文学部 Faculty of Letters 人文社会学科 哲学系(専攻:哲学、倫理学、美学美術史学) 史学系(専攻:日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学) 文学系(専攻:国文学、 中国文学、英米文学、独文学、仏文学) 図書館・情報学系(専攻:図書館・情報学) 人間関係学系(専攻:社会学、心理学、教育学、人間科学) 文化や社会のあり方、人間の本 質を追 究する 現代社会はめまぐるしく変化し、 それに対応して大学のあり方も問い直されています。 しかし、 そのような状況であるからこそ、“ 人間 ”と“ 人間が生み出した文化 ” の本質に目を向け、 幅広い教養と深い専門性を追究する文学部の学問の重要性はより高まっています。 世の中は実に多様で、 さまざまなものの見方、考え方があります。 その中にあって他者の存在を尊重し、思いやりの心で接しつつも周囲の状況に振り回されない、 落ち着いた視座を獲得することを、文学部の教育は目指しています。 ホームページで、より深く文 学 部を知る Pick Up Menu 履修モデル / 教員紹介 / 研究最前線レポート / 文学部古文書室 ほか http://www.flet.keio.ac.jp/ *慶應義塾ホームページから 教育 ▶ 大学学部等一覧 ▶ 文学部 とアクセスすることもできます。 16 慶應義塾の文学部は、創設 125 年の歴史と伝統を誇り、多くの足跡を残してきました。例えば文学の領域では、 永井荷風を中心に『三田文学』が創刊され、以後『三田文学』は、久保田万太郎、佐藤春夫、山本健吉、西脇 順三郎、安岡章太郎、遠藤周作、江藤淳、村松友 、荻野アンナ、鈴木光司など、多くの作家や詩人、評論家を 輩出させることとなりました。 このほか、哲学系、史学系、文学系、図書館・情報学系、人間関係学系の全分野に 学 部インデックス 文 学 部 長 い 歴 史 の 中 で 、多くの 逸 材 を 輩 出 おいて、多彩な教授陣、卒業生たちが国内外で活躍しています。 文 学 部の特 色は、17 の専 攻と自然 科 学・諸 言 語の 2 部 門を擁し、多 様な学 問 分 野に展 開していることです。 経済学部 充 実した 環 境 で 、統 合 的 な 思 考 力 を 養 成 専攻の必修科目に加えて、自分の専攻以外の科目を各自の興味に応じて自由に履修できるよう配慮してあります。 スタッフも、専任教員の他、多彩な講師陣を揃えています。伝統的古典の研究から情報メディアの解明、発掘調査 現在展開している研究領域の広さと質の高さは、他に類を見ないと言ってもいいでしょう。 こうした環境のもと、 法学部 から実 証 的 心 理 実 験、現 代アート分 析から環 境 問 題 調 査、戦 争 文 学 研 究から教 育の人 間 形 成 的 究 明など、 専門分野に根ざしながら、広い視野に立った統合的思考力を養う教育を実践しています。 商学部 研究会 Pick Up 現代社会の倫理について、思索し、対話する 倫理学専攻 奈良 雅俊 教授 私たちの研究会では、フランス哲学と応用倫理学について研究しています。 医学部 奈良雅俊研究会 応用倫理学は、現代社会の中で倫理が問われているような問題を研究する 分野です。倫 理とは人 間の生き方や社 会のルールのことです。 「 人はいかに が、いまだに正解のない問題です。正解のない問題に取り組むことなど、時間 の無駄だと考える人もいるかもしれません。 しかし、“ 考える”という作業には、 理工 学 部 生きるべきか」 というのは、古今東西の哲学者たちが取り組んできた問題です 他のものでは得ることのできない喜びがあります。研 究 会の活 動は、共 通 デカルトの『方法序説』を読んで討論するなど全員が取り組むテーマで、慶應義塾についてより深く知ってもらうために、 テキストの一つとして福澤諭吉の著作も取り上げています。個別テーマ研究は、各自の興味・関心に応じて取り組むテーマで、 具体的には「生命倫理」、 「 表現の自由」、 「 報道倫理」などが挙げられます。 どちらの場合も、文献を読みながら問題を発見し、 それを人に話したり、あるいは逆に人の意見に耳を傾けたりしながら、自分なりの答えを見つけていくというプロセスで研究 意見の中に、自由な発想や、学びの成果としての成長を見ると、教員としての満足感を感じますね。哲学・倫理学は、 ソクラテス の時代から思索と対話を大切にしてきました。思索と対話を深めるために、研究会は最適の場所です。考える力と対話力を身 につけて、塾生として、人として成長してほしいと考えています。 学生からのメッセージ 私は応用倫理学をテーマとする研究会を希望していました。奈良研究会では、自分が関心を持つ分野 をもとにディスカッションも行うので、自分の意 見を発 信する力も身につきました。研 究 会は先 生と学 生の距 離がとても 近く、自由に発言の機会があるので、議論の幅も自然と広がります。卒 業 論 文のテーマとしては、 「 情 報 倫 理 」を取りあげ 専門分野の学びに取り組むことができるすばらしい環境があります。研究会も、自分の将来を考えるため 薬学部 たいと考えています。ネット社会とリアルな社会との間に生きる若者の人間性を主題として、作成を進めて いく予定です。多様な分野の授業が設置された慶應 義 塾 大 学の文 学 部には、広い視 野を養いながら、 看護医療学部 の諸問題を倫理学的な視点から考察し、自由に研究に取り組むことができます。研究活動では、テキストを読んで要約し、 自分の意見をレポートとして毎回提出するという積み重ねを通じて、読み書きの能力が向上したと思います。 また、レポート 環境情報学部 を進めます。対話と討論を重視する理由は、“ 多事争論 ” の間に自由があるということを実感してもらうためです。それぞれの 総合政策学部 テーマ研究と個別テーマ研究の二つからなります。共通テーマ研究は、例えば の有意義な場となると考えています。 文学部 人文社会学科 倫理学専攻 3 年(愛知県・私立金城学院高等学校 出身) 17 4 年 間のカリキュラム 多 様な領 域に展開される3つの科目群 文学部のカリキュラムは、総合教育科目、必修語学科目、専門教育科目の 3 つの科目群から構成されます。総合教育科目は幅広 い視野と教養を培うための科目で、系列科目 (人文科学・社会科学・自然科学) と系列外科目に分かれており、多様な科目が用意 されています。必修語学科目は第 1、2 学年で履修するもので、豊富な語種が特色です。17の専攻が設置する専門教育科目では、 それぞれの学問領域の探究に必要な専門性の高い内容の授業を行います。 視 野を広げ専攻を決める第1学年 文学部の学生が日吉キャンパスで過ごすのは第 1 学年のみです。第 2 学年からは、三田キャンパスで学生生活を送ることになり ます。日吉での 1 年間は、様々な学問に接することによって視野を広げる期間であるとともに、第 2 学年になってから進む専攻を 決めるための準備期間でもあります。専攻決定にあたっては、 できるだけ本人の希望に沿うよう調整しますが、定員数を超えた場合、 参考試験を行うことがあります。 論 文 作 成へ向けて専門分野を追究 第 2 学年以降は、17 専攻に分かれ 、自分の専門分野を深く追究していきます。専攻によってカリキュラムは異なりますが 、 必修として指定されている科目数を抑えることにより、所属専攻以外の科目も自由に履修できるよう配慮しています。このメリット を生かして、文学部では、それぞれの関心に応じて、幅広い視野で複眼的、統合的に考える能力を培います。また、学習、研究 の集大成として、ほとんどの学生が卒業論文を作成します。 1 日吉 2 3 三田 4 キャンパス 学年 カリキュラムの 流れ 総合教育科目、必修語学科目を中 心に学び、進むべき専攻を考えなが ら幅広く勉強していく。 自分の所属する専攻が決まり、専門 領域を学び始める。 専攻によって開始時期は異なるが、 研 究 会( ゼミ)に 所 属 し、具 体 的 テーマをもって研究を進める。 研究会での勉学の集大成として、卒 業 論 文を作 成する。社 会 学・人 間 科学の2専攻には非卒論(社会学は 「卒業試験」) コースもある。 総合教育科目 必修語学科目 系列科目 ●人文科学系列 ●社会科学系列 ●自然科学系列 系列外科目 ●基礎情報処理科目、総合教育セミナーなど特定の系列に属さない科目 ●語学科目 必修語学科目のうち必修として履修しない科目 必修語学以外の語種(ギリシア語など)の科目 インテンシブ・会話など特殊な形態の語学科目 ●体育研究所、国際センター、教養研究センター、外国語教育研究センター、 福澤研究センター、保健管理センターなどの設置科目 ●他学部設置の総合教育科目相当科目 卒業までに、各系列から、それぞれ 8 単位以上修得 英語、 ドイツ語、 フランス語、中国語、朝鮮語、ロシア語、 スペイン語、イタリア語の中から2 語種を必修選択。 ※留学生の必修語学は原則として英語と日本語。 ※東洋史学専攻では 2 年生からアラビア語、ペルシア語、 トルコ語も可。 哲学専攻 倫理学専攻 美学美術史学専攻 日本史学専攻 東洋史学専攻 西洋史学専攻 民族学考古学専攻 国文学専攻 中国文学専攻 英米文学専攻 専門教育科目 第 2 学年進級時に 16 単位以上修得、 卒業までに計 38 単位以上修得 英語を含む 2 語種を選択した場合、計 14 または 18 単位修得 英語以外の 2 語種を選択した場合、計 16 または 20 単位修得 (専攻により異なる) 独文学専攻 仏文学専攻 図書館・情報学専攻 社会学専攻 心理学専攻 教育学専攻 人間科学専攻 ●各専攻設置の専門教育科目(専攻ごとに必修科目・選択科目を定めている) ●全専攻共通科目 ●教職課程センター、国際センター、 日本語・日本文化教育センター、 斯道文庫、 メディア・コミュニケーション研究所、研究連携推進本部、 言語文化研究所、福澤研究センターなどの設置科目 ●他学部設置の専門教育科目相当科目 計 72または76 単位以上修得(専攻により異なる) ※第 2 学年より専攻に分かれ、専門教育科目を中心に履修。 ほとんどの学 生が第 3、4 学年に各専攻の研究会に所属。第 4 学年に卒業試験(多く は卒業論文作成) 。卒業条件は128 単位以上の修得と卒業試験合格。 (2015 年 4 月 1 日現在) 入 学から専 攻の決定まで(第1学年) 7 月初旬 翌年 1 月初旬 翌年 3 月中旬 総合ガイダンスの開催 専攻別ガイダンスの実施 専攻志望のオンライン申告 専攻の決定 17専攻の詳しい内容紹介で、 学部長や日吉主任、学習指 12月初旬の土曜日の午後、2週に分 これまでのガイダンスや資料を参考 進級が決定してから、成績 専攻のコンセプト、 学生数、 導担当教員が、専攻決定に けて開催されます。17専攻から複数 に、冬休み明けにオンラインで志望 表とともに郵送により通知 教員データ、設置科目などが 必要な心構えや、手続きに の教員や、時には先輩の学生も参加 を申告します。なるべく学生の希望に されます。 載っています。なお、文学部 ついて案内します。 専攻案内の配布 18 12 月初旬 して説明や質疑応答を行います。1日 沿うように調整しますが、受入れ枠の 各専攻のホームページも開 に2回説明がありますので、計 4つの ある専攻で定員数を超えた場合、 設されています。 専攻の説明を聞くことができます。 参考試験を行うことがあります。 創 設 1 2 5 年を迎えた文学部 1890(明治 23)年 1 月、慶應義塾に大学部が創設され、理財科・法律科とともに文学科が設置されました。現在の文学部の 前身です。2015 年、文学部は創設 125 年を迎えることになりました。 これを記念して、さまざまな事業・行事が展開されます。 文学部の歴史・史資料や関係者への聴き取りを収録した記念誌の刊行。文学部のこれまでとこれからを考えるための記念講演・ 学 部インデックス 文 学 部 トピックス シンポジウム。文学部にゆかりのある貴重な資料を公開する記念展示会。文学部、大学院文学研究科・社会学研究科にかかわ る若手研究者を奨励支援する 「井筒俊彦学術賞」 「 西脇順三郎学術賞」の設立。 このほか公開講座のリニューアルや研究・教育 多 彩な形 式の授業を展開 経済学部 活動成果の刊行などが企画されています。125 年の歴史と伝統を振り返りつつ、文学部は新たな時代に向かって邁進します。 様々な形式の授業は文学部の特色のひとつです。特に文学部生全体に開かれた講義科目では、 「自然と文明」 「アート・マネジメ ント講座」 「 人の尊厳」など、ユニークで多彩なオムニバス形式の授業が展開されています。 また、文学界や思想界の第一人者が 関心をもつ学生に人気の「遠山記念音楽学講座」なども開かれています。言語学関係の科目をまとめた 「言語学関係講座」 という 法学部 講師となる 「久保田万太郎記念講座」、文化財研究における新視点を提起する 「博物館資料保存論」 「 博物館学特論」、音楽に カリキュラムも設けられています。 文学部では専門分野ごとに学会が組織されており、専門研究雑誌が刊行されています。1921 年創刊という日本屈指の伝統を有 する 『史学』 ( 三田史学会刊) をはじめ、 『 哲学』 ( 1926 年、三田哲学会刊)、 『 藝文研究』 ( 1951 年、藝文学会刊)、Library and 商学部 積 極 的な研 究活動を支える学会と研究雑誌 Information Science( 1963 年、三田図書館・情報学会刊)などがそれで、教員はもとより、卒業生、大学院生、場合によっては 学部生も積極的に研究の成果を公表できる環境にあります。 医学部 「 半 学 半 教 」のファカルティ・ディベロップメント ファカルティ・ディベロップメント (FD) とは教員の教授・教育能力をはじめとし、学部の研究・教育活動を組織的に向上させるため のさまざまな試みのことです。文学部では広い視野のもと、単に教員の授業技術の改善のみならず、教員と学生が一体となった の充実、専攻担任を設けた学習上の相談や指導など、きめ細やかな学習支援体制にあらわれています。 また、専攻・部門ごとに特 徴あるFD を行うほか、卒業生に対するアンケートを実施するなど、文学部教育の更新に日常的に取り組んでいます。 理工 学 部 「半学半教」の考え方に基づいて学部の研究・教育を活性化させるという観点からの FD を目指しています。それは、少人数教育 自主 応 募 制による推薦入学者選考制度 象です。指定校制ではありませんので、自分の意思で応募することができます。一般の学力考査とは異なった視点・尺度を導入 することによって、さまざまな資質をもち、文学部への志望動機が明確で意欲的な皆さんに入学への道を開くことを目的としてい ます(詳細は別冊「入試資料」参照)。 公開講座「文学部は考える」シリーズ・全 4 巻(第 1 期)刊行 す。幅広い「文」の領域に多彩な研究者が集う文学部の特長を活かし、人間と社 会にかかわる本質的な問題に、さまざまな角度からアプローチしました。2010 年度 は「恋愛」、2011 年度は「絆」、2012 年度は「夢」、そして 2013 年度は「私」につい 異なった分野の研究者2名の講義と受講生を交えての白熱した討論が展開されま 薬学部 て考えました。各年、全 4 回の講座では、 テーマに合わせたコーディネーターのもと、 看護医療学部 高校生と一般の方々を対象に2010 〜 2013 年にかけて毎年開催され、好評を博 してきた公開講座の内容が、書物として慶應義塾大学出版会から刊行されていま 環境情報学部 Column 総合政策学部 高等学校の最終学年 1 学期または前期までの全体の評定平均値が 4.1 以上で、文学部入学を第一志望とする現役の生徒が対 した。躍動する文学部の活動を広く知っていただくために欠かせない、お勧めの 4 冊です。 なお公開講座は、2015 年に新たなテーマを掲げて再開されます。 19 研 究 分 野 紹介 専 攻 哲学系 史学系 文学系 20 専門領域 哲学 西洋哲学が中心です。主な分野は科学の哲学、言語の哲学、論理学、古代・中世哲学、現象学で、諸学問のな かで最も長い伝統を有する哲学を、先人の学問的蓄積を利用しつつ、新しい材料や観点を取り入れて研究し ています。 その研究領域は広く自由で、人文科学、社会科学、 自然科学を含め、 いろいろな分野に関連する哲学 的問題や、既成の分野に制約されない境界領域を選ぶことができます。原典を読む機会が多いため、2 年次 には、ドイツ語、フランス語原典講読のいずれかひとつを履修します。3 年次には、ドイツ語、フランス語に加え て英語、古典語(ギリシア語・ラテン語) の原典研究が選択科目として設置されています。 また近年は、情報科 学、認知科学などの観点を取り込んだ論理学の研究も目立ってきています。卒業論文は必修です。 科学哲学 言語哲学 論理学・論理哲学 古代ギリシア哲学 中世哲学 宗教の哲学 現象学 倫理学 倫理学は人間の生き方を探究する学問ですが、この専攻では、2つの道に分けて研究を行っています。 ひとつ は、古今東西の思想家との対話を通じて、人間存在の根底に迫る道です。 これは、思想家の活動の舞台である 文化の本質や特性を考える道に通じています。 もうひとつは、現代の社会で生じている身近な問題を手がかり にして、近代の自然観や生命観、人間観や社会観を検討し、その修正や転換を探る道です。2 年次に履修する 原典講読は、 ドイツ語、 フランス語、 ロシア語が中心ですが、 中国文学専攻設置の中国語の講読を履修すること もできます。3 年次から研究会に入り、必修の卒業論文を作成します。 西洋近代・現代倫理学 倫理思想史 応用倫理学 社会哲学 宗教哲学 美学 美術史学 西洋美術史、東洋・日本美術史をはじめ、美学、音楽学の教育と研究を行う専攻です。 これらは、私たちの感 性やイメージの働きを解明しようとする学問であり、絵画や彫刻などの制作や楽器の演奏技術の習得と直接 結びつくものではありません。美学関係では、美と芸術に関係する体系的考察や理論史的研究の講義が行 われます。 また音楽学では、17 世紀から現代を中心とする西洋音楽と近代日本音楽についての講義がありま す。 その他、芸術組織の経営に関するアート・プロデュースやアート・マネジメントといった講座もあります。2 年次以降基礎的な演習や英語、 ドイツ語、 フランス語、イタリア語の外国語文献講読が行われ、3 年次から研 究会に入り、卒業論文は必修です。 なお、履修の仕方により学芸員資格も取得できます。 美学・芸術学 西洋美術史 東洋・日本美術史 西洋音楽史 映像論・舞台芸術論 アート・マネジメント 日本史学 古代~近現代にかけての日本の歴史を実証的に研究する専攻です。歴史を学ぶためには多くのことを知る 必要があり、 日本の場合でも、国内史にとどまらず、国際的な視野に立っての幅広い考察が重要となってきます。 そのため、本専攻にはキリシタン史、ペルーやハワイへの移民史などを専門とする教員がおり、それに関する講 義が行われています。 また、通説にまどわされず、良質な史資料を活用し真実を明らかにしていくためには、古 文書学の知識も必要です。2 年次の日本史史料講読や講義で、各時代の史料の取り扱い方や特徴を学んだう えで、3 年次から日本史演習や研究会その他の講義を履修し、必修である卒業論文作成へと進んでいきます。 古代史、環境史、古代・中世法制史 古文書学・中世史、 日本キリシタン史 近世日本社会史、近世近代日本経済史 対外交渉史・移民史 東洋史学 日本を除くアジア、アフリカ諸地域の歴史的研究に挑んでいる専攻です。実証的な歴史研究の上に隣接科学 の視座も加えた地域研究を行っています。対象となる地域が広く、歴史の年輪も深いため、本学の他学部や研 究所、他大学から専門家を講師として招き、 できるかぎり多様な対応を試みています。専門地域の外国語修得 に関しては、2年次で履修した言語を必修語学に振り替えることや、言語文化研究所設置のアジア・アフリカ 諸語の講座を履修することもできます。中国の他、東南アジアの華人研究、イスラーム社会史など、教員の専 門分野には興味深いものが並んでいますが、未開拓な研究課題もまだまだ多く残っており、自己の才能を生か せる発展性をもった魅力的な専攻領域であると言えるでしょう。卒業論文は必修です。 中国古代史・近代史 中国社会経済史 近・現代華僑史、 アジア移民論 歴史民俗学 アラブ社会史 地中海交流史 トルコ社会史 西洋史学 中世以降の欧米世界の歴史現象を実証的に探究している専攻です。 したがって外国語の原書を読むことも 多く、英語の他に、 ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、イタリア語による演習のうち、いずれかを 3 年次に履修することになっています。研究の方法としては、政治史を軸とし、個別的史実を重視するいわ ゆる伝統的な実証主義的方法にとどまらず、思想史的、比較史的、社会史的方法も行われています。 まず史 学概論で、史学史を含め、歴史認識の基礎を学び、同時に西洋史学原典講読で英語文献を読む訓練を行い ます。 さらに西洋史概説Ⅰ~Ⅵで基礎的な知識を獲得してから西洋史特殊や演習を履修し、3 年次から個 別の研究会に属して卒業論文作成へと進んでいきます。卒業論文は必修です。 イギリス史(中世) イギリス領植民地期と革命期北米アメリカ史 西欧(ドイツ)近代思想史 西洋中世教会史・文化史 スペイン近代政治文化史 現代ドイツ史 スイス宗教改革史 民族学 考古学 文献よりも物的資料(モノ) を中心に人類の歴史・文化を探求するのが、この専攻です。大正期から行われてき た発掘調査・民族調査によって国宝を含む数万点の資料・標本類が蓄積されてきており、レプリカではなく本 物に触れる機会があります。専攻教員が国内外で実施するフィールド・ワークに参加して、貴重な資料の発 掘や収集を体験する機会があります。講義では、考古学・民族学の理論や方法論を学びます。 また、時代は先 史時代から近現代にいたり、地域は日本、西アジア、シベリヤ、オセアニアと、世界各地の歴史・文化を学べる 講義が用意されています。博物館の学芸員資格取得に必要となる講義も設置されています。導入科目の原 典講読は英語ですが、分野によっては当該地域の言語が必要となります。卒業論文は必修です。 考古学研究法 旧石器・縄文・弥生・古墳時代 戦跡考古学 環境考古学、 アイヌ考古学 西アジア考古学、聖書考古学 オセアニア民族学・考古学、歴史人類学 文化財行政学 国文学 国文学専攻は、日本の文学・言語を中心に、芸能・民俗・学芸など広く日本文化を考えてゆくことを目的とす る専攻です。特定の分野や時代にとらわれず、大きく人間を取り巻く環境や社会の状況まで視野に入れて、 広く学び、深く考えてゆこうというのが、本学国文学専攻の伝統的な気風です。豊富な授業科目がそれを支 えています。民俗学的な方法や書誌学的な方法に強いのも、本学本専攻の文学研究の一大特色をなしてお り、日本語についてもその言語としての諸側面を体系的に学ぶことができます。 そうした研鑽の集大成が卒 業論文です。 古代日本文学・折口学、古代・中世日本漢文学、 中日比較文学、平安和歌文学、環境と文学、 中世和歌文学、 中世日記文学、公家の学芸、 絵本・絵巻、物語・説話文学 明治期日本文学(森鷗外・泉鏡花など)、 日本語学 中国文学 中国における 「文学」 とは、もともと学問・文芸全般を指す言葉であり、狭義の文学のみならず、広く言語を媒 体とする文化全体を言います。当専攻は、 「中国語学」 「 古典文学」 「 現代文学」 の 3つを柱としながらも、研 究の対象はこれらに限ることなく、歴史・思想・芸能などを含めて、古代から当代まで、あらゆるジャンルにお ける中国の文化を対象としています。授業で扱う教材は、基本的にすべて中国語で書かれたものを用います。 ゼミは教員個々に行われますが、年に数回は複数教員の合同ゼミを行い、より広い視野をもって意見交換の できる場を提供しています。 また、高度なコミュニケーション能力を養成するため、中国人講師による実用語 学の科目も各学年に置かれています。 中国語学(語法論・語彙論) 中国古典文学(詩文・志怪小説・三国志演義など) 中国現代文学 中国現代文化論(映画など) 西洋近世・近代哲学 現代哲学 専門領域 社会学 社会学専攻は現代世界に生きる人間像を心理・文化・社会の3つの側面から総合的に理解することを目的とし ています。 したがって、社会学専攻は狭義の社会学の他に社会心理学、文化人類学の分野を含んでいます。学 生諸君は多様な科目の中から自分の関心に沿ってカリキュラムを組み立てて学習を進めることができます。 さら に3年次からは研究会が設置されており、 学生諸君が特定の教員を選び指導を受けることができます。研究会を 選んだ場合は、4 年次に卒業論文を作成することになります。 また、3 年次からは卒論コースとは別に、講義科 目の修得に重点を置き、卒業試験を受ける卒業試験コースが設けられており、 こちらを選択することもできます。 社会学理論、知識社会学、家族社会学 日本社会論、都市社会学、映像社会学 感情社会学、文化社会学、医療社会学、 自我論 社会心理学、普及学、説得学、教育社会学 文化人類学、 コミュニケーション学 宗教社会学、 日本民俗学、 比較文化論 心理学 心理学専攻では知覚・行動・認知・発達・生物心理学、認知神経科学の 6 領域の実験心理学に重点が置 かれています。実験科学としての特徴を備えているという意味で文学部の中では異色の専攻であると言 えるでしょう。そのためもあって、適正数を 1 学年 25 名としており、人間関係学系の中では最も少人数の 専攻となっています。志望者が適正数を超える場合には、1 年次末に面接を行い、振り分けをします。2 年次では基礎的な知識と力を身につけるための科目が用意され、3 年次では、 より高度な知識の修得と卒 業実験に必要な実験的技法の訓練を行うための指定専門科目が設置されています。4 年次では指導教 授のもと、原則として実験を伴う卒業論文を作成します。 知覚心理学 行動分析学 認知心理学 発達心理学 生物心理学 認知神経科学 教育学 教育学専攻の専任スタッフは、教育学・教育史・比較教育学・教育心理学を主要な研究領域としています。 こ れらの領域には教育哲学・西欧教育思想史・日本教育史・比較教育システム・高等教育論・教育心理学・発 達心理学などが含まれており、相互に密接な関係を持っています。 その他の領域についても毎年外来講師の 方々に講義を依頼し、教育に関心のある多くの学生に広く応えられる体制を取っています。 ひとつの専攻の 中で 「人間の形成」 という観点を共有しつつ、理論的・歴史的・実証的・実験的といった方法を駆使して研究 に従事するという点が本専攻の最大の特徴だと言えるでしょう。教育学は単に学校教育だけにとどまら ず、いまや人間科学の一領域であり、総合的科学と言えます。なお、2 年次の原典講読は英語で、卒業論 文は必修です。 教育学 教育学史 教育哲学 教育思想史 近現代ドイツ教育学説史 ディルタイ研究 教育心理学 発達心理学 認知科学 行動遺伝学 西洋近現代教育史 日本近世・近代教育史 近世日本教育思想 高等教育論 比較教育学 人間科学 人間科学専攻のカリキュラムは、①社会心理学・行動科学・社会学・文化人類学など人間現象に関係の深 い伝統的学問領域、②システム科学・組織科学・地域科学・環境科学など現代の状況に対応するための新 しい学問領域、③人間を取り巻く諸問題や社会・文化の動向を記述し説明するための関連諸科目、の 3 つ から構成されています。 また、人間科学専攻で行われている研究には 2 つの系列があります。 ひとつは、高度 産業社会の変化、特に文化・社会変動に適応する過程で生み出される人間行動の変化の把握と分析です。 もうひとつは、人間を取り巻く空間・社会・情報・文化環境の変化がアイデンティティや人間性の危機をひ きおこす様相に焦点をあて、 そこから人間の本性を研究していこうというものです。 産業・組織心理学 社会心理学・対人行動学 人間−環境系論 家族社会学 社会階層論 医療人類学 理論社会学 文化人類学 数理社会学 自然科学 文学部には、前記 17 専攻以外に、専攻と関係の深い自然科学や諸言語を担当している教員もいます。2、3 例 をあげると、生物学では、動物細胞の発生における細胞分裂と分化・形態形成を遺伝子・細胞レベルで探求して いる教員、人類学では、先史時代のヨーロッパ・アフリカや、江戸時代以前の北海道や関東を舞台に発掘調査 を行い、出土した人骨をもとに現生人類や日本人の形成について研究している教員がいます。 また、諸言語で は、古代ギリシア文学の研究をしている教員、東欧と日本の思想史を調査・比較している教員、イタリア文学の 最高峰ダンテを専門としている教員や、20世紀スペイン文化について調べている教員がいます。 これらはすべて 文学部の専門性と切り離せないものです。人類学の教員が民族学考古学専攻の特殊講義を担当したり、朝鮮 語の教員が国文学専攻の授業を担当して日韓比較民俗芸能史を映像資料などを使いながら講じたり、全専 攻共通科目のオムニバス講座を企画するなど、総合性を持った包括的な教育と研究が行われているのです。 生物学(分子細胞生物学、発生学、免疫学) 化学 (結晶化学) 、 人類学 (形質人類学、 骨学) 諸言語 デジタル・アーカイブ ギリシア語、 ラテン語、現代ギリシア語 西洋古典学、初期ギリシア抒情詩 朝鮮語、朝鮮語圏の民衆文化 アジア芸能対照研究、 ロシア語 東欧と日本思想史、 スペイン語、 スペイン詩 イタリア語学、 イタリア文化 薬学部 図書館経営 図書館活動 情報サービス 情報検索 学術情報 情報処理技術 情報メディア 看護医療学部 図書館・情報学は、知識と情報を扱う学問分野です。科学的知識や専門的知識を積み重ねることにより文 明は発展し、情報を交換することにより社会生活は成り立っています。なぜ人は知識や情報を求めるのか、 どのように探すのか、保存するのかといった問題を探究するために、2 年次において、まず知識や情報の特有 の性質を考え、3 年次からは、図書館、情報メディア、情報検索の 3つのコースに分かれて科目を履修します。 併せて高レベルのコンピュータ・リテラシー教育や、希望者には図書館や情報サービス機関における夏休み 中のインターンシップを実施しています。 なお、一定の条件に合った履修をすると図書館司書や司書教諭の 資格、教科「情報」等の教員免許の取得ができます。 環境情報学部 図書館・ 情報学 近世から現代までのフランス文学 (小説・詩・演劇・批評) フランス語圏の文学、 フランスの文化と社会 近代フランス文学史、思想 フランス語学(統語論・意味論・語用論・ 対照研究) 総合政策学部 フランス滞在を終えた永井荷風が義塾に就任し、仏文学専攻が実質的に誕生して百年以上になります。以来 培ってきた伝統は自由と創造性を尊重するもので、卒業生は、文学・芸術の分野にとどまらず、実業界の幅広い 分野でも活躍しています。在学中に短期・長期の留学をする学生が多いのも仏文学専攻の特徴で、義塾がフラ ンスおよびフランス語圏の大学と結んだ交換協定がおおいに活用されています。言語・文学・思想を中心に 様々な専門を持つ教員が揃っている仏文学専攻では、狭義のフランス学だけではなく、他者の考え方・感じ方 を理解することにつながる幅広い教養を培うことができます。 理工 学 部 仏文学 医学部 自然科学・諸言語 ドイツ演劇史 現代演劇理論 中世ドイツの文学と思想 近代・現代ドイツ文学 ドイツ語学 表象文化論、 メディア論、 スポーツ史 20 世紀ドイツ文化史、映画史 商学部 人間関係学系 ドイツ語が用いられるドイツ・スイス・オーストリア三国の言語と文学はもちろんのこと、哲学、音楽、美術と いった隣接諸領域をも含んだドイツ語圏の文化全般を扱うのが独文学専攻です。縁遠いと思われがちなドイ ツ文学ですが、意外と日本人の身近にあり、例えばグリム兄弟はドイツの人でしたし、 『アルプスの少女ハイジ』 はスイスの、 『子鹿のバンビ』 はオーストリアの作家によって書かれました。 また、ドイツ文学は伝統的に哲学 や音楽や美術と密接な関係を結んできましたので、哲学と文学の領域にわたる思想も、ワーグナーの楽劇のよ うに演劇と音楽の領域にまたがる芸術も独文学専攻の研究テーマになりえます。 ドイツと日本の文化比較やド イツ語圏の生活と社会の諸問題などを卒業論文のテーマにする学生たちも近年多くあらわれています。 法学部 図書館・情報学系 独文学 経済学部 文学系 英米文学 英語史・英語学、言語学(意味論、社会言語学) 中世英文学、書物史 近代・現代英文学(小説・詩・演劇・批評) 近代・現代米文学(小説・演劇・詩) アメリカ文化史 現代批評理論 英米女性文学 学 部インデックス 文 学 部 専 攻 英語学・英米および英語圏文学を学問として研究することを目的とする専攻です。 ただ単に英語が好きという だけではなく、 「研究したいことがある」 という目的意識をもった学生を歓迎します。2 年次では英語基礎講読、 英米文学史、現代英語学、英語史などの入門的な科目が設置されており、3 年次から英文学、米文学、英語学 の3 分野を対象とする研究会に分かれ、各々自分の目的に合った研究会に所属して英語論文を作成します。 各分野で扱われる対象は極めて多様です。英語学では、文法、意味論、社会言語学、英語史、翻訳論など、英 文学では中世から現代までの作品が、また米文学では 17 世紀から現代までの作品が研究できます。文化研 究、神話研究、絵画や映画と文学、音楽と文学、 比較文学も研究対象の一部です。 21 専 任 教員一覧 専攻 職位 教授 美学美術史学 教授 准教授 助教 民族学考古学 教授 准教授 国文学 中国文学 教授 准教授 22 日本考古学、博物館学 環境考古学、民族考古学 西アジア考古学、特に聖書考古学 ジオアーケオロジー、歴史人類学 旧石器考古学、 日本古代史、文化財行政学 石川 透 佐藤 道生 田坂 憲二 藤原 茂樹 松村 友視 屋名池 誠 小川 剛生 物語文学、説話文学 日本漢学・中日比較文学 中古文学 古代国文学・芸能研究 近代日本文学 日本語学(国語学) 中世文学、和歌文学 杉野 元子 関根 謙 八木 章好 浅野 雅樹 吉永 壮介 須山 哲治 20 世紀中国文学、 日中比較文学 中国近現代文学 中国古典文学 中国語学 中国古典文学 中国古典文学 アーマー,アンドルー J. 井出 新 井上 逸兵 宇沢 美子 大串 尚代 河内 恵子 坂本 光 髙橋 勇 巽 孝之 中村 優治 辺見 葉子 堀田 隆一 松田 隆美 赤江 雄一 高橋 宣也 徳永 聡子 日英比較文学、人文情報学 初期近代イギリス文学・演劇 英語学・社会言語学・談話分析 アメリカ文学 アメリカ文学 近代英文学・現代英文学 近代英文学、現代英文学 近現代英文学 アメリカ文学、現代批評理論 応用言語学、英語学 中世英文学、ケルト語文学 英語史、歴史言語学 中世英文学、思想史 西洋中世史(宗教史・文化史) 近代イギリス文学 中世英文学、書物史、書誌学 李 光鎬 岡田あおい 岡原 正幸 杉浦 淳吉 浜 日出夫 三尾 裕子 樫尾 直樹 近森 高明 長尾 真理 コミュニケーション学、社会心理学 家族社会学、家族史 感情社会学、障害学、文化実践、映像社会学、パフォーマンス研究 社会心理学 社会学説史、知識社会学 文化人類学、東アジア研究 文化人類学、宗教社会学、宗教学 文化社会学、都市社会学、歴史社会学 理論社会学・医療社会学・コミュニケーション論 伊東 裕司 梅田 聡 坂上 貴之 山本 淳一 伊澤 栄一 川畑 秀明 皆川 泰代 大森 貴秀 寺澤 悠理 認知心理学、司法心理学 認知神経科学、認知心理学、神経心理学 実験心理学・行動分析学 発達心理学、発達臨床心理学 生物心理学・動物行動学・神経行動学 感性心理学、認知神経科学 言語心理学、発達心理学、認知神経科学 発達心理学 認知神経科学、神経心理学 安藤 寿康 眞壁 宏幹 松浦 良充 山本 正身 藤澤 啓子 山梨 あや 教育心理学、行動遺伝学 人間形成論、教育思想史 比較教育学、大学・高等教育研究、アメリカ教育史・大学史 日本教育思想史、 日本教育史 発達心理学 日本教育史、社会教育史 稲葉 昭英 今井 芳昭 織田 輝哉 鹿又 伸夫 鈴木 淳子 北中 淳子 平石 界 佐川 徹 計量社会学、社会統計学、社会調査法、家族社会学、福祉社会学 社会心理学 理論社会学、数理社会学、計量社会学 社会学(社会階層と社会移動、比較社会学、法社会学) 社会心理学、産業・組織心理学、調査法 医療人類学・精神医学史 進化心理学、社会心理学 人類学、 アフリカ地域研究 大場 茂 金子 洋之 高山 博 倉石 立 結晶化学 発生生物学 人類学(形質人類学、骨学) 発生生物学 坂田 幸子 ナコルチェフスキー,アンドリイ 藤谷 道夫 中谷彩一郎 スペイン文学、比較文学 東欧思想史、 日本思想史、宗教学 イタリア語・イタリア文学、西洋古典学、比較文学 西洋古典学、比較文学 准教授 助教 教授 准教授 教授 准教授 助教 語学 英米文学 准教授 安藤 広道 佐藤 孝雄 杉本 智俊 山口 徹 渡辺 丈彦 図書館・情報学、知識と情報の社会学、エスノメソドロジー、組織のエスノグラフィ 図書館・情報学 図書館・情報学、情報検索論 図書館・情報学 図書館・情報学 図書館・情報学、教育文化情報論 図書館・情報学 教授 自然科学 教授 北米アメリカ史(イギリス領植民地期と革命期) 西洋中世史 スイス宗教改革史、農村社会史 スペイン (カタルーニャ)近代史 西洋中世史(イギリス中世史) ドイツ現代史 池谷のぞみ 糸賀 雅児 岸田 和明 倉田 敬子 谷口 祥一 根本 彰 安形 麻理 教授 准教授 自 然 科 学・諸 言 語 文学 助教 大森雄太郎 神崎 忠昭 野々瀬浩司 山道 佳子 吉武 憲司 清水 明子 現代フランス文学・思想 フランス文学(16 世紀) 近代フランス文学・文化史 17 世紀フランス文学・演劇 フランス語学 近現代フランス文学 近代フランス文学 18 世紀フランス文学 近代フランス文学 フランス語学(意味論・統語論) 現代フランス文学・日仏演劇交流 教授 人間科学 准教授 近現代東アジア文化史、中国都市社会史 中国古代史、中国民俗学 中東社会史、 アラブ政治文化史 明清社会経済史、中国近代史 オスマン帝国史、中東都市社会史 市川 崇 荻野 安奈 小倉 孝誠 片木 智年 喜田 浩平 岑村 傑 宮林 寛 井上 櫻子 築山 和也 芦野 文武 西野 絢子 准教授 教育学 教授 岩間 一弘 桐本 東太 長谷部史彦 山本 英史 藤木 健二 教授 助教 人間関係学 准教授 キリシタン史、中国天主教史 近世―近代日本社会経済史 日本中世史 日本法制史 日本古代史 近代史 日本近世史 ドイツ比較表象文化論 現代ドイツ文学・思想 近現代ドイツ文学・思想、文化史、スポーツ史 中世ドイツ文学 近代ドイツ文学 近現代ドイツ文学・文化学 ドイツ語学 ドイツ演劇・思想 准教授 心理学 西洋史学 教授 浅見 雅一 井奥 成彦 中島 圭一 長谷山 彰 三宅 和朗 柳田 利夫 上野 大輔 専門領域 和泉 雅人 川島建太郎 粂川麻里生 香田 芳樹 斎藤 太郎 識名 章喜 中山 豊 平田栄一朗 社会学 史学 東洋史学 教授 美学、芸術学、現代芸術論 西洋美術史 日本美術史 音楽学 日本美術史 西洋美術史 西洋美術史 アーツ・マネジメント 音楽学 図 書 館・情 報 学 助教 大石 昌史 遠山 公一 内藤 正人 西川 尚生 林 温 金山 弘昌 後藤 文子 中尾 知彦 福田 弥 図 書 館・情 報 学 日本史学 教授 倫理学史、形而上学、現代倫理学 ロシア近代思想、宗教哲学 イギリス倫理思想史、経済倫理学 現代フランス哲学、医療倫理学 西洋中世・近世思想、倫理学と形而上学 ドイツ倫理学・法哲学 氏名 教授 仏文学 助教 エアトル,ヴォルフガング 谷 寿 美 柘植 尚則 奈良 雅俊 山内 志朗 石田 京子 専攻 職位 文学 哲学 倫理学 教授 専門領域 西洋中世哲学 論理学、論理哲学、数学の哲学 行為論、分析形而上学 現象学、西洋近・現代哲学 西洋古代哲学 言語と心の哲学、解釈学 科学哲学(特に生物学の哲学)、心の哲学 独文学 哲学 准教授 助教 氏名 上枝 美典 岡田 光弘 柏端 達也 斎藤 慶典 納富 信留 荒畑 靖宏 田中 泉吏 教授 准教授 教授 准教授 (有期契約教員などは含まず。2015 年 4 月 1 日現在) 学 部インデックス 文 学 部 学 生パーソナルライフ ~文学部編~ 大 学のディスカッションは、高 校のものより遙かに刺 激 的 私 は 1 年 生 のときに 「アカデミッ ク・スキルズ」 という科目を履修し、 文学作品を自分なりに論じる体験 を通して文学研究の面白さに引き 経済学部 込まれました。仏文学を専攻した のは、フランスの象徴主義とその 周辺の詩人たちに惹かれたからです。大学では、高校と違って 自分で履修科目を選びますが、そのメリットが最も表れるのは、 ディスカッション形式の授業だと思います。各自がそれぞれの学 法学部 びによって形成された独自の知識的背景を持っているので、その ディスカッションは高校のものより遙かに刺激的です。学業に集中 して取り組めているのは、 「 学問のすゝめ奨学金」を受給している おかげです。 この奨学金がなければ、学業面のどこかで妥協せざ 商学部 るを得なかったでしょう。 また、一人暮らしは、生活の隅々まで思 い通りにできるので楽しいです。スーパーに寄って夕食の献立を 考えることも、いい気分転換になっています。 文学部 人文社会学科 仏文学専攻 3 年 (長野県・県立伊那北高等学校 出身) 医学部 ● 文学部生の生活データ例 1カ月の収支 ②(一人暮らし) 45,000 円 合計 45,000 円 交際費 20,000 円 合計 1 2 0 , 0 00 円 交通費 5,000 円 家賃 6 0 , 0 00 円 貯金 5,000 円 食費 3 0 , 0 00 円 1 0 , 0 00 円 家 族から 7 0 , 0 00 円 奨学金 5 0 , 0 00 円 光熱水費 45,000 円 電話代 1 , 0 00 円 交通費 5 , 0 00 円 書籍代 5 , 0 00 円 ※被服・雑貨費 (神奈川県出身・1年生・女性) 貯金 5 , 0 00 円 その他 ※ 4 , 0 00 円 合計 22:45 就寝 18:30 帰宅∼夕食・入浴 16:15 図書館で勉強 (∼17:00) 8:30 登校 9:30 図書館で勉強 13:00 授業 10:45 授業 12:15 昼食 ある1日のスケジュール②(日吉キャンパス・1 年生・女性) 1 2 0 , 0 00 円 21:45 帰宅∼自由時間・入浴 ※インターネット接続料 月 1 心理学Ⅰ イタリア語Ⅰ 3 4 水 書物の世界Ⅰ 木 金 社会学Ⅰ 生命の科学 英語Ⅰ中級発展 英語Ⅰ中級発展 地理学Ⅰ 歴史Ⅰ 体育実技A (気功) イタリア語Ⅰ 美術Ⅰ イタリア語Ⅰ 人類学 基礎情報処理 20:00 サークルの先生・ 友人と夕食 (∼21:00) 土 13:00 授業 8:00 起床∼朝食 8:45 登校 9:00 授業 12:15 昼食 参考:文学部入学に必要な費用 5 人文科学特論Ⅰ (入学金を含む初年度納入金:2015年度参考例) 火 水 2 ドイツ語Ⅰ・Ⅱ ドイツ語Ⅰ・Ⅱ 文化人類学 動物行動学 特殊Ⅳ 3 博物館と教育 言語学Ⅰ・Ⅱ 4 文化人類学 体育実技A 特殊Ⅱ 日本社会論Ⅱ 哲学Ⅰ・Ⅱ 社会学研究会Ⅱ 英語Ⅰ・Ⅱ中級 社会学研究会Ⅳ 物理学Ⅰ・Ⅱ (実験を含む) 自由研究セミナー 〈経済学部設置〉 木 金 西洋美術史 英語Ⅰ・Ⅱ中級 概説ⅡA 博物館情報 体育 メディア論 アート・ プロデュースⅡ アート・ 体育 マネジメントⅡ 博物館学実習Ⅱ ドイツ語Ⅰ・Ⅱ 体育 土 生涯学習概論 在籍基本料 60,000 円 授業料 830,000 円 施設設備費 190,000 円 その他の費用 合計 200,000 円 薬学部 月 1 法学Ⅰ・Ⅱ (憲法を含む) 入学金 学費 時間割 ②(秋学期 ・三田キャンパス・社会学専攻 3 年生・男性) 5 17:00 演劇サークル 16:15 移動 看護医療学部 2 火 法学Ⅰ (憲法を含む) 0:00 課題 1:00 就寝 環境情報学部 (長野県出身・3 年生・男性) 時間割 ①(春学期 ・日吉キャンパス・1 年生・女性) 4:30 起床 4:45 朝食 5:30 掃除・洗濯・ 身だしなみ (∼7:00) 20:00 勉強 総合政策学部 15,000 円 合計 支出 その他 ※ ある1日のスケジュール ①(三田キャ ンパス・3 年生・男性) 理工 学 部 支出 アル バ イト 収入 収入 1カ月の収支 ①(実家暮らし) 3,350 円 1,283,350 円 社会学文献 研究ⅡB 23
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