『校長あいさつ』 平成27年4月

校 長 挨 拶
相馬養護学校がある相馬市は、戦
国時代後期から江戸時代にかけて相
馬氏の本拠地であり、特に江戸時代
には中村藩 6 万石の城下町として栄
えました。学校は、この相馬中村城・
中村神社の北西の高台に位置し、今
年3月に全線開通した常磐自動車道
も見ることができます。昭和46年
に「相馬市立養護学校」として設置された学校も、平成22年4月に県立に移管され今年
6年目を迎えました。本年度は、小学部3名、中学部9名、高等部21名の新入生を迎え、
昨年度末より11名多い、小学部24名、中学部13名、高等部53名の計90名の児童
生徒が元気に学んでいます。
平成27年度の学校経営・運営ビジョンは、
『つなぐ、つづける、つみあげる』3 つの基
本理念の下、学校として努力する事項をそれぞれ3点ずつ記載しました。
“Along with
school children, parents and community !”
(児童生徒、保護者そして地域とともに!)
をモットーに保護者、地域、関係機関、教職員が互いに手を取り合い、目標達成にむけて
児童生徒を支援していきたいと考えております。ホームページに学校経営・運営ビジョン
を載せましたので、是非ご覧いただくとともに、ご理解とご協力をお願いいたします。
さて、昨年度末の 2 月県議会定例会
において、長年の懸案事項であった「相
馬養護学校の移転・新築」について動き
がありました。議員からの質問に対し、
杉教育長から「相馬養護学校を、相馬・
南相馬地区内に移転・新築する」との答
弁がありました。場所や時期は決定して
おりませんが、新しい校舎の建設に向け
て、大きな大きな“第一歩”が記された
と考えられます。今後は何らかの動きがあれば皆様にご説明を行うとともに、児童生徒と
ともに新しい校舎の青写真を考えていきます。
平成27年4月
福島県立相馬養護学校長
須田 康仁