千葉労災病院後期専門研修プログラム(リハビリテーション科) 1. 研修対象者 初期臨床研修修了者で、日本リハビリテーション学会専門医取得を目指す医師。 2. 研修期間 原則 5 年間(ただし、雇用契約期間は1年ごととなります) 3. 研修の目的 急性期病院におけるリハビリテーション科医師として臨床経験を重ねて、各種疾患・病 態に関する基本知識や技能を習得する。患者さんの生活の視点からのニードを理解し て、リハビリテーションの理念に基づき適切なリハビリテーションを提供できる能力を身 に付ける。そのもとでリハビリテーション科専門医に必要な経験と知識・技能を習得する こと。 4. 研修プログラム責任者・および指導医 責任者:小沢義典(リハビリテーション科部長・リハビリテーション医学会臨床認定 医) 指導医:小河原一恵(リハビリテーション科医師・神経内科専門医) 橋本光宏(リハビリテーション科医師・リハビリテーション医学会指導医) 守屋拓朗(リハビリテーション科医師・整形外科専門医) 5. 当科の特色 当科は日本リハビリテーション医学会の研修施設の認定を受けており、当院での研 修期間は専門医取得の研修期間に加算することができます。 当院は労災病院という勤労者医療を担っている施設であり、理学療法、作業療法、 言語療法ともにスタッフ、機器は充実しています。入院患者を中心に急性期の患者 が多く、手術予定患者では術前リハビリテーションを行い、発症後間もない患者や 術直後の患者についてはベッドサイドリハビリテーションを行っています。術後ある いは亜急性期では訓練棟にて機器を利用した訓練や、日常生活訓練を行っていま す。 【疾患例】 整形外科:人工関節・脊椎手術・靭帯再建術・脊髄損傷・外傷など 神経内科:脳梗塞・パーキンソン病・ギランバレー症候群・重症筋無力症など 脳神経外科:脳出血・くも膜下出血・頭部外傷・脳腫瘍など 内科:がんのリハビリテーション、摂食嚥下療法、廃用症候群など 外科:がんのリハビリテーション、廃用症候群など 呼吸器外科:肺がん等の呼吸器リハ 日常生活がほぼ可能となった場合は早期に退院を促進し、リハビリテーション継続 が必要な症例は回復期リハビリテーション病院へ転院としています。 自宅退院に際しては必要に応じて自宅訪問・自宅改造指導を行っています。退院時 には退院時指導・介護保険の利用や社会資源の利用を勧めています。 「もの忘れ外来」:初期認知症の鑑別、投薬の導入、リハビリ的アプローチを含めた 家族指導等を行っています。 6. 研修プログラムの特徴 外来での診察処方、院内往診での診察及び処方を行います。適宜、PT・OT・ST の 訓練に立ち会い指導を行います。 特殊検査:嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査を担当します。 カンファレンス:各科とのカンファレンスでは定期的に受持医、看護師、リハスタッフ、 医療福祉専門職員を含めて行い方針の決定を行っています。 各種疾患の理解のために内科・外科・整形外科・神経内科・脳神経外科・循環器内 科・呼吸器外科など各科での研修を行います。リハビリテーションに通じる特殊検 査などを各科で学ぶことも可能です。 希望に応じて協力施設での研修を受けることが可能です。 7. 週間スケジュール・カンファレンス・研修会等 曜日 月 午前 8:30 朝カン 8:30 朝カン 8:30 朝カン 8:30 朝カン 8:30 朝カン 午後 火 水 木 金 ファ ファ ファ ファ ファ 9:30 外来 9:30 外来 9:30 外来 9:30 外来 9:30 外来 カ ン フ ァ レ カ ン フ ァ レ カ ン フ ァ レ 14:00 もの VE ・ 特 殊 ンス・ ン ス ・ 嚥 下 ンス 忘れ外来 VE ・ 特 殊 造影 14:00 もの ニューロカ 検査 忘れ外来 検査 ンファ 地域連携パス研修会・合同会議:各疾患ごとに年数回ずつ 各科との合同勉強会:適宜 8. 研修修了後の進路 プログラム終了後は大学院進学・留学・当院でのフェロー継続など幅広い選択肢があり ます。適宜相談に応じます。
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