事業計画書 - 公益財団法人 航空機国際共同開発促進基金

平成27年度
事業計画書
1.一般会計による事業
(1)一般会計による助成事業【公1】
1)「選定委員会」による新規助成事業の審議及び選定等
航空機等の国際共同開発事業への助成申請に対して、会長の諮問に応じて、航空機工
業振興法に基づく「指定開発促進機関」 として、同法第5条に基づき定められた国際共同
開発の対象とすべき航空機等の種類に属すること、技術上の目標の達成が可能なこと等
の「国際共同開発の助成に関する基準(以下「助成基準」という。)」に照らして、「助
成基準」に適合する国際共同開発事業であるかどうかを、学識経験のある者からなる「選
定委員会」において助成事業の選定に関する技術的、専門的事項について審議する。
2)開発助成金の交付、開発助成金の額の確定及び納付金納付額の確定等
開発促進基金会計による助成事業について、交付金交付要綱等に基づき開発助成金の
交付に関する事務手続きや交付決定にかかる審査をする。さらに、助成業務規程及び納
付金納付要綱等に基づき、助成事業の進捗状況を調査し、開発助成金額及び納付金納付
額の確定等を行い、助成事業を的確に遂行するために必要な収支決算書等を作成する。
(2)情報収集及び情報提供事業【公2】
1)航空機等の国際共同開発事業を促進するために必要な情報の収集
① 国内外の関係機関等から発表される航空機等の市場動向・技術動向及び国際共同開
発の現状等に関する資料等を収集する。
② 航空機開発に関する主要な国内外の業界誌等を購入し、航空機等の市場動向・技術
動向及び国際共同開発の現状等に関する主要な記事を抽出する。
③ 海外の関係者との情報交換及び人材の交流等を図り、市場動向・技術動向等に関す
る情報を収集するため、調査員を海外に派遣し、調査及び資料の収集を行う。
④ 主要なテーマについて海外に調査団を派遣し調査を行う。また、必要に応じ内外の
コンサルタント会社等に調査を委託する。
2) 航空機等の国際共同開発事業を促進するために必要な情報の編集
①
必要に応じ翻訳会社等を活用するなどして、収集した情報を分類・整理する。
② 「航空機関連動向解説事項選定委員会」を開催し、時宜を得た主要なテーマを選定
し、「航空機等に関する解説概要」を作成する。また、基金が主催する航空機関連講
演会のテーマや講演者等の選定についての助言を得る。
③ 外部専門家等からなる「技術開発動向調査委員会」を開催し、航空機等の最新技術
開発動向の現状分析と将来展望等を検討し、「航空機等に関する技術開発動向調査報
告書」を編纂する。
-1-
3)収集及び編集した情報の提供
① 海外業界誌等から得た情報を編集した毎月の「航空機業界動向情報」を関係企業及
び団体等に配信して、広く情報提供を行う。
② 新たに作成した主要なテーマについての「航空機等に関する解説概要」を、ホーム
ページに掲載し、広く情報提供を行う。
③ 編纂した「航空機等に関する技術開発動向調査報告書」をホームページに掲載し、
広く情報提供を行う。
④ 時宣を得た先進的航空技術等の話題に関して国内外の有識者を講師として招聘し、
航空機関連講演会を開催する。
⑤ 各種問い合せ等に対し適切な情報の提供を行うと共に、関係企業及び団体等に紹介
斡旋を行う。
2.開発促進基金会計による助成事業【公3】
航空機工業振興法に基づく「指定開発促進機関」として、同法第5条に基づき定められ
た「国際共同開発の助成に関する基準(以下「助成基準」という。)」に照らして、国際
共同開発の対象とすべき航空機等の種類に属すること、技術上の目標の達成が可能なこと
等、「助成基準」に適合し、選定された国際共同開発事業について、開発助成金の交付及
び納付金の徴収業務を行う。
(1)開発助成金の交付
開発指針に即して国際共同開発を促進するため、助成基準に適合する事業を行う開発
事業者等に対して開発助成金の交付を行う。
(2)納付金の徴収
開発助成金の交付を受けた開発事業者等から、その交付を受けて開発された航空機
等の販売その他の当該国際共同開発事業の成果の利用により開発事業者等が得た収
入又は利益の一部を、上記開発助成金の交付の事業に充てるための納付金として徴
収する。
-2-