かんがい施設遺産の登録施設(日本) しちかようすい たちばいようすい 七ヶ用水[水路] 立梅用水[水路] (石川県白山市他) ・供用開始:1859年 ・受益面積:4,806ha (三重県多気町他) ・供用開始:1823年 ・受益面積:436ha いなおいがわ 稲生川[水路] (青森県十和田市他) ・供用開始:1859年 ・受益面積:5,253ha たんざんそすい 淡山疏水[水路] やまだぜき ほりかわようすい 山田堰・堀川用水・ 水車群[堰・水路・水車] (兵庫県神戸市他) ・供用開始:1891年 ・受益面積:2,500ha (福岡県朝倉市) ・供用開始:1663年 ・受益面積:652ha おがわぜき 雄川堰[堰、水路] (群馬県甘楽町) ・供用開始:1600年頃 ・受益面積:104ha ふからようすい 深良用水[水路] (静岡県裾野市他) ・供用開始:1670年 ・受益面積:527ha さやまいけ 狭山池[ため池] つうじゅんようすい 通潤用水[水路] (熊本県山都町) ・供用開始:1855年頃 ・受益面積:107ha (大阪府大阪狭山市) ・供用開始:616年頃 ・受益面積:331ha かんがい施設遺産の登録施設(世界) 国名 登録件数 日本 9 中国 4 タイ 1 スリランカ 2 パキスタン 1 合 計 17 備考 かんがい施設遺産とは • かんがい施設遺産(Heritage Irrigation Structures)は、かんが いの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんが い施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設 を国際かんがい排水委員会(ICID)が登録・表彰する制度。 • 登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、 研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持 管理に関する意識向上に寄与するとともに、かんがい施設を核 とした地域づくりに活用。 ・ かんがい施設遺産の対象施設・登録基準 〇建設から100年以上経過 〇次のいずれかの施設 ①ダム(かんがいが主目的) ②ため池等の貯水施設 ③堰、分水施設 ④水路 ⑤古い水車 ⑥その他 〇10項目の基準のうち1つ以上満たす施設 【主な基準】 ①灌漑農業の画期的な発展、農業発展、食料増産、農家の経 済状況改善に資するもの。 ②構想、設計、施工、規模等が当時としては先進的なもの、卓 越した技術であったもの。 ③長期にわたり特筆すべき運営・管理を行ってきたもの。 等 ・ 申請の流れ 施設管 理者等 申請書 の提出 ・申請書の作成 ICID日本 国内委員会 ・申請書の審査 ・申請施設の決定 申請書(英文) の提出 ICID本部 ・申請施設の審査 ・登録、表彰 国際かんがい排水委員会(ICID)とは • ICID(International Commission on Irrigation and Drainage)は、 かんがい排水にかかる科学的・技術的知見により、食料や繊維 の供給を世界規模で強化することを目的として、1950年に設立 された自発的非営利・非政府国際機関。日本は1951年に加盟。 • 74の国・地域が加盟し、各国は国内委員会を設置。 毎年開催 3年毎に開催 国際執行理事会 総 会 常任委員会 (技術活動委員会等3委員会) 地域会議 委員会 (広報出版委員会等3委員会) 世界かんがいフォーラム 地域作業部会 (アジア地域作業部会等3部会) 作業部会/作業チーム (ほ場かんがいシステム部会 など15部会/チーム) ICID役員等 ・会 長:ナイリジ氏(イラン) ・副会長:9名 ・本部所在地:ニューデリー (インド) 日本国内委員会 学術経験者等をメンバーとし、 かんがい・排水・洪水等に関する知見 の情報の収集・発信 委 員:佐藤洋平委員長(東京大学名誉教授)他17名 3 事務局:農林水産省農村振興局整備部設計課
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