PICU紹介パンフレット - 国立成育医療研究センター

National Center for Child Health & Development
Critical Care & Emergency Medicine
国立成育医療研究センター病院 集中治療科・救急診療科
PICU
すべての小児救命救急および集中治療患者に
対応できる実践的能力を備える
圧倒的な
充実した
肝移植の周術期管理
重篤小児の症例数
Off the Job Training
と急性血液浄化療法
救急車・ヘリ・固定翼機により、全国から
施行数が少ない救命処置は、on the job ト
当院の小児の生体肝移植は、世界最多の施
重篤小児が集まります。発生が寡少な重篤
レーニングのみでの習得は困難です。当科
行数です。国内/海外から紹介される症例
小児患者の集約化により、患者救命率の向
では、シミュレーターを用いた中心静脈ラ
を通じ、免疫抑制薬、移植後感染症等の周
上に寄与しています。直送の重篤小児患者
イン確保・気管挿管・気管支鏡、また豚喉
術期管理を学ぶ事ができます。また、劇症
の緊急入室も多く、圧倒的な症例数・症例
頭を用いた外科的気道確保等、侵襲的手技
肝不全に対する急性血液浄化療法等を始め
のバリエーションを背景に、レジデント 1
の off the job トレーニングを積極的に行っ
とした内科的治療および肝移植までの集学
人当たりの経験数は国内随一を誇り、3 年
ています。また、体系的な小児評価・蘇生
的治療を行います。その他、急性腎障害、
間の研修で、集中治療専門医を取得するの
のシミュレーショントレーニングを定期的
先天性代謝異常症、敗血症性ショック等、
に充分な症例を経験する事が可能です。
に行っています。
種々の病態に対して急性血液浄化療法を施
行しています。適応の判断、病態に合わせ
た施行方法の選択、透析回路の理解、トラ
ブルシューティングに至るまで、新生児か
ら成人までの急性血液浄化療法を学ぶ事が
可能です。
Morning Conference
Off the Job Training
ECMO
ECMO プログラム
CHDF
ECMO は、循環不全・呼吸不全管理の最終
PICU 研修プログラム
手段です。また、通常の蘇生処置に反応し
Technical Skill の習得
Management Skill の習得
Conceptual Skill の習得
基本手技の習得
治療方針の決定
レジデント指導
個々の症例経験
他科との連携
リサーチ
1
年目
2
年目
集中治療科 8 ヶ月
396
2628
5
40
一酸化窒素 (iNO)
23
126
中心静脈ライン
479
3269
持続血液濾過透析 (CHDF)
56
450
血漿交換 (PE)
28
131
体外式膜型人工肺 (ECMO)
13
128
4
17
高頻度振動換気 (HFO)
頭蓋内圧センサー (ICP)
主要な治療
良好な成績をあげています。豊富な症例を
通して、導入から管理、離脱までを経験す
麻酔科 4 ヶ月
救急診療科 2 ヶ月
救急診療科 2 ヶ月
選択 4 ヶ月(外部含む)
る事が可能です。
例/年間 延べ日数 ( 日 )
人工呼吸
開院以来の ECMO 施行数は国内最多で、
集中治療科 6 ヶ月
集中治療科 6 ヶ月
麻酔科 4 ヶ月
2014 年実績
3
年目
ない小児の蘇生にも使用されます(ECPR)。
新生児科
2014 年
大学院
25 経鼻
麻酔科
56 経口
救急科
集中治療科
20 末梢 (PICC)
24 中枢
1
1
挿管
腹腔
胸腔
中心静脈路 体腔穿刺
9
PE
10
CHDF
小児科
回路作成
レジデント 1 人当たりの主要な処置・手技 ( 件 / 年 )
研修終了後の進路
ER
内因系、外因系を問わず、
すべての小児患者の初期診療を適切に行う
豊富な症例数と
外傷症例の
教育の充実と
多彩な疾患
受け入れ
研究の促進
当院は 365 日あらゆる小児に開かれた病
小児科出身の医師には不慣れな外傷であ
毎日朝夕に教育の時間を設けています。曜
院であり、年間 3 万人前後が来院します。
り、救急科出身の医師には不慣れな小児で
日ごとにプログラムを組み、シミュレー
呼吸器感染症・尿路感染症・川崎病などの
すが、スタッフが指導しながら診療を行い
ショントレーニングや手技練習、抄読会、
common な疾患から、循環器・内分泌・
ます。小児の外傷は軽症が多い一方で、高
スタッフによるレクチャー、症例検討会な
腎臓などに基礎疾患のある症例など、多彩
エネルギー外傷でない臓器損傷症例が潜ん
ども行っています。また、フェローは各々
な疾患が経験できます。
でいることも特徴です。当院の受診患者の
研究テーマを持ち、学会発表や論文執筆を
呼吸循環不全や急性脳症などの緊急疾患も
約 25% は外因系疾患であり、ウォークイ
行います。病院全体で行われている臨床研
多く経験でき、PALS をもとに早期認識と
ンからホットラインまで対応している当院
究セミナーへの参加や統計学の専門家に研
介入を実践し、習得することができます。
の研修はとても有意義なものになります。
究デザインの作成などの相談もできます。
国内有数の
小児搬送医療
重症患者の病院間搬送と集約化も大きな特
航空機搬送
ヘリ搬送
診察室
シミュレーション
ER 研修プログラム
1
年目
院内
経験豊富なスタッフとともに実践し研修す
救命医療の実践
小児救急医療の実践
基本手技
外科手技
現場マネジメント
主要症候学
重症外傷診療
Decision Making
呼吸・全身管理
集中治療
Research Program
麻酔科 2ヶ月
2
3
年目
年目
外部
院内
成人救命救急センター
救急受診者数
1 日あたり
救急車搬送
1 日あたり
救急搬送チーム出動
急度、搬送距離、天候などにより、救急車、
ドクターカー、ヘリコプター、固定翼、新
チームがどのように関わるかなどのマネー
ジメント面の経験もできます。
蘇生
非緊急
る事ができます。また、症例の重症度や緊
幹線など様々な手段からの選択や、搬送
集中治療科 2ヶ月
例/年間
に、重症患者診療を集中して研修できます。
小児の重症患者搬送という特殊な分野を、
小児救急医療の基礎を習得
救急診療科 8ヶ月
徴であり、救命率の向上に寄与するととも
4
緊急
集中治療科
28904
79
3298
9
121
救急科
準緊急
低緊急
小児科
2014 年診療実績
トリアージ件数内訳
研修終了後の進路
施設概要
名 称
国立研究開発法人
国立成育医療研究センター病院
所在地
東京都世田谷区大蔵 2 丁目 10 番 1 号
病床数
490 床
診療科
23 科
告 示
東京型ドクターヘリ協力病院 救急告示病院
施設認定 日本救急科専門医指定施設認定 日本集中治療専門医研修施設認定 日本小児科専門医研修施設認定
その他
PICU 概要
入室疾患内訳
外傷
その他
病床数
20 床(小児特定集中治療管理料加算 12 床)
医師数
常勤医 10 名、フェロー 16 名 ( 短期研修含む )
外因
脳神経
他
2014 年
呼吸器
集中治療専門医 6 名、救急科専門医4名、小児科専門医 15 名
内因
呼吸療法専門医 1 名、移植認定医 5 名、麻酔科専門医 2 名、麻酔科標榜医 2 名
消化器
循環器
日本 DMAT 隊員 1 名、PALS Instructor5名、JATEC Instructor1名
(2014 年 )
転送症例の搬送元地域
総数 178
(2014 年 )
予測死亡率 vs 実死亡率
1000
予測死亡率
実死亡率
109 東京
1200
ICU 入室症例数
856
800
665
600
27 神奈川
17 千葉
400
8 埼玉
695
734
964
798
n=885
1111 1071 1088 1070
885
825
転送
直送
病棟
373
術後
200
3 群馬 茨城
2 新潟 沖縄
1 山梨 静岡 愛知 石川 滋賀 和歌山 海外
全体
術後
病棟
直送
転送
0
2002
2005
2008
2009
2010
2011
その他
中毒
熱傷
異物
ER 概要
受診患者疾患内訳
外傷
診療室
初療室 1、診察室 7、観察ベッド 6
医師数
常勤医 9 名、フェロー 4 名
2012
2013
2014
脳神経系
脳神経
外因
呼吸器
2014 年
小児科専門医 6 名、救急科専門医 3 名、麻酔科認定医 1 名、麻酔科標榜医 2 名
内因
その他
日本 DMAT 隊員 3 名、PALS Instructor 7 名、JATEC Instructor 1 名
消化器
感染症
小児集中治療・救急
見学研修希望者募集
QR
n=26204
QR
初期臨床研修修了後、採用時点で少なくとも1年間以上
応募資格
の後期臨床研修を受けた者(麻酔科・ICU・救急・小児科
のいずれかの後期研修を経験していることが望ましい)。
PICU
初療室
問い合せ
[email protected]
重症患者の転院・搬送の依頼
PICU
搬送チーム
ドクターカー
エントランス
03-5494-7120 ( 内線 7070)
(FAX 03-5494-8149)
03-5494-7120 ( 内線 7995)