早稲田大学政治経済学部 国際政治学 2015 年度春学期 相互採点エッセイ http://www.f.waseda.jp/kurizaki/teaching.html 最終更新: 2015 年 5 月 8 日 (エッセイの文字数の説明を改める) 【概要】 この授業では連休後の5月から6月にかけて相互採点エッセイを4回提出してもらいます。その評 価点は、この授業の評価の30%を占めます 相互採点エッセイは、オンデマンド講義に併せて課せられています。各エッセイの提出期限は、 当該オンデマンド講義が行われる週に設定されています。 各エッセイはいずれも「オンデマンド講義」の内容に関しての論述試験で、エッセイ・クエッション は、以下の講義内容から出題します ○ 第1回エッセイ:第8回講義「戦争発生のパズル」および第9回「戦争原因のモデル」 ○ 第2回エッセイ:第10回講義「国内政治と国際政治」および第11回「国内政治、戦争、平和」 ○ 第3回エッセイ:第12回講義「拡大抑止と核抑止」 ○ 第4回エッセイ:第13回講義「国際制度と安全保障(同盟)」 各エッセイは、他の受講生二人により採点されます。すなわち、受講生はエッセイを提出するた びに他の受講生が書いた二つのエッセイを採点することになります。採点は栗崎が配布する採 点基準(ルーブリックス)に基づいて行ってもらいます。また、採点者は自らの評価点に対して説 明責任を負うため、その評価点を与えた理由についてのコメントを添えることが求められます。 ○ 一つの答案につき、受講生二名が採点しますが、二つの評価点に開きがある場合は、担当 教員またはTAが採点内容を確認する予定です。 各受講生は、エッセイ筆者の立場から、自らのエッセイの採点者を採点した二人に、その採点 内容に対する評価点を与えます。採点者を評価する際、与えられた評価点のコメントとの一貫 性、コメントの講義内容との一貫性、コメントの有用性などを基準とします。 ○ エッセイに対する評価点と採点者としての評価点は独立し、成績算出において相関させるな どの補正をすることはありません。 この相互採点エッセイでは、エッセイの筆者としての評価点15%と、エッセイの採点者としての評 価点15%がこの授業の成績に反映されます。各受講生は4回のエッセイを通して合計8つの評価 点を得ることになりますが、このうち2つの最低評価点を切り捨て、6つの評価点が成績に反映さ れます。同様に、採点者としても8つの評価点を得ることになりますが、成績判定に反映されるの は上位6つの評価点のみとします。エッセイの提出あるいは相互採点の期限内の提出を怠った 場合は、当該エッセイに関してエッセイ筆者としても採点者としても評価点を0(ゼロ)点とするの で留意してください。 【目標・ねらい】 相互採点というシステムは、恐らく日本の大学ではいまだ普及していないものと推察されます。し かし、昨今の大学改革のうねりの中で、日本の大学教育にも今後徐々に浸透してくることが予想 1 されます。この授業では、少なくとも早稲田の中ではその先駆けとなる試みであり、受講生のみな さんはその先駆者となります。 本来、大学における学習とは「講義を聴く」だけでなく、「講義への参画」「研究への参画」など能 動的・自主的な学びの姿も含まれるものです。しかし残念ながら、従前の日本の大学教育では、 学生による講義への参画が限定的であり早稲田政経も例外ではありませんでした。この相互採点 は、講義に学生の参画を取り込むひとつの方法として考えることができます。 相互採点を行う目的の一は、学生が互いから学びことであると栗崎は考えています。本来ならば、 講義に合わせて TA セッションという小グループでの議論の場があるべきですが、文科省という教 育・研究の素人が、教育システムをデザインしている現状では、これも困難です(それを打ち壊す 一つの試みとして、政治学科の必修科目である「政治分析入門」では TA セッションを 2014 年度 から導入しています)。そこで、学生間の議論を疑似的に行う一つの代替手段として、この相互採 点を位置付けることができます。 o たとえば、他の受講生との意見の相違や、実証的知見、説明モデルの解釈の多様 性に気付く機会もあるはずです。「国際政治」という学問分野は必ずしも正解のある 問いばかりを扱っているわけではなく、一つ一つの実証的知見や理論モデルも、そ の意義や解釈、さらには説明力に関しても、それぞれの論者の間で意見が分かれる ことが多くあります。多様な意見を知ることで、自らの理解や議論を相対化し、自己点 検や自己批判に繋げることができます。そのように、自らの理解を促進する契機を、 この相互採点システムを通じて皆さんが獲得的できるように期待しています。 したがって相互採点エッセイにおける学習目標は、実際に議論を行う場合と同じです。たとえば、 他の学生の評価を受けることで、批判 に対する耐性を育むことが挙げられます。また、批判の中 から多様な意見を学ぶ力、優秀な人の仕事を真似る力を養い、自らの理解を深化させることが期 待されます。採点し評価点を加えることは 「教える」プロセスの一部ですが、「教える」ということは 何かを「学ぶ」最も効率的な方法でもあります。 o 余談ですが、大学の教員が「授業を通して教育活動」をする理由の一つは、それが 教員にとってもトテモ貴重な「学ぶ」機会なのです。したがって「俺が教えてやる」とい う態度で授業に臨むと、その教員は自らが「学ぶ」機会を奪っていることにもなるので す。 その他に、相互採点に特有の学習効果もあります。ひとつは、他の学生から添削・批評のコメント を頂戴することで、筆者は自らの論述力や理解の質を向上することが期待できるという効果です。 しかし、相互採点というシステムは、筆者としてコメントを頂戴することよりも、他者のエッセイを採 点することで得られる学習効果の方がより重要なのです。つまり、採点者は、その対象となるレビ ュー、とくに高品質・高いパフォーマンスを示すレビューから、その秘訣などを学ぶ(つまり真似る、 あるいは模倣する)ことが期待できます。つまり、読むことで書く力を養うだけでなく、書くことで読 む力を養うわけです。これを筆者と読者の対話を通して行うことによって、書くことと読むことの相 互作用を促進できるではないかと、栗崎は考えています。また採点するためには講義内容の理解 を否応なく深化させざるを得ません。相互採点を行うのは、「説明責任」を負ってもらうことも理由 の一つですが、講義内容を正確に理解できているか確認してもらうという意味もあります。 ま た、日本の大学は学費が非常に安価である代わりに対価として、学生数に対して教員数が少 なく、の結果、カリキュラムや授業構成などでは「教員の負担を増やさず減らす」努力がいたるとこ ろにで埋め込まれています。その重要な帰結の一つとして「学生から勉強する機会を奪う」事態に なっています。日本の大学生が勉強をしないと言われていますが、「勉強する機会や環境が奪わ れている」ことが正確な表現だと思います。さて、こうした状況に対し、相互 採点というシステムに 2 は、学生に学習機会を提供すると同時に、教員の負担も低減させるという、ウィン・ ウィンの効果 があると栗崎は考えています。 【スケジュールと手順】 第 1 回 戦争のパズル 5 月 16 日(土曜日)午後 5 時までに、自らのエッセイをコースナビ上で提出 コースナビ上で「相互採点エッセイ 1 回:エッセイの提出」のタブをクリックし、回答エッセ イを「添付ファイル」としてアップロードすることで提出して下さい。 アップロードするファイルは、マイクロソフト・ワード(MicrosoftWord)で作成し、ファイル 名は以下のように学籍番号などと組み合わせるルールに従うこと。 学籍番号が 1A123456 の場合: 「essay1‐1A123456.doc」 ∘ 拡張子は.docxではなく.doc。 アップロードページでの「タイトル」も「essay1‐1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 期限を過ぎたものは、システム上、提出できず失格とみなします。失格となった場合、他 の学生のエッセイを採点できませんので、採点者としての評価点もゼロ点となります。 5 月 16 日(土曜日)午後 9 時までに、以下の二点をコースナビの「お知らせ」メールで受領 採点者割り当て表(Excel スプレッドシート) 採点基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート) 5 月 19 日(火曜日)午後 11:59 までに、エッセイの相互採点をコースナビ上で提出 「採点割り当て表」を参照のうえ、各自が採点対象の筆者二名を確認し、コースナビ上よ り、対象エッセイ(2 篇)をダウンロードする。 採点結果・コメントは、「採点表」に直接書き込む(必須)。ただし、オプションとして、エッ セイのファイルに「コメント機能」を使ってコメントを直接書き込んでも良い。その場合は、 エッセイのファイルもオプションとして追加提出して下さい。 「採点表」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 1 回:相互採点の提出」にて添付ファイ ルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、筆者ごとに点数を記入する。 「採点表」および「コメント付きエッセイ」のファイル名は以下のルールに従う。 ∘ 「採点表」(必須) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイを採点 した場合: 「essay1‐6W654321‐pr1A123456.doc」 ∘ 「エッセイへのコメント」(オプション:コメント付きエッセイを返却したい場合) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイに対し てコメントする場合: 「essay1‐6W654321‐cm1A123456.doc」 アップロードページでの「タイトル」も「essay1‐6W654321‐pr1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、エッセイに対す る評価点を 70%に減点 5 月 20 日(水曜日)午後 11:59 までに、採点者に対する採点表をコースナビ上で提出 採点者採点の基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート)をメール送付します。 3 第 2 回 「採点者採点」のファイル名は以下のルールに従う。 学籍番号 1A123456 が採点者、学籍番号 6W654321 がエッセイ執筆者の 場合: 「essay1‐6W654321‐x1A123456.doc」 「採点者採点」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 1 回:採点者採点の提出」にて添 付ファイルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、採点者ごとの点数を記入する。 アップロードページでの「タイトル」も「essay1‐6W654321‐x1A123456」と記入する。 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点(採点者採点)は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、 採点者としての評価点を 70%に減点 国内政治と戦争 5 月 23 日(土曜日)午後 5 時までに、自らのエッセイをコースナビ上で提出 コースナビ上で「相互採点エッセイ 2 回:エッセイの提出」のタブをクリックし、回答エッセ イを「添付ファイル」としてアップロードすることで提出して下さい。 アップロードするファイルは、マイクロソフト・ワード(MicrosoftWord)で作成し、ファイル 名は以下のように学籍番号などと組み合わせるルールに従うこと。 学籍番号が 1A123456 の場合: 「essay2‐1A123456.doc」 ∘ 拡張子は.docxではなく.doc。 アップロードページでの「タイトル」も「essay2‐1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 期限を過ぎたものは、システム上、提出できず失格とみなします。失格となった場合、他 の学生のエッセイを採点できませんので、採点者としての評価点もゼロ点となります。 5 月 23 日(土曜日)午後 9 時までに、以下の二点をコースナビの「お知らせ」メールで受領 採点者割り当て表(Excel スプレッドシート) 採点基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート) 5 月 26 日(火曜日)午後 11:59 までに、エッセイの相互採点をコースナビ上で提出 「採点割り当て表」を参照のうえ、各自が採点対象の筆者二名を確認し、コースナビ上よ り、対象エッセイ(2 篇)をダウンロードする。 採点結果・コメントは、「採点表」に直接書き込む(必須)。ただし、オプションとして、エッ セイのファイルに「コメント機能」を使ってコメントを直接書き込んでも良い。その場合は、 エッセイのファイルもオプションとして追加提出して下さい。 「採点表」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 2 回:相互採点の提出」にて添付ファイ ルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、筆者ごとに点数を記入する。 「採点表」および「コメント付きエッセイ」のファイル名は以下のルールに従う。 ∘ 「採点表」(必須) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイを採点 した場合: 「essay2‐6W654321‐pr1A123456.doc」 ∘ 「エッセイへのコメント」(オプション:コメント付きエッセイを返却したい場合) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイに対し てコメントする場合: 「essay2‐6W654321‐cm1A123456.doc」 アップロードページでの「タイトル」も「essay2‐6W654321‐pr1A123456」と記入する 4 5 第 3 回 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、エッセイに対す る評価点を 70%に減点 月 27 日(水曜日)午後 11:59 までに、採点者に対する採点表をコースナビ上で提出 採点者採点の基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート)をメール送付します。 「採点者採点」のファイル名は以下のルールに従う。 学籍番号 1A123456 が採点者、学籍番号 6W654321 がエッセイ執筆者の 場合: 「essay2‐6W654321‐x1A123456.doc」 「採点者採点」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 1 回:採点者採点の提出」にて添 付ファイルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、採点者ごとの点数を記入する。 アップロードページでの「タイトル」も「essay2‐6W654321‐x1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点(採点者採点)は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、 採点者としての評価点を 70%に減点 拡大抑止と核抑止 5 月 30 日(土曜日)午後 5 時までに、自らのエッセイをコースナビ上で提出 コースナビ上で「相互採点エッセイ 3 回:エッセイの提出」のタブをクリックし、回答エッセ イを「添付ファイル」としてアップロードすることで提出して下さい。 アップロードするファイルは、マイクロソフト・ワード(MicrosoftWord)で作成し、ファイル 名は以下のように学籍番号などと組み合わせるルールに従うこと。 学籍番号が 1A123456 の場合: 「essay3‐1A123456.doc」 ∘ 拡張子は.docxではなく.doc。 アップロードページでの「タイトル」も「essay3‐1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 期限を過ぎたものは、システム上、提出できず失格とみなします。失格となった場合、他 の学生のエッセイを採点できませんので、採点者としての評価点もゼロ点となります。 5 月 30 日(土曜日)午後 9 時までに、以下の二点をコースナビの「お知らせ」メールで受領 採点者割り当て表(Excel スプレッドシート) 採点基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート) 6 月 2 日(火曜日)午後 11:59 までに、エッセイの相互採点をコースナビ上で提出 「採点割り当て表」を参照のうえ、各自が採点対象の筆者二名を確認し、コースナビ上よ り、対象エッセイ(2 篇)をダウンロードする。 採点結果・コメントは、「採点表」に直接書き込む(必須)。ただし、オプションとして、エッ セイのファイルに「コメント機能」を使ってコメントを直接書き込んでも良い。その場合は、 エッセイのファイルもオプションとして追加提出して下さい。 「採点表」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 3 回:相互採点の提出」にて添付ファイ ルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、筆者ごとに点数を記入する。 「採点表」および「コメント付きエッセイ」のファイル名は以下のルールに従う。 ∘ 「採点表」(必須) 5 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイを採点 した場合: 「essay3‐6W654321‐pr1A123456.doc」 ∘ 「エッセイへのコメント」(オプション:コメント付きエッセイを返却したい場合) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイに対し てコメントする場合: 「essay3‐6W654321‐cm1A123456.doc」 アップロードページでの「タイトル」も「essay3‐6W654321‐pr1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、エッセイに対す る評価点を 70%に減点 月 3 日(水曜日)午後 11:59 までに、採点者に対する採点表をコースナビ上で提出 採点者採点の基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート)をメール送付します。 「採点者採点」のファイル名は以下のルールに従う。 学籍番号 1A123456 が採点者、学籍番号 6W654321 がエッセイ執筆者の 場合: 「essay3‐6W654321‐x1A123456.doc」 「採点者採点」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 1 回:採点者採点の提出」にて添 付ファイルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、採点者ごとの点数を記入する。 アップロードページでの「タイトル」も「essay3‐6W654321‐x1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点(採点者採点)は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、 採点者としての評価点を 70%に減点 6 第 4 回 同盟と安全保障 6 月 6 日(土曜日)午後 5 時までに、自らのエッセイをコースナビ上で提出 コースナビ上で「相互採点エッセイ 4 回:エッセイの提出」のタブをクリックし、回答エッセ イを「添付ファイル」としてアップロードすることで提出して下さい。 アップロードするファイルは、マイクロソフト・ワード(MicrosoftWord)で作成し、ファイル 名は以下のように学籍番号などと組み合わせるルールに従うこと。 学籍番号が 1A123456 の場合: 「essay4‐1A123456.doc」 ∘ 拡張子は.docxではなく.doc。 アップロードページでの「タイトル」も「essay4‐1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 期限を過ぎたものは、システム上、提出できず失格とみなします。失格となった場合、他 の学生のエッセイを採点できませんので、採点者としての評価点もゼロ点となります。 6 月 6 日(土曜日)午後 9 時までに、以下の二点をコースナビの「お知らせ」メールで受領 採点者割り当て表(Excel スプレッドシート) 採点基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート) 6 月 9 日(火曜日)午後 11:59 までに、エッセイの相互採点をコースナビ上で提出 「採点割り当て表」を参照のうえ、各自が採点対象の筆者二名を確認し、コースナビ上よ り、対象エッセイ(2 篇)をダウンロードする。 6 6 採点結果・コメントは、「採点表」に直接書き込む(必須)。ただし、オプションとして、エッ セイのファイルに「コメント機能」を使ってコメントを直接書き込んでも良い。その場合は、 エッセイのファイルもオプションとして追加提出して下さい。 「採点表」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 4 回:相互採点の提出」にて添付ファイ ルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、筆者ごとに点数を記入する。 「採点表」および「コメント付きエッセイ」のファイル名は以下のルールに従う。 ∘ 「採点表」(必須) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイを採点 した場合: 「essay4‐6W654321‐pr1A123456.doc」 ∘ 「エッセイへのコメント」(オプション:コメント付きエッセイを返却したい場合) 学籍番号 1A123456 の採点者が、学籍番号 6W654321 執筆エッセイに対し てコメントする場合: 「essay4‐6W654321‐cm1A123456.doc」 アップロードページでの「タイトル」も「essay4‐6W654321‐pr1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、エッセイに対す る評価点を 70%に減点 月 10 日(水曜日)午後 11:59 までに、採点者に対する採点表をコースナビ上で提出 採点者採点の基準となるルーブリックス(兼 採点表テンプレート)をメール送付します。 「採点者採点」のファイル名は以下のルールに従う。 学籍番号 1A123456 が採点者、学籍番号 6W654321 がエッセイ執筆者の 場合: 「essay4‐6W654321‐x1A123456.doc」 「採点者採点」はコースナビ上の「相互採点エッセイ 1 回:採点者採点の提出」にて添 付ファイルとしてアップロードするとともに、「本文」欄に、採点者ごとの点数を記入する。 アップロードページでの「タイトル」も「essay4‐6W654321‐x1A123456」と記入する 氏名・学籍番号をエッセイに記入すること(必須)。 相互採点(採点者採点)は期限が過ぎても提出は可能。ただし、期限を過ぎたものは、 採点者としての評価点を 70%に減点 【エッセイ・クエッション】 第 1 回 戦争のパズル カール・フォン・クラウゼヴィッツは『戦争論』において、戦争を「他の異なる手段を用いた、政治過程 の延長」、「相手(敵)に当事者の意思を受け入れされるための、暴力行為」と定義した。この定義に 基づき、戦争が発生することが、なぜ「パズル」であるのか 400 字から 500 字で説明せよ。 第 2 回 国内政治と戦争 民主国家は選挙サイクルの前期に戦争を行う傾向があるという実証結果がある。しかし「ウワサの真 相」仮説に基づくと、この経験的パターンはパズルとなる。これについて以下の問いに合計 800 字 から 1000 字で答えよ (a)なぜ、これがパズルとなるのか?説明せよ (b)民主国家が戦争に参加するタイミングに関するこのパズルを理解するためには、どのような分析 視角(Analyticalperspective)が必要となるのか説明せよ 7 (c)民主国家の参戦率は選挙サイクルの前期に高くなるという現象がなぜ観察されるのか説明せよ 第 3 回 拡大抑止と核抑止 核抑止に関して以下の 3 つの問いに併せて 800 字から 1000 字で答えよ。 (a)核革命とは何か?つまり、核兵器は従来の軍事力の(政治学的)論理をどのように、またなぜ、変 えたのか?通常兵器との違いに言及しつつ答えよ。 (b)相互確証破壊は、なぜ、どのようにして米ソ間に「恐怖の均衡」を作り出し、戦略的安定性を確保 できたのか?それ以前の抑止戦略(「大量報復戦略」や「柔軟反応政略」)と比較しつつ答えよ。 (c)ABM は敵国からの核ミサイル攻撃に対する防衛手段である。しかし、米ソは 1972 年に ABM 制限条約を制定した。その理由・目的を(b)の内容に照らしつつ答えよ。 第 4 回 同盟と安全保障 国家の安全保障を担う政策として国際政治の歴史上最古のものが「防衛同盟」である。これに関して 以下 3 つの問いに併せて 800 字から 1000 字で答えよ。 (a)「国家は防御同盟を国家間条約として締結する」こと自体がなぜ「パズル」であるのか説明せよ (b)このパズルに対する解答を提示せよ。つまり、防御同盟を国家間条約として締結する理由(ある いはその合理性)は何であるのか、講義の内容に照らして説明せよ (c)上記(b)で答えた同盟の目的(合理性)に基づき、沖縄県民の苦痛・苦悩やそこから生まれる政 治問題があるにもかかわらず、日本政府・米国政府は、沖縄に多くの米軍基地を維持し続けるのか 説明せよ 教員・教務補助(TA) 栗崎周平 政治経済学術院 准教授 玉水玲央 政治学研究科 修士課程 浅野塁 政治学研究科 修士課程 e‐mail:[email protected] e‐mail:[email protected] e‐mail:[email protected] 評価基準 後日、各エッセイのルーブリックス(採点ルール、採点基準)を配布します 8
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