平成 26 年度 東京都立青梅総合高等学校 定時制課程 学校経営報告 東京都立青梅総合高等学校 校長 永村 隆 今年度の取組目標と方策 (1)今年度の重点目標 重点目標 ①不本意入 具 体 的 な 方 策 ア 面談週間を年間 2 回 達 ア 成 目 成果と課題 標 面談週間内での生徒 度 ア 生徒全員の面 学、学力に 設定し、問題のある生 全員の面接実施と生徒 接を実施した。1・ 課題を残す 徒、支援を必要とする 情報共有のための事例 2 学期 2 回の成績 生徒の中途 生徒の早期発見と対応 検討会、中間テスト後の 会議を実施し、生 退学を減少 を行うことにより、中 成績会議を毎学期開催 徒の課題を共有し させる。 途退学を防止する。 する。 指導を行った。中 イ 成績不振者への個別 イ 達成 生徒が学ぶ意欲を失 途退学率は 13.8% 指導等により生徒の学 わないよう学習内容、指 と昨年度より減少 習を支援し、学ぶこと 導法を工夫し、わかるま した。 への喜びと意欲を喚起 で丁寧に教える指導を イ する。 徹底する。 導法の工夫を行っ B 使用教材や指 た。また、成績会 議後、成績不良者 に対して教務部に よる個別面接を実 施。改善を促した。 ②規範意識 ア 授業開始終了の起 ア 全ての授業で開始・終 ア すべての授業 の醸成(安 立・礼を全ての授業で 了時の起立・礼を実施す で完全に実施し 全・安心の 実施する。 る。 た。 学校) イ 挨拶の励行、校内規 イ 教職員が模範となり イ 教員が率先し 則の遵守の指導を教職 挨拶を励行する。職員室 て挨拶を励行し 員全員で行う。 出入り時の礼儀・作法に た。校内規則を遵 ついても指導する。 守することの大切 ウ 全ての授業時間中の 校内巡回を組織的に行 う ウ 生活指導部計画の下、 さを全教員が指導 全授業時間、全教職員で した。 校内巡回を行う。 ウ すべての授業 時間に二人体制で 校内巡回を実施し た。 -1- A ③基礎学力 ア の定着 各教科が、指導内容 ア 全教科・科目 目標、評価基準を明記し で到達目標、評価 を設定する。科目ごと たシラバスを作成し、H 基準をHPに掲載 に評価の観点、評価方 Pへ掲載する。 し、年間授業計画 イ 少人数・習熟度別授業 においてクラス変えを 践した。 計画的な授業を実践す 適宜行う等して、生徒が イ る。 自分の水準にあった授 度別授業により、 業を受けられるように 生徒の実態に応じ する。 て指導できた。 少人数・習熟度別授 めに有効に活用する。 学習の基礎をなすも のとして読書活動を推 エ 読書活動を推進する。 ウ 少人数・習熟 図書館便りで 未読書率 25%以下を目 蔵書の情報は周知 標とする。 されたが、未読書 進する。 B に沿った指導を実 習指導計画を作成し、 業を基礎学力向上のた エ 全教科・科目で、到達 を厳選し学習到達目標 法等を明記した年間学 イ ア 率は 35%となり減 少しなかった。 (2)今年度の取組目標 学習指導 生徒の実態を的確に把握 長期休業日中を中心に、学 夏季休業日におい して、分かる授業を展開 力の低い生徒、学力の高い て 8 講座延べ 66 時 するとともに、生徒によ 生徒に対し、補習または補 間の講習会を企画 る授業評価等を活用して 講を実施し、生徒の学力向 した。また、成績 授業改善に努める。 上と進路実現を図る。 不良者に対する補 B 習は対象の教科で 学期末に実施した 担任や保護者との連携を 3・4 年次については、4 月 卒業年次では、就 図りながら、生徒一人一 当初から進路への関心を高 職希望者に対して 人の個性に応じてきめ細 める指導を行い、7 月から 1学期から過去の かく進路指導を行い、進 は全校体制で就職希望生徒 求人票や最新の企 路希望の実現に努める。 へ面接指導、相談に当たり、 業情報を活用して 進路指導 9 月の就職試験を万全の態 指導し、7 月の会社 勢で受験できるようにす 見学、9 月の 1 次就 る。進路決定率 80%、就職 職試験に向けて準 内定率 90%以上を目標とす 備を行った。また、 る。 進学希望者に。進 A 路 決 定 率 は 80 % を、就職内定率 95%を超えた。 学年、分掌、教科との連 キャリア教育の年間計画を キャリア教育の年 携を図り、キャリア教育 作成し、着実に実行するこ 間計画に基づき、 の年間指導計画を立案 とにより、生徒の進路意識 年次から系統的・ し、系統的・組織的に指 を高める。 組織的に指導し -2- A 導する。 た。 ハローワークや地域の企 進路指導部が進路情報を集 ハローワークでの 業、専門学校、大学等と 約し、年次の進路指導部と 進路担当者会や企 の連携を図りながら進路 連携して、データを有効活 業・上級学校の最 情報を収集し、有効活用 用し、生徒の進路実現に結 新情報を進路指導 できるようにしていく。 びつける。 に活かし指導した 日常的な挨拶や、思いや 全ての教育活動において、 教員から率先して りのある言葉遣いの指導 教職員が模範となり挨拶や あいさつの励行を 等、円滑な人間関係をつ 丁寧な言葉使いを実践し、 実施した。また、 くれるよう生徒を指導 互いの気持ちを理解する、 常日頃からすべて し、いじめのない学校を いじめのない学校を作る の活動で、言葉遣 つくる。 A B いの指導を行っ た。特別指導は 18 件 25 人となり昨年 度の約半数となっ た。 生活指導 掃除、ごみの分別に取り きれいなゴミの無い学校を ゴミ捨ての仕方や 組ませ、環境への意識を 維持する。授業中の飲食、 ガムの指導は学年 育て ガム等について厳しく指導 集会を開催するな しゼロにする。 どして年間を通し B て厳しく指導した 防災意識を高める 避難訓練を年間 4 回実施 年間 4 回実施した。 B し、防災講話とあわせて実 回数を重ねるごと 施し、生徒の防災意識を高 に防災意識の高ま める。 りが確認でき、さ らに集合が速やか になった。 遠足、体育祭、青総祭、 学校行事は、生徒が主体的 生徒主体の活動を 球技大会等の学校行事を に関われるよう教員が支援 各年次及び生活指 充実させる。 する。 導部が中心となっ B てサポートした。 特別活動・ 部活動 生徒会活動、委員会活動 生徒会活動、委員会活動が 生徒会活動や委員 を充実させ、学校生活の できるよう教員が支援・指 会活動のスケジュ 活性化を図る 導する。 ール管理を教員が B 行い、生徒の主体 的な活動を支援し た。 運動部・文化部・同好会 部活動を集約し、運動部、 運動部・文化部・ を集約することにより充 文化部とも集中的に学校が 同好会をさらに活 実させ、部活動の活性化 支援し、部活動の活性化を 気あるものとする -3- B を図る 図る。 ため、今後も精選 することが必要。 健康づくりのための講演 健康講演会、セーフティ教 自転車の指導をセ 会や安全のためのセーフ 室を計画的に実施し、生徒 ーフティ教室で実 ティ教室を実施し、体力 の体力づくりや健康、安全 施し、事故防止に づくり、健康及び安全へ に対する意識を高める。 努めた。また、専 の意識を高める。 B 門医による健康講 演会を実施し、健 康づくりへの意識 を高めた。 健康づくり カウンセラー、特別支援 特別支援コーディネイター 特別支援コーディ コーディネイター、養護 を中心に、生徒への支援を ネーターとスクー 教諭が連携し、問題を抱 目的とした事例検討会を毎 ルカウンセラーに える生徒の早期発見と支 学期 1 回以上実施する。生 よる事例検討会は 援を行う。 徒の問題の早期発見、早期 年間1回に留まっ 対応を実現する。 た。来年度は学期 C に1回実施する。 保健室だよりを定期的に 保健室便りを定期的に発行 保健室便りは毎月 発行し、生徒・保護者・ する。 発行し、時期に応 教職員の健康への意識を じた情報を発信す 高める。 ることができた。 学校案内、ポスター等を 中学校への情報発信につい 学校案内を中学校 作成し、中学校等に配布 て、再検討し、総合学科定 に配布した。また、 するとともに、定時制課 時制の理解が得られるよう ホームページは 30 程のホームページを充実 な、パンフレット(チラシ) 回以上更新し、最 させ、随時更新して積極 を作成する。ホームペ 新の情報を発信し 的に学校の情報を発信す ―ジは随時更新していく。 た。 A B る。 募集・広報活 定時制課程独自の学校説 学校説明会、見学会、体験 学校説明会を 3 回 動、地域交流 明会、見学会、体験授業 授業を実施する。開催時期 実施した。第 3 回 等 を実施するとともに、中 については、25 年度の反省 は、全日制二次募 学校訪問を行う を踏まえ、中学生が参加し 集後に実施した。 A やすい時期に実施する。 地域の小・中学校や高等 地域小・中学校との農業体 田植えや稲刈りな 学校との連携を図る 験や高等学校との連携した どの農業体験を通 取り組みを実施する。 して地域の小中学 A 校と連携した活動 を実施した。 学校経営・ 組織体制 学習環境を整備するた 平成 26 年度予算に従い、在 在庫管理を行い、 め、自律経営推進予算を 庫管理を徹底し、無駄の無 無駄を省くこと 効果的に執行する。 い効率的な予算の執行を行 で、平成 27 年度予 -4- B う。私費と公費の区分を明 算編成に活かし 確にした予算の執行をす た。 る。施設・設備を再点検し、 教育環境を整備していく。 PTAとの協力関係を強 PTAが学校行事等で参加 平成 26 年度はPT 化し、保護者の学校づく しやすい環境を作る。保護 A会長不在ではあ りへの参画を図る。 者への連絡方法等も改善 ったが、顧問と副 し、参加を促す。 会長が学校行事へ の支援を継続し た。来年度は 10 周 年記念式典を控え ているため、さら に連携を深めてい く。 総合評価 B -5- C
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