さぬき市地域資源等活用新商品開発支援事業補助金交付要綱 (趣旨

さぬき市地域資源等活用新商品開発支援事業補助金交付要綱
(趣旨)
第1条 この要綱は、地域の豊富な農林水産物、優れた鉱工業品の生産技術等の資源
を活用した地域特産品となる新商品の開発及びその販路開拓を促進し、市内産業の
振興及び地域活性化を図るため、市内中小企業者等に対して、さぬき市地域資源等
活用新商品開発支援事業補助金(以下「補助金」という。)を交付することについ
て、さぬき市補助金等交付規則(平成25年さぬき市規則第22号。以下「規則」
という。)に定めるもののほか、補助金の補助対象、補助金額その他必要な事項を
定めるものとする。
(定義)
第2条 この要綱において「地域資源等」とは、次の各号のいずれかに掲げるものを
いう。
(1) 中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律(平成1
9年法律第39号。以下「地域産業資源活用促進法」という。)第4条の規定に
基づき、香川県が指定した農林水産物、鉱工業品、鉱工業品の生産に係る技術及
び観光資源のうち、その活用が想定される地域として県全域又は本市が設定され
ているものをいう。
(2) その他前号に規定する要件に相当するものとして、市長が特に必要と認める農
林水産物、鉱工業品、鉱工業品の生産に係る技術及び観光資源をいう。
2
この要綱において「中小企業者」とは、地域産業資源活用促進法第2条第1項に
規定する者をいう。
3
この要綱において「農林漁業者」とは、農業者、林業者若しくは漁業者又はこれ
らの者の組織する団体をいう。
(補助対象事業)
第3条 補助金の交付の対象となる事業(以下「補助事業」という。)は、地域資源等
を活用した地域特産品となる新商品の開発及びその販路開拓を行う事業であって、
次に掲げる要件の全てに該当する事業とする。
(1) 他に同種の補助金の交付を受けていない事業であること。
(2) 第5条に規定する補助金の交付対象となる経費(以下「補助対象経費」という。)
の総額が45万円以上の事業であること。
(3) 新商品の開発にあっては、次の要件の全てに該当すること。
ア 新商品において新規性・独創性が見受けられるものであること。
イ 今後の市場性が見込まれるものであること。
ウ 新商品の開発において、実現の可能性が見込まれるものであること。
エ 新商品の開発によって、今後の地域活性化への波及効果が見込まれるもので
あること。
オ 新商品に適用される法令等を遵守し、所有権、特許権等に問題が生じないも
のであること。
(補助対象者)
第4条 補助金の交付対象となる者は、次の各号のいずれにも該当する中小企業者又
は農林漁業者とする。
(1) 市内に主たる事業所又は住所(個人の場合に限る。)を有し、引き続き市内に
おいて1年以上事業を営んでいること。
(2) 市税を滞納していないこと。
(補助対象経費)
第5条 補助対象経費は、補助事業に要する経費のうち、別表に掲げる経費とする。
ただし、当該経費に係る消費税及び地方消費税相当額を除くものとする。
(補助金の額)
第6条 補助金の額は、補助対象経費の3分の2以内(1,000円未満の端数があ
るときは、当該端数を切り捨てた額)とし、100万円を限度とする。ただし、次
の各号に掲げる経費については、当該各号に定める額を限度とする。
(1) 機械装置・工具器具費
(2) 旅費
30万円
10万円
(交付の条件)
第7条 規則第5条第4項の規定により補助金の交付決定に付する条件は、次に掲げ
るものとする。
(1) 補助金は、申請のあった目的以外に使用しないこと。
(2) 次のいずれかに該当するときは、速やかに市長の承認を受けること。
ア 補助事業の内容を変更するとき(次条に規定する軽微な変更の場合を除く)。
イ 補助事業を中止し、又は廃止するとき。
(3) 補助事業が予定の期限内に完了しない場合又は補助事業の遂行が困難になっ
た場合においては、その理由その他必要な事項を市長に報告し、指示を受けるこ
と。
(4) 補助事業が完了したときは、速やかに事業実績報告書を提出すること。
(5) 補助事業の施行及び経費の収支の状況に関する書類、帳簿等は、補助事業の完
了した年度の翌年度から5年間保存すること。
(6) 市長が必要あると認めるときは、関係職員に書類等の検査をさせ、又は補助事
業の執行状況について実地検査を行うことがあること。
(7) 市監査委員から要求があるときは、いつでも監査を受けること。
(8) この規則及びこの要綱の規定に違反した場合は、交付の決定を取り消し、補助
金の返還を求めること。
(軽微な変更の範囲)
第8条 前条第2号に規定する軽微な変更は、次に掲げる変更とする。
(1) 別表で定める補助対象経費各区分相互間における30パーセント以内の金額
の配分変更
(2) 補助事業の目的及び内容等のうち事業の基本的部分に関わらない変更とする。
(交付申請手続等)
第9条 補助金の交付申請から補助金の交付までの手続は、規則第4条から第12条
までの規定による。
(交付の申請)
第10条
前条の規定にかかわらず、規則第4条の規定による申請は、地域資源等活
用新商品開発支援事業補助金交付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添え
て市長に提出することにより行わなければならない。
(1) 事業計画書(様式第2号)
(2) 予算明細書(様式第3号)
(3) 過去2期分の決算書類
(4) 法人の登記事項証明書(個人の場合は、住民票及び履歴書)
(5) 直近の市税納税証明書
(6) その他市長が必要と認める書類
(審査委員会)
第11条
市長は、前条の交付申請書が提出されたときは、さぬき市地域資源等活用
新商品開発支援事業審査委員会(以下「審査委員会」という。)を招集し、補助金
の交付の決定に当たり、その適否について審査するものとする。
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審査委員会は、当該審査の結果について、速やかに市長に報告するものとする。
3
審査委員会の運営について必要な事項は、別に定める。
(交付の決定)
第12条
規則第5条第1項の規定による補助金の交付の適否は、前条第2項の規定
による審査委員会の審査の報告を受けて、決定するものとする。
(補助事業の変更等)
第13条
規則第9条第1項第1号に規定する補助事業の変更があるときは、理由を
付して、その承認を受けるものとする。
(実績報告)
第14条
第9条の規定にかかわらず、規則第10条に規定する実績報告は、地域資
源等活用新商品開発支援事業補助金実績報告書(様式第4号)に、次に掲げる書類
を添えて市長に提出しなければならない。
(1) 事業成果報告書(様式第5号)
(2) 経費執行状況表(様式第6号)
(3) その他市長が必要と認める書類
(財産の処分の制限)
第15条
規則第15条の規定による市長の承認は、地域資源等活用新商品開発支援
事業補助金財産処分承認申請書(様式第7号)の提出により行うものとする。
2
規則第15条に規定する市長が定める期間は、減価償却資産の耐用年数等に関す
る省令(昭和40年大蔵省令第15号)に定められている耐用年数に相当する期間
とする。
3
規則第15条第2号に規定する市長が定める財産は、1件あたりの取得価格又は
効用の増加価格が30万円以上の機械及び重要な器具等とする。
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規則第15条の規定による財産処分の承認を受けた場合において、補助金の交付
の決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)が取得財産を処分することによ
り収入があるときは、第2項に規定する期間を経過している場合を除き、市長はそ
の収入の全部又は一部を納付させることができる。
(公表)
第16条
補助金の交付が決定された補助事業については、原則として事業主体名、
テーマ名、事業概要等を公表する。ただし、補助事業者から申出があった場合は、
この限りでない。
(成果の報告)
第17条
補助事業者は、補助事業の完了した日の属する会計年度の終了後3年間、
毎年度末日までに、当該補助事業に係る1年間の成果について、地域資源等活用新
商品開発支援事業補助金成果報告書(様式第8号)により報告しなければならない。
(その他)
第18条
附
この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。
則
(施行期日)
1
この要綱は、平成27年4月1日から施行する。
(この要綱の失効)
2
この要綱は、平成30年3月31日限り、その効力を失う。ただし、この要綱
の規定に基づき、同日以前に交付決定を受けた補助金に係る交付の手続及び第1
5条から第17条までの規定は、なおその効力を有する。
別表(第5条関係)
区
分
新商品開発費
内
容
原材料費、機械装置・工具器具費、産業財産権取得費、
外注加工費、委託費、試験検査費、謝金、旅費
販路開拓費
広告宣伝費、国内見本市出展費、委託費、謝金、旅費
備考
1 外注加工費と委託費の合計額は、補助対象経費総額の2分の1以内とする。
2 広告宣伝費は、補助対象経費総額の2分の1以内とする。