授業科目 *ヘルスアセスメント 単位 1 履 修 必修 関連資格 高一種免

授業コード:2112800
授業科目
*ヘルスアセスメント
履
必修
関連資格
高一種免(看護) 養教一種免
開講年次
1年
開講時期
後期
担当教員
小田
修
単位
該当DP
1
ナンバリング
NU11207J
DP1-2 DP2-1 DP4-1 DP5-1 DP5-2
日出子、飯野 英親、梶原 江美、岩本 テルヨ
対象者の心身の健康状態を把握するために必要なヘルスアセスメントについて、その意義・目的を理解するとともに、
対象者のヘルスアセスメントに必要な基礎知識及び根拠に基づくフィジカルアセスメント技術の習得を目指す。
授業概要
【知識・理解】
学生が達成すべき
行動目標
・ヘルスアセスメントの意義・目的を述べることができる。【→DP1-2】
・Head to Toe の原則に則った「全身のスクリーニング」の必要性について述べることができる。【→DP1-2】
・呼吸・循環、消化器系、感覚・中枢神経系、運動器系のアセスメントに必要な基礎知識について述べること
ができる。【→DP1-2】
【思考・判断】
・置かれた状況を正しく理解し、適正な判断の下、課題解決に向けた具体策を導き出すことができる。【→
DP2-1】
【関心・意欲・態度】
・グループ活動として行う毎回の演習課題に、積極的に取り組むことができる。【→DP4-1)
・毎回の学習内容を演習記録に適切にまとめ、指定された期日に遅れることなく提出できる。【→DP4-1】
【技能・表現】
・対象者の全体的に概観することができる。【→DP2-1】
・バイタルサイン(T・P・R・BP)の測定が安全・確実に実施できる。【→DP2-1】
・呼吸・循環のアセスメントに必要なフィジカルイグザムとして、胸部基準線の確認、正常呼吸音の聴取、正
常心音の聴取、及び心尖拍動部位の確認を行うことができる。【→DP2-1】
・腹部のアセスメントに必要なフィジカルイグザムとして、腹部の問診、視診、聴診(腸蠕動音の聴取)、スクラ
ッチテスト(肝臓の大きさの推定)及び腹囲計測を正しく実施することができる。【→DP2-1】
・感覚・神経系のフィジカルイグザムとして、意識の確認、瞳孔の観察(対光反射)を実施することができる。
【→DP2-1】
・筋・骨格系(運動)のフィジカルイグザムとして、徒手筋力検査(MMT)、関節可動域(ROM)測定を実施する
ことができる。【→DP2-1】
・対象理解に必要なフィジカルアセスメント技術を適切に選択・提供できる。【→DP5-1,DP5-2】
達成度評価
評価と評価割合/
評価方法
試験
小テスト
レポート
発表(口
頭、プレ
ゼンテ
ーショ
レポート
外の提
出物
その他
合計
備考
ン)
総合評価割合
60
0
10
0
5
25
100
知識・理解 (DP1-1)
知識・理解 (DP1-2)
60
60
知識・理解 (DP1-3)
思考・判断 (DP2-1)
思考・判断 (DP2-2)
関心・意欲 (DP3-1)
関心・意欲 (DP3-2)
10
10
その他
は実技
試験
授業コード:2112800
態度
(DP4-1)
態度
(DP4-2)
態度
(DP4-3)
5
5
技能・表現 (DP5-1)
(25)
技能・表現 (DP5-2)
(25)
(25)
(25)
技能・表現 (DP5-3)
具体的な達成の目安
理想的レベル
標準的なレベル
1.ヘルスアセスメントの意義・目的を的確に記述できる。
2.Head to Toe の原則に則った「全身のスクリーニング」の必要性
を的確に記述できる。
3.呼吸・循環、消化器系、感覚・中枢神経系、運動器系のアセス
メントに必要な基礎知識を述べることができる。
1.ヘルスアセスメントの意義・目的が説明できる。
2.Head to Toe の原則と「全身のスクリーニング」の必要性を述
べることができる。
3.呼吸・循環、消化器系、感覚・中枢神経系、運動器系のアセ
スメントに必要な基礎知識を述べることができる。
4.課題状況を正しく把握し、適正な判断の下、課題解決のため
の具体的方法を述べることができる。
5.学習ノートの作成、課題レポートの作成に積極的に取り組むこ
とができる。
6.毎回の演習記録を自分なりの工夫を加えながらわかりやすく
整理し、指定された期日内に遅滞なく提出できる。
7.バイタルサイン(T・P・R・BP)の測定技術が安全・確実に実施
できる。
8.呼吸・循環のアセスメントに必要なフィジカルイグザムが正確
に実施できる。
9.腹部のアセスメントに必要なフィジカルイグザムが正確に実施
できる。
10.感覚・神経系のフィジカルイグザムが正確に実施できる。
11.筋・骨格系(運動)のフィジカルイグザムが正確に実施でき
4.グループ活動として行う毎回の演習課題に、積極的に取り組
むことができる。
5.毎回の学習内容を演習記録にまとめ、期日内に提出でき
る。
6.バイタルサイン(T・P・R・BP)の測定技術が確実に実施でき
る。
7.呼吸・循環のアセスメントに必要なフィジカルイグザムを概ね
習得できている。
8.腹部のアセスメントに必要なフィジカルイグザムを概ね習得
できている。
9.感覚・神経系のフィジカルイグザムを概ね習得できている。
10.筋・骨格系(運動)のフィジカルイグザムを概ね習得できて
いる。
る。
授業計画
進行
テーマ・講義内容
授業の運営方法
(講義:小田日出子)
学習課題(予習・復習)
予習・復
習時間
(分)
授業進行表を使
〔復習〕
って科目について
課題プリントに取り組む。
のオリエンテーショ
ンを実施した後、ヘ
ルスアセスメントの
総論的講義を行
う。
30
講義資料を配布
し、スライドによる
説明を行う。
〔復習〕
演習記録の整理と振り返り
30
2
(講義:小田日出子)
ヘルスアセスメント概説;講義
・ヘルスアセスメントとは(定義)
・ヘルスアセスメントの意義と目的
・ヘルスアセスメントに必要な技術
・対象者の全身状態・全体印象を把握する目的・方
法・必要性について解説
・心理・社会状態のアセスメントについて解説
バイタルサインの
うち体温・脈拍・呼
〔予習〕
教科書の該当箇所を読み、学
30
3
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)ヘ
ルスアセスメントの実際①-1:講義/演習
1
ヘルスアセスメント概説;講義
・ヘルスアセスメントとは(定義)
・ヘルスアセスメントの意義と目的
・ヘルスアセスメントに必要な技術
・対象者の全身状態・全体印象を把握する目的・方
法・必要性について解説
・心理・社会状態のアセスメントについて解説
授業コード:2112800
4
5
6
7
・バイタルサインの定義、バイタルサイン測定の意義・
吸の測定法につい
習ノートを作成する、事前に配
目的及び測定に必要な基礎的知識を解説
・バイタルサイン測定の実際
体温・脈拍・呼吸の測定技術
パルスオキシメーターによる経皮的酸素飽和度
(SPO2)の測定法と考え方
て説明した後、学
生 2 人一組で演習
布した技術手順書を読んでく
る。
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)
ヘルスアセスメントの実際①-1:講義/演習
・バイタルサインの定義、バイタルサイン測定の意義・
目的及び測定に必要な基礎的知識を解説
・バイタルサイン測定の実際
体温・脈拍・呼吸の測定技術
パルスオキシメーターによる経皮的酸素飽和度
(SPO2)の測定法と考え方
バイタルサインの
うち体温・脈拍・呼
吸の測定法につい
て説明した後、学
生 2 人一組で演習
〔復習〕
演習記録の整理と振り返り
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)ヘ
バイタルサインの
〔予習〕
30
30
ルスアセスメントの実際①-2:講義/演習
・バイタルサイン測定の実際
血圧の測定技術(触診法/聴診法)
うち血圧の測定方
法を説明した後、
学生 2 人一組で演
習
教科書の該当箇所を読み、学
習ノートを作成する、事前に配
布した技術手順書を読んでく
る。
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)ヘ
ルスアセスメントの実際①-2:講義/演習
・バイタルサイン測定の実際
血圧の測定技術(触診法/聴診法)
バイタルサインの
うち血圧の測定方
法を説明した後、
学生 2 人一組で演
習
〔復習〕
演習記録の整理及び課題プリ
ント
30
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
腹部のアセスメン
〔予習〕
ィジカルアセスメントの実際①:講義/演習
トについて説明した 教科書の該当箇所を読み、学
・腹部のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知識に 後、学生 2 人一組 習ノートを作成する、事前に配
ついて解説
で演習
布した技術手順書を読んでく
・腹部のフィジカルアセスメントの実際
る。
30
問診・視診・聴診(腸蠕動音聴取)・触診の技術
スクラッチテスト(肝臓の大きさの推定)
腹囲の測定技術
30
8
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
腹部のアセスメン
〔復習〕
ィジカルアセスメントの実際①:講義/演習
トについて説明した 演習記録の整理及び課題プリ
・腹部のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知識に 後、学生 2 人一組 ント
ついて解説
で演習
・腹部のフィジカルアセスメントの実際
問診・視診・聴診(腸蠕動音聴取)・触診の技術
スクラッチテスト(肝臓の大きさの推定)
腹囲の測定技術
30
9
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)1
年後期:ヘルスアセスメント実技試験
(臥床患者のバイタルサイン測定技術)
30
10
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
呼吸のアセスメン
〔予習〕
ィジカルアセスメントの実際②:講義/演習
トについて説明した 教科書の該当箇所を読み、学
・呼吸器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知 後、学生 2 人一組 習ノートを作成する、事前に配
識について解説
で演習
布した技術手順書を読んでく
・呼吸器系のフィジカルアセスメントの実際
る。
胸部の基準線の確認
問診・視診・触診・打診・聴診(正常呼吸音聴取)の技
術
30
11
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
呼吸のアセスメン
〔復習〕
ィジカルアセスメントの実際②:講義/演習
トについて説明した 演習記録の整理及び課題プリ
・呼吸器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知 後、学生 2 人一組 ント
識について解説
で演習
「臥床患者のバイ
タルサイン測定技
術」を実技試験
〔復習〕
実技試験後の課題プリントに
取り組む
授業コード:2112800
・呼吸器系のフィジカルアセスメントの実際
胸部の基準線の確認
問診・視診・触診・打診・聴診(正常呼吸音聴取)の技
術
12
13
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
循環のアセスメン
〔予習〕
ィジカルアセスメント技術③:講義/演習
トについて説明した 教科書の該当箇所を読み、学
・循環器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知 後、学生 2 人一組 習ノートを作成する、事前に配
識について解説
で演習
布した技術手順書を読んでく
・循環器系のフィジカルアセスメントの実際
る。
問診・触診(心尖拍動・脈拍/心拍同時測定)・聴診(正
常心音聴取)の技術
30
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
循環のアセスメン
〔復習〕
ィジカルアセスメント技術③:講義/演習
トについて説明した 演習記録の整理及び課題プリ
・循環器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知 後、学生 2 人一組 ント
識について解説
で演習
30
・循環器系のフィジカルアセスメントの実際
問診・触診(心尖拍動・脈拍/心拍同時測定)・聴診(正
常心音聴取)の技術
14
15
16
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
腹部のアセスメン
〔予習〕
ィジカルアセスメントの実際④:講義/演習
トについて説明した 教科書の該当箇所を読み、学
・腹部のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知識に 後、学生 2 人一組 習ノートを作成する、事前に配
ついて解説
で演習
布した技術手順書を読んでく
・腹部のフィジカルアセスメントの実際
る。
問診・視診・聴診(腸蠕動音聴取)・触診の技術
スクラッチテスト(肝臓の大きさの推定)
30
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
腹部のアセスメン
〔復習〕
ィジカルアセスメントの実際④:講義/演習
トについて説明した 演習記録の整理及び課題プリ
・腹部のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知識に 後、学生 2 人一組 ント
ついて解説
で演習
30
・腹部のフィジカルアセスメントの実際
問診・視診・聴診(腸蠕動音聴取)・触診の技術
スクラッチテスト(肝臓の大きさの推定)
腹囲の測定技術
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
ィジカルアセスメント技術⑤:講義/演習
・感覚・中枢神経系のフィジカルアセスメントに必要な
基礎的知識の解説
・感覚・中枢神経系のフィジカルアセスメント技術
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
ィジカルアセスメント技術⑥:講義/演習
・運動器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知
17
18
識の解説
・運動器系のフィジカルアセスメント技術
運動機能・平衡機能・小脳機能等の評価法
筋力の評価法(徒手筋力検査;MMT)
関節可動域(ROM)の計測法
〔予習〕
感覚・中枢神経系 教科書の該当箇所を読み、学
のアセスメントにつ 習ノートを作成する、事前に配
20
いて説明した後、
布した技術手順書を読んでく
10
学生 2 人一組で演 る。
習
〔復習〕
知識確認テストに取り組む。
運動器系のアセ
〔予習〕
教科書の該当箇所を読み、学
スメントについて説
習ノートを作成する、事前に配
明した後、学生 2 人
布した技術手順書を読んでく
一組で演習
る。
(講義:小田日出子/演習:看護学科助教・助手)フ
ィジカルアセスメント技術⑥:講義/演習
運動器系のアセ
・運動器系のフィジカルアセスメントに必要な基礎的知
〔復習〕
スメントについて説
識の解説
演習記録の整理及び課題プリ
明した後、学生 2 人
・運動器系のフィジカルアセスメント技術
ント
一組で演習
運動機能・平衡機能・小脳機能等の評価法
筋力の評価法(徒手筋力検査;MMT)
30
30
授業コード:2112800
関節可動域(ROM)の計測法
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
看護形態機能学 1・2
理解に必要な予備
知識や技能
「系統看護学講座 専門2 基礎看護技術 1」(医学書院),「同 専門3 基礎看護技術 2」(医学書院)
テキスト
参考図書・教材/
・山内豊明著「フィジカルアセスメントガイドブック―目と手と耳でここまでわかる」(医学書院)
・小野田千恵子監修「実践!フィジカルアセスメント-看護者としての基礎技術-改定第 3 版」(金原出版)
・村上美好監修「写真でわかる看護のためのフィジカルアセスメント」(インターメディカ)
データベース・雑誌
・松尾ミヨコ・志自岐康子・城生弘美編「ナーシング・グラフィカ 基礎看護学② ヘルスアセスメント」(メディカ出
等の紹介
版)
その他にも、必要に応じて紹介する。
授業ではヘルスアセスメントの考え方やフィジカルイグザムの具体的方法を学びます。また、授業は、毎回、
各項目別の小講義と技術演習を組み合わせて進行します。中でも、対象者の身体状況を把握する際の基本
「バイタルサイン測定」の技術については、観察に必要な基本技術の習熟度を確認する目的で、実技試験を
授業以外の学習
実施します。限られた演習時間のなかで、看護師として備えるべき観察技術の確実な習得を目指して、各自、
方法・受講生への
積極的・主体的に日々の学習に取り組んでくれることを期待します。
メッセージ
筆記試験(60%)、実技試験(25%)、課題レポート及び学習貢献度(15%)等により、総合的に評価する。
達成度評価に関す
るコメント