会期:5月29日(金)∼31日(日) 会場:パシフィコ横浜 第114 回日本皮膚科学会総会 The 114th Annual Meeting of the Japanese Dermatological Association イブニングセミナー 日 時 5 29 会 場 金 18:10 19:10 座長 第9会場 3F 311+312 宮地 良樹 先生 滋賀県立成人病センター 病院長 小澤 明 先生 東海大学 皮膚科 教授 演者1 磯貝 善蔵 先生 国立長寿医療研究センター 先端診療部 皮膚科 医長 『皮膚潰瘍に対する外用薬物療法の原理と 実践におけるコツ』 演者2 坪井 良治 先生 東京医科大学 皮膚科 教授 『痛みを伴う皮膚潰瘍の診断と局所管理』 共 催 第114回日本皮膚科学会総会/株式会社ポーラファルマ 演者1 演者2 『皮膚潰瘍に対する外用薬物療 法の原理と実践におけるコツ』 『痛みを伴う皮膚潰瘍の 診断と局所管理』 国立長寿医療研究センター 先端診療部 皮膚科 医長 東京医科大学 皮膚科 教授 磯貝 善蔵 先生 坪井 良治 先生 慢性皮膚潰瘍に対して外用薬物療法が我が国で広く 日常診療において痛みを伴う慢性皮膚潰瘍患者の管 用いられているが、その効果的な実践のためには様々 理には苦労することが多い。痛みがどうして発生して な臨床的な工夫が必要である。その工夫の一つに創傷 いるかの病態を理解することが最も重要であり、診断 内に適切に薬剤を滞留させることが挙げられる。しか にも役立つ。また、共感により患者の信頼と理解を得 し褥瘡など高齢者に多い皮膚潰瘍においてはしばしば ることも重要である。ガイドライン的には痛みを除去 「創の変形」がみられ、薬剤滞留の阻害因子となって する外用薬やドレッシング材は存在しないが、ハイド いる。それに対して創の変形を緩和し、薬剤を潰瘍内 ロコロイドなどで創面を適切な湿潤環境に保つことで へ滞留させることは皮膚潰瘍の薬物治療にとって不可 疼痛をかなり緩和できる。経験的にはワセリンでも同 欠である。薬剤滞留を保つためには皮膚科医のもつ診 様の効果が得られるし、トレチノイントコフェリル 断能力から発展させた系統的な視診と触診をおこなっ (オルセノン®)軟膏はクリーム基剤であるが、交換時 て、個々の潰瘍の病態を的確に把握することが重要で も含めて痛みを訴える患者が少ない外用薬である。保 ある。またポケット切開の考え方も薬剤滞留障害の面 険適応外であるがキシロカインゼリー®も痛み軽減に使 から考えると理解しやすい。さらに包括的な視点をも 用されている。また、交換時の痛みと損傷の軽減のた つ看護師と連携して薬剤滞留を妨げる固有の因子を見 めにソフトシリコンのドレッシング材や非固着性ガー 出すことも必要である。皮膚科専門医の診断能力を発 ゼの使用も考慮される。持続的な痛みに対しては弱オ 展させることで薬物治療の効果を最大限に活かした創 ピオイドを含む鎮痛薬などの全身投与薬を組み合わせ 傷処置が可能である。 て投与することが基本である。 Access 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1 パシフィコ横浜会議センター 第9会場(3F 311+312)TEL:045-221-2155(代) N 展示ホール 国立大ホール 303 304 ヨコハマグランド インターコン チネ ンタルホテル 3F パシフィコ横浜 318 317 316 302 301 みなとみらい駅 会議センター クイーンズスクエア横浜 至 桜木町駅 主要経路 314 313 横浜ランドマークタワー 312 311 第9会場 (※他にも経路がありますが、主要経路を掲載しています) 東京駅 品川駅 JR 東海道線 新横浜駅 約25分 JR 横浜線 約9分 横浜駅(乗り換え) みなとみらい線 約3分 東神奈川駅(乗り換え) みなとみらい駅 「クイーンズスクエア方面」改札 JR 京浜東北/根岸線 約6分 桜木町駅 徒歩 約3分 徒歩/タクシー 約12分/5分 パシフィコ 横浜
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