被扶養者認定Q&A -よくある質問-

被扶養者認定Q&A
-よくある質問-
Q.税法上の扶養家族と健康保険の扶養家族は違うのですか?
A.制度の目的や基準が異なります。
詳しくは「税法上の扶養家族」と「健康保険の扶養家族」の違いをご覧ください。
Q.収入にはどんなものが含まれますか?
A.継続性のある収入はすべて含まれます。非課税の収入も含まれます。
○給与収入(通勤交通費・賞与を含む、税金控除前の総収入額)
○年金収入(公的年金・私的年金等すべての年金を含む、介護保険料・税金控除前の総年金額)
○事業収入・不動産収入(総収入額から当健保組合が認める直接的必要経費(*)を差し引いた額)
○雇用保険の失業給付(又は傷病手当)
○健康保険の出産手当金・傷病手当金
○労災保険の休業(補償)給付
○利子・配当金(税金控除前の総収入額)
○被保険者以外からの仕送り(生計費・養育費)
○その他継続性のある収入
※退職金等の一時的な収入は含まれません。
(*)直接的必要経費とは、「その費用なしに事業が成り立たない経費」のことです。税法上の必要経費とは異なります。製造業の原材
料費や人件費などの製造原価、卸売業や小売業の仕入代・これに必要な運送経費、サービス業の家賃・人件費などが該当しま
す。減価償却費、青色申告特別控除、交際費、福利厚生費、雑費などは該当しません。
Q.被扶養者の認定日はいつになりますか?
A.健康保険法施行規則では 5 日以内に会社を経由して届出をすることになっていますが、当健保組合
では次のように取り扱います。会社を経由して健保組合に届きますので届出は速やかに行ってくだ
さい。
◇事実発生日から 1 ヵ月以内の受付日(健保組合着日)
◇事実発生日から 1 ヵ月以上経過している場合
→
→ 事実発生日まで遡り認定します。
原則、受付月の 1 日が認定日になります。
*ただし遅延についてやむを得ない理由があると健保組合が認めた場合は、事実発生日まで遡ります。
1 ヵ月以上の遡り認定を希望する場合は「遅延理由書」を添付してください。書式は任意です。
Q.被保険者以外の扶養義務者とは誰のことですか?
A.被保険者以外にその家族を扶養する義務のある方です。
その家族が母の場合は「父・兄姉」
、父の場合は「母・兄姉」、兄弟姉妹・祖父母の場合は「父母・
兄姉」などです。
被保険者より収入の多い同居している他の扶養義務者がいる場合は、原則としてその方の被扶養者
となります。
Q.夫婦で共に働いていて子供を扶養する場合は、どちらの扶養に入れてもよいですか?
A.原則として収入の多い方の被扶養者となります。
Q.妻が会社を退職し、雇用保険の失業給付を受給する予定です。被扶養者になれますか?
A.受給期間中は原則として被扶養者になれません。ただし受給開始までの期間や受給日額が基準額未
満の場合は被扶養者になれます。
■手続きの方法
▼退職 ▼ハローワークで手続き
▼受給開始日
待機期間・給付制限期間
失業給付受給期間
受給終了後、収入なし
被扶養者になれません(*)
被扶養者になれます
受給期間延長中
被扶養者になれます
(1)
▼受給終了日
(2)
(3)
(1)退職後、被扶養者認定の手続きをしてください。
退職日の翌日が認定申請日です。
ハローワークで手続きをして「雇用保険受給資格者証」又は「受給期間延長通知書」の交付を
受けてください。(受給金額・受給開始日・受給期間を確認します。
)
(2)受給開始日に、被扶養者削除の手続きをしてください。
「雇用保険受給資格者証」に記載されている待機期間・給付制限期間の満了日の翌日が削除日で
す。認定(支給)期間の処理月日ではありません。
★受給開始日に削除の手続きを行わなかった場合は、その間の医療費は後日請求させていただ
きます。
(*)受給日額が 3,612
円未満(60 歳以上・障害者の方は 5,000 円未満)の場合は、削除の手続き
は必要ありません。
(3)受給終了日の翌日に、再度被扶養者認定の手続きをしてください。
「雇用保険受給資格者証」に記載されている支給終了日の翌日が認定申請日です。認定(支給)
期間の処理月日ではありません。
Q.妻が出産のため会社を退職し、出産手当金を受給する予定です。被扶養者になれますか?
A.受給期間中は原則として被扶養者になれません。ただし、受給日額が基準額未満の場合は被扶養者
になれます。
Q.妻が会社を退職し、傷病手当金を受給しています。被扶養者になれますか?
A.受給期間中は原則として被扶養者になれません。ただし、受給日額が基準額未満の場合は被扶養者
になれます。
また、労災保険の休業(補償)給付を受給中も同様です。