進学ガイダンス資料 - 東京大学大学院人文社会系研究科 東京大学

●○●社会心理学へのお誘い●○●
・・・
「社会心理学」とは、どのような学問なのでしょうか?
皆さんの中には、社会心理学を「心理学の一分野」だと考えている人も
いるかもしれません。心理学は「様々な行動と心の関係」を考える学問で
あり、社会心理学は「社会的な行動と心の関係を考える・・・」とするなら、
たしかに、そのような考えがあてはまることになりますね。
しかし、社会心理学研究室のスタッフは、社会心理学を、より「広くて深い」もの・・・
人と社会との関係や、社会における人の性質、心の成り立ちやそのメカニズムについて
総合的に考える学問だと考えています。
このことは、社会心理学が対象とするものの広がりをみるとわかります。社会心理学
が研究対象としている、主なものをリストにしてみましょう(↓)
。・・・そうすると、
「社会心理学は、脳から文化まで、また多様な個人の行動や社会現象をその守備範囲と
している」ということがわかるのです。
・脳内で生起している神経科学的な過程
・さまざまな身体的・生理的反応
・個人の感情や動機
・推論や社会的判断
・態度
・援助や攻撃などの社会的行動
・対人関係
・集団での意思決定や問題解決
・集団内のネットワーク
・文化の影響や文化の形成
文学部に関心を持っている人の多くは、「人間」、「社会」などに興味をお持ちだと
思います。また、中には、「社会的な行動と脳の関係について研究したい」、「人間の
感情の理不尽さについて考えたい」、「偏見・格差、援助などの社会問題について議論
したい」、
「企業の中でのリーダーのあり方について考察したい」など、もっと具体的な
アイデアを持っている人もいるかもしれません。そのような皆さん、一度、社会心理学
の世界をのぞいてみませんか?そこには、人や社会に対する、様々な興味関心を吸収し、
発展させることができる、豊かな学問の世界が広がっています。あなた自身の問いを
発見し、その問いを追及する楽しみを社会心理学研究室で見つけることができるよう、
私たちは心から願っています。
-1-
●○●社会心理学のコンセプト●○●
「心と社会がおりなすさまざまな現象について議論するためのプラットフォーム」
…私たちは、社会心理学をそのような学問としてとらえ、さまざまな研究プロジェクト
に取り組んでいます。その多様性と可能性、そして新たな発見を生み出すことの楽しさ
を、共有しませんか?
-2-
教員紹介
文学部を代表する、個性と経験豊かな教員とともに、どのような
研究生活が過ごせるのか、イメージしていただければと思います。
-3-
亀田 達也 教授
TATSUYA KAMEDA
【研究テーマ・専門分野】
人間のヒトとしての側面に関心を持ち、脳科学、経済学、進化生物学、行動生態学などの
他領域の研究者との共同を通じて、社会的意思決定のメカニズムについて研究しています。
現在、私の中でホットな(=現在進行中の)研究領域は、以下のとおりです。
(1) 「集合知」の認知・生態学的基盤の理解
群居性動物であるヒトは、集団に大きく依拠した生活様式をもっています。それでは集団
生活に伴うコストとベネフィットはどのような形で統合・処理されるのでしょうか。同じく
群居性動物である社会性昆虫(ムネボソアリ)を研究しているアメリカの生物学者と共同し
ながら、「集団の知恵」を支える認知・行動アルゴリズムを理解しようとしています。
(2) 「正義」の脳科学的・行動的基盤の理解
ヒトを人間たらしめる属性として、
「正義」や「規範」といった価値に関わる概念をあげ
ることができます。これまで人文学の対象であったこうした高次概念がどのような生物的基
盤をもっているのか、脳科学者、経済学者、法哲学者と共同して研究を進めています。
(3)「共感性」の認知・神経基盤の理解
同じく高次属性として考えられがちなヒトの「共感性」が、ほかの動物種とどこまで連続
的で、またどのようにユニークなのか、脳科学者、生物学者と共同して研究を進めています。
【社会心理学の魅力】
社会心理学を含む「行動科学」の魅力は、人文学・社会科学が数千年にわたって蓄積して
きたさまざまな「知恵」を、脳科学や生物学の「知見」とつなぐ役割を果たし得ることにあ
ると考えています。その意味で、さまざまな技術を貪欲に取り入れて先端研究を進めること
の醍醐味こそが、私にとっての行動科学の魅力でしょう。
【学生に求めるもの・駒場生へのメッセージ】
好奇心をもつと人生はとても豊かになると思います。「なんでも見てやろう」という気持
ちが大事です。皆さんがいま東大にいるという事実は、
「自分が優秀だったから」だけでは
なく、これまでさまざまな社会的恩恵を受けてきたことの1つの結果だと言えるでしょう。
そうした恩恵を社会に返していくノブレス・オブリージュを感じてほしいと思います。
【おすすめの著書・編著書】
◆亀田達也『合議の知を求めてーグループの意思決定』 共立出版(話し合いという決め方
は本当に妥当な決め方と言えるのか、社会心理学実験と数理モデルから検討した本)
◆佐伯胖・亀田達也 (編著)
『進化ゲームとその展開』 共立出版(社会科学と生物学を“進
化ゲーム”と呼ばれる手法でつなげようという学際的な挑戦)
◆山岸俊男・亀田達也 (編著)
『社会のなかの共存』 岩波書店 (「平和な暮らしはどのよ
うに実現できるのか」というホッブズ以来の問いに、社会科学者と生物学者が共同でアプ
ローチした本)
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唐沢 かおり 教授
KAORI KARASAWA
【研究テーマ・専門分野】
様々な情報から、私たちは心の中に「社会」を描き出します。自分や他者、社会的な出来
事が、いったい「何者なのか」を理解し、評価します。この過程の背後には、どのような心
のメカニズムがあるのでしょうか。この問いを、特に「Moral agent」(道徳的主体)とし
ての私たちの認知特性に焦点を当てて考えています。私たちは、単に、社会的な情報を処理
して理解するだけの存在ではなく、自分や他者、社会全体を、「道徳的に良いか悪いか」と
いう観点から評価することに志向づけられている存在です。その存在を支えている心の仕組
みについて、他者の「心の推論」と対人判断や対人行動との関係や、自由意志に対する考え
方が自己制御に及ぼす影響、ライセンシング(自分自身に対して与える「権利や許し、言い
訳」)と道徳的行動との関係を中心に検討しています。また「応用問題」として科学コミュ
ニケーションや実験哲学的なプロジェクトにもかかわっています。
【社会心理学の魅力】
複雑な社会や自分とは異なる他者、さらには社会的存在としての自分自身について、分析
的に考え、自分なりの社会観、人間観を作り上げるための道具と方法(概念や理論、思考様
式)を提供してくれることです。
【学生に求めるもの・駒場生へのメッセージ】
自分がいまだ把握していない「知」に対する敬意と、それを吸収しようとする貪欲さ、そ
して、自分が得たものを、よりよい形で現実の社会やこれまでに築かれた知の体系に還元し
ていこうとする意欲を持ってください。学問は世界をのぞき見るための「窓」でもあります。
そこから見える景色は、窓によって、少しずつ違うけれども、皆さんが「本質的だ」と思え
る景色が見える窓が見つかりますように。
【おすすめの著書・編著書】
◆唐沢かおり・戸田山和久(編)心と社会を科学する
東京大学出版会 (社会心理学の方
法論について哲学者と共同で“反省会”をし、異分野コラボレーションの可能性を議論し
た本)
◆唐沢かおり・林徹(編)人文知Ⅰ
心と言葉の迷宮
様な魅力を伝えるシリーズの一巻目です)
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東京大学出版会 (東大文学部の多
村本 由紀子 准教授
YUKIKO MURAMOTO
【研究テーマ・専門分野】
さまざまな社会環境と、そこに身を置く個人の心理・行動傾向とのダイナミックな関係に
関心を持ち、以下のような研究に従事しています。
(1)関係性の視点に基づく「心の文化差」の理解…欧米人とアジア人の心理・行動傾向に
は多くの文化差があると言われますが、ひとりの人間が身を置いているのは、アメリカ文化、
日本文化などとラベルづけされるような一枚岩の文化ではありません。人は他者との多彩な
関係性に幾重にも取り巻かれ、各々の関係性に応じて異なる心的過程を生起させます。欧米
の研究者とも連携しつつ、そのメカニズムの解明を目指します。
(2)集団規範や文化的慣行の生成と再生産過程…組織や集団、共同体には、明文化された
規則のみならず、暗黙のルールが数多く存在し、知らず知らずのうちに成員の心理や行動を
規定しています。そうした規範や慣行はいかにして作られ、維持されるのか。産学連携の企
業調査や地域社会でのフィールドワークなどの「現場」に根差した研究と、実験的手法を駆
使して「理論」構築を目指した研究とを両輪として、この問題にアプローチしています。
【社会心理学の魅力】
ある企業で実績を残した経営者でも、別の企業で再び手腕を発揮できるとは限りません。
優勝したスポーツチームが、同じメンバーで翌年には沈むこともしばしばです。なぜ?組織
や制度だけを眺めても、個々の人間だけを眺めても、その答えは見えてきません。「社会」
と「心」のダイナミックな関係を探究することの醍醐味が、ここにあると思います。
【学生に求めるもの・駒場生へのメッセージ】
「書を持って街へ出よう」。社会心理学の問いは現実の社会生活のなかにあります。だか
らこそ、アタマとカラダの両方を動かすことをいとわない、元気と意欲を求めます。学問で
得た知識や理論を、私たちが生きる日常の現場に結びつける視点をもつことは、卒業後に選
ぶ進路がどのようなものであれ、きっとみなさんの役に立つと思います。
【おすすめの著書・編著書】
◆池田謙一・唐沢穣・工藤恵理子・村本由紀子『New Liberal Arts Selection 社会心理学』
有斐閣(組織、集合行動、文化に関わる諸問題に多くの紙幅が割かれています)
◆ R. E. ニスベット著・村本由紀子訳『木を見る西洋人 森を見る東洋人』 ダイヤモンド社
(文化心理学の知見を広く学ぶために。と同時に、本書の議論をいずれ越えていくため
に。)
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綿村 英一郎 助教
EIICHIRO WATAMURA
【研究テーマ・専門分野】
「裁判員がどういう心理学的法則によって人を裁くのか?」という問題に興味があります。
裁判員にとって、おそらく、被告人はこれまでに関わったこともなく、これからも関わった
ことがない第三者です。それにもかかわらず、人は被告人を罰しようとします。その心理に
は、応報感情・公正・モラルといった、実に人間らしい部分が見え隠れします。裁判員の判
断の研究を通じて、
「社会的動物」としての人間性を明らかにしていきたいと考えています。
【社会心理学の魅力】
研究テーマにキャッチーなものが多く、普段生きていて何気なく抱く疑問に対する答えの
ようなものが見えてくるところが魅力です。たとえば、なぜ人は他人の不幸を「蜜の味」と
感じてしまうのか、おしどり夫婦はどういう理由で「おしどり※」でいられるのかなど、こ
ういった疑問は社会心理学の研究手法を通じてこそ明らかにできると思います。※実際に
は、オシドリは毎年のように配偶者を替えますが(笑)。
【学生に求めるもの・駒場生へのメッセージ】
アイデアをどう検証へと移せるか、じっくり考えることが必要だと思います。また、自分
の研究が社会的にどのような意義をもつのかといった視点も、研究の内容を深めるために、
もっていただけたらと思います。社会心理学を専攻すると、資料や書籍を調べたり、それに
基づき考えたりすることはもちろんですが、実際にデータをとったり分析したりと、
「文系」
っぽくないこともいろいろやります。その反面、他の専攻にはない充実感やワクワク感もあ
り、いったんこの世界にはまれば病みつきになってしまう・・・かもしれません。是非、一度、
研究室までお越しください。
【おすすめの著書(分担執筆)
】
◆藤田政博(編)
『法と心理学』法律文化社(裁判や司法と心理学との関係について、専門
外の人でもわかりやすく書かれています。私も、第 11 章「量刑の意思決定と市民の賠償
額」の部分を執筆しています。
)
◆Nicolas Castro(Ed)
『Psychology of Punishment: New Research』Nova Science
Publishers(刑罰に関連した心理学について、ここ最近の研究が紹介されています。私は
「日本における死刑判断」の章を執筆しましたので、ご興味があれば是非ご覧ください)
。
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●○●社会心理学研究室の授業●○●
1.概論
基本的には講義形式により、社会心理学に関する様々なテーマを学んでいきます。
人間の社会的行動をどう理解すればよいのか、人間という「社会的動物」をどう分析
していくかなど、卒論にも通じる科学的視点を養うことができます。
2.特殊講義
概論に比べるとやや焦点を絞ったテーマについて、その第一線の先生からの講義、
あるいはディスカッションを通して、理解を深めていきます。扱うテーマの例としては、
「ポジティブ心理学」
、
「応用多変量解析」などがあります。「社会調査士」や「専門社
会調査士」の資格取得のために必須となる科目もあります。
3.演習
社会心理学の中でも「今が旬」のトピックについて、関連する論文を皆で講読したり、
担当者がその割り当て分を発表し、それをふまえてのディスカッションやグループ
ワークをします。概論と最も大きく異なる点は、①講義形式ではなく参加型の授業で
あるということ、②3 年生と 4 年生が一緒に受講することです。大学院生の TA も
いるので、経験値が異なる人たちとのコラボレーションにより、非常にユニークな
アイデアが生まれることも多々あります。
4.実習
社会心理学専修課程では、実習として「調査」と「実験」の 2 つを設けています。
調査実習が始まるのは 2 年の冬学期からです(調査実習1)。そこでは、何人かの
グループに分かれて仮説を立て、それを検証するための調査票を身近な人たちに配り、
そのデータを収集・分析します。さらに 3 年の夏学期からは、調査の対象をランダム
サンプリングされた一般市民へと拡大し、より一般化が可能な理論構築へと進んで
いきます(調査実習2)。調査実習では、同学年だけでなく教員や TA とも活発に
意見交換しますので、研究室内の人たちとの仲が自然に深まります。
もう 1 つの実習は実験実習です。これも、始まるのは 2 年の冬学期からです(実験
実習1)
。毎週、授業時間中にシンプルな実験を行い、実験内容と分析方法についての
講義をふまえて、実験データを分析しレポートにまとめます。分析手法やレポート作成
のルールについて、基本的なことを学べます。さらに、本郷進学後の実験実習(実験実
習2・3)では、調査実習と同様にグループに分かれ、院生と一緒に実験をします。
仮説を立てるところから実験デザインの設定、実験実施、分析と進み、最後に発表会を
行います。学部生数人に対して院生が 1 人つく少人数制なので、研究のやり方に
ついてじっくり学ぶことができ、今後何かと頼りにできる院生とも仲良くなれます。
5.リサミ
「リサーチミーティング」の略称で、いわば「卒業論文に
ついて相談する時間」です。4 年生になると、その間の1年間
をかけて、卒業論文を執筆することになります。リサミでは、
卒業論文の仮説構築・先行文献の選定・調査/実験方法の検討
など、様々なことを教員や TA に相談することができます。
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参考として、2 年の冬学期と 3 年の夏学期の週間予定表(例)を挙げておきます。
※下線部のコマは必修科目、ピンクのコマは社会心理学専修課程関連科目です。
2年・冬学期(例)
Mon
Tue
Wed
Thu
Fri
1
2
調査実習1
(社会心理学)
3
実験実習1
(社会心理学)
ヨーロッパ
地域史
(教養学部)
実験実習1
(社会心理学)
基礎教育学
概論
(教養学部)
心理学研究法
(社会心理学)
Fri
4
心理学
特殊講義
(教養学部)
中国語 2 列
(教養学部)
心理学統計
(社会心理学)
神話学
(教養学部)
5
3年・夏学期(例)
Mon
Tue
Wed
Thu
演習
(社会心理学)
心理学統計
(社会心理学)
朝鮮近現代史
実験実習2
(社会心理学)
社会心理学
概論
(社会心理学)
特殊講義
(文学部)
社会学
特殊講義
(文学部)
特殊講義
(教養学部)
社会心理学
概論
(社会心理学)
ユーラシア
社会変動論
(文学部)
社会心理学
特殊講義
(社会心理学)
現代社会論
(教養学部)
1
2
3
4
調査実習2
(社会心理学)
5
調査実習2
(社会心理学)
社会心理学
特殊講義
(社会心理学)
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●○●卒業・修了について●○●
学部4年生になると、卒業論文(卒論)もしくは特別演習(特演)に取り組むことに
なります。毎年の先輩の様子をみると、やはり卒論の執筆を選択する人が多いようです。
卒論では、自分の興味や関心に基づき仮説を立て、調査や実験を行って得たデータから
それを実証することを目指します。特演の場合は先行研究の考察が中心で、集めた論文
や研究から自分の仮説を検証していくことになります。このどちらかを提出することが
学部の卒業要件ですが、どちらを選んでも調査・実験・統計の授業で学んだことをフル
回転させて挑む、あなた自身の「大学生活の集大成」になることは間違いないでしょう。
大学院に進学し、修士課程(博士課程前期ともいいます)では、卒論や特演以上に
内容を掘り下げた、本格的な研究をすることになります。
ちなみに、これまで各教員が指導した卒論と修論のテーマを一部挙げておきます。
社会心理学の扱うテーマの多様さが感じられると思います。
◆情報中心性と集団意思決定
◆資源分配の原理選択と分配的正義:ロールズ『正義論』の実験的研究
◆人は感受性の異なる他者にどこまで共感できるのか?-生理指標を用いた実証的検討
◆自己と他者に関する自由意志信念が攻撃行動に与える影響
◆道徳判断が意図性判断に与える影響の検討
◆集団合議における創造性課題の解決方略
◆日本における多元的無知の検討
◆他者との親密度が透明性の錯覚に及ぼす影響
◆組織コミットメントや組織風土認知が内部申告に与える影響
◆感情の諸相と社会生態学的環境:経験抽出法と行動実験による検証
◆集団の知恵の成立条件を探る:独立性と協調のパラドクス
◆Ingroup attachment as a self-defense mechanism
◆母親の「不審者不安」は子どもに何をもたらすか
◆集団規範の再生産プロセスについて:集団成員性と組織学習の観点からの検討
◆政党拒否とソーシャル・ネットワーク:寛容性の視点から
ご興味があれば、研究室
までお越しください。
過去の卒論・修論の閲覧
はいつでも可能です!
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●○●卒業後の進路●○●
これも大事な関心事ですよね!これまでの
社会心理学専修の卒業生の進路は、大学院の他、
民間企業、情報産業、官庁など多岐にわたって
います。人事、教育、調査、取材、システム・
エンジニアリングなど、実習で学んだことを
活かせる部門に配属されることが多いようです。
過去数年間の卒業生の就職先(一部)を以下に
紹介しておきます。
マッキンゼーアンドカンパニー、アクセンチュ
ア、みずほ情報総研、みずほ銀行、三菱東京 UFJ
銀行、損保ジャパン、大和証券、日興コーディ
アル証券、楽天、三井物産、三菱地所、三菱電
機、日本生命保険相互会社、電通、朝日新聞社、
共同通信社、日清製粉グループ本社、NTT 西日本、
NTT 東日本、NTT ドコモ、中部電力、GREE、東京
都庁、千葉県庁、東京大学職員、東京工業大学
職員、東日本高速道路、…など
どうでしょう?卒業後のイメージを感じていただけましたか?
でも、もちろん、大学院に進学する学生さんも多いんですよ!
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●○●学部生や院生の声●○●
最後に、社会心理学専修の学部生さんや院生さんに、コメントしてもらいました。
社会心理学専修課程の雰囲気を、少しでも感じていただけたなら幸いです。
学部生 T・Y さん
「人の行動を扱う身近な学問なので、学科で
学んだことを人に話すだけで友達と楽しく
コミュニケーションができます!」
学部生 Y・S さん
「同期でわいわい楽しいし、先生や先輩、
秘書さんはみんな優しいです。こんな学科、
もう来るしかないっしょ!」
院生 I・M さん
「社会心理学は、自分の私生活は当然ながら、
社会に出てもおおいに役立つ、先進的な学問
だと思います。たとえば、
「女性が活躍できる
職場」や「職場の雰囲気」って、どんなもの
なんでしょう? 学んだ知識を社会に活かし、
役立てたい!・・・そう思う人には、是非この
社会心理学研究室をおススメします。」
院生 K・J さん
「イケメンと美女が多くて、視覚的に和みます。」
院生 N・F さん
「社会心理では、自らの仮説に基づいてデータ
をとり、それを実証します。人や社会について
単に考えるだけでなく、実際の姿を捉えてみた
い
いという人におススメです。」
研究室スタッフ一同、皆さんの進学を心よりお待ちしています。
℡:03-5841-3870 Email: [email protected]
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