Page 1 Page 2 Page 3 Page 4 Page 5 Page 6 Page 7 施設名称

資料5−8
第4回須高地区最終処分場適地選定委員会
(ごみ処理施設先進地視察)報告
【開催概要】
日
定:平成 17 年 4 月 25 日(月)∼26 日(火)
視察場所: ○ エコパーク榛名(高崎市ほか4町村衛生施設組合) <25 日(月) 9:45∼11:00>
○ クリーンパーク・きぬ(下妻地方広域事務組合)
<25 日(月) 15:00∼16:15>
○ くりーんプラザ・龍(龍ケ崎地方塵芥処理組合)
<26 日(火) 10:15∼12:00>
出 席 者:別紙出席者名簿のとおり
【エコパーク榛名(高崎市ほか4町村衛生施設組合)】
<施設概要>
供用開始:平成 13 年
埋立面積:24,400m2(1期)
埋立容量:203,200m3(1期)
浸出水処理施設処理能力:120m3/日
埋立廃棄物:焼却残渣、破砕不燃物
1. 事前質問に対する回答
・別紙回答書のとおり
2. 施設紹介ビデオ
・施設紹介のビデオを拝見した。
3. 質疑応答
Q 敷地面積が 12ha とかなり大きいが、埋立地以外の緑地帯が相当広いのか。
A
緑地帯というわけではなく、もとの土地に保安林が含まれていたため、周辺部分も含んで用
地買収をしないといけなかった。
Q
近くに住宅があるが、住民同意等はどのように得たのか。
A 地元の約 55 世帯で協議会を組織し、協議会と交渉を行った。もとの土地利用は、ほとんどが
田畑であったので大きな問題はなかったが、協議会の回数はかなり行った。
Q
漏水を検知したことはあるか。
A
台風等の大雨時に検知したことは若干ある。システムの誤作動もある。
Q
検知した後は、修復を行ったのか。
A
ごみを掘り返して修復はしていないが、遮水シートは2層になっていて、シートとシートの
間にある集水管から、漏水した水を集水して処理できる構造であるため、外部に漏れ出してい
るわけではない。
-1-
Q
トラックの搬入台数はどれくらいか。
A 搬入量は年間約2万トン、1日に 70∼80 トンとなっている。車両台数としては、平均6∼7
台/日、多くて9∼12 台/日、少ないときは4∼5台/日である。
Q
施設の門は、トラックの搬入がないときは閉まっているのか。
A
門扉は3つあり、1番上と真ん中の門は閉まっている。1番下の門は、地元の要望により、
親水公園に入れるように開けている。
Q
埋立作業は、雨天も行っているのか。
A
行っている。
Q
浸出水処理施設から出た汚泥はどうしているのか。
A
脱水した後、埋立地で処分している。
Q
埋立地からの臭いはあるのか。焼却灰についてはどうか。
A
近づけば多少の臭いはあるが、周囲への臭いの問題はない。焼却灰も同様である。
Q
飛散防止は、即日覆土等行っているのか。
A
行っている。夏場には散水も行っている。
Q
周辺住宅から苦情はあるか。
A
ない。
Q
当初の計画にはなかったことで、問題になったことや課題等はあるか。
A
ランニングコストがかなりかかることが課題と考えられる。
Q
シートの耐用年数はどのくらいか。また、水処理は永久的に行うのか。
A
跡地利用はまだ決まっていないが、埋立が終わった後も水処理は行っていく。ただし、何年
間行うのかということは、わからない。シートについては、劣化はすると考えられるが、埋め
立てたごみが安定化するまでの期間は大丈夫であると考えている。
4. 施設見学
・埋立地及び浸出水処理施設を見学した。
【クリーンパーク・きぬ(下妻地方広域事務組合)】
<施設概要>
供用開始:平成 11 年
埋立面積:18,600m2
埋立容量:113,000m3
浸出水処理施設処理能力:70m3/日
埋立廃棄物:焼却残渣、破砕不燃物
1. 事前質問に対する回答
・別紙回答書のとおり
-2-
2. 施設紹介ビデオ
・施設紹介のビデオを拝見した。
3. 質疑応答
Q
建設決定から1年で用地取得の同意まで得られたということであるが、場所の選定に関して
問題はあったか。
A
八千代町には、組合の施設(焼却施設、し尿処理施設、火葬場)がなかったことから、八千
代町に最終処分場を建設することが首長会で決定した。現在の公園施設部分は、もともと町有
地であり、鬼怒川の砂取り地跡に八千代町のごみを埋めていたこともあって、特に問題はなか
った。
Q
洪水時に鬼怒川の水が堤防を超えて埋立地に流れ込んだり、埋立地から周辺の水田に溢れた
り、漏れたりすることはないか。
A
この辺は水害等がほとんどない地域で、鬼怒川の堤防を超えるような洪水があったという話
は聞いたことがない。また、周辺の水田に漏れるといったこともない。
Q
平地なので、浸出水の集水管には勾配をつけてあると思うが、どうなっているのか。
A
勾配をつけて、集水できる構造となっている。ただし、管理上の理由から、まだごみを埋め
ていない区画に雨水を貯留している。
Q
八千代町には山間部はないのか。
A
ない。
Q
平地を掘って埋立地を作る場合、深さの制限はあるのか。
A
法的な制限はないが、地下水位や地盤耐力等の諸条件を検討して設計している。
Q
漏水検知システムはないのか。
A
導入していないが、地下水と放流水の水質検査を行って、モニタリングしている。
Q
365 日稼働と書いてあるが、土日もごみを受け入れているのか。
A
連休の場合、そのうちの1日は受け入れることもあるが、基本的に土日は受け入れは行って
いない。365 日稼働しているのは、浸出水処理施設のことである。
Q
運転人員は4人のみなのか。
A
埋立作業1人、水処理2人、事務1人の計4人である。
Q
搬入台数はどれくらいか。
A
多くて1日4台、搬入がない日もある。
Q
バンガローやバーベキュー広場の横に埋立地があり、公園施設の利用者から、埋立作業に対
して苦情等はないのか。
A
苦情はない。
Q
バンガロー等の公園施設は、地元への補償として作ったのか。また、管理は組合で行ってい
るのか。
A
地元からの要望により整備した。管理は組合で行っている。
Q
浸出水処理施設は、埋立終了後何年くらい運転する予定か。
A
まだわからない。
Q
当初の計画にはなかったことで、問題になったことや課題等はあるか。
-3-
A
そのようなことはあまりないが、浸出水の原水水質が高いことが挙げられる。
Q
ランニングコストの内容は何か。
A
電気、水道、薬品の他、水処理の委託費、膜の交換等がある。
4. 施設見学
・埋立地及び浸出水処理施設を見学した。
【くりーんプラザ・龍(龍ケ崎地方塵芥処理組合)】
<施設概要>
供用開始:平成 11 年
(焼却施設)
焼却能力:180t/日(90t/日×2 炉)
灰溶融炉能力:24t/日(12t/日×2 炉)
(リサイクル施設)
破砕選別系:40t/5h
資源回収系:40t/5h
資源プラ系:3t/5h
(最終処分場)
埋立面積:19,800m2
埋立容量:118,400m3
埋立廃棄物:溶融スラグ、溶融飛灰処理物、破砕不燃物
(水処理施設)
浸出水処理:100m3/日
プラント排水処理:65m3/日
1. 事前質問に対する回答
・別紙回答書のとおり
2. 質疑応答
Q
溶融スラグは、そのままの状態で覆土として使っているのか。
A
溶融スラグはいったんピットに貯めてから、埋立地に運び、そのまま覆土材として全量使用
している。
Q
当初の計画より埋立量が 50%程度少ない理由は何か。
A
当時の計画よりも人口が伸びていないことと、溶融スラグを覆土材として利用している分埋
立量が少なくなっている。
Q
ごみと溶融スラグの割合はどのくらいか。
A ごみを 100 燃やすとすると、おおよそ灰が 10 発生する。溶融すると、容量で灰の約1/3が
溶融スラグとなり、重さについては変わらない。
Q
溶融スラグの比重はどれくらいか。
A メーカーの設定値では、1.5 である。
Q
比重の大きい溶融スラグを埋めているが、埋立地の地耐圧はどうなのか。
-4-
A
埋立地の下部4mまで、コンクリートで地盤改良しているため、埋立地が沈むといったこと
はない。
Q
地元が施設反対から誘致に変わった経緯を教えてほしい。
A 昭和 56 年当時の施設の住民は反対であったが、住民の世代が変わり、地元への還元施設(湯
ったり館、市道、農業集落排水等)の整備、補償を条件に受け入れられた。また、地元に対し
ては、区費を年間 50 万円払っている。
Q
施設へのクレーム等はないか。
A
ない。
Q
もとの土地利用は何か。
A
ほとんど山林と畑であった。
Q
余熱利用は湯ったり館と農業公園か。
A
施設外への温水の供給は湯ったり館のみである。
Q
浸出水には塩分が含まれていると思うが、脱塩処理は行っていないのか。
A
浸出水の脱塩処理は行っていない。
Q
処理水は下水道放流ということであるが、河川にも放流できる水質なのか。
A
下水道の放流基準を満足できる処理を行っている。河川の放流基準は満たせていないと思う。
Q
モニタリング井戸の位置、深さは。
A
埋立地の上流、下流に3ヵ所ずつ計6ヵ所ある。深さは 20m前後で、水位は低い。
Q
モニタリングは浸出水と地下水について行っているのか。
A 地下水のみモニタリングしている。地下水ピットで pH と電気伝導度を測定し、常時監視して
いる。
Q
浸出水処理施設は、埋立終了後何年くらい運転する予定か。
A
なかなかそのようなデータもなく、まだわからない。
Q
最初から焼却施設と最終処分場を一体で整備する計画だったのか。
A
平成7年に結んだ協定書に一体で整備することをうたってあった。
Q
跡地利用方法の要望はあるのか。
A
まだない。
3. 施設見学
・埋立地、焼却処理施設及びリサイクル施設を見学した。
以上
-5-
第4回須高地区最終処分場適地選定委員会出席者名簿
(ごみ処理施設先進地視察)
日 時:平成17年4月25日(月)∼26日(火) 視察先:エコパーク榛名(群馬県榛名町) 他2施設
氏
名
青木 秀子
須坂市消費者の会会長
植木 新一
須坂市議会議員
梅﨑 健夫
信州大学工学部助教授
委員長
勝山 しづ
高山村消費者の会会長
欠席
北澤 正啓
須坂市議会議員
黒岩 清男
公募
小出 悦子
公募
佐藤 要
篠原 隆志
須高地区最終処分場
適地選定委員会
(五十音順)
須坂市
篠原 誠
長野広域連合
コンサルタント
前須坂市環境衛生推進協議会会長
高山村区長会会長
欠席
高山村議会議員
清水 良昭
公募
関野 文夫
長野森林組合須高支所長
善財 文夫
須坂市議会議長
土屋 嘉幸
須高農業協同組合代表理事副組合長
藤沢 勝義
高山村議会議長
松本 明人
信州大学工学部助教授
欠席
宮島 澄男
高山村連合衛生組合長
副委員長
目黒 淳茂
須坂市区長会顧問
副委員長
山岸 頌正
公募
涌井 富生
高山村議会副議長
欠席
善財 保
市民生活部長
渡辺 章
市民生活部生活環境課長
山岸 潤
市民生活部生活環境課主任主事
久保田 勝士
高山村
備 考
役 職 名 等
高山村長
島田 英昭
村民生活課長
涌井 重幸
村民生活課生活環境係長
八町 充
環境推進課係長
黒岩 一視
環境推進課主事
古田 秀雄
日本技術開発㈱東京支社資源・環境部副部長
松本 真
日本技術開発㈱東京支社資源・環境部プロジェクトマネージャー
中尾 さやか
日本技術開発㈱東京支社資源・環境部エンジニアリングスタッフ
大島 敏夫
代理:松永晋一
日本技術開発㈱北関東支店営業室プロジェクトマネージャー
25日のみ
25日のみ
(敬称略)
-6-
別 紙
-7-
-8-
-9-
- 10 -
- 11 -
- 12 -
- 13 -
- 14 -
- 15 -