ぎんねむ寮通信1 - 東京都立小笠原高等学校

第1号
平成27年5月14日
東京都立小笠原高等学校 寮務委員会発行
ぎんねむ寮通信1
新たな寮生1名が入寮し、新たな年度が始まってから、1か月が過ぎました。寮務委員も昨年
度から一新、一名増えて5人の新体制となりました。
寮生の皆さん、新たな1年の目標を定め、寮生全員で切磋琢磨しながら、学校生活だけでなく
寮での日常生活を過ごしていきましょう。自宅のようにのびのびと過ごしながらも、高校生とし
て身に着けなければならない大切な人間力を、このぎんねむ寮で培ってください。
保護者の皆様、学校と同様にお子様の成長を支える大きな場所が、ぎんねむ寮です。日頃の生
活はもとより、学習習慣の定着や規則を守り互いを思いやる協調性、さらに社会人として恥る
ことのない様々な力を育めるよう、教員一同で支援して参ります。今年度も引き続きぎんねむ
寮の運営に御理解御協力をいただければ幸いです。
※ぎんねむ寮通信は、5月中旬、7月下旬 10月中旬、12月下旬、3月下旬の、年5回発行予定です。
舎監長からの御挨拶
冨田 眞理子(舎監長・副校長)
今年度も舎監長として、寮生の皆さんがより良い
ぎんねむ寮外観
一つは、夜の学習時間など「みんながやるから
自分も頑張れる」という良い習慣を、仲間の力を
借りて自分のものとすることです。自宅では取り
寮生活を送ることが出来ますよう努めてまいります。
掛かれないことも寮では(せざるを得ない)かもし
どうぞよろしくお願い致します。
れません。これを無駄にせずに成長して下さい。
毎朝7時にぎんねむ寮に行き、前日からの舎監の
もう一つは、自室など「自分の時間と空間」と惰
先生方の記録に目を通し、点呼と朝の掃除から朝
性で関わらずに、時々は意識して見直すことで
食開始までの時間に皆さんの様子を拝見する生活
す。1か月ごとに、自分なりの生活の目標やテー
も1年以上になりました。その中で感じたことの中か
マを決めてみても良いかもしれません。皆さんが
ら、衣食住の営みが少しずつ自分に移行していく高
寮生活という貴重な機会を、最大限に活かして
校時代に「寮」で生活することが卒業後の皆さんに
生活を構築することを望んでいます。
も成長の糧となるように、2つのことをお伝えします。
学習時間のようす
平成27年度寮務委員の御紹介
小暮 敦(寮務委員長・主任教諭・英語科)
ンスと捉え、みんなが自立し、みんなが楽しい寮生活を実現させていきま
しょう!本年度もどうぞよろしくお願い致します。
平成27年度が始まり、1か月あまりが過ぎました。今年は新入寮生
1名を加えての、新しい寮環境にもなじんできたころだと思います。
ところで、みなさんは寮生活についてどのように考えていますか?
田口 耕平(寮務副委員長・教諭・理科)
小笠原高校に勤めて3年目、田口耕平です。これまでぎんねむ寮とは、
母島からは高校に通いきれないから、そのための寮生活。とだけ考え
舎監として宿直をすることくらいしか関わりがありませんでしたが、今年度
ている人もいるかもしれません。ただ、それだけではせっかくの寮生活
は寮務担当となり、皆さんの生活をサポートすることになりました。
がもったいないと私は考えます。寮生活に求められるのは、例えば、
高校生活では、様々なことが起こります。勉強のこと、部活のこと、友人
規律正しい生活習慣、掃除、洗濯などの自分のことは自分でやると
とのこと、学校行事のこと、恋愛のこと、そして進路のこと。これらの多く
いう自主自律の精神、寮生心得を守ったり、諸届は期限までに提出
は、学校で起こることばかりですが、悩み苦しみ考える時間は、“家”に
するという規範意識、仲間と仲よくやっていくための協調性、自由時
帰っても休まることはありません。寮生の皆さんにとっては、このぎんねむ
間をやりくりし学習時間を確保する計画性、などなど結構ありますね。
寮が、その“家”です。ぎんねむ寮は、そういう高校生として当然のことを
いま私が書いたことは、どれもみなさんの高校卒業後の生活に不可
過ごしていく大切な場なのです。私は、皆さんが大人へ着実と成長してい
欠なことばかりです。社会人として一人前の生活を送っていくうえで大
くための大切な場を、快適に、そして様々な力を身に着ける場にしてあげ
切なことばかりだということです。
たいと考えています。
卒業後の将来を見据え、寮生活を社会で生きていく力を学ぶチャ
全力でサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
直として寮を訪れますが、学習の時間、食事の時間とも生徒同士が
竹原 努(寮務委員・教諭・数学科)
ルールを守り、安心して生活をしている様子を見ることができています。
今年度、小笠原高等学校に赴任しました、数学科の竹原努といい
ます。今までの教員生活で、生徒の住まいに近いところに住むことは
なかったので、普段の生活から生徒と会うことにはじめは戸惑いまし
た。しかし、生徒の皆さんが元気よく挨拶をしてくれたり、楽しく話しか
けてくれたおかげで、戸惑いも吹き飛んで、今では毎日楽しく過ごして
います。
これから、何十年も経過した時に、ここでの生活を思い出すことが元気
の源になる時もあると思います。充実した共同生活を実現しましょう。
小路 彩子(寮務委員・養護教諭)
寮務委員4年目になりました小路彩子(こうじあやこ)です。体調面で
何か心配なことがあるときや、寮内の物品が足りなくなっているなど、
ぎんねむ寮での仕事では、母島の生徒とたくさん話ができます。勉
困ったことがあるときにはいつでも声をかけてください!!
強時間では教科の話がほとんどですが、それ以外の会話は島での生
新年度が始まり、あっという間に1か月以上が経ちました。1年生は父
活の話や内地の話をします。寮生の皆さんが楽しく話しかけてくれるの
島に慣れること、高校や寮生活に慣れること・・・不安なことや、逆にワク
で、そこでの仕事も楽しくやらせてもらっています。
ワクすることもたくさんあると思います。何かあるときは、先輩や先生方に
これから、1年間皆さんの成長とともに私も成長できるように、皆さん
相談しながら楽しく安心した寮生活を送れるようにしていきましょう☆2
年生は寮にも慣れたと思いますので、後輩に様々なことを優しく教えて
からたくさん学びたいと思います。よろしくお願いします。
あげてください!!3年生はついに高校生活最後の年になりました。学
新戸 政輝(寮務委員・教諭・保健体育科)
校生活も寮生活も充実させて欲しいし、進路実現に向けての勉強など
寮務担当の新戸政輝(しんとまさき)と申します。教科は、保健体育
を担当しています。本年度より、小笠原高等学校に着任いたしまし
た。どうぞ、よろしくお願いいたします。
も頑張って欲しい!!
それぞれの学年の過ごし方があると思いますので、各自どんな1年に
したいのか目標を持ち、楽しく健康に充実した1年を送りましょう!!
寮での生活は、他者をよく知り、関係をつくり、そこから自分はどのよ
今年度もよろしくお願いします☆
うにあるべきかを考える絶好の機会だと思います。私は、金曜日に宿
ぎんねむ寮生のようす
新入生歓迎会~球技大会~ 4月10日
こどもまつり 5月3日
寮での食事風景 5月12日
東京都立小笠原高等学校 寮務委員会
小笠原村父島字清瀬
電話: 04998(2)2346
東京都立小笠原高等学校 寄宿舎 ぎんねむ寮
小笠原村父島字奥村
電話: 04998(2)2168