H26.4版 新しい暗渠排水の管理について 水土里ネット へ び た ほ 場 整 備 区 域 に つ い て は 平 成 25年 度 か ら 3 年 計 画 で 暗 渠 排 水 の 更 新 工 事 が実施されていますが、更新された「新しい暗渠排水」の管理について 下記事項に注意して適切な使用をお願いします。 ○新しい暗渠排水はこれまでの暗渠排水管の上に設置しています。 (旧 暗 渠 排 水 の 機 能 は 廃 止 し て い ま せ ん ) <<暗 渠 排 水 断 面 模 式 図 >> 田 面 ○ (新 暗 渠 ) ◎ ◎ ◎ ◎ (旧 暗 渠 ) 新 暗 渠 は 畦 畔 か ら 4 m ・ 管 の ピ ッ チ は 8 m ・ 深 さ は 約 6 0 cm 旧 暗 渠 は 畦 畔 か ら 5 m ・ 管 の ピ ッ チ は 10m ・ 深 さ は 約 8 0 cm ○ ○ ○ ○ ○ 工 事 の 際 、 幅 1 5 cmで 掘 削 し 暗 渠 管 を 埋 設 し て い ま す 。 埋戻時に転圧は行っていますが、耕起前に再度トラクターで踏み固め るなどしていただくとともに田植機は全輪に補助車輪を装着するなど 脱輪事故等の防止に努めてください。 ○新しい暗渠の水甲は「水位調整機能」付きの水閘を設置しています。 (使 用 方 法 は 裏 面 参 照 ) ○暗渠排水施設の維持管理は各個人の責任においてお願いします。 施設の破損等に伴う修理費については全額個人負担となります。 ○水閘に付属している「操作棒」は各個人の責任において管理してくだ さい。 ○施設の破損等の修理の依頼は下記業者へ直接連絡され、各個人の責任 において対応してください。 修 理 依 頼 先 : ㈱ 伊 藤 土 建 (石 巻 市 蛇 田 字 新 沼 向 前 15-1) TEL0 2 2 5 - 2 2 - 6 7 7 2 ○水閘(水位制御器)の使用方法について 1.特徴 ・中の筒はスライド管となっています。田面から+20cm~-30cmの範囲で設定が可能です。 2.使用方法 1)作付け時 ・中の筒の設定を水張り高程度にして下さい。 ・水閘(水位制御器)の上蓋を外してのぞき水面が上昇している事を目視で確認して下さい。 ・スライド管の上部から越流すれば、設定水位まで地下水が到達したことになります。 ・中筒からオーバーフローしないように微調整して下さい。 2)中干し時 ・中干し時、地下水位を田面-20cm~-30cmに下げて下さい。 ・水田全体が均一に乾きます。 3)刈り取り時 ・収穫が近づいたら、地下水位を-30cm程度(一番下)に下げて、機械の走行に必要な地耐力 を付けて下さい。 ・中の筒を抜くと全開となり暗渠内の水が排水路へ出ます。抜いた際、中の筒を水閘(水位制 御器)の蓋に引っかけておいて下さい。 4)その他 ・大豆、キャベツ等の殆どの土地利用型作物は地下水位を-30cm程度に保つことが、最も生 育に適しているとされています。 3.注意事項 ・水管理は土壌、気象、品種等によって異なります。稲の生育をよく観察しながら管理して下さい。 ・水閘(水位制御器)はスライド管を下げた状態が田面から-30cmです。ただし、施工時の田面 を元に設置していますので、耕起等で田面が5cm程度上がっていることから、再度確認してから 水管理を行って下さい。 ・水位の制御ができないなどの事態が発生した場合は、中の筒が外の筒に確実に差し込まれて いるか確認して下さい。 蓋 上げる +20cm まで 田面高 スライド管取手 下げる -30cm まで スライド管 水閘(水位制御器)
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