回:ポストゲノムシークエンス時代における酵母ならびに糸状菌の研究のトピックス、関連
文献を紹介・解説し、それに基づく討議を行う。
なお、大学近辺で本講義に関連した学会やシンポジウム・セミナーが開催される場合には、それらに参加
することにより最新の研究成果を調査し解説・討議する。
<成績評価方法>
出席、討議ならびにレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 70、10、および 20%とする。
<準備学習等>
配布する文献以外に関連する論文などを自主的に検索して学習していくことが望まれる。また、受講生の
文献紹介の際には活発な討議を期待する。
<教科書および参考書>
講義内容に関連する印刷物ならびに文献を講義の際に配布する。
<備 考>
(1)オフィスアワー:授業当日(金曜日)15:00 ~ 17:00
(2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/seimei/index-j.html
(3)E-mail address: [email protected], [email protected]
97
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
海洋生命遺伝情報システム学
特論
2
前期課程
前期
木曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
鈴木 徹
<授業テーマ>
魚類発生工学とその水産業・バイオインダストリーへの応用
遺伝的多様性の利用と保全に関する理論とその応用
配列データの処理に関する手法とその計算効率及び処理結果の精度
<授業の目的と概要>
この授業は、3つの内容で構成される。まず魚類の発生工学研究の最近の動向と新しい技術、それらの増養殖種苗生産
やバイオインダストリーへの利用について解説するとともに、今後の研究展開について討論する。
二つ目が魚類の遺伝育種、保全遺伝学研究の最近の動向である。地球上に出現した多様な生物種は、それらを上手く利
用すれば永続可能な無限資源となるが、利用の方法を誤れば絶滅するという危うさを孕んだ資源である。人類による遺
伝資源の過剰利用により予測されるリスクの評価およびリスク管理について集団遺伝学的視点から解説する。
三つ目が生物情報学の最近の動向である。配列データの処理に関する基本的な手法について理論的な背景を理解してい
ただくとともに、それぞれの手法を用いた場合の利点や問題点などの特徴について考察及び議論をする。
<キーワード>
発生工学、ポストゲノム研究、水産増養殖、バイオインダストリー、遺伝資源、集団構造、集団の有効サイズ、近交弱勢、
持続的利用、アラインメント
<学習の到達目標>
魚類を使ったポストゲノム研究の最近の動向、発生工学のバイオインダストリーへの応用の現状について学び、それら
を今後の研究に応用する能力を身につける。遺伝資源の利用に伴うリスクを理解し、それらを回避・管理するための方
策を学ぶ。集団遺伝学の理論に基づく遺伝的多様性保全手法の策定能力を身につける。また、配列データの処理に関す
る手法とその計算効率及び処理結果の精度について学ぶ。
<授業内容・方法と進度予定>
第1~2回:魚類発生システムと発生工学(鈴木・横井)
第3~4回: 発生工学の魚類増養殖への応用(鈴木)
第5回:モデル小型硬骨魚類のバイオインダストリーへの利用(横井)
第6~7回:集団の遺伝的多様性と絶滅リスクの評価(中嶋)
第8~9回:集団資源利用の現状と親魚集団管理の問題(中嶋)
第 10 ~ 11 回:魚類増養殖における新品種の作出と個体の遺伝的能力評価(中嶋)
第 12 ~ 13 回:2配列及び多重配列のアラインメントの手法(酒井)
第 14 ~ 15 回:配列断片のアッセンブルの手法(酒井)
<成績評価方法>
出席、論議並びにレポートによって評価する。出席の基準は 8 割以上とする。レポートは、上記授業課題から課題を選
択し最新の情報をふまえて 1000 字程度にまとめる。
<準備学習等>
授業内容の理解を深めるため、参考書および配布資料により予習と復習を行うこと。
<教科書および参考書>
(参考図書)1)エッゼンシャル発生生物学:スラック(大隅訳)、2)集団遺伝学入門 (1987):ハートリー(向井・石和
訳)、培風館。3) 集団の遺伝 (1977):大羽滋、東京大学出版会。4)動物集団の遺伝学 (1994):野澤謙、名古屋大学出版会。
5)Conservation and the Genetics of Populations (2006): FW Allendorf and G Luikart, Blackwell Publishing 保全生物学
(1998):6) R.プリマック・小堀洋美、文一総合出版。
<備 考>
(1)オフィスアワー:授業終了後、担当教員の研究室でオフィスアワーを設ける。なお、在室中は随時質問を受け付ける。
(2)E-mail address: 鈴 木 [email protected]、 中 嶋 [email protected]、 酒 井 [email protected].
ac.jp、横井 hayokoi@ bios.tohoku.ac.jp
98
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
食品機能開発学特論
2
前期課程
前期
火曜日・2講時
毎年開講
<担当教員>
藤井 智幸
<授業テーマ>
機能性食品を開発するために必要な科学と工学を考える
<授業の目的と概要>
食品の加工・貯蔵における物理化学的研究や評価方法について、討論を中心に講義を進める。
<キーワード>
物質収支、エネルギー収支、無次元数、殺菌、伝熱、撹拌、粘度、粘弾性、フーリエの法則、フィックの法則、
吸着、乾燥、保存
<学習の到達目標>
食品を加工・貯蔵する際の物性変化と食品の機能性付加の科学的側面を学び、食品の機能や物性を創出す
る研究の指針を自ら立案できることを目指す。
<授業内容・方法と進度予定>
第1回から第3回 ガイダンスおよび食品産業における科学技術の進歩についての概説
第4回から第7回 物質移動を制御して製造する食品の研究開発
第8回から第11回 冷却と凍結を利用して製造する食品の研究開発
第12回から第15回 微生物機能を利用して製造する食品の研究開発
<成績評価方法>
出席とレポートで評価する。
<準備学習等>
特に必要としない。
<教科書および参考書>
講義にて適宜プリントを配る。
参考書:「食品工学」朝倉書店
参考書:矢野俊正「食品工学・生物化学工学」丸善
参考書:吉田照男「図解 食品加工プロセス」森北出版
<備 考>
(1)オフィスアワー:水曜日17時~18時 本館1階128号室
(2)E-mail:atom @ bios.tohoku.ac.jp
99
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
蛋白質機能開発学特論Ⅰ
2
前期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
新谷 尚弘
<授業テーマ>
<授業の目的と概要>
<キーワード>
<学習の到達目標>
<授業内容・方法と進度予定>
<成績評価方法>
<準備学習等>
<教科書および参考書>
<備 考>
100
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
蛋白質機能開発学特論Ⅱ
2
前期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
開講
<担当教員>
北岡 本光・日高 将文
<授業テーマ>
酵素反応の高度利用に向けた蛋白質機能開発の方法論と実例
<授業の目的と概要>
生体触媒である酵素は生命活動における大多数の化学反応を制御しておりその機能性の研究は生命現象を
理解する上で重要である。また、酵素反応は産業上でも重要であり、糖類の製造を中心に多くの分野で利
用されている。しかしながら、天然界に存在する酵素は当然ながら産業利用を目指して進化したものでは
ないため、利用上不利な性質を示す場合も多い。そのため、酵素の機能を理解することおよびその機能を
改変することは、酵素のより高度な利用を行うために重要である。本講義では、酵素反応の機能開発研究
の手法および実例を学ぶことを目的とする。
<キーワード>
酵素反応・速度解析・分子進化工学・ゲノム情報の活用
<学習の到達目標>
酵素の機能開発および産業利用について必要な知識を身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
(北岡)下記五項目を中心に講義を行う
1.酵素反応の産業利用分野についての概説
2.酵素反応の速度論解析と速度パラメータの意味
3.分子進化工学による酵素の改変
4.糖質関連酵素を実例とした酵素の改変の実際
5.ゲノム情報を活用した酵素反応系の構築
(日高)下記二項目を中心に講義を行う
1.タンパク質の構造の決定法
2.タンパク質構造情報の利用
<成績評価方法>
出席とレポートで評価する
<準備学習等>
学部レベルの生化学の知識を前提
<教科書および参考書>
文献など事前に適宜配布予定
<備 考>
(1) オフィスアワー:質問は随時受け付けます。
(2) 連絡先:[email protected](分子酵素学分野・日高)
101
語 学 科 目
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
実践科学英語
2
前期課程
前期
金曜日・5講時
毎年開講
<担当教員>
Ian Gleadall
<授業テーマ>
A review of English as a tool in science and key ways to self-improve English skills
<授業の目的と概要>
State key ways to master English as a science tool.
<キーワード>
Use, fun, negotiating, reading, speaking, listening, writing
<学習の到達目標>
Gain confidence and enjoyment in using English, whether for formal research communication or as an
enjoyable way to communicate informally at the international level.
<授業内容・方法と進度予定>
Content and progression:
1. Introduction. Background to the course. Negotiation of course content, methods and progression.
2. Mini lecture on speaking and listening.
3. Mini lecture on differences between learning test English and using English as a tool.
4. Mini lecture on short cuts to mastering English.
5. Mini lecture on reading skills.
6. Mini lecture on vocabulary.
7. Mini lecture on writing skills and the importance of reading & vocabulary
8. TBD
Methods: These will be negotiated among the participants and decided as appropriate.
<成績評価方法>
Attendance and negotiated tasks.
<準備学習等>
Your life until now, and your specific field of research.
<教科書および参考書>
TBD
<備 考>
Students on this course are usually from very different backgrounds. Therefore, the mini-lectures
will provide hints on how to improve English skills, while the remainder of the course is negotiated
according to the needs of, and requests by, the participants.
Abbreviation: TBD, to be decided.
103
後期3年の課程
専 門 科 目
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
資源生物生理生態学
2
後期課程
後期集中
その他・連講
毎年開講
<担当教員>
盧 尚建・金山 喜則・片山 知史
<授業テーマ>
園芸や花芽形成、海洋異体類の初期生活史、反芻動物生理学などの最近のトピックスを理解する。
<授業の目的と概要>
(金山)園芸作物の花芽や果実形成、環境ストレス耐性に関わる遺伝子の働き等について解説するとともに、関連事項を
幅広く理解する。
(片山)種によって異なる異体類(ヒラメやカレイ類)の変態、浮遊期間、分布・着底域の特徴と生き残りとの関連性を
理解する。
(盧)反芻動物に関する最近のトピックスについての英語での講義や討論を理解する。
<キーワード>
○園芸作物、果実形成、花芽形成、環境ストレス
○異体類、初期生活史、着底・変態、浮遊生活
○反芻動物、英語での講義、要旨のまとめ方
<学習の到達目標>
(金山)前期課程以降の園芸に関する全領域のテーマについて理解できるようにする。
(片山)初期生活の特徴と適応的意義について理解できるようにする。
(盧)反芻動物の現在行われている中心的課題や専門用語について理解する。
<授業内容・方法と進度予定>
(金山)授業開始日において、進め方について説明する。園芸作物の花芽や果実の形成、環境ストレス耐性のメカニズム
について解説するとともに、関連する事項を幅広く議論する。
(片山)各回、課題に関連したトピックスを取り上げて解説する。
(盧)1)講義を受講したい学生について、面接を行い、科学的興味と深度について討論する。
2)英語での講義を聴講し、その要旨についてレポートをまとめる。
3)要旨のまとめ方や、論文の書き方について議論する。
<成績評価方法>
いずれも、レポート提出を求め、その内容で評価する。
<準備学習等>
(金山)興味に応じて参考書を用いて学習する。
(片山)講義内容に関する資料を紹介するので、参考にして知識を吸収し、それぞれの研究との関わりについて興味を高
めておくことが必要である。
(盧)受講学生は事前に連絡し、面接を行う。講義は英語で行うので、その要旨を英語でまとめる英語力を身につけておく。
<教科書および参考書>
(金山)参考書:「Abiotic stress biology in horticultural plants」Y. Kanayama 編、Springer。「園芸生理学」山木昭平編
(文永堂出版)。
(片山)「稚魚の自然史」千田、南、木下編著(北海道大学図書刊行会)
(盧)特に指定しない
<備 考>
科目を履修していない学生でも、興味を持って勉強すれば理解できる内容の講義を行うが、より理解を深めるために、
授業終了後にオフィースアワーを設ける。
(金山)[email protected]
(片山)別途掲示
(盧)[email protected]
105
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
資源生物遺伝育種学
2
後期課程
前期集中
その他・連講
隔年開講
平成 27 年度
休講
<担当教員>
西尾 剛・中嶋 正道・(未定)
<授業テーマ>
植物・家畜・水産生物の育種事業の現状と将来及び最新育種技術
<授業の目的と概要>
植物、家畜、水産生物と広い生物範囲にわたって、その遺伝育種学の最近の研究状況や育種事業の現状と
将来を含めて理解していただく。
<キーワード>
育種事業、育種理論、最新育種技術、集団遺伝学、遺伝的多様性
<学習の到達目標>
自分が専門とする対象生物だけでなく、多様な生物の遺伝育種学を理解するとともに、農学研究において
今後どのような研究が必要かについて各自の考えを持てるよう理解を深める。
<授業内容・方法と進度予定>
第1~ 2 回:ゲノム育種と遺伝子組換え育種(西尾剛教授)
ゲノム情報と DNA 多型分析技術を利用した育種、遺伝子組換え品種の開発状況と新育種技術
第 3 ~ 5 回:日本におけるイネ育種(西尾剛教授)
日本のイネ育種の現状と最新の品種
第 6 ~ 7 回:中小家畜の育種事業の現状と将来について(未定)
飼料への抗生物質添加の規制、食品の安全性に対する要望の高まりに応じた、 家畜の抗病性の改良に
ついて
第 8 ~ 10 回:新しい家畜育種理論の構築について(未定)
選抜により起きる集団の遺伝的性質の変化を考慮した選抜の効果の予測理論について
第 11 ~ 12 回:水産生物の育種管理と集団遺伝学(中嶋正道准教授)
水産生物を対象とした育種の現状を紹介し、遺伝資源の過剰利用の問題について集団遺伝学的視点か
ら解説し、持続可能な遺伝資源の利用の在り方について考える。
第 13 ~ 15 回:水産生物の多様性と遺伝子資源
地球上に出現した多様な生物種は、それらを上手く利用すれば永続可能な無限資源となるが、利用の
方法を誤れば種の絶滅をもたらすという危うさを孕んでいる。人間の諸活動による遺伝資源の絶滅リ
スクの評価および管理について集団遺伝学的視点から解説する。
<成績評価方法>
平常の出席とレポートによる。評価割合はそれぞれ 50%、50%である。
<準備学習等>
一般的に広く利用されている育種理論と技術について、教科書などにより理解を深めておくことを奨める。
<教科書および参考書>
「新家畜育種学」朝倉書店、「植物育種学第 4 版」文永堂
<備 考>
オフィスアワー:講義終了後各担当教員の分野研究室
各教員のメールアドレスは以下の通り
西尾 剛:[email protected]
中嶋正道:[email protected]
106
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生物機能科学
2
後期課程
通年集中
その他・その他
毎年開講
<担当教員>
池田 郁男・麻生 久
<授業テーマ>
植物と動物の機能発現ならびに食品の健康維持機能に関する研究の現状と展開について、最新の専門知識
を習得する。
<授業の目的と概要>
植物の機能発現の機構、動物の組織・細胞の構造と機能の関わり及び食品の健康維持機能に関連するテー
マを学生が自ら設定し、国内外の学会、シンポジウム、セミナー等に参加して情報を調査し、解説する。
<キーワード>
植物、動物、食品、形態、機能、最新情報
<学習の到達目標>
植物、動物及び食品の持つ機能に関する最新研究の重要な知見を調査し、その成果の意義につい考察し、
今後のこれら緒分野の科学的な展開に役立つ、有効な活用能力を身につける。
<授業内容・方法と進度予定>
本科目の単位習得に関連する国内外の学会、シンポジウム、セミナー等は下記のとおりとする。
1.植物の成長、環境応答および収量成立機構に関する分野
2.植物と微生物の共生機構に関する分野
3.動物の生体機構に関する分野
4.動物の組織・細胞・分子レベルの機能に関する分野
5.食品科学関連分野
6.食品成分の栄養生理機能、健康機能関連分野
履修の詳細については、4 月に掲示する。
<成績評価方法>
国内外の学会、シンポジウム、セミナー等に3回以上出席し、3編のレポートを提出する。レポートの内
容は植物、動物、食品の3つの内容を網羅する必要はない。
<準備学習等>
参加する学会、シンポジウム、セミナー等の専門的な予備知識を学習しておくこと。
<教科書および参考書>
各自が自主的に準備する。履修に際しては、担当教員に前以て相談すること。
<備 考>
オフィスアワー:下記教員が随時受け付ける。
研究室と E-mail アドレス:
未定:作物学分野
麻生:機能形態学分野 [email protected]
池田:食品化学分野 [email protected]
107
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
生体分子化学
2
後期課程
前期
月曜日・3講時
毎年開講
<担当教員>
桑原 重文・山下 まり
<授業テーマ>
生物活性天然有機化合物の単離,構造決定,生合成,化学合成,生理作用メカニズム等の基本的理解およ
び学術報告書作成要領の修得
<授業の目的と概要>
昆虫フェロモン等の生態相関物質やフグ毒等の生物活性海洋天然物を中心として,天然有機化合物の単離・
構造決定の方法論や生合成経路,生理作用メカニズム,化学合成法等について基本的知識を修得する。授
業は,数回の講義の後,課題レポートの提出とその評価・質疑応答・修正を繰り返す,個別指導の形式で
実施する。
<キーワード>
天然物化学,分離と精製,構造決定,機器分析,有機合成,生合成,生理作用メカニズム
<学習の到達目標>
講義およびレポート作成を通して,天然生物活性物質研究に関する基本的知識を習得する。提出したレポー
トに対する教員による批評・質問・修正要求,および討論,再提出を通して,学術報告書作成要領の基本
を体得する。
<授業内容・方法と進度予定>
1. 天
然生物活性物質及び学術報告書作成要領に関する講義。(1)生態相関物質等,学術報告書作成要領(2
- 3 回);(2)海洋天然物等(2 - 3 回)。
2. 広
義の天然物化学の特定の課題について,関連する数報以上の論文を精読し,総説としてまとめたレポー
トを提出する(提出期限 6 月末頃)。自分の研究と関連する課題を選んだ場合には,それも含めて記述す
ること。
3. 提
出されたレポートに対する教員の質問・修正要求等に対して回答し,修正レポートを提出する(繰り
返し)。個別指導形式で,天然物化学および学術報告書作成要領についての理解を深める
<成績評価方法>
出席(40%)およびレポート(60%)で評価する。
<準備学習等>
天然物有機化学に関する学部レベルの基本事項(単離・構造決定,有機合成,生理作用メカニズム等)に
ついて,学習しておくこと。
<教科書および参考書>
必要に応じて適宜,推薦する。
<備 考>
(1) オフィスアワー:生物有機化学分野及び生体物理化学分野教授室 月曜日 15:00 - 18:00 その他の
時間も,在室中は随時受け付ける。
(2) e-mail address(桑原): [email protected]
e-mail address(山下): [email protected]
108
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
国際資源開発史
2
後期課程
前期集中
その他・その他
毎年開講
<担当教員>
米倉 等
<授業テーマ>
資源と人類との関連についての歴史的・国際的検討
<授業の目的と概要>
人間の生業 ( なりわい ) と生物資源・海洋資源との関係について、資源の開発と利用のあり方、方法、制度
といった諸点を中心に、歴史的ならびに国際的視点から概観し、未来への展望・制約を検討する。
石井圭一准教授・米倉等教授・遠藤宜成教授の3人で分担
<キーワード>
資源開発、資源利用、生物資源、海洋資源、農業生産力、政府とコミュニティー
<学習の到達目標>
専門的研究や開発技術について、社会との関連を検討評価する視点と能力を院生が獲得すること。
<授業内容・方法と進度予定>
講義および解説を加えた輪読形式による。
各教員の分担内容は以下のとおり。
1.西欧における農業生産力の史的展開と資源利用 ( 担当 : 石井 )
19 世紀から現代まで、データに基づきながら西欧諸国における農業の生産力の史的展開について検討
し、農業生産に起因する資源問題の諸相をとりあげ討論を深める。
2.資源利用に関する政府およびコミュニティーの役割 ( 担当 : 米倉 )
土地、水、森林など農業に関わる資源の利用と管理における政府とコミュニティーの役割、その失敗
について、新しい制度の経済学や社会関係資本といった方法を用いて検討する。
3.海と人との関わりの歴史と開発利用 ( 担当 : 遠藤 )
近代的な生物海洋学確立にいたるまで
漁業海洋学の発展と乱獲問題
<成績評価方法>
出席、報告内容、レポートによる。
<準備学習等>
テキストを事前に配布するので、質問点や論点を用意しておくこと。
<教科書および参考書>
講義の際に指示する。
<備 考>
オフィスアワー:研究室在室中は随時受け付けるが、来室時は事前に E-mail または電話でアポイントメン
トを取ること。
109
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
環境生命機能科学
2
後期課程
通年集中
その他・その他
毎年開講
<担当教員>
駒井 三千夫・吾妻 行雄・昆野 安彦
<授業テーマ>
食料と栄養に関する分野、海洋生態系、および昆虫の各環境生命機能科学に関する研究の現状と展開につ
いて、最新の専門知識を習得する。
<授業の目的と概要>
食料と栄養に関する分野、海洋生態系、および昆虫の各環境生命機能科学に関連するテーマを学生自らが
設定し、国内外の学会、シンポジウム、セミナーなどに参加して情報を調査し、解説していただく。
<キーワード>
食料と栄養、海洋生態系、昆虫、最新情報
<学習の到達目標>
食料と栄養に関する分野、海洋生態系、および昆虫の各環境生命機能科学に関する最新研究の重要な知見
を調査・考察するとともに、今後のこれらの諸分野の科学的な展開に役立つ有効な活用能力を身につけて
いただく。
<授業内容・方法と進度予定>
本科目の単位習得に関連する国内外の学会、シンポジウム、セミナー等は下記のとおり(カッコ内は担当
教員)。
1.地球環境と食料生産に関する分野(駒井)
2.食品成分に関する分野(駒井)
3.栄養と健康に関する分野(駒井)
4.海洋の生態学に関する分野(吾妻)
5.海洋の生物生産科学に関する分野(吾妻)
6.海洋の水産科学に関する分野(吾妻)
7.昆虫の環境生命機能科学に関する分野(昆野)
8.応用昆虫学に関する分野(昆野)
9.昆虫と植物の相互作用に関する分野(昆野)
<成績評価方法>
国内外の学会、シンポジウム、セミナーなどに3回以上出席し、3編のレポートを提出する。レポートの
内容は、栄養学、海洋生態系、昆虫の3つの内容を網羅する必要はない。
<準備学習等>
参加する学会、シンポジウム、セミナーなどの専門的な予備知識を学習しておくこと。
<教科書および参考書>
各自が自主的に準備する。
履修に際しては事前に担当教員に相談すること。
<備 考>
オフィスアワー:下記教員が随時受け付ける。
研究室と E-mail アドレス:
駒井:栄養学分野 [email protected]
吾妻:水圏植物生態学分野 [email protected]
昆野:生物制御機能学分野 [email protected]
そのほか:履修に関する質問やレポートの提出方法に関しては、各分野の担当教員に相談すること。
110
授 業 科 目 名
単位数
授業対象年次
開講曜日・講時
開講年度
International Food &
Agricultural Immunology
Lecture
2
DC
Intensive
Part-year
<担当教員>
Prof. Hisashi Aso et al.
(Professors in Center for Food and Agricultural Immunology, Professors in overseas Universities)
<授業テーマ>
International Food & Agricultural Immunology Seminar and Special Lecture
<授業の目的と概要>
To attend the international symposium on the Creation of Drug-independent Health Cultivation and
Food Safety System for Health Life and discuss issues on each topics in English. In addition, professors
in foreign institutions will give the special lectures relating to food and agricultural immunology fields.
<キーワード>
Plants, Livestocks, Fish, Mollusks, Crustaceans, Innate immunity, Disease resistance, Patternrecognition receptors, Allelochemical, Probiotics, Immunobiotics, Metagenome, Mucosal vaccine, Health
impact assessment, Transcriptome, Metabolome, Bioinformatics, Epigenetics, Implementation, Risk
communication
<学習の到達目標>
To attend the international symposium/congress, special lectures and discuss about each topics.
<授業内容・方法と進度予定>
Chose following 1 or 2 Class
1.Participate in the international conference more than 3 times
2.International symposium and special lectures
1) International Symposium: (1 day)
Participants: Students, Post-doc, Faculty members in Tohoku University and Other University in
Japan
Venue: Graduate School of Agricultural Science or appropriate place
Speakers: Faculties in foreign institutions, domestic university/institute and faculties in CFAI
2) Special lectures by Faculties in foreign institutions (1 day)
<成績評価方法>
Reports
<準備学習等>
Taking Food & Agricultural Immunology Joint Lecture is highly recommended.
<教科書および参考書>
Symposium abstract and handouts of special lectures will be distributed.
<備 考>
111
○前
期2年の課程
授 業 時 間 割 表
○後
期3年の課程
授 業 時 間 割 表
Ỉᅪ᳜≀⏕ែ
Ꮫᩍᤵᐊ
㻭㻹㻝㻞㻞㻞
⤌⧊⣽⬊ᶵ⬟Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻞㻞㻟
㣗ရᶵ⬟㛤ⓎᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻟㻞㻝
స≀⏕⏘Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻢㻜㻠
ᚤ⏕≀ᶵ⬟Ꮫ
ᚋ⸨
㯞⏕
䜋䛛
⸨஭
㫽ᒣ
㜿㒊
⡿ᒣ
㻭㻹㻝㻡㻝㻝䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
ᛂ⏝⏕࿨ ᳜≀⫱✀Ꮫ≉ㄽ
⛉Ꮫ 㻭㻹㻝㻡㻝㻞
ື≀ᰤ㣴⏕໬Ꮫ≉ㄽ
⏕≀⏘ᴗ 㻭㻹㻞㻝㻡㻝
๰ᡂ⛉Ꮫ 㣗ရ໬Ꮫ≉ㄽ
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
᳜≀⏕࿨⛉Ꮫ
⣔఍㆟ᐊ
➨䠍䝉䝭䝘䞊ᐊ
㻭㻹㻝㻡㻞㻞
᳜≀⑓⌮Ꮫ≉ㄽ
ᾏὒ⏕࿨㑇ఏ᝟ሗ䝅䝇䝔䝮Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻠㻞㻝
Ỉ⏘㈨※໬Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻠㻟㻞䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
᳜≀⣽⬊⏕໬Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻠㻞㻞
ື≀ᚤ⏕≀Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻠㻞㻠
㇏Ỉ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ⣔኱
႐ஂ㔛 Ꮫ㝔ㅮ⩏ᐊ
ụ⏣㻔㑳㻕 ⏕࿨໬Ꮫ⣔఍ 㻭㻹㻝㻡㻞㻟䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
㒔⠏
㆟ᐊ
ᰤ㣴⏕⌮Ꮫ≉ㄽ
すᑿ
㫽ᒣ
ᛂ⏝⏕࿨ 㻭㻹㻝㻠㻝㻝
⛉Ꮫ ⎔ቃ㐺ᛂ⏕≀ᕤᏛ≉ㄽ䊠 䜋䛛
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ
⣔఍㆟ᐊ
☾㈅
⡿ᒣ
㥖஭
ⓑᕝ
䜋䛛
⏕࿨໬Ꮫ⣔఍
㆟ᐊ
⣔఍㆟ᐊ
㧗ᶫ䠄ⱥ䠅 ᳜≀⏕࿨⛉Ꮫ
㕥ᮌ㻔ᚭ䠅 ᾏὒ⏕≀⛉Ꮫ
䜋䛛
⣔఍㆟ᐊ
⏕≀໬Ꮫ⣔఍
㆟ᐊ
➨䠔ㅮ⩏ᐊ
᪩ᕝ
ᒣཱྀ
䜋䛛
ᮌ㇂䜋䛛
├
௰ᕝ
ᮌᮧ
㻣㻛㻝㻣䛿➨䠍䠌ㅮ
⩏ᐊ
➨䠍ㅮ⩏ᐊ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ
⣔఍㆟ᐊ
➨㻝䝥䝺䝝䝤ᶵ⬟ศᏊゎ
ᯒᏛศ㔝➨䠍◊✲ᐊ
᱂ᇵ᳜≀⎔ቃ
⛉Ꮫᩍᤵᐊ
ᮏㅮ⩏䛾᪥⛬䛿䠈ู㏵ᥖ♧➼䛷࿘▱䛧䜎䛩䚹
㻭㻹㻝㻡㻟㻝
⏕࿨ᅪ೔⌮Ꮫ
㻭㻹㻝㻟㻟㻠
ᶵ⬟ศᏊゎᯒᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻠㻟㻝
ື≀⏕⌮⛉Ꮫ≉ㄽ
᳜≀⏕࿨⛉Ꮫ 㻭㻹㻝㻟㻟㻝
ᮌ㇂
⣔఍㆟ᐊ
⎔ቃ೔⌮Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻟㻟㻞
㰻⸨㻔㞞㻕
᱂ᇵ᳜≀⎔ቃ⛉Ꮫ≉ㄽ 䜋䛛
ෆ⏣
➨䠍䝥䝺䝝䝤
₇⩦ᐊ
㻭㻹㻝㻡㻠㻝
⎔ቃ⏕࿨⛉Ꮫ
㻭㻹㻝㻡㻠㻞
㎰ᴗ⤒῭Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻢㻜㻝
ᛂ⏝⏕࿨ᕤᏛ
㻭㻹㻝㻟㻠㻝
᳜≀⏕࿨⛉Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
᳜≀⏕࿨⛉Ꮫ 㻭㻹㻝㻞㻠㻝
⣔఍㆟ᐊ
ᅜ㝿㛤ⓎᏛ≉ㄽ
⏕≀໬Ꮫ⣔఍ 㻭㻹㻝㻞㻠㻞
㆟ᐊ
ື≀⏕Ṫ⛉Ꮫ≉ㄽ
༡ᲄ
㧗ᶫ䚷䜋䛛
➨䠐ㅮ⩏ᐊ
Ỉ⏘㈨※⏕ែ 㻭㻹㻝㻝㻠㻝
Ꮫ➨୍◊✲ᐊ ᆅᇦ♫఍ᢏ⾡ㄽ≉ㄽ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ
⣔఍㆟ᐊ
➨䠍ㅮ⩏ᐊ
➨䠍䠌ㅮ⩏ᐊ
➨䠍ㅮ⩏ᐊ
஬࿡
㧗ᶫ㻔ィ㻕
㻡㻛㻞㻞㻘㻡㻛㻞㻥㻘㻢㻛㻡
㐲⸨
㻘㻢㻛㻝㻞䛿➨䠍䠌
኱㉺
ㅮ⩏ᐊ
෤ᮌ䚸▼
㣗ရຍᕤᐊ
஭䚸㧗⠛
஬࿡
᪻㔝
䜋䛛
㻭㻹㻝㻝㻡㻝
Ỉᅪື≀⏕⌮Ꮫ≉ㄽ
ᑿᐃ
䜋䛛
➨䠓ㅮ⩏ᐊ
䜾䝺䝗䝹 ኱Ꮫ㝔₇⩦ᐊ
࿃ጔ
䜋䛛
䚷䚷䚷䚷ᮏㅮ⩏䛾᪥⛬ཬ䜃ᒚಟⓏ㘓᪉ἲ䛿䠈
䚷䚷䚷䚷ู㏵ᥖ♧➼䛷࿘▱䛧䜎䛩䚹
ᐇ㊶⛉Ꮫⱥㄒ
㻭㻹㻝㻟㻡㻝
Ỉᅪ⏕≀⏕⏘⛉Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
ᾏὒ⏕≀⛉
Ꮫ⣔఍㆟ᐊ
䠑ㅮ᫬䠄䠍䠒䠖䠎䠌䡚䠍䠓䠖䠑䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ 㻭㻹㻝㻞㻡㻝
すᑿ
㣗䞉㎰䜰䝉䝇䝃䜲䜶䞁䝇 䜋䛛
㣗ရຍᕤᐊ
➨䠍䝥䝺䝝䝤
₇⩦ᐊ
ᫍ㔝䜋䛛 ⣔఍㆟ᐊ
✀ᮧ
⡿಴
┒⏣
䠐ㅮ᫬䠄䠍䠐䠖䠐䠌䡚䠍䠒䠖䠍䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
㜿㒊
ᑠ಴㻌
∦ᒣ
䜋䛛
䠏ㅮ᫬䠄䠍䠏䠖䠌䠌䡚䠍䠐䠖䠏䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
㻭㻹㻝㻝㻟㻝
Ỉᅪ㈨※⏕ែᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻝㻟㻞
➨䠍ㅮ⩏ᐊ
㝣ᅪ⏕ែᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻝㻝㻟㻟
ᛂ⏝ᚤ⏕≀Ꮫ≉ㄽ
㻔㝸ᖺ㛤ㅮ㻕㻭㻹㻝㻞㻟㻝
ⅆᒣ⅊ᅵተᏛ≉ㄽ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ 㻭㻹㻝㻞㻟㻟
⣔఍㆟ᐊ
㓝⣲໬Ꮫ≉ㄽ
➨䠕ㅮ⩏ᐊ
⏕໬Ꮫྜྠㅮ⩏䠄㻥䠖㻜㻜䡚㻝㻞䠖㻜㻜䠋➨䠍ㅮ⩏ᐊ䠅
ᛂ⏝⏕࿨ 䚷ศᏊ⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠈⣽⬊⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠈ᛂ⏝㓝⣲Ꮫ≉ㄽ
⛉Ꮫ 䚷䈜㻌ㄞ᭰᪉ἲ䛻䛴䛔䛶䛿䠈ྛᤵᴗ⛉┠䛾䝅䝷䝞䝇䜢ཧ↷䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
䚷䈜㻌䠳䡁䠾ᒚಟⓏ㘓䛿䠈ศᏊ⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠖Ỉ᭙䠍ㅮ᫬䠈ᛂ⏝㓝⣲Ꮫ≉ㄽ䠖Ỉ᭙䠎ㅮ᫬䛻䛺䜚䜎䛩䚹
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝⏕࿨
⛉Ꮫ
࿃ጔ
㟷ᮌ
䠎ㅮ᫬䠄䠍䠌䠖䠏䠌䡚䠍䠎䠖䠌䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
䠄ഛ⪃䠅
䚷䐟⏕໬Ꮫྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌Ỉ᭙᪥㻌㻥䠖㻜㻜䡚㻝㻞䠖㻜㻜䠋➨䠍ㅮ⩏ᐊ䠅䠈⣽⬊⏕≀Ꮫྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌ᮌ᭙᪥㻌㻝㻟䠖㻜㻜䡚㻝㻢䠖㻟㻜䠋➨䠐ㅮ⩏ᐊ䠅䠈⏕ែᏛྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌ⅆ᭙᪥㻌㻝㻟䠖㻞㻜䡚㻝㻣䠖㻟㻜䠋⏕࿨⛉Ꮫ◊✲⛉䠅䛾᪥⛬䛻䛴䛔䛶䛿䠈ู㏵ᥖ♧➼䛷࿘▱䛧䜎䛩䚹
䚷䐠㝸ᖺ㛤ㅮ䛾䛯䜑䠈ḟ䛾ᤵᴗ⛉┠䛿ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䛾㛤ㅮ䛿䛒䜚䜎䛫䜣䚹
䚷䚷䚷䚷ᅬⱁ⏕⏘䝅䝇䝔䝮Ꮫ≉ㄽ䚸ᅵተ❧ᆅᏛ≉ㄽ䚸ື≀㑇ఏᏛ≉ㄽ䚸᳜≀ᰤ㣴⏕⌮Ꮫ≉ㄽ䚸ື≀㈨※໬Ꮫ≉ㄽ
㔠
ᮌ
Ỉ
ⅆ
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
㈨※⏕≀ 㻭㻹㻝㻝㻝㻝
⛉Ꮫ Ỉᅪ᳜≀⏕ែᏛ≉ㄽ
ᛂ⏝⏕࿨
᭶
⛉Ꮫ
䠍ㅮ᫬䠄䠔䠖䠑䠌䡚䠍䠌䠖䠎䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䚷㎰Ꮫ◊✲⛉༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷➨䠍Ꮫᮇᤵᴗ᫬㛫๭⾲
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝⏕࿨
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝⏕࿨
⛉Ꮫ
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝⏕࿨
⛉Ꮫ
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
㑇ఏᏊ᝟ሗ䝅䝇䝔䝮Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻡㻞㻝䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
㻭㻹㻞㻠㻞㻝
ᐟ୺ᐤ⏕యᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻠㻞㻞䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
⏕≀ไᚚᶵ⬟Ꮫ≉ㄽ
⏕໬Ꮫྜྠㅮ⩏䠄㻥䠖㻜㻜䡚㻝㻞䠖㻜㻜䠋➨䠍ㅮ⩏ᐊ䠅
ᛂ⏝⏕࿨ 䚷ศᏊ⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠈⣽⬊⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠈ᛂ⏝㓝⣲Ꮫ≉ㄽ
⛉Ꮫ 䚷䈜㻌ㄞ᭰᪉ἲ䛻䛴䛔䛶䛿䠈ྛᤵᴗ⛉┠䛾䝅䝷䝞䝇䜢ཧ↷䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
䚷䈜㻌䠳䡁䠾ᒚಟⓏ㘓䛿䠈⣽⬊⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠖Ỉ᭙䠍ㅮ᫬䛻䛺䜚䜎䛩䚹
㻭㻹㻞㻞㻞㻝
⏕≀㈨※฼⏝Ꮫ
஬࿡
᪂㇂
☾㈅
⡿ᒣ
᪻㔝
ᇼ
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ
⣔఍㆟ᐊ
➨䠔ㅮ⩏ᐊ
ᒣཱྀ
ᮧᮏ
㰻⸨㻔ᛅ㻕 ➨䠍䠌ㅮ⩏ᐊ
䠎ㅮ᫬䠄䠍䠌䠖䠏䠌䡚䠍䠎䠖䠌䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
⸨஭
䜋䛛
㻭㻹㻞㻟㻟㻝
㣗ရᶵ⬟೺ᗣ⛉Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
㻭㻹㻞㻞㻠㻝䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
ኳ↛≀⏕࿨໬Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻟㻠㻝
ᆅᇦ⎔ቃ⛉Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻝㻠㻝
䝅䝇䝔䝮⏕≀Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
➨㻝䝥䝺䝝䝤₇
⩦ᐊ
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
㻭㻹㻞㻠㻠㻝
ື≀⏕࿨⛉Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
㇏Ỉ
䜋䛛
➨䠒ㅮ⩏ᐊ
⣽⬊⏕≀Ꮫྜྠㅮ⩏䠄㻝㻟䠖㻜㻜䡚㻝㻢䠖㻟㻜䠋➨䠐ㅮ⩏ᐊ䠅
䚷⎔ቃ㐺ᛂ⏕≀ᕤᏛ≉ㄽ䊡䠈᳜≀㑇ఏᏛ≉ㄽ䠈᳜≀ศᏊ⏕≀Ꮫ≉ㄽ䠈᳜≀ᶵ⬟⏕⌮Ꮫ≉ㄽ
䚷䈜㻌ㄞ᭰᪉ἲ䛻䛴䛔䛶䛿䠈ྛᤵᴗ⛉┠䛾䝅䝷䝞䝇䜢ཧ↷䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
䚷䈜㻌䠳䡁䠾ᒚಟⓏ㘓䛿䛷䛝䜎䛫䜣䛾䛷䠈ᒚಟᕼᮃ⪅䛿ᩍົಀ❆ཱྀ䛷ᒚಟᡭ⥆䜢⾜䛳䛶䛟䛰䛥䛔䚹
㇏Ỉ
䜋䛛
ᒣୗ
Ṉᮌ
⡿⃝
䜋䛛
ụ⏣ᐇ
䜋䛛
䠐ㅮ᫬䠄䠍䠐䠖䠐䠌䡚䠍䠒䠖䠍䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫ 㻭㻹㻞㻠㻠㻝
ື≀⏕࿨⛉Ꮫྜྠㅮ⩏
⣔఍㆟ᐊ
➨䠍䠌ㅮ⩏ᐊ
⏕≀ᾏὒᏛ₇
⩦ᐊ
➨䠍䠌ㅮ⩏ᐊ
➨䠐ㅮ⩏ᐊ
Ỉ⏘㈨※⏕ែ
Ꮫ➨୍◊✲ᐊ
ఀ⸨㻔ᡣ㻕 㣗ရຍᕤᐊ
├
㐲⸨
኱㉺
㻭㻹㻞㻟㻟㻞
⏕≀ᾏὒᏛ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻠㻟㻝
ື≀⣽⬊⏕⌮Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻠㻟㻞
䝣䞊䝗䝅䝇䝔䝮Ꮫ≉ㄽ
⸨஭
䜋䛛
㔠Ꮚ
∦ᒣ
䜋䛛
㻭㻹㻞㻟㻟㻝
㣗ရᶵ⬟೺ᗣ⛉Ꮫ
ྜྠㅮ⩏
㻭㻹㻞㻝㻟㻞
ᚤ⏕≀⏕໬Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻝㻟㻝
Ỉᅪ㈨※ືែᏛ≉ㄽ
䠏ㅮ᫬䠄䠍䠏䠖䠌䠌䡚䠍䠐䠖䠏䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
㻭㻹㻞㻝㻞㻝䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
ື≀⫱✀Ꮫ≉ㄽ
㻭㻹㻞㻞㻡㻝
ඛ➃⏘ᴗ㛤Ⓨㄽ
⚟⏣
ᛂ⏝ື≀⛉
Ꮫ⣔఍㆟ᐊ
ᒣཱྀ
ఀ⸨㻔ᡣ㻕 ➨䠍䠌ㅮ⩏ᐊ
㰻⸨㻔ᛅ㻕
䠑ㅮ᫬䠄䠍䠒䠖䠎䠌䡚䠍䠓䠖䠑䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
䠄ഛ⪃䠅
䚷䐟⏕໬Ꮫྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌Ỉ᭙᪥㻌㻥䠖㻜㻜䡚㻝㻞䠖㻜㻜䠋➨䠍ㅮ⩏ᐊ䠅䠈⣽⬊⏕≀Ꮫྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌ᮌ᭙᪥㻌㻝㻟䠖㻜㻜䡚㻝㻢䠖㻟㻜䠋➨䠐ㅮ⩏ᐊ䠅䠈⏕ែᏛྜྠㅮ⩏䠄ẖ㐌ⅆ᭙᪥㻌㻝㻟䠖㻞㻜䡚㻝㻣䠖㻟㻜䠋⏕࿨⛉Ꮫ◊✲⛉䠅䛾᪥⛬䛻䛴䛔䛶䛿䠈ู㏵ᥖ♧➼䛷࿘▱䛧䜎䛩䚹
䚷䐠㝸ᖺ㛤ㅮ䛾䛯䜑䠈ḟ䛾ᤵᴗ⛉┠䛿ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䛾㛤ㅮ䛿䛒䜚䜎䛫䜣䚹
䚷䚷䚷䚷ኳ↛≀໬Ꮫྜྠㅮ⩏䚸⏕≀᭷ᶵ໬Ꮫ≉ㄽ
㔠
ᮌ
Ỉ
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
⏕≀⏘ᴗ
๰ᡂ⛉Ꮫ
ᛂ⏝⏕࿨
ⅆ
⛉Ꮫ
᭶
㈨※⏕≀
⛉Ꮫ
䠍ㅮ᫬䠄䠔䠖䠑䠌䡚䠍䠌䠖䠎䠌䠅
䝁䞊䝗
ᢸᙜ
ㅮ⩏ᐊ
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᩍဨྡ
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䚷㎰Ꮫ◊✲⛉༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷➨䠎Ꮫᮇᤵᴗ᫬㛫๭⾲
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䚷༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷➨䠍Ꮫᮇ㞟୰ㅮ⩏᫬㛫๭⾲
䠄◊✲⛉ඹ㏻䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻝㻢㻜㻞
㻭㻹㻝㻢㻜㻟
㻭㻹㻝㻢㻜㻡
ᤵᴗ⛉┠ྡ
⏕࿨ᶵ⬟≀㉁ศᯒ≉ㄽ
㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫ
㣗⣊䞉䜶䝛䝹䜼䞊≉ㄽ
ᢸᙜᩍဨྡ
Ṉᮌ
ᮌ㇂䞉┒⏣䜋䛛
䜰䞁䝖䝙䞊䞉䝪䞊䜲䝈
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠔᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠔᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
ഛ⪃
㻔㝸ᖺ㛤ㅮ㻕
䠄㈨※⏕≀⛉Ꮫᑓᨷ䠈ᛂ⏝⏕࿨⛉Ꮫᑓᨷ䠈⏕≀⏘ᴗ๰ᡂ⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
ᤵᴗ⛉┠ྡ
㻭㻹㻡㻜㻠㻜㻠 ⅏ᐖ᚟⯆ྜྠㅮ⩏
ᢸᙜᩍဨྡ
ఀ⸨㻔ᡣ㻕䚷䜋䛛
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
ഛ⪃
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠄㈨※⏕≀⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
ᤵᴗ⛉┠ྡ
㻭㻹㻝㻣㻜㻞
㻭㻹㻝㻣㻜㻟
㻭㻹㻝㻣㻜㻠
㻭㻹㻝㻣㻜㻡
⎔ቃ䝅䝇䝔䝮ᚤ⏕≀Ꮫ≉ㄽ
ἢᓊ⏕≀⏕⏘䝅䝇䝔䝮Ꮫ≉ㄽ
」ྜ⏕ែ䝣䜱䞊䝹䝗⛉Ꮫᑓ㛛ᐇ⩦
⌧௦㎰⎔ቃᨻ⟇Ꮫ≉ㄽ
ᢸᙜᩍဨྡ
୰஭䞉ከ⏣䞉⚟⏣
ᮌᓥ
୰஭䜋䛛
▼஭
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
䠕᭶䞉䠄ᕝΏ䠅
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠓᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
ഛ⪃
㻔㝸ᖺ㛤ㅮ㻕
䠄ᛂ⏝⏕࿨⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻝㻣㻜㻢
㻭㻹㻝㻣㻜㻣
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᛂ⏝㑇ఏᏊᕤᏛ≉ㄽ䊠
ᛂ⏝㑇ఏᏊᕤᏛ≉ㄽ䊡
ᢸᙜᩍဨྡ
బ⸨㻔㟹㻕
బ⸨㻔㟹㻕
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
ഛ⪃
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠕᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠄⏕≀⏘ᴗ๰ᡂ⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻝㻣㻜㻥
ᤵᴗ⛉┠ྡ
⺮ⓑ㉁ᶵ⬟㛤ⓎᏛ≉ㄽ䊡
ᢸᙜᩍဨྡ
᪥㧗䞉໭ᒸ
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
䠄ู㏵࿘▱䠅
ഛ⪃
㻔㝸ᖺ㛤ㅮ㻕
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䚷༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷➨䠎Ꮫᮇ㞟୰ㅮ⩏᫬㛫๭⾲
䠄◊✲⛉ඹ㏻䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻞㻢㻜㻝
ᤵᴗ⛉┠ྡ
⏕࿨ඹ⏕⛉Ꮫ
ᢸᙜᩍဨྡ
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
Ύ࿴䞉୰஭䞉㝡ᒣ䞉ከ⏣䚷䜋䛛
䠍䠎᭶䞉➨䠍ㅮ⩏ᐊ
ᢸᙜᩍဨྡ
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
ഛ⪃
䠄㈨※⏕≀⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻞㻣㻜㻝
㻭㻹㻞㻣㻜㻞
ᤵᴗ⛉┠ྡ
Ỉ᪘⏕≀Ꮫ≉ㄽ
」ྜ⏕ែ䝣䜱䞊䝹䝗ไᚚᏛ≉ㄽ
ụ⏣㻔ᐇ㻕
⡿⃝
ഛ⪃
䠍䠍᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
䠍䠎᭶䞉䠄ู㏵࿘▱䠅
ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䚷༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷㏻ᖺㅮ⩏᫬㛫๭⾲
䠄◊✲⛉ඹ㏻䠅
䝁䞊䝗
ᤵᴗ⛉┠ྡ
ᢸᙜᩍဨྡ
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
㻭㻹㻟㻜㻜㻝
⏕ែᏛ≉ㄽ
㐲⸨䜋䛛
ẖ㐌ⅆ᭙᪥㻟䠈㻠ㅮ᫬
⏕࿨⛉Ꮫ◊✲⛉
㻭㻹㻞㻝㻜㻝
㻲㼛㼛㼐㻌㻒㻌㻭㼓㼞㼕㼏㼡㼘㼠㼡㼞㼍㼘㻌㻵㼙㼙㼡㼚㼛㼘㼛㼓㼥
㻶㼛㼕㼚㼠㻌㻸㼑㼏㼠㼡㼞㼑
໭⃝䜋䛛
ู㏵࿘▱
ഛ⪃
⏕ែᏛྜྠㅮ⩏
ㄞ᭰䛘
䠄㈨※⏕≀⛉Ꮫᑓᨷ䠅
䝁䞊䝗
㻭㻹㻟㻝㻜㻝
ᤵᴗ⛉┠ྡ
㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫ≉ู₇⩦䊡
ᢸᙜᩍဨྡ
ㅮ⩏ணᐃ᫬ᮇ䞉ㅮ⩏ᐊ
㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫㅮᗙ ẖ㐌ᮌ᭙᪥䠐ㅮ᫬䞉䠄ู
඲ᩍဨ
㏵࿘▱䠅
ഛ⪃
䠄㝸ᖺ㛤ㅮ䠅
䠄ഛ⪃䠅
䚷䐟ヲ⣽䛺᪥⛬䞉ㅮ⩏ᐊ➼䛻䛴䛔䛶䛿䠈ู㏵ᥖ♧➼䛷࿘▱䛧䜎䛩䚹
䚷䐠⏕ែᏛ≉ㄽ䠈㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫ≉ู₇⩦䜢䠳䡁䠾ᒚಟⓏ㘓䛩䜛㝿䛿䠈䛂㏻ᖺ䞉䛭䛾௚䛃䛷᳨⣴䛧䛶䛟䛰䛥䛔䚹
䚷䐡㝸ᖺ㛤ㅮ䛾䛯䜑䠈ḟ䛾ᤵᴗ⛉┠䛿ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘ䛾㛤ㅮ䛿䛒䜚䜎䛫䜣䚹
䚷䚷䚷䚷⏕≀ඹ⏕⛉Ꮫ≉ㄽ䚸⺮ⓑ㉁ᶵ⬟㛤ⓎᏛ≉ㄽ䊠䚸ኳ↛≀ྜᡂ໬Ꮫ≉ㄽ䚸㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫ≉ู₇⩦䊠
༤ኈㄢ⛬๓ᮇ䠎ᖺ䛾ㄢ⛬䚷≉ู◊ಟ䠝䠄㻝㻜༢఩䠅䚷᫬㛫๭䝁䞊䝗୍ぴ
ᑓᨷྡ
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
㈨※
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᑓᨷศ㔝ྡ
⏕≀ඹ⏕⛉Ꮫศ㔝
⏕≀ඹ⏕⛉Ꮫศ㔝
స≀Ꮫศ㔝
ᅬⱁᏛศ㔝
ᅵተ❧ᆅᏛศ㔝
ᅵተ❧ᆅᏛศ㔝
㈨※ື≀⩌ไᚚ⛉Ꮫศ㔝
㈨※ື≀⩌ไᚚ⛉Ꮫศ㔝
ື≀㑇ఏ⫱✀Ꮫศ㔝
ື≀⏕⌮⛉Ꮫศ㔝
Ỉᅪື≀⏕⌮Ꮫศ㔝
Ỉᅪື≀⏕⌮Ꮫศ㔝
Ỉ⏘㈨※⏕ែᏛศ㔝
Ỉ⏘㈨※⏕ែᏛศ㔝
Ỉᅪ᳜≀⏕ែᏛศ㔝
Ỉᅪ᳜≀⏕ែᏛศ㔝
Ỉ⏘㈨※໬Ꮫศ㔝
Ỉ⏘㈨※໬Ꮫศ㔝
⎔ቃ⤒῭Ꮫศ㔝
ࣇ࢕࣮ࣝࢻ♫఍ᢏ⾡Ꮫศ㔝
ࣇ࢕࣮ࣝࢻ♫఍ᢏ⾡Ꮫศ㔝
ᅜ㝿㛤ⓎᏛศ㔝
ᅜ㝿㛤ⓎᏛศ㔝
㎰ᴗ⤒Ⴀ⤒῭Ꮫศ㔝
㎰ᴗ⤒Ⴀ⤒῭Ꮫศ㔝
ἢᓊ⏕≀⏕⏘ࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
ἢᓊ⏕≀⏕⏘ࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
᱂ᇵ᳜≀⎔ቃ⛉Ꮫศ㔝
᱂ᇵ᳜≀⎔ቃ⛉Ꮫศ㔝
㈨※⎔ቃᨻ⟇Ꮫศ㔝
㈨※⎔ቃᨻ⟇Ꮫศ㔝
⎔ቃ㐺ᛂ⏕≀ᕤᏛศ㔝
⎔ቃ㐺ᛂ⏕≀ᕤᏛศ㔝
⏕≀ᾏὒᏛศ㔝
⏕≀ᾏὒᏛศ㔝
⏕≀ไᚚᶵ⬟Ꮫศ㔝
⏕≀ไᚚᶵ⬟Ꮫศ㔝
㝣ᅪ⏕ែᏛศ㔝
᳜≀㑇ఏ⫱✀Ꮫศ㔝
᳜≀㑇ఏ⫱✀Ꮫศ㔝
᳜≀⣽⬊⏕໬Ꮫศ㔝
᳜≀ᰤ㣴⏕⌮Ꮫศ㔝
᳜≀ᰤ㣴⏕⌮Ꮫศ㔝
᳜≀⑓⌮Ꮫศ㔝
᳜≀⑓⌮Ꮫศ㔝
ື≀⏕Ṫ⛉Ꮫศ㔝
ື≀⏕Ṫ⛉Ꮫศ㔝
ᢸᙜᩍဨྡ
᫬㛫๭䝁䞊䝗
Ύࠉ࿴ࠉ◊ࠉ஧
㝡ࠉᒣࠉెࠉஂ
ᚋࠉ⸨ࠉ㞝ࠉబ
㔠ࠉᒣࠉ႐ࠉ๎
༡ࠉᲄࠉṇࠉᕭ
㧗ࠉᶫࠉࠉࠉṇ
୰ࠉ஭ࠉࠉࠉ⿱
ከࠉ⏣ࠉ༓ࠉె
⚟ࠉ⏣ࠉᬛࠉ୍
├ࠉࠉࠉᑦࠉᘓ
ᑿࠉᐃࠉࠉࠉㄔ
㧗ࠉᶫࠉィࠉ௓
∦ࠉᒣࠉ▱ࠉྐ
బࠎᮌࠉᾈࠉ୍
࿃ࠉጔࠉ⾜ࠉ㞝
㟷ࠉᮌࠉඃࠉ࿴
ⴠࠉྜࠉⰾࠉ༤
ᒣࠉཱྀࠉᩄࠉᗣ
ᮌࠉ㇂ࠉࠉࠉᚸ
┒ࠉ⏣ࠉΎࠉ⚽
⡿ࠉ⃝ࠉ༓ࠉኟ
⡿ࠉ಴ࠉࠉࠉ➼
෤ࠉᮌࠉ຾ࠉோ
ఀࠉ⸨ࠉᡣࠉ㞝
▼ࠉ஭ࠉᆂࠉ୍
ᮌࠉᓥࠉ᫂ࠉ༤
ụࠉ⏣ࠉࠉࠉᐇ
㰻ࠉ⸨ࠉ㞞ࠉ඾
ఀࠉ⸨ࠉ㇏ࠉᙲ
ᑠࠉᯘࠉⱱࠉ඾
ྜྷࠉ஭ࠉ㑥ࠉᜏ
㫽ࠉᒣࠉḯࠉဢ
ఀࠉ⸨ࠉᖾࠉ༤
㐲ࠉ⸨ࠉᐅࠉᡂ
኱ࠉ㉺ࠉ࿴ࠉຍ
᪻ࠉ㔝ࠉᏳࠉᙪ
ᇼࠉࠉࠉ㞞ࠉᩄ
ᑠࠉ಴ࠉ᣺୍㑻
すࠉᑿࠉࠉࠉ๛
໭ࠉᰘࠉ኱ࠉὈ
᪩ࠉᕝࠉಇࠉᙪ
∾ࠉ㔝ࠉࠉࠉ࿘
▼ࠉ⏣ࠉᏹࠉᖾ
㧗ࠉᶫࠉⱥࠉᶞ
Ᏻࠉ⸨ࠉᮡࠉᑜ
✀ࠉᮧࠉ೺ኴ㑻
ཎࠉࠉࠉ೺ኈᮁ
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
ᑓᨷྡ
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
ᛂ⏝
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
⏕≀
ᑓᨷศ㔝ྡ
ᶵ⬟ᙧែᏛศ㔝
ᶵ⬟ᙧែᏛศ㔝
ື≀ᰤ㣴⏕໬Ꮫศ㔝
ศᏊ⏕≀Ꮫศ㔝
ศᏊ⏕≀Ꮫศ㔝
ศᏊ㓝⣲Ꮫศ㔝
ศᏊ㓝⣲Ꮫศ㔝
ᛂ⏝㑇ఏᏊᕤᏛศ㔝
ᛂ⏝ᚤ⏕≀Ꮫศ㔝
ᛂ⏝ᚤ⏕≀Ꮫศ㔝
ື≀ᚤ⏕≀Ꮫศ㔝
ື≀ᚤ⏕≀Ꮫศ㔝
ື≀㈨※໬Ꮫศ㔝
ື≀㈨※໬Ꮫศ㔝
㣗ရ໬Ꮫศ㔝
㣗ရ໬Ꮫศ㔝
ᰤ㣴Ꮫศ㔝
ᰤ㣴Ꮫศ㔝
ᶵ⬟ศᏊゎᯒᏛศ㔝
ኳ↛≀⏕࿨໬Ꮫศ㔝
ኳ↛≀⏕࿨໬Ꮫศ㔝
⏕≀᭷ᶵ໬Ꮫศ㔝
⏕≀᭷ᶵ໬Ꮫศ㔝
㑇ఏᏊ᝟ሗࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
㑇ఏᏊ᝟ሗࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
ᾏὒ⏕࿨㑇ఏ᝟ሗࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
ᾏὒ⏕࿨㑇ఏ᝟ሗࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
ᾏὒ⏕࿨㑇ఏ᝟ሗࢩࢫࢸ࣒Ꮫศ㔝
ࢸࣛ࣊ࣝࢶ⏕≀ᕤᏛศ㔝
ࢸࣛ࣊ࣝࢶ⏕≀ᕤᏛศ㔝
ᢸᙜᩍဨྡ
᫬㛫๭䝁䞊䝗
㯞ࠉ⏕ࠉࠉࠉஂ
㔝ࠉᆅࠉᬛࠉἲ
㇏ࠉỈࠉṇࠉ᫛
すࠉ᳃ࠉඞࠉᙪ
ཎࠉ⏣ࠉᫀࠉᙪ
ෆࠉ⏣ࠉ㝯ࠉྐ
஧ࠉ஭ࠉຬࠉே
బࠉ⸨ࠉ㟹ࠉྐ
㜿ࠉ㒊ࠉᩗࠉᝋ
㔠ࠉᏊࠉࠉࠉ῟
☾ࠉ㈅ࠉ᝴⨾Ꮚ
⡿ࠉᒣࠉࠉࠉ⿱
㰻ࠉ⸨ࠉᛅࠉኵ
໭ࠉ⃝ࠉ᫓ࠉᶞ
ụࠉ⏣ࠉ㑳ࠉ⏨
㒔ࠉ⠏ࠉࠉࠉẎ
㥖ࠉ஭ࠉ୕༓ኵ
ⓑࠉᕝࠉࠉࠉோ
௰ࠉᕝࠉΎࠉ㝯
ᒣࠉୗࠉࡲࠉࡾ
Ṉࠉᮌࠉᩗࠉ୍
᱓ࠉཎࠉ㔜ࠉᩥ
ᴮࠉᮏࠉࠉࠉ㈼
஬ࠉ࿡ࠉ຾ࠉஓ
᪂ࠉ㇂ࠉᑦࠉᘯ
㕥ࠉᮌࠉࠉࠉᚭ
୰ࠉᔱࠉṇࠉ㐨
㓇ࠉ஭ࠉ⩏ࠉᩥ
⸨ࠉ஭ࠉᬛࠉᖾ
㧗ࠉᶫࠉࡲࡉ࠼
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
$0
䈜䚷ᖹᡂ䠎䠓ᖺᗘಟ஢ணᐃ⪅䛿䠈ᚲ䛪ᒚಟⓏ㘓䜢䛩䜛䛣䛸䚹
平成27年度 農学研究科博士課程後期3年の課程 授業時間割表
研究科共通科目 コード
授業科目名
AD2601 資源生物生理生態学
AD2602 資源生物遺伝育種学
AD2603 生物機能科学
AD2604 生体分子化学
AD2605 国際資源開発史
AD2606 環境生命機能科学
International Food &
AD2607 Agricultural Immunology
Lecture
担当教員名
盧・片山・金山
西尾・中嶋
池田(郁)・麻生
桑原・山下
石井・米倉・遠藤
駒井・吾妻・昆野
時間(時期)
集中講義(10月)
集中講義(7月)
通年
1学期・月・3講時
1学期
通年
講義室
別途周知
別途周知
別途周知
第6講義室
別途周知
別途周知
北澤 ほか
通年
別途周知
研修科目(特別研修B,先端農学研修)時間割コード一覧 専攻名
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
資源
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
専攻分野名
生物共生科学分野
生物共生科学分野
作物学分野
園芸学分野
土壌立地学分野
土壌立地学分野
資源動物群制御科学分野
資源動物群制御科学分野
動物遺伝育種学分野
動物生理科学分野
水圏動物生理学分野
水圏動物生理学分野
水産資源生態学分野
水産資源生態学分野
水圏植物生態学分野
水圏植物生態学分野
水産資源化学分野
水産資源化学分野
環境経済学分野
フィールド社会技術学
フィールド社会技術学
国際開発学分野
国際開発学分野
農業経営経済学分野
農業経営経済学分野
沿岸生物生産システム学分野
沿岸生物生産システム学分野
栽培植物環境科学分野
栽培植物環境科学分野
資源環境政策学分野
資源環境政策学分野
環境適応生物工学分野
環境適応生物工学分野
生物海洋学分野
生物海洋学分野
生物制御機能学分野
生物制御機能学分野
陸圏生態学分野
植物遺伝育種学分野
植物遺伝育種学分野
植物細胞生化学分野
植物栄養生理学分野
植物栄養生理学分野
植物病理学分野
担当教員名
清 和 研 二
陶 山 佳 久
後 藤 雄 佐
金 山 喜 則
南 條 正 巳
高 橋 正
中 井 裕
多 田 千 佳
福 田 智 一
盧 尚 建
尾 定 誠
高 橋 計 介
片 山 知 史
佐々木 浩 一
吾 妻 行 雄
青 木 優 和
落 合 芳 博
山 口 敏 康
木 谷 忍
盛 田 清 秀
米 澤 千 夏
米 倉 等
冬 木 勝 仁
伊 藤 房 雄
石 井 圭 一
木 島 明 博
池 田 実
齋 藤 雅 典
伊 藤 豊 彰
小 林 茂 典
吉 井 邦 恒
鳥 山 欽 哉
伊 藤 幸 博
遠 藤 宜 成
大 越 和 加
昆 野 安 彦
堀 雅 敏
小 倉 振一郎
西 尾 剛
北 柴 大 泰
早 川 俊 彦
牧 野 周
石 田 宏 幸
高 橋 英 樹
特別研修B
(6単位)
AD5001
AD5101
AD5102
AD5103
AD5004
AD5104
AD5005
AD5105
AD5106
AD5107
AD5008
AD5108
AD5009
AD5109
AD5010
AD5110
AD5011
AD5111
AD5112
AD5013
AD5113
AD5014
AD5114
AD5015
AD5115
AD5016
AD5116
AD5017
AD5117
AD5018
AD5019
AD5020
AD5120
AD5021
AD5121
AD5022
AD5122
AD5123
AD5024
AD5124
AD5125
AD5026
AD5126
AD5027
先端農学研修
(6単位)
AD6001
AD6101
AD6102
AD6103
AD6004
AD6104
AD6005
AD6105
AD6106
AD6107
AD6008
AD6108
AD6009
AD6109
AD6010
AD6110
AD6011
AD6111
AD6112
AD6013
AD6113
AD6014
AD6114
AD6015
AD6115
AD6016
AD6116
AD6017
AD6117
AD6018
AD6019
AD6020
AD6120
AD6021
AD6121
AD6022
AD6122
AD6123
AD6024
AD6124
AD6125
AD6026
AD6126
AD6027
備考
(隔年開講)
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
応用
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
生物
植物病理学分野
動物生殖科学分野
動物生殖科学分野
機能形態学分野
機能形態学分野
動物栄養生化学分野
分子生物学分野
分子生物学分野
分子酵素学分野
分子酵素学分野
応用遺伝子工学分野
応用微生物学分野
応用微生物学分野
動物微生物学分野
動物微生物学分野
動物資源化学分野
動物資源化学分野
食品化学分野
食品化学分野
栄養学分野
栄養学分野
機能分子解析学分野
天然物生命化学分野
天然物生命化学分野
生物有機化学分野
生物有機化学分野
遺伝子情報システム学分野
遺伝子情報システム学分野
海洋生命遺伝情報システム学
海洋生命遺伝情報システム学
海洋生命遺伝情報システム学
テラヘルツ生物工学分野
テラヘルツ生物工学分野
安 藤 杉 尋
種 村 健太郎
原 健士朗
麻 生 久
野 地 智 法
豊 水 正 昭
西 森 克 彦
原 田 昌 彦
内 田 隆 史
二 井 勇 人
佐 藤 靖 史
阿 部 敬 悦
金 子 淳
磯 貝 惠美子
米 山 裕
齋 藤 忠 夫
北 澤 春 樹
池 田 郁 男
都 築 毅
駒 井 三千夫
白 川 仁
仲 川 清 隆
山 下 ま り
此 木 敬 一
桑 原 重 文
榎 本 賢
五 味 勝 也
新 谷 尚 弘
鈴 木 徹
中 嶋 正 道
酒 井 義 文
藤 井 智 幸
高 橋 まさえ
※ 平成27年度修了予定者は,必ず履修登録をすること。
AD5127
AD5128
AD5145
AD5029
AD5129
AD5030
AD5031
AD5131
AD5032
AD5132
AD5033
AD5034
AD5134
AD5035
AD5135
AD5036
AD5136
AD5037
AD5137
AD5038
AD5138
AD5139
AD5040
AD5140
AD5041
AD5141
AD5042
AD5142
AD5043
AD5143
AD5243
AD5044
AD5144
AD6127
AD6128
AD6145
AD6029
AD6129
AD6030
AD6031
AD6131
AD6032
AD6132
AD6033
AD6034
AD6134
AD6035
AD6135
AD6036
AD6136
AD6037
AD6137
AD6038
AD6138
AD6139
AD6040
AD6140
AD6041
AD6141
AD6042
AD6142
AD6043
AD6143
AD6243
AD6044
AD6144