授業期間科目名前期授業対象Ｅ学科全クラス［必修］　月４生物環境科学概論Ⅰ（農医連携論を含む）科目責任者田中　勝千担田中　勝千／杉浦　俊弘／馬場　光久／進藤　順治／岡田あゆみ／寳示戸雅之／鈴木　由美子／皆川　秀夫当者単　位　数２単位教育目標生物環境科学科の理念や教育方針の浸透を図るととも，学科が導入しているコース制を含めた教育体制を理解させる。また，主に生態環境コースに関わる教育・研究分野の概要を理解させる。教育内容緑地保全学、野生動物学、生態管理学および環境情報学の基礎を踏まえつつ，各専門分野と生物環境科学との関わりについて論じる。また，それぞれの専門分野と農医連携との関わりについて教員が連携しながら講義する。教育方法生物環境科学科の理念や教育方針を正しく理解させるために、各教員が専門分野を活かしつつ、お互いに連携しながら、学科教育における専門分野の分野の位置づけを理解できるように講義する。準備学習専門分野の基礎にあたる科目ですので、予習・復習は十分に行って下さい。（予習・復習）回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 担当者項目授業内容全担当教員生物環境科学の概念学外オリエンテーションにおいて、生物環境科学科の理念や研究室ごとの研究内容および卒業後の進路などについて理解を深める。生態環境コースの特徴と教育理念生態環境コースを担当する科目の特徴と繋がりおよび教育理念についての理解を深める。〃杉浦緑地保全学 (1) 世界と日本における緑地の種類を気象や土壌との関連から紹介する。そして、各植生における植生遷移の変遷とその決定要因の基礎的事項について植物生態学的理論に基づいて講義する。馬場緑地保全学 (2) 森林や草地における物質循環と環境保全のかかわりについて講義する。具体的には , 大気から森林や草地への降下物が植生を通過しやがて河川に流入することによってどのように変化するかについて土壌肥料学的に講義する。進藤野生動物学 (1) 野生動物のおかれている現状について、世界及び日本国内の状況およびそれらを保護するのに必要な野生動物に関する倫理学についても講義する。岡田野生動物学 (2) 大型哺乳動物の遺伝子解析による個体識別と行動特性に基づいた生息地の維持管理の技術について、保全生態学的な理論および野生動物と関わる際に必要な倫理学について講義する。寳示戸農医連携論 (1) 地球規模での環境問題である温暖化、沙漠化、酸性雨、土壌や水質の劣化などについて、その現状を紹介する。〃農医連携論 (2) 地球規模で生じている環境に関する諸問題を解決するための方策として、農学分野と医療分野が連携して進めているアプローチについて具体的事例をあげて講義する進藤・岡田生物環境科学科ガイダンス（１）一年次連絡担当として、十和田キャンパスでの生活を紹介するとともに、現在の学習状況や将来の進路などについての相談を受け付ける。杉浦生態管理学 (1) 森林、草地、耕地など植生の異なる生態系について、機能と成立要因および維持管理の原理原則を生態学的に理解させる。鈴木生態管理学 (2) 野生生物と人とが共生している里山を対象に、野生動物の保護と農作物の「害獣」からの保護について、具体的な事例を紹介する。田中環境情報学 (1) 環境情報の種類とそれぞれの特徴について、リモートセンシング技術の基礎理論をもとに講義する。皆川環境情報学 (2) 環境情報の中でも、地理情報や気象情報についての具体的な取得方法とその解析および利用の仕方について詳細に講義する。全担当教員レポート作成これまでに学んできた講義内容について、指定する書籍を読ませて、それに関するレポートを作成させる。まとめ到達目標 (1) 学科の理念や教育目標についての理解を深める。 (2) 生態環境コースに関連する各分野の概要を理解する。 (3) 生物環境科学に関する諸問題に関心を持ち、自ら調べ、まとめる能力を身につける。成績評価の方法と基準試験方法：筆記試験　実施時期：試験期間内各担当者から提示された課題について，レポートとして提出すること。成績は，レポートと定期試験の結果を踏まえて評価する (100 点満点 )。講義を欠席した場合は－ 5 点，レポートが未提出の場合はレポート点を０点とする。学生へのメッセージこれから皆さんが学んでいく「生物環境科学」について、基礎的で重要な事項を、それぞれの教員が各専門分野から分かりやすく講義するので、お楽しみに。教科書・参考書書　名著　者　名なし −1− 出版社名定価（円）