こんにちは!事務局の古池&中西です。私たちは日ごろ事務局で勤務 しており実習・演習の現場を目の当たりにすることがありません。しか し常々、具体的にどんなことをやっているのか見て実感したいと考えて きました。そこで今回、2人で総合診療勉強会「第3回大阪どまんな か」に潜入し、講演の様子を見学させて頂きましたのでその中の一部を レポートさせて頂きます!!! Day1:3/28 1日目は若手~中堅の先生方5名にお越し頂き、エネルギッシュなご講演をお聞きするこ とが出来ました。グループワークあり、キュウリなどを使った実習(!)あり、ワーク ショップあり、コスモ注入(!?)ありの、和気あいあいとした楽しい講演や実習が行われ ていましたよ♪ 総合大雄会病院 瀬戸内徳洲会病院 飯村 傑 伊東 直哉 先生 先生 大阪A&M法律事務所 小島 崇宏 先生 京都府立医科大学 笹本 浩平 徳州会総合診療研修センター 先生 平島 修 先生 Day2:3/29 2日目は大御所の先生方3名にお越し頂き、非常に貴重なご講演をお聞きすることが出来 ました。それぞれがご自身のフィールドで長年経験されてきたことなどを踏まえ、ご講演や 質疑応答に応じられていました。1日目とはガラッと内容や雰囲気が変わり、威厳や風格が 増したどまんなか2日目となりました! 三重大学 竹村 洋典 淀川キリスト教病院 先生 柏木 哲夫 先生 大阪大学 産婦人科 木村 正 先生 この中で、今回は瀬戸内徳洲会病院・伊東先生のご講演をピックアップしてご紹介いたします! 『必要なものは聴診器だけ 博士の愛した聴性打診』 瀬戸内徳洲会病院 伊東 直哉 先生 伊東先生は『必要なものは聴診器だけ 博士の愛した聴性打診』というご講演タイトルのもと、 聴診器を使った4つのワークショップを企画されていました。そのワークショップではきゅうりや ゴミ箱、ヘルメットに対し聴診器を当て聴性打診をするもので、一見「何をやっているんだろ う?」という感じに見えるのですが(伊東先生生スミマセン)、参加している学生さん達の反応はとても 良く、「本当に音が変わった!」などの声が数多く聞こえていましたよ! 1.慢性硬膜下血腫の聴性打診 空のヘルメットの内側に、血腫に見立てた保冷剤 をガムテープで張り付けます。これを使ってどこ に血腫があるのか聴性打診をする実習です。血腫 のあるところは音が鈍くなるようですよ。なるほ ど~。 2.恥骨結合に聴診器をあてて左右の膝蓋骨を打診した時の骨伝導の左右差を比べる 左右の膝蓋骨の代わりに2本 のキュウリを使用し、内1本 のみに切り込みを入れていま す(骨が折れた状態を演出し ているようです)。 それを聴性打診! 音の違いが分かるか な・・・? 3.胸水の聴性打診 胸腔に見立てたゴミ箱に胸水の代わり の水を入れ、どのレベルまで水(胸 水)が溜まっているか、皆で聴性打診 をしています!胸水があると急に音が ドンと大きくなるようです。 通常はこんな感じ この他にも膀胱内容量の聴性打診の ワークショップがあり、聴講生の和気 あいあいと取り組んでいる姿が印象的 でした! どんな場面で役立つのか?どのくらい の確率(尤度比)で使えるのか?など も丁寧に説明されていました! 実際の患者さんに御協力頂き、これだけの大人数で実習することは容易ではないと思います。ところ がこうして身近な備品をモデルとして使用し疑似体験をすることによって、これだけの大人数でも本番 さながらの聴性打診をイメージすることが出来るのですね!伊東先生、とても効率的で面白いご講演と ワークショップを有難う御座いましたm(_ _)m
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