地域連携室だより12 発行しました - JA秋田厚生連 能代厚生医療センター

秋田厚生連 山本組合総合病院
平成27年3月発行
病院キャッチ
フレーズ
第12号
平成27年4月1日から病院名が変わります!
山本組合総合病院が「能代厚生医療センター」へ!
▲当院の西側には、美しい日本海の夕日を望むことができます。
▲当院の北側から見える残雪が眩しい白神山地の風景が見る
ことができます。秋田県能代市にしては、暖かい2月の最高
の天気でした。(2月20日撮影 7B病棟より)
精神科 診療部長 齋藤英知
当院精神科を紹介いたします。
当科は、気分障害、統合失調症、神経症、認知症、てんかんなどの精神疾患全般を診療対象として
おり、外来あるいは入院での治療を行っております。
また、当院は総合病院であるため、身体合併症を持つ精神疾患患者の入院を受け入れており、他科
治療中の患者が精神症状を呈した場合にも依頼を受けて対応しています。精神科救急においては、能
代・北秋田精神科救急医療圏の地域拠点病院になっております。
外来は、4人の常勤医師と1人の非常勤医師(秋田大学)が診療にあたっており、通常は月、火、
金曜日が3診体制、水、木曜日が2診体制です。
入院病棟は閉鎖病棟となっており、60床あります。そのうち2床が保護室です。また個室として使
用できる部屋が3室あります。身体合併症を持ち、点滴などの治療が必要な場合は、重症室(4床あり
ます)を使用することもあります。
治療は薬物療法と精神療法が主ですが、薬物治療に抵抗性がある(難治性の)うつ病患者などで
は、修正型電気けいれん療法(m-ECT)を麻酔科の協力のもとで施行しています。また、統合失調症
患者で通常の薬物療法により改善が認められない場合は、クロザピンという抗精神病薬を使用するこ
ともあります。この場合、ごくまれに無顆粒球症などの副作用が起こりえますので、血液内科の協力
のもとで行っています。
統合失調症患者においては、薬物療法などにより、幻覚・妄想や興奮などが軽快しても、意欲低下
や社会適応能力の低下が認められ、社会生活が困難であることがしばしばあります。いわゆる陰性症
状や認知機能障害があるからですが、こうした症状は薬物療法ではあまり改善しません。これらの症
状を改善させ、社会適応能力の向上を図るため、作業療法やデイケアが行われます。
当院では、平成23年10月から病棟作業療法が開始されました。専従の作業療法士のもとで作品の作
成や室内運動などの活動を行っております。
また、平成22年12月から精神科デイケア(小規模)を開始、平成23年4月からは精神科デイケア
(大規模)に移行して、毎週月曜日から金曜日(祝日を除く)まで実施しています。精神科デイケア
専従スタッフとして、看護師、作業療法士、臨床心理士が在籍中です。レクレーションや料理作り、
手工芸、季節の行事などの活動を通じて、社会生活の中で自分らしく、活き活きと生活できることを
目指しております。
地域の先生方や関係機関の方々のご協力をいただきながら、総合病院精神科としての役割を果たし
ていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
2
精神科デイケア室より
精神科デイケアは就労支援の一貫として、当院職員を対象にお菓子づくり・販売を行いました。当
日は大好評で、ガトーショコラは30分で完売しました。通所者にとっても、
よい就労体験となりました。今後も引き続き、継続していきたいと思います(^o^)
新任医師の紹介
小児科
こんの
ゆうき
近野 勇樹先生
出 身 地:秋田県
出身大学:秋田大学
趣 味:サウナ
メッセージ:約1年ぶりの赴任で
す。前回は3ヵ月間と短期でした
が、今回は長期赴任の予定です。
よろしくお願いします。
産婦人科
すがわら
た
小児科
いのうえ
まさたか
井上 雅貴先生
出 身 地:秋田県秋田市
出身大学:秋田大学
趣 味:ドライブ、温泉、少
し昔のヒット曲を聴く
メ ッ セ ー ジ : 最 近のおす すめ
は、来生たかお と カルロス・ト
シキ&オメガトライブです。
え
菅原 多恵先生
出 身 地:山形県
出身大学:帝京大学
趣 味:温泉
メッセージ:能代の食事やお酒、
生活など楽しんでいます。
どうぞよろしくお願いします。
3
事務長あいさつ
事務長 佐藤 琢
昨年 4 月の定期人事異動で新米事務長として当院に赴任し、早いもので 1 年が経とうとしておりま
すが、その職責の重さについて考えさせられる日々が続いております。
当院では、各プロジェクトチームが中心となり、病院の基本理念・基本方針に基づいた病院づくり
を行っていこうとする明確な方針があり、職員の皆さんの熱意が感じ取れ、勢いのある病院だなあと、
これが赴任時の素直な感想でした。目標の達成には、すぐに結果が出るものもあれば、なかなか結果
が見えてこない物もありますが、「継続は、力なり。
」と言いますので私も微力ながら役に立つことが
あれば…と考えております。
医療を取り巻く環境に目を向けますと地域における医療及び介護の総合的な確保を推進し 2025 年
問題に対応するため、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシス
テムの構築や二次医療圏内または県域での効率的かつ効果的な医療提供体制の構築に向け、病床機能・
病院機能を病院自らが選択していくという施策が進められており、自院の医療圏における役割を改め
て明確にすることが必要となっております。昨年 4 月の診療報酬改定では、在宅復帰率という考え方
がこれまで以上に盛り込まれ、これまでの病病連携、病診連携に止まらず介護施設との連携も更に必
要となってきており、これまで以上に地域医療連携室、入院支援センター、退院支援室、医療福祉相
談室等の役割が重要となっております。担当職員には難儀をかけますが、もうひと頑張りを期待する
とともに、皆様のご支援ご協力をお願いいたします。
臨床検査科
臨床検査科は臨床検査技師25名、看護師3名、助手4名の32名で、院内の検査業務を行っています。
当科では検査結果の迅速報告のために、朝の病棟検体収集や、外来患者様の採血を検査科内で行っ
ています。採血業務については、混み具合により午前中の採血業務を最大6名で行っています。
採血された検体は速やかに各部門に搬送され、検査結果の迅速な報告に努めています。24時間急性
期医療に対応した検査体制をとっており、迅速、正確な検査結果の報告に務めています。
生理検査部門には、6名の超音波検査士が配属されており、腹部、表在臓器、心臓、深部静脈
等々、いろんな分野のエコー検査をしています。また、心電図、脳波、肺機能等々、様々な生理検査
に対応しています。
細菌検査室では、インフルエンザの検査や食中毒等の原因菌の検出等を行っています。また、院内
感染対策にも力を入れています。
病理検査部門には3名の細胞検査士が配属されており、病理組織標本の作製や、細胞診、術中迅速
組織診断、術中迅速細胞診等を行っています。
また、科内で院内の輸血業務を24時間体制で一元管理しています。
地域総合健診や事業所健診へも積極的に参加し、心電図や眼底写真撮影、尿検査を行っています。
臨床検査科では、これからも、迅速で、かつ正確な検査結果をご報告できる様に務めていきたいと
思っています。
検査室 (生理検査)
4
検体部門
医療福祉相談室
課長補佐 菊地 真人
当院の医療福祉相談室についてご紹介します。
患者さん、ご家族からの様々な相談に対応する窓口として、平成元年の移設から設置されておりま
す。スタッフは当初は1名体制でしたが、現在は社会福祉士2名、精神保健福祉士1名、事務1名に
て行っております。加えて5年前からは、退院調整看護師との連携も図り業務を行っております。
相談内容も医療費や生活費といった経済的なことから、在宅療養、退院後の生活、家庭問題の調整、
苦情対応と多岐に渡っております。中でもここ最近多くなってきてい
るのが、地域のケアマネジャーさんとの連絡調整や、退院時のカン
ファレンスの開催が上げられます。患者さんの高齢化や、高度医療の
提供に伴い医療度の高い方の退院も増えてきております。そのような
方を支援するためには、医師・看護師をはじめとした多職種による連
携した支援が重要となります。そこで地域の医療・保健・福祉の皆様
との連携を図りながら、患者さん、ご家族のお役にたてるよう努めて
いきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
クリスマスコンサート
平成 26 年 12 月5日に、毎年恒例のクリスマスコン
サートを開催致しました。
今回は新入職員による出し物、ダンス、手品、ハン
ドベルを披露!ダンスでは秋田県のマスコットキャラ
クター「スギッチ」も駆けつけ、患者さんの手拍子の
もと大いに盛り上がり、ハンドベルでは優しい音色が
会場に響き渡りました。
途中ハプニングもありましたが、始終皆さん温かい
目で見守って下さり、サンタさんからのプレゼントも
好評で、大盛況で幕を閉じました。新入職員もこの日
の為に何度も何度も練習を重ね、職種を越えての繋が
り、絆が強くなったと思われます。
来年はどんなクリスマスコンサートになるのでしょ
うか…(^^)
多数のご参加、ありがとうございました。
はじめての新人職員育成懇談会
平成26年度 採用メン
バーです。スギッチは応援
で来ていただきました。
看護部 教育委員会
当院では平成 27 年度より看護の質を高め患者サービスの向上を図るた
め、7対1看護体制を取ることになりました。そのため4月に新人職員(看
護職)が約 50 名近く就職する予定です。そこで多数の新人を教育していく
には、どのような意識や取り組みが必要なのか、病院長、看護部長が発起
人となり「新人職員育成懇談会」を開催しました。テーマは、
「新人職員が
この病院に就職して良かったと思えるようにするには」
「職種にこだわらず、
職員全員(病院全体)で新人を育てるには」などでワールドカフェ方式に
てグループで話し合いを行いました。看護部はもちろん、放射線科、薬局、
事務、リハビリテーション科、検査科、MEセンター、栄養科等の出席を
してもらい、意見交換をしました。意見交換では、①メンタル研修は必要
②歓迎ムードつくり③病院全体で新人を育てていこう④新人と分かるもの
を身に着けるなどして、皆で新人を見守る、等々の声が聞かれました。“ 病
院全体が新人を育てるぞ~! ” という意識が高まる懇談会になりました。
5
山本組合総合病院外来担当医表
診察科
消
化
器
内
科
月
藤島 裕耕
松田 望
火
藤島 裕耕
小豆嶋立頼
9:00
波多野善明
三木 一伸
加藤久仁之
大山 健一
石橋 正久
石橋 正久
太田原康成
太田原康成
血 液・ 腎 臓 内 科
リ ウ マ チ 科
一診
外
脳
神
呼
科
神
経
経
吸
外
内
器
内
科
9:00
二診
一診
9:00
二診
科
科
9:00
一診
9:00
二診
整
循
産
人
児
形
環
泌
形
腫
器
内
尿
成
瘍
科
器
咽
科
科
膚
鼻
科
婦 人 科
産
神
皮
耳
外
婦
科
精
科
科
科
喉
外
内
科
遠藤 英彦
(10:00まで)
-
-
遠藤 英彦
金 正門(岩手医大)
金田 浩人
杉山 直幸
-
髙橋 知親
(第1・3)
金田 浩人
(第2・4・5)
一診
二診
一診
二診
9:00
近田龍一郎
9:00
9:00
第1・3・5のみ
矢島 晴美
江戸 雅孝
花田 巨志
岩手医大医師
11:30~
-
9:00
秋田大学医師
心 臓 血 管 外 科
第1・3のみ
-
放
射
線
科
-
14:00~16:00
-
野澤 立
矢島 晴美
弘前大学医師
江戸 雅孝
花田 巨志
-
-
糖 尿 病・ 代 謝 科
緩 和 ケ ア 外 来
木
藤島 裕耕
松田 望
波多野善明
岩手医大医師
(第2・4)
要確認
岩手医大医師
9:00~
岩間
13:30~15:00
-
近田龍一郎
一診 三木 一伸
加藤久仁之
石橋 正久
加藤久仁之
太田原康成
太田原康成
(10:00まで)
遠藤 英彦
(10:00まで)
-
杉山 直幸
江戸 雅孝
花田 巨志
近田龍一郎
矢島 晴美
弘前大学医師
江戸 雅孝
花田 巨志
-
-
矢島 晴美
金
松田 望
小豆嶋立頼
大学医師
(血液疾患)
大山 健一
9:00
科
科
水
小豆嶋立頼
-
大学医師
一診
(腎・膠原病)
道下吉広
二診
(血液疾患)
大山 健一
乳腺外来
(第1・3)
加藤or石橋
(第2・4)
太田原康成
(10:00まで)
高橋 郁子
近野 勇樹
近野 勇樹
近野 勇樹
(秋田大学)
二診
井上 雅貴
井上 雅貴
井上 雅貴
井上 雅貴
乳児検診
午後
13:30
予防接種
-
予防接種
(第5を除く)
一診
佐藤 毅
安藤 滋
佐藤 毅
久保田 均
9:00
二診
安藤 滋
岩本 陽輔
久保田 均
岩本 陽輔
三診
11:00
伊藤 博紀
-
-
-
一診
木村 州孝
木村 州孝
木村 州孝
木村 州孝
9:00
二診
五十嵐 厳
五十嵐 厳
田村 善一
五十嵐 厳
三診
9:30
秋田大学医師
田村 善一
秋田大学医師
秋田大学医師
一診
9:00
柴田 悟史
松井 俊彦
柴田 悟史
尾野 夏紀
二診
9:30
松井 俊彦
秋田大学医師
秋田大学医師
秋田大学医師
9:00
尾野 夏紀
柴田 悟史
松井 俊彦
柴田 悟史
※産婦人科の担当医は現在変則的になっております。詳しくはお問い合わせください。
一診
野澤 宏二
齋藤 英知
齋藤 英知
齋藤 英知
二診
山田 篤
野澤 宏二
山田 篤
利川 嘉明
9:00
三診
利川 嘉明
山田 篤
-
-
一診
小
平成27年2月1日現在
開始時間
一診
9:00
二診
秋田大学医師
9:00~
後藤 尚
(秋田赤十字病院)
二診
遠藤 英彦
-
金田 浩人
(第1・5)
杉山 直幸
(第2・3・4)
近野 勇樹
井上 雅貴
-
佐藤 毅
伊藤 博紀
-
木村 州孝
田村 善一
秋田大学医師
松井 俊彦
尾野 夏紀
秋田大学医師
野澤 宏二
利川 嘉明
草薙 宏明
(秋田大学)
野澤 立
矢島 晴美
江戸 雅孝
花田 巨志
岩手医大医師
9:00~
-
-
-
-
-
-
-
岩間
13:30~15:00
緩和ケアチーム
岩間
8:50~15:00
-
岩間
8:50~15:00
-
5月12日
(火)
18:30~20:10
2F講堂にて講習会
「糖尿病患者の腎保護を考える」
を予定しております。
6月17日
(水)
18:00~19:10
2F講堂にてセミナー
「能代敗血症性 DIC セミナー」
(案)
を予定しております。
山本組合総合病院 地域医療連携室
〒016-0014 能代市落合字上前田地内
TEL 0185-54-8893 FAX 0185-54-8894
http://yamamoto-hosp.noshiro.akita.jp
6