南陵高・校長室通信 第73号 6月3日(水) 理科の実験~南陵高校の授業① 双眼式顕微鏡から広がる600倍の世界 4月始め、2年生「生物基礎」の授業です。この日は生物実験室で行いました。生徒1人に1台ずつ 双眼式顕微鏡を割り当てられます。まず顕微鏡の操作法を学び、水草の細胞を拡大して写しだし、その 形状をワークシートに視写する授業でした。教科担任は矢吹先生です。 ①1 人に1台の割り当てを初めて経験する生 ②接眼レンズをのぞきます。ライトを点灯させたり、 徒もいます。真剣に操作法を聞きます。 粗動ネジレボルバーを回し鏡胴を動かします。 ③オオカナダモは熱帯魚の水槽によくある水草で す。班ごとに割り与えます。葉を1枚はぎ取り、 プレパラートを作ります。 ④ピントは近くから少しずつ遠ざけなが ら倍率を上げて合わせていきます。 編集後記 この授業写真は本校の指導実習助手の齋藤智香子先生に撮っていただきました。コメントは、 私が後で教科担任から聞き取りました。 南陵高・校長室通信 第74号 6月4日(木) 理科の実験~南陵高校の授業② (続き) 双眼式顕微鏡から広がる600倍の世界 ⑤生徒たちは接眼レンズから広がる 600 倍の 世界をじっとのぞき込みます。 接眼レンズが 15 倍、対物レンズが 40 倍、そ の倍率が掛け合わされて 600 倍まで見ること が出来ます。たいていの生徒はすぐにピント を合わせることが出来ますが、中には手こず る生徒もいるそうです。 ⑥次にスケッチをします。描くことによって ⑦スケッチを描き終えました。この日の授業 見えていなかったことに気づかされます。 プリントは理科の先生の共通プリントです。 ⑧このワークシートは同僚の松本先生が作成しま した。ワークシートを教科内で統一することで、 複数の先生が担当しても、教科内の実験内容や授 業展開を共通化し、クラス間の授業進度を揃える ことができます。 また各先生の得意分野を生かし専門性の高いワ ークシートに仕上げることが可能となります。 編集後記 「生徒に授業の 5 段階評価をしてもらい、授業改善に役立てている」と語るのは地歴・公民科担当の田 上先生です。12 項目に渡る本格的な授業評価です。かつての私はどうも勇気が無くて「手応えがありそ うな時だけ」せいぜい感想文を書いてもらいました。「先生の授業は眠くなる」と書かれた時もありま した。今振り返れば、 「リズムとテンポ」が欠けていたんだろうと思います。
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