セオリー (理論, 仮説` 論) は, 腹落ちするなど体感的に理解) 納得できて

おわ りに
セ オ リー (理 論 ,仮 説 ,論 )は ,腹 落 ちす るなど体感的に理解 ,納 得 で きて
い ない とい ざとい う時 には役 に立たない。 自身にフィッ トす る仕事 のセ オリー
は, 自身 の経験 を内省
(リ
フレクシ ョン)し て 自分で見出す しかない。実践の
中で,先 人,諸 先輩 か ら教 えて い ただ きなが ら身 につ けた仕 事 の基本 に関す る
私的 なセ オリー を僣越 なが ら本書 に記 した。地味 でガラパ ゴスチ ックに映 るか
もしれない。 しか し,流 行 り廃 りはない。基本 とはそ うい うものだ と筆者 は認
識 して い る。本書 を ヒン トに,腹 落 ちす る, 自身に フ ィッ トす る仕事 のセ オ
リー を, 1人 で も多 くの読者 に確 立 して い ただ ければ幸 いで ある。
仕事 の基本は業績 の下振 れに歯止めをかけ,戦 略 を実行す るとい う重要 な役
割 を担 う。 しか し,業 種 ・業態 ,組 織 ,人 によって 固有性 (特 殊性 )が 強 く
,
実証研 究 に乏 しい。 また,「 仕事 の基本 の構 成要素 をいか に組み合 わせれば
,
今 この窮地 を乗 り切れ るか」 な ど,す なわち最適化 に向けた統合 は発展 の途上
にある。実証研究 ,統 合 に関す る研究 は今後 の課題 で ある。
本書 の上梓 は,加 藤篤士道 さん (公 益財 団法人 日本生産性本部
主席経営 コ
ンサ ルタン ト)の 発案 な らびに適切 なリー ドのおか げで あ る。 中央経済社 の坂
部秀治 執行役 員 には執 筆 に粘 り強 く伴 走 い ただ きなが ら,適 宜 ,的 を射 た
フィー ドバ ックを賜 った。実践 オ ンリー の筆者 が実証研 究 の重要性 ,意 義 に気
づい たの は,井 上 善海先 生 (東 洋大学教授 ),中 原淳先 生 (東 京大学准教授 )
のおかげである。公益財 団法人 日本生産性本部 の角 田信之常務理事 ,大 川幸弘
執行役員 ,野 沢清経営開発部長 ,重 野俊哉 ヘ ルス ケアマ ネ ジメン トセ ンター部
長,会 田知広 さん,他 職員 の皆 さんか らは 日々ご高配 を賜 って い る。お名前 は
掲載 で きないが,多 くの実務家 か ら実践や熟慮 の場 を与 えて い ただ いてい る。
いず れ の皆 さまに対 して も心か ら感謝 の意 を伝 えた い。
最後 に妻・孝子 ,息 子 ・翔 , また父 0昭 男 ,母 ・節子へ ,本 当 にあ りが とう。