H27 館報4月 - デジタル公民館まっさき

第245号
平成27年4月20日
大船渡市立
末崎地区公民館
電話(F 兼)29-2955
津 波 な ん か に
負 け な い !
末崎地区公民館長
新沼眞作
★ 感 謝 状 授与
昨年度をもっ て御勇退され
日、
ました 末 崎 地 区 公 民 館 関 係
役 員8人に対し、4月
末崎 地区公民館から感 謝状を
贈りました。
皆 様、地域の融和 と発展に
均
大 変ご尽力されま した。心か
ら感謝を申し上げます。
近藤
受賞者(敬称省略)
末崎地区公民館長
末崎地区公民館書記 田 畑 基 雄
平
公民館長
神坂公 民 館 長
細川幹雄
武田清一郎
武 政 久夫
末崎地区公民館書記 佐 々 木 慧
梅 神 公民館長
村上
求
小 河原 公民館長
小松陽市
退 任 に あ た って
前末崎地区公民館長
近藤 均
末崎地区公民館長として
5期 年間町民の協力をい
ただき、大過なく職務を果
たさせていただきました。
大震災後は復興、新しい
まちづくりの推進が思うよ
うに出来ず、あせりを感ず
る毎日でした。町民の皆さ
んに大変ご迷惑をおかけし
たことをお詫び申し上げます。
公民館・振興会の役員が
一新され、新体制で末崎町
の社会教育・新しいまちづ
くりの推進が図られること
になり、安心して任を解か
せていただくことが出来ま
した。長い間のご支援ご協
力本当にありがとうござい
ました。
年度役員紹介
☆ デ ジタ ル公 民 館ま っさ き
活動
昨年度同様「学びを通じ
た被災地のコミュニティ再
生 支 援 事 業 」( 文 部 科 学 省
・復興庁)への事業申請が
年2月まで隔月
採 択 さ れ 、現 在 準 備 中 で す 。
5月~
日もし
で実施の予定です。第1回
・
日の予定です。
の活動は5月
・
日の「気仙ボケ一座まっ
ます。今月は新たに、2月
像コンテンツを公開してい
はこれまでの活動報告や映
なお、公民館のサイトで
す。
ご参加よろしくお願いしま
くは
24
就任挨拶
新たな まちづ くりに向けた取
り 組みに 力を入れた いと思い
ます。 第二に 、住民の要望を
採 り入れ ながら 、生活に役立
つ知 識や教 養を高める講 習会
や 講座を 開設 し、住民の復興
意欲 の醸成 に努めたい と思っ
ており ます。 第三に、高齢化
が進 む中、 より健康 で生き生
きした 生活が 送られるようス
ポ ーツへ の参加奨 励に努める
ととも にそ の機会を作って い
き たいと 思いま す。また、地
区公 民館は 、地域住民の 交流
の 場で あり、 情報収集と情報
発 信 の 基 地で も あ り ま す 。
皆様の お声に耳 を傾けなが
ら、 より よい公民館 運営に努
めて参 ります ので、ご支援ご
協 力賜り ますよう お願い申し
上 げ ます 。
門之浜公民館長
★平成
(敬称省略 )
晶
一
泉
新沼 紀三
上部
菅野
村上喜一郎
岩脇
新沼 眞作
◇末崎地区公民館
館 長
主 事
書 記
書 記
監 事
監 事
細川 武人
新沼眞作
岩脇 晶
村上喜一郎
菅野
一
上部 泉
新沼 紀三
◇末崎町振興会
会 長
副会長
事務局長
事務局
事務局
監 事
監 事
23
さき公演」の映像を公開し
ました。是非ご試聴ください。
デ
「 ジタル公民館まっさ
き の
」 アドレスは館報最下
部に示すとおりです。
☆ いや し の 集 い
期 日 5月 日
日
時 間
時~ 時
場 所 ふるさとセンター
※ 裁縫 道具 をお 持ちく ださ い 。
24 10
16
(日)(日)
http://www.massaki.jp/
デジタル公 民館 まっ さき HP
28
31
13
10
27
30
これまで、ふるさとセ
ンター利用申込・利用料
金の支払い・問 合 せ 等 の 受
付 時 間 が 13時~17時
で し た が 、 4月21日 (火)から
9 時 ~ 17時に改正されます。
(月曜日の休館日除き)
その1
~伝説「あんこあきらめろ」~
13
碁石岬は三陸沿岸特有の神秘性と荘厳さを持った巨石群によ
って出来ており、この地方随一の「海食景観」を誇っている。
この岬は、まさしく巨岩の城壁というべき有様ですが、ここ
に「アンコ・アキラメロ岩」という奇妙な名の岩がある。もとは
「倉ガケ」とも呼ばれていたそうですが、「アンコ・アキラメロ岩」
と呼ばれるようになった由来を次のような「兄弟哀話」が伝えて
いる。
昔、碁石浜の近くに2人の漁師の兄弟が住んでいた。たいへ
ん仲の良い兄弟で、何をするにもいつも一緒で近所の人々から
も、羨ましがられているほどであった。或る日ののこと、兄弟
はいつものように、揃って浜へ出かけようとしましたが、2・
3日耒時化のため、波が荒かったので碁石岬の上にある松林へ
薪取りに出かけることにしました。その松林は、部落の共有の
林で「ゴンドの口開け(松の落ち葉や、枯れ木を自由に拾っても
よい日)」になっていませんでしたが、「倉ガケ」の途中に、大き
な松の枯れ木が倒れているのを見つけたので、それを拾いに行
こうと弟が兄を誘ったのでした。2人は長いアラ縄を持って出
かけました。倉ガケに着いて「ガンカケ(絶壁)」の上から見下ろ
すと、なるほど大きな松の木がややなだらかな所の、岩と岩の
間に倒れています。岩の下を見下ろすと、荒波が渦を巻いてい
て、目も眩むほどの高さです。「アンコ(兄よ)、気をつけろや」
と、弟は大声で注意をしました。兄は、ようやく松の木のとこ
ろまでたどり着きました。体に巻いた縄をほどいて、松の木に
結びつけ、引き上げろと合図しました。弟は合いよしと、縄の
端を立木の根元にしばりつけようとした時、突然、下の方から
兄の悲鳴が聞こえてきました。仕事が無事に一段落した安心さ
もあったのでしょうか、ホッと一息入れて、さらに一歩上に登
ろうとして足を踏み外し、海に落ちてしまったのです。見ると、
荒れ狂う大波と戦いながら必死に岩礁にとりすがろうとしてい
ます。弟は「たいへんだ!」と、大声で叫びましたが、あたりに
は人影もありません。縄を投げ下ろそうとしても、とても下ま
では届きそうもないのです。舟を出そうにも、近辺一帯は、い
たるところ巨岩のそそり立つ絶壁の連続です。だいいち舟をま
わすだけの余裕も暇もないのです。ここは昔から舟の難所で難
破して助かった者は1人もいないという場所なのです(漁師にと
って絶望の地)という古老の言葉が今さらのように弟の脳裏をか
すめます。弟は地団駄を踏みました。声を限りに叫びまわりま
した。絶望の余り、頭をかきむしりながら号泣しました。海鳴
りの合間から「助けてくれ、助けてくれ!」という兄の声が途切
れ途切れに聞こえてきます。弟は手にしたアラ縄を握り締め、
オイオイ男泣きしながら叫びました。「アンコ・アキラメロ、あ
きらめてくれ」。
次号に続く(聖)
14
ふるさとセンターからの
お知らせ
あの千年に一度といわれ
る東日本大震災から4年が
過ぎましたが、いまなお仮
設住宅での不自由な生活を
余儀なくされておられる方
々はじめ多くの被災されま
した皆様に、あらためて心
よりお見舞いを申し上げま
す。
このたび、地区公民館長
の任を担うことになりまし
た。今、その重責を痛感し
ているところであります。
公民館は、住民の教養の
向上、健康の増進、情操の
純化を図り、生活文化の振
興、社会福祉の増進に寄与
することを目的とするもの
でありますが、当地区公民
館といたしましては、いち
早い大震災からの復興を進
めるため、第一に末崎町の
末崎の風土散策 (34)