大町市告示第76号 大町市地中熱ヒートポンプシステム導入試行事業補助金交付要綱 (趣旨) 第1 この要綱は、環境負荷の少ない地中熱利用の促進を図るため、地中熱ヒートポ ンプシステムを導入する事業に対し、試行的に予算の範囲内で補助金を交付するこ とについて、市費補助金交付規則(平成8年規則第16号)に定めるもののほか必 要な事項を定めるものとする。 (用語の定義) 第2 この要綱において「地中熱ヒートポンプシステム」とは、地中の熱(冷熱を含 む。)を熱源として、地中に熱交換器を挿入し不凍液等を循環させ、その熱をヒー トポンプで汲み上げて、空調、給湯、融雪用等のエネルギーとして利用される装置 をいう。 (交付対象者) 第3 補助金の交付の対象となる者は、第2に規定する装置を自ら設置し、かつ、自 ら使用する者であって、市内において自ら居住し、又は居住する予定の住宅に装置 を設置する個人(当該住宅が自己の所有に属さない場合は、当該住宅の所有者の承 諾を得ることができるものに限る。)及び市内に事業所等を有するもの(地方公共 団体及び公共団体は除く。)で、装置の設置後1年間において、当該装置の使用実 績や効果等に関する調査等に協力できるものとする。 2 前項の規定にかかわらず、市税等を滞納しているものは、交付の対象としない。 (対象経費及び補助金の額) 第4 補助金の交付の対象となる経費は、補助対象設備(未使用品に限る。)を設置 するために必要な設計費及び設備(エネルギー消費効率(COP)が3.0以上で ある物に限る。)の設置に要する費用(工事に要する費用を含む。)とする。 2 補助金の額は、対象経費(国、県等の補助事業を受ける場合は、対象経費からそ の補助額を控除した額)の10分の1(その額に1,000円未満の端数があると きは、その端数を切り捨てた額)とし、50万円を限度とする。 3 第 1 項の規定にかかわらず、大町市住宅性能向上リフォーム支援事業補助金交付 要綱(平成27年告示第44号)の規定に基づく補助金の対象となった経費は、交 付の対象としない。 (交付の申請) 第5 補助金の交付の申請をしようとする者は、地中熱ヒートポンプシステム導入モ デル事業補助金交付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて、市長に提 出しなければならない。 (1)申請者が法人等であるときは、登記事項証明書又は各種事業の許可書の写し (2)申請者が個人の場合にあっては、申請日における直近の市民税、固定資産税及 び都市計画税の納税証明書、申請者が法人等である場合は、申請日における直近 の法人税、消費税及び地方消費税等の納税証明書 (3)装置を設置する土地及び建物に関する課税状況を確認することに対する同意書 (様式第2号) (4)装置の設置に関する見積書の写し(金額の内訳が分かるもの) (5)設置予定箇所の位置図(住宅案内図、写真等) (6)装置の形状、規格等が分かるもの(パンフレット等) (7)設備の設計図面 (8)設置場所の土地及び建物に権利関係がある場合にあっては、土地及び建物の賃 借契約書及び土地使用同意書 (9)二酸化炭素及びエネルギーの削減効果比較表 (10)国、県等の補助金を申請している場合にあっては、国、県等の補助金内訳書 (11)前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認めるもの (事業の変更等) 第6 補助金の交付の決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)は、補助金交 付決定後事業の内容等を変更しようとするときは、次の各号に掲げる区分に応じ、 当該各号に定める書類を市長に提出し、承認を得なければならない。 (1)補助事業の内容を変更しようとするとき 地中熱ヒートポンプシステム導入モ デル事業変更申請書(様式第3号) (2)補助事業を中止し、又は廃止しようとするとき 地中熱ヒートポンプシステム 導入モデル事業中止・廃止申請書(様式第4号) (実績報告) 第7 補助事業者は、補助事業が完了したときは、地中熱ヒートポンプシステム導入 モデル事業実績報告書(様式第5号)に、次に掲げる書類を添えて、市長に提出し なければならない。 (1)装置の設置に要した費用に係る領収書の写し及び内訳書 (2)装置の設置状況を示す写真 (3)熱応答試験等の結果(実施した場合) (4)竣工検査の試験記録書の写し (5)前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認めるもの (補助金の請求) 第8 補助事業者は、補助金の交付を請求しようとするときは、地中熱ヒートポンプ システム導入モデル事業補助金交付請求書(様式第6号)を市長に提出しなければ ならない。 (協力) 第9 市長は、補助事業者に対し、採熱データの提示など必要な協力を求めることが できる。 (委任) 第10 この要綱に定めるもののほか、この要綱の施行に関し必要な事項は、市長が 別に定める。 附 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成27年4月1日から施行する。 (有効期間) 2 この要綱は、平成30年3月31日限り、その効力を失う。この場合において、 有効期限までに交付の決定を受けた事業に係る補助については、この要綱を適用す るものとする。
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