「ひまわりガーデン代官山坂プロジェクト」の実態 國學院大學経済学部 3 年 末林拓真 問題意識と調査の方法 「ひまわりガーデン代官山坂プロジェクト」活動は住民主導で 9 年も継続している点で 注目に値する。また、私自身も一昨年から多くの行事に関わらせていただいているため愛着 を感じている。だが、活動する中で順調に進んでいるように見えた同プロジェクトも、実は 10 年目(今年度)を以て活動が終わってしまうかもしれないということを知った。そこで、 これまで住民主導でありながらも 9 年間活動を継続できた要因と、なぜ今継続が危ぶまれ ているのか、その 2 つの要因を明らかにした上で、活動を継続していくための方策について 検討することにした。調査はプロジェクトに深く関わっているメンバーの中から、ご協力を いただけた方 9 人を対象とし、2014 年 10 月から 12 月にかけて聞き取り調査を実施した。 調査結果の概要 「ひまわりガーデン代官山坂プロジェクト」の関係者の実態 主要メンバー (5,6 人+2 企業) 東光園 佐藤商会 実行委員 地域協力企業 (約 10 人) (約 20 団体) 役割 役割 ・年間スケジュール決定 ・協賛金 ・ひまわり管理 ・水やりの手伝い (水やり、雑草取り、見回り) ・イベントの手伝い ・イベント開催 ・飲料水や飲食物の提供等 ・区との交渉 やりがい 〈敬称略〉 :代官山をよくしたい、代官山への愛情 Ex)「花が綺麗に咲くこと」 「活動が地域に根付いていると実感すること」 「毎年楽し みに来てくれる人がいること」 「地域の交流の場となること」… 継続の要因 :目的意識の一致、責任感の強さ 課題 :主要メンバーの高齢化、+負担の集中(体力が必要な作業) ⇒世代交代の必要性 持続可能な活動のための提案 ① 既存の地域協力者への軸足のシフト(例⇒子育て支援センター) ② 寄付金の「見える化」 5
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