議会費削減(議員報酬削減)の考え方 篠山市の財政再建は、市民・議会・市が一体となって取り組んでいかなければならない課題であ ります。 篠山市議会としては、昨年 12 月に議員定数の2名減を決議し、本年5月より 20 名で議会活動 に当たっているところです。これにより、昨年5月の財政見通しに比べて 1,316 万円(表 1)の議 会費の削減が果たされました。 そして 6 月 20 日、その効果額を盛 り込んだ「篠山再生計画案(行財政改 表1 期末手当 定数(人)/金額の単位は円 4.35 ヶ月 22 20 革編)」が市長より提示されました。 議員報酬 94,610,000 86,210,000 その案を議会(行財政改革調査特別委 議員期末手当 37,874,100 34,524,600 15,246,000 13,860,000 286,000 260,000 148,016,100 134,854,600 0.0% -8.9% 員会等)で精査してまいりましたが、 現時点で、その実現性に疑問を抱かざ るをえない項目もみられます。 共済会負担金 共済費 事務費 議員人件費 対19年度(定数 22)効果 ■1,700 万円の追加削減 効果額 -13,161,500 このため、議会はさらなる改革項目 を提案すると共に、自らも財政健全化へさらに積極的に取組んでいかなければなりません。昨年 5 月の財政見通しによると、現議員の任期 20 年∼23 年の収支不足額の合計は、約 60.6 億円であり 年間約 15.2 億円になります。一方 19 年度予算の一般財源に占める議会費の割合は、1.1%です。 定数削減により、約 1,300 万円減の取組みを既に行ってはおりますが、財政再建への現議員の姿勢 を示すため、改めて年 1,700 万円(15.2 億円×1.1%=1,672 万円)の削減を提案します。 ■期末手当 50%減 年間 1,700 万円もの削減を実行するためには、議員人 表 2 期末手当 2.2 ヶ月 20 件費を見直さざるを得ません。しかし、国においては、 議員報酬 86,210,000 議員期末手当 17,460,717 第 2 期の地方分権の動きが始まったばかりであり、今後 地方議会の役割はますます大きくなり、議員の責任や仕 事も増えてきます。議員報酬の多くは活動費である実態 共済費 効果額 対20年度(定数 20) 効果額 期末手当は表 3 を参照) ■合計 3,023 万円、△20.4%の効果 定数 2 名減と合わせると、3,023 万円の減となり、議 会費削減の効果は 19 年度比△20.4%となります。 ただし、今回の議員報酬の削減は、現議員の任期中 における収支不足見込額への対応であり、23 年度まで の時限的措置であるべきであります。 117,790,717 対19年度(定数 22) の 4.35 ヶ月の約 5 割減(△49.3%)2.2 ヶ月とすること 13,860,000 260,000 議員人件費 末手当を見直すことが、適当であると考えます。 で 1,706 万円の効果額が生まれます。 (なお各役職別の 共済会負担金 事務費 があることから、月々の議員報酬は、現状を維持し、期 表 2 に示すとおり、1,700 万円の削減のためには現行 定数(人)/円 -20.4% -30,225,383 -12.7% -17,063,883 表3 削減案 2.2 ヶ月 現状 4.35 ヶ月 議長 1,149,500 2,272,875 副議長 931,700 1,842,225 委員長 871,200 1,722,600 議員 847,000 1,674,750
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