埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター

大 学病院研究 室め ぐり
セミナ ー の ご 案 内
埼玉医科大学総合医療センター
高度救命救急センター
第88回日本整形外科学会学術総会
日本小児腎臓病学会学術集会 第50回記念大会
(木)
~24日
(日)
会 期:2015年5月21日
会 期:2015年6月18日
(木)〜20日(土)
会 長:吉川 秀樹(大阪大学大学院 医学系研究科
器官制御外科学
(整形外科)教授)
会 長:飯島 一誠(神戸大学大学院 医学研究科
内科系講座 小児科学分野 教授)
ht tp://j o a2015.jp/
会 場:神戸ポートピアホテル、
神戸国際会議場、
神戸国際展示場
テーマ:世界へ 未来へ Be innovative!!
イブニングセミナー9
日 時:2015 年 5月23日
(土)18:20 ~19:30
会 場:第5 会場(神戸ポートピアホテル本館 B1F 偕楽1・2)
座 長:森 諭史(聖隷浜松病院 整形外科(兼任 骨・関節外科)部長)
高齢化社会における骨粗鬆症治療の重要性
演 者:大谷 晃司(福島県立医科大学医学部 医療人育成・支援センター 兼
整形外科学講座 教授)
共催:第88 回日本整形外科学会学術総会/ 旭化成ファーマ株式会社
座 長:遠藤 直人(新潟大学大学院 医歯学総合研究科 機能再建医学講座
日本で9 番目の高 度 救 命 救 急センターとして
開 設され、現在、年間1
300名超の患者を受け
入れ、
700件以 上の手 術を施行する埼玉医科
大学総合医療センター高度救命救急センター。
チーム力を駆使して、良好な治療成績をあげな
がら、同時に研究、教育体制も充実の度を増し
ている。さらにこの秋、新病 棟の完成が予定さ
れ、病床 数が大幅にアップ。規模の拡 大ととも
に、さらなる医 療 の質 的 向 上をめざしている。
杉山 聡
教授 高度救命救急センター長
(脳神経外科)
澤野 誠 准教授(外科)
大瀧 聡史 助教(ICU)
間藤 卓 准教授(ICU)
石塚 京子 助教(整形外科)
中田 一之 准教授(ICU)
松田 真輝 助教(外科)
熊井戸 邦佳 准教授(脳神経外科) 芝山 浩樹 助教(整形外科)
井口 浩一 講師(整形外科)
奈倉 武郎 助教(ICU)
山口 充 講師(ICU)
内田 正樹 助教(整形外科)
福島 憲治 講師(整形外科)
小林 信吾 助教(ICU)
大河原 健人 講師(外科)
有馬 史人 助教(ICU)
大饗 和憲 講師(整形外科)
吉田 理 助教(整形外科)
浅井 聖子 講師(外科)
三浦 慎二郎 助教(整形外科)
乾 貴博 講師(整形外科)
安藤 光宣 助教(整形外科)
大井 秀則 助教(ICU)
八幡 直志 助教(整形外科)
上村 直子 助教(整形外科)
米本 直史 助教(整形外科)
森井 北斗 助教(整形外科)
杉浦 潤 助教(ICU)
佐川 幸司 助教(外科)
*上記は2015年4月在籍のスタッフ
エビデンスに基づく小児ネフローゼ症候群治療
演 者:中西 浩一(和歌山県立医科大学 小児科 講師)
共催:日本小児腎臓病学会学術集会 第50 回記念大会/ 旭化成ファーマ株式会社
会 長:村上 正人(日本大学医学部 内科学系 呼吸器内科学分野 診療教授/
日本大学医学部附属 板橋病院 心療内科 部長)
会 場:第2 会場(倉敷市芸文館 1F アイシアター)
教授 病院長
(脳神経外科)
座 長:竹村 司(近畿大学医学部 小児科学教室 教授)
会 長:曽根 照喜(川崎医科大学 放射線医学
(核医学)教授)
日 時:2015 年 6月5日
(金)18:00 ~ 19:00
堤 晴彦
日 時:2015 年 6月18日
(木)12:40 ~13:30
会 場:第1会場(神戸国際会議場 1F メインホール)
(木)
~6日
(土)
会 期:2015年6月4日
イブニングセミナー2
重症外傷を中心に
致死的な傷病と闘い続ける
国内最大級の
高度救命救急センター
ランチョンセミナー1
会 期:2015年6月26日
(金)~27日(土)
テーマ:骨形態計測 課題と新たな挑戦
DAT A
テーマ:小児腎臓病学のグローバルな発展を目指して
−Toward Global Progress in Pediatric Nephrology−
第56回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
会 場:倉敷市芸文館
S TA F F
会 場:神戸国際会議場
第35 回日本骨形態計測学会
ht tp:// w w w.p ro c o mu .jp/jsb m2015/
2015年3月撮影
ht tp://m t- e c s .jp/jsp n50/
ht tps:// w w w.k- c o n .c o .jp/jsp m56.ht ml
会 場:タワーホール船堀
テーマ:新しい時代に求められる心身医学とは
教育セミナー5
日 時:2015 年 6月26日
(金)12:30 ~13:20
会 場:G 会場(タワーホール船堀 2F 蓬莱)
整形外科学分野 教授)
座 長:芦原 睦(中部ろうさい病院 心療内科 部長
演 者:粕川 雄司(秋田大学大学院 医学系研究科 医学専攻機能展開医学系
痛みを伴う精神疾患の治療を考える
脆弱性を伴った骨疾患に対するテリパラチド治療
整形外科学講座 講師)
共催:第35 回日本骨形態計測学会/ 旭化成ファーマ株式会社
■外来患者数 1371名/年
(2014年1~12月)
藤田保健衛生大学 客員教授)
演 者:石田 康(宮崎大学医学部 精神医学教室 教授)
共催:第56 回日本心身医学会総会ならびに学術講演会/ 旭化成ファーマ株式会社
■手術件数 739件/年(2014年)
第58 回日本腎臓学会学術総会
第41回日本骨折治療学会
■病床数 70床
会 期:2015年6月5日
(金)
~7日
(日)
会 期:2015年6月26日
(金)
~27日(土)
ht tp://jsn58 .u min .jp/
会 場:名古屋国際会議場
総会長:松尾 清一(名古屋大学大学院 医学系研究科 腎臓内科 教授)
テーマ:腎臓学の未来
ランチョンセミナー31
日 時:2015 年 6月7日
(日)12:30 ~13:30
会 場:第8 会場(名古屋国際会議場2号館 3F 会議室234)
司 会:武曾 惠理(公益財団法人田附興風会 医学研究所
北野病院 腎泌尿器センター 腎臓内科 主任部長)
高齢者ネフローゼ症候群の病態と治療
演 者:西 愼一(神戸大学大学院 医学研究科 腎臓内科 腎・血液浄化センター 教授)
共催:第58 回日本腎臓学会学術総会/ 旭化成ファーマ株式会社
ht tp:// w w w.c o n g re .c o .jp/js fr2015/
会 場:なら100年会館、
ホテル日航奈良
会 長:矢島 弘嗣(市立奈良病院 副院長 兼 四肢外傷センター長)
テーマ:骨折および骨折治療の合併症 -対策と治療戦略-
ヌーンタイムレクチャー12
日 時:2015 年 6月27日
(土)12:45 ~13:50
会 場:第6 会場(ホテル日航奈良 4F 飛天C)
座 長:金子 和夫(順天堂大学大学院 医学研究科 整形外科学講座 教授)
椎体骨折に対する最小侵襲脊椎安定術(MISt)
|PTH 製剤併用療法からLateral Access Surgeryまで-
演 者:篠原 光(東京慈恵会医科大学附属 第三病院 整形外科 助教)
共催:第41回日本骨折治療学会/ 旭化成ファーマ株式会社
※旭化成ファーマ株式会社が共催するセミナーの情報は、旭化成ファーマ株式会社ホームページ「医療関係者向け情報」サイトの
「セミナーのご案内」(http://w w w.ak-hcc.com/seminar/index.html)にも掲載しております。
8
大学病院研究室めぐり
セミナーのご案内
7
大 学病院研究 室め ぐり
1985年6月、埼玉医科大学病院
に続く同大学2番目の附属病院として、
まれるや、手術に関しては外科系グルー
構 成されている。一度 傷 病 者 が運 び込
ム、外 科チーム、集 中 治 療チームから
川越市に開院した埼玉医科大学総合
以来、同センターの年間受入患者数は
の高度救命救急センターに指定された。
を発揮しながらシームレスに治療にあ
療グループが、それぞれ高度な専門性
他 に な いの で は な いで し ょ う か 」 と 杉
たる。
「ここまで優れたチームプレーは、
月現
射線技師、臨床工学技士など総勢15
看護助手122名に加え、薬剤師、放
もう一つ、その秀でた活躍に一役買っ
ているのが、杉山教 授 が導入に心血を
携体制だという。
山 教 授 が 自 賛 す る ほ どに 洗 練 さ れ た 連
0名を超える陣容だ。この国内最大級
注いだドクターヘリの存在である。
年
月、堤教授
年、県 防 災ヘリをドクターヘリ代
の高度救命救急センターを束ねるのは、
投じた杉山聡教授。
が病院長に昇格すると同時に、センター
長に着任した。杉山教授はこう語る。
「救命処置を行った後、各専門科にゆ
わ り に 運 用 す る こ と か ら 始 め て、
月 に は 出 動 回 数 20 0
年には本格的なドクターヘリ事業をス
タート。昨年
0回を記録しましたが、そのうち約
割が外傷傷病者です。プレホスピタル
での適切な処置と迅速な搬送とが、予
支援にも積極的に参画しているが、現
に災害時派遣医療チームによる被災地
も行っており、これまでに約
数 年前からは、井口浩一講 師を中心
と して 脊 髄 損 傷 に 対 す る 急 性 期 の 手 術
新病棟の完成により大幅増床
だねるところが多い中、当センターで
時点でとりわけその活躍 が際立ってい
施。
「従来ならば四肢麻痺で寝たきりを
強い使命感で重責を全うする
後の改 善につな がっているのは間 違い
は、治療から退院まで、専従医師が診
るのが、外傷への対応だ。
余儀なくされる重篤な傷病者でも、装
ありません」と杉山教授は胸を張る。
療にあたるシステムを採用しています。
「当センターでの全症例の5割以上が、
具を使って歩いたり、字を書けるよう
10.0
高いチーム力を駆使しながら
例を実
治 療の一貫 性 を重 視 することで、予 後
脊椎・脊髄損傷を含む多発性の重症外
になりました」と教授は紹介する。
20.0
の改善をめざしています」
傷です。治療成績は良好で、ISS(外
決 をめざす。同センターでは、臨 床と
豊 富 な 臨 床 経 験 か ら 浮 か び 上 がっ
てきた課 題は、日々の研 究によって解
この好成績を支えているのが徹底し
たチーム医療体制だ。
2006 年に3 割を割り込んでいたISS40 以上(致死的)傷病者の
生存退院率が、今や70% 以上と非常に良好だ
直結したリサーチが幅広く、活発に展
開されている。中でもユニークなのが、
30.0
困難な症例にも果敢に挑戦
死 的 な 傷 病 者でも7 割 以 上 が 退 院 可 能
同センターは、堤院長や杉山教授ら
が属する脳外科チームと、整形外科チー
40.0
以 上の 重 症 傷 病 者
同センターでは、重症外傷や心疾患、
脳 卒 中、 熱 傷、中 毒、精 神 疾 患 な ど 多
となっています」
(図 )
50.0
傷重症度スコア)
岐にわたる傷 病に対 応している。さら
究と教 育をリンクさせ、リサーチマイ
80.0
た命をも救えるよう努力する。それが
る命を必 ず 救う、これまで救えなかっ
90.0
以 上の 致
重 症 傷 病 者 管 理 に お け る カ カ オの 有 用
ンドの高い、優れた医 師を育 成するこ
会 総 会 会 長 は 杉 山 教 授 が 務 め るこ と に
床のうち、その多
(%)
割以上、
性を追求する研究だ。数年前、全身状
とにも余 念 がない。なお、
年 度 の日 本 航 空 医 療 学
チョコレートに含まれるカカオの研 究
なっている。
を引き受けるなど、救急救命士の指導
07
05
100.0
の生 存 退 院 率 は
態 が悪化していた患者に、1日5~6
本 救 急 医 学 会 総 会・ 学 術 集 会 会 長 は
年 度の日
枚のチョコレートを摂取させたところ、
堤病院長が、
に取り組み、傷の治りを早めることや、
にも早くから取り組んでいる。命の危
棟 で 使 用 し てい る
くは継 続使用するというから、実に1
40- (ISS)
20-39
-19
快方に向かったという。これを契機に、
腸内環境を改善し、便臭を抑える効果
教育的な配慮は、医師に対してばか
りではない。消防学校での講義や実習
きた。
機に瀕した傷病者を救うには、救急領
も あ る こ と を 次 々と 科 学 的 に 証 明 し て
さらに、
「出血性ショックに対する初
期蘇生のスタンダードである大量輸液
域 に 関 わ る 多 様 な 人 材の 質 的 向 上 が不
月には新病棟が完成し、1階
に関する研究も進めています」と杉山
年
可欠と考えているからだ。
年ほど
教授。輸液の大量投与からくる凝固障
害に対して、同センターでは
毎日午前8 時半から始まるカンファレンス。新たに搬送されてきた傷病者の
症例検討に続き、入院患者の状態を詳細に申し送りするなど、徹底した情報
共有を心がけている
に搬 送されてきました。四肢麻痺を
免れない非常に重篤な状態だったの
で、整形外科チームは即座に急性期
の手 術を決 断しました。やがてその
リを続けています。もちろん、この高
校 生のような好 例ばかりでなく、力
を尽くしても改善が 望めないケース
もあります。しかし、危機に瀕してい
る人をどうにかしたい、救いたい、少
1989 年埼玉医科大学脳神経外科講師
1992 年米国国立衛生研究所
1999 年埼玉医科大学救急部助教授
2003 年埼玉医科大学総合医療センター
高度救命救急センター助教授
2007 年同教授
2012 年同センター長
日本救急医学会指導医、日本航空医療学会航
空医療医師指導者、日本救急医学会専門医
日本脳神経外科学会専門医
床の高度治療室、
1986 年同講師
私たちに課せられた使命です」
髄損傷を来した高校生が当センター
でに回 復し、今も外来に通いリハビ
34
患者さんは、装 具をつけて歩けるま
床の 集 中 治 療 室 と
1982 年大分医科大学脳神経外科助手
30床を超える規模となる。
階に同 じく
30
脳神経外科研修医
東北大学医学部附属病院
「埼玉県内の救命救急センターは7つ。
すぎやま
20
ある時、スポーツ競 技中の事故で脊
を探っており、
「間もなく具体的な成果
1951 年東京都生まれ
規 模の拡大によって、さらに重みを
増す自らの責務を見定めるかのように、
急医療の最大の魅力でしょう。
3階に8床の小児集中治療室、4階に
喜びに満たされます。これこそが 救
を報告できそうです」とのことだ。
る。そんな時に私たちは心底からの
杉山教授はまなじりを決した。
がわずかなりとも報われる瞬間があ
そのうち6センターが、東 京近くに位
しでも良くしてあげたい。そんな思い
置しています。県 央に近い当センター
床の外傷センター、
70.0
60.0
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
0.0
15
1
は同センターが優先的に使用する手術
に
70
40
20
8
16
が、埼玉県全域を網羅しながら、救え
1978 年埼玉医科大学医学部卒業
さとる
杉山 聡
2
11
室5室が設置される予定だ。現在の病
前から、独自の方法で問題解決の方途
20 15
図 1 ISS 別生存退院率
9
晴 彦 教 授 に 懇 望 さ れて 救 急 医 療 に 身 を
「
在、
専用病床は 床。医師 名、
看護師・
後で推 移している。2015年
増加傾向にあり、近年は1300人前
医療センター。
プが、術前・術後の全身管理は集中治
夜間のヘリポート
年 に は 全 国で9 番 目
教授
長年脳外科医として活躍し、前任の堤
31
1
3
8
10
12
9
大学病院研究室めぐり
10 大学病院研究室めぐり
99
70
若手には、多忙を極める中でも、学
会で研究成果を発表するよう奨励。研
MESSAGE